ジュエルプリンセス shinig 第11話 予感
作者: 夏姫 みの  [Home]   2009年07月06日(月) 18時29分52秒公開   ID:bkWoewa3Plc
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「今日は、もう遅いから寝ましょう。お肌にも悪いですし。それでは、おやすみなさいですわ」


 桃奈ももなちゃんは自分のベットに入って寝る。有紀ゆうきくんとしゅうくんも、ベットに入って寝る。あ! 私も寝ないと。


「じゃあ、私も寝るね。おやすみ」


「あ、まって」


ようが言う。……なんだか寒気がするのは気のせいだろうか。嫌な予感がする。






その嫌な予感は当たっていた。

















ちょぉぉぉぉおおおお!!!!


















「な、なななななんで私のベットに?!」


「いいじゃん別に。それよりもそんな大きな声出したら、皆おきてしまうぞ」


「わ、わかったよー」


……ふぇーーん!! 何で2人で寝ないといけないの?! 仕方が無いと思うけど。部屋はベットが4つしかないし、私達生徒会は5人だから足りないんだよね。せめて、桃奈ちゃんと有紀くんの姉弟で一緒にして欲しかったよーー!! こう考えてるときも、後ろが…


「うげ。抱きしめないでよ。しかも暑い」


私は声を殺して言う。


「離れたくない」


「……はぁ」


 たぶん、朝までずっと離れないだろう。せめて皆には見て欲しくないよ。
でも、なんだか安心してきたかな。あまり安心したくないけど……陽の腕の中で。それに、懐かしい感じがするのはなんで?


「ね、寝るよー……。朝になったら、離してよ」


「なんで?」


「恥ずかしいからだよ。それに明日、朝からなんかいろいろ準備があるし」


私は陽をチラッと見て言った。


「準備? そんなんあったっけ」


「え、無いの?」


「わからない」


なんだか、眠くなってきた。疲れたよ。


「お、おやすみ」


「おやすみ、叶氣」


そして私はまぶたを閉じて寝た。ついでに陽も寝たらしい。


まあ、そのときもいろいろ考えていたけどね。



嫌な予感がするのはオレだけか?


陽はそう思って寝た。



⇒To Be Continued...

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