チビドロ
作者: 冷夏   2010年03月07日(日) 21時00分09秒公開   ID:ov6RKaAr3rc


=4= カツアゲ犯の捕縛


<澤井翔平 目線>


俺の名前は澤井翔平


とある高校の生徒会長をしている


みんなからは会長と呼ばれているが


俺にはちゃんとした名前がある


しかしみんなその名前で呼んではくれない


俺の名前には意味がないのか・・・・


さて、俺は今


綾という生徒会役員のワガママにより


他の3人と共にカツアゲ犯を捕まえに行っている


それにしても・・・


うるさいぞ、3人・・・


「ねーねー、これってさ〜いくらしたと思う〜?」


帽子をかぶった少女がいつのまにか服を買っている


「うーん、わかんない。3000円?」


軽く考えて軽くいうのは頬にばんそうこうをしている少年


「ばかっ!そんなわけないでしょ?あたしは安いものしか買わないの!」


「え・・・。」


「500円よ、500円。」


「えー!!500円でそんなものが・・・!!」


「そりゃあそうよ。ユニ○ロなんだから。」


どうでもいい・・・


「・・・お。」


俺はポツンと飴を食べている背の低い少年を見つけた


130cmもいっていないだろう


「ニラ、カツアゲ犯でも捕まえに行こう。」


「・・・2人、置いていく?」


「ああ。早いとこ行かないと暗くなっちまうからな・・・。」


「・・・置いていくの、ダメ。」


こいつの名前は柴崎 ニラ


カタコトの会話が特徴


全身色黒の18だ


「わかった。あの2人も説得してから行こう。」


俺はニラの誠実な優しさに負け


2人を優しく説得することにした


「おい、お前ら。」


「何?会長。会長もあたしの買った服見る?」


「会長、つーか俺ら、何しに来たんでしたっけ?」




バカッ!!


ボコッ!!


ドカッ!!



「・・・お前ら、ニラの誠実な心によってここまでにしといてやる。」


2人はボッコボコにしといた


でもいつもよりは軽く済んでいる方だろう


「・・・ひどい。」


「そうか??」


〜〜〜〜☆〜〜〜〜★〜〜〜〜☆〜〜〜〜★〜〜〜〜


「さっさと金出せよ。」


「え・・・いやですよ・・・・。」


「金出さねーと、どうなるかわかってんだろ?」


「・・・え・・・あ・・はい・・・・。」


男に脅される少年



それを影から見ている俺達


「未来(帽子)とアスマ(ばんそうこう)は挟み撃ち。ニラと俺で捕まえるから。」


「おっけー!」


「うっす。」


「・・・はい。」


「じゃあ行け!」


杉下 未来と東郷 アスマは草むらを飛び出した


「誰だ!お前は!」


そのうちに脅されていた人は逃げた


「おい!待て!」


男はその逃げた少年を追おうとするが


アスマがそれをふさいだ


「どけ!」


「どかないよ♪」


「どかねーと・・・!」


「どうなるって??」


「ぶっ殺す!!」


男はアスマに拳を振り上げた


すると・・・


「じゃああたしが先にあんたを殺す♪」


未来がポケットからハサミを出した


「何!!??」


男は驚愕する


「なぜそんな凶器を・・・!!」


「秘密♪」




「・・・よくやった。未来、アスマ。」


俺はニラと一緒に草むらから出た


「くそっ!」


男は逃げようとする


俺は男の腕をつかもうとしたが


男はニラを人質にした


「あうっ!」


「ぎゃはははは!」


「ニラ!」


ニラは男に身動きを取らされなくされる


「おい!こいつの命が惜しかったら・・・!」


俺らの絶体絶命のピンチかと思っただろうな


この男は・・・


しかし男が気がつくと


未来とアスマはニヤニヤ何もしないで笑っていた


「おい・・・・何、笑って・・・・。」






     「お前、馬鹿すぎ。」





トン・・・・!



俺は男の後頭部に打撃を加えた


男を泡を吹き倒れる


ニラは開放された


「ニラ!大丈夫か!」


ニラは静かにうなずく


「そうか・・・よかった・・・・。」


未来が笑いながら俺に寄ってきた


「なんか会長ってブラコンのお兄ちゃんみたいですね〜♪」


「なっ・・・!////」


アスマも寄ってきやがった


「会長はニラに甘いですもんね〜。」


「うるせぇ。」


こいつらは俺をからかっているのか?


でもこいつらは・・・・







   俺の・・・・
             



                仲間・・・・・だもんな・・・・・






「そういえば未来がハサミ持ってる理由ってなんだっけ?」


アスマが未来に聞く


「ん〜?それはね、買った直後に値札を取って着れるようにするためよ!」


ああ・・・そうですか・・・・




しかし未来が持つと凶器にもなりかねない


たまに未来もアスマも残酷になるからな・・・



ニラは・・・・



まぁ大丈夫だろう



「かいちょー!ニラにはなんで優しいんですか!?」


未来がつかみかかってくる


心読まれた・・・?


「そうっすよー!ニラだけおんぶって!」


あ?


ああ・・・そうか・・・・


俺、ニラのことおんぶしてたのか


びっくりした・・・


「仕方ねーだろ。こいつあんな嫌な想いして疲れてるんだから。」


ニラは俺の背中で寝ている


同い年とは思えない


「あたしもおんぶー!」


「俺もー!」


未来とアスマは俺にぶら下がる


「重いってんだよ!!!」


〜〜〜〜☆〜〜〜〜★〜〜〜〜☆〜〜〜〜★〜〜〜〜


「・・・アヘンじゃない?」


俺は警察の人から出た言葉に驚愕した


「はい。確かに最近のカツアゲ犯なんですが、アヘンではないと・・・。」


「ただのカツアゲ犯・・・。」


「まぁ、ありがとうございます。」


警察の人は俺達に頭を下げ俺達から離れていった


「やはりアヘンはこんなヘマは踏まないか・・・。」


アヘン


日本で最凶最悪の軍団



今も警察には一人も捕まってはいない・・・



■作者からのメッセージ
ある高校の生徒会執行部です!

一応この話は
前の話と同じ時間に起きたっていう設定で^^

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