危険純愛事情〜キミのコトがスキだから〜LoveLesson1 本気のキモチ |
作者: 佐々木 里亜 2010年03月25日(木) 15時37分51秒公開 ID:fj2XhovX2VM |
ち「蘭奈ァ〜、いっしょに帰ろ?」 「わかった。今行く。」 どうもはじめまして。アタシ、花岡高校にかよう、高校1年生の、宗内蘭奈、と いいます。これからよろしくおねがいします!(こんな感じでいいのかな?) これは、ある日の放課後のできごとー。 友達のチエの左手の薬指に、何かキラッと光るものに気が付いた。 「ねぇ、チエ、薬指にはめてるそれってー。」 するとチエは急に顔を赤らめて、 「わっ気づいちゃった!?王子からのプレゼントだよ〜!」 は・・・?王子・・・?? まさかアンタ・・・ 「彼氏いたの?」 チエは停止する。 図星か!? アタシは真剣なんだ、早く応えてよ! そしてチエはとうとう・・・ 「・・・うん。」 だって。 「何言ってんの!?男なんて、ごうまんだし、うるさいし、バカだし、***だし!女の人より悪い人多いしっ」 アタシが叫ぶと、近所のおじいさんが、 「朝っぱらからうるさい!!」 と、怒鳴った。 チエは、アタシの顔をじっと見つめて、ため息をつくと、 「わかってるって。蘭奈の過去のことは。でもねー、男の子だって優しい人も、 いるんだよ。蘭奈が知らないだけ。元に、私のカレだって、すっごくいい人よ〜! カッコイイしィ〜〜。」 「そんなことわかってる。でも・・・こわいの。 前のコトが、男子を見ると、思い出しちゃって・・・・・・」 するとチエは、さっきのため息より、もっと大きなため息をつく。 「まあ・・・蘭奈みたいなのは、男としては1番、大変ね。 蘭奈、顔はカワイーけど、男ギラいだから。」 チエはいつの間にか、男子の心配をしている。 「とにかく!恋するのよ、恋!ファイトよっ蘭奈!!」 そういいながら、アタシの肩をバシバシたたく。 「あれ・・・、誰だろう・・・・・・?」 チエは、アタシたちをずっと見ている、1人の男の子を指差した。 チエは目がいい。アタシはちょっと目が悪いから、あの男の子のことなんて、 チエが言うまで気が付かなかった。 とたんにチエが、パニックしはじめる。 「え、う、うそっやだっ(?)どうしようっっ」 「えっ何?どうしたの、チエ。」 するとチエは、アタシの後ろにサッとからだをかくすようにして、 「ちょっとちょっと!あの人、つばさサマよっ」 「は?誰それ。」 アタシはちょっと小声で言う。 チエはうっそ〜って顔をする。だって、ホントに知らないもん。 「何言ってんのよっ学校一のパーフェクト男子、竹崎つばさサマじゃんっっ」 ごめんなさい、まったく知りませんでした。 チエは、アタシの後ろでお色なおししている。(アンタ、カレシは!?) そしてチエはあっという間に、その竹崎とかいうひとのところに飛んでいく。 |
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