| シェイキング① | |
| 作者： ケイ 2010年04月18日(日) 22時35分24秒公開 ID：m5M8TG0eh.A | |
知ってる？ この世界は偽物なんだって。 偽物なんて笑っちゃう。 だって本当だったら あたしはどうなるの？ あたしも偽物？ あたしだけじゃない。 みんなも偽物？ そんなのありえない。 でもそんなことを言ったら 頭をどつかれたっけ？ 「お前は何年生きたんじゃ！」 って・・・。 あの時痛かったな・・・。 だってあいつ、 加減知らずだもの・・・。 一瞬グガングガン（？）って。 あのやろー。 大人になったら絶対やり返してやるぅ！ 「なーんて顔してんだ、お前は。」 びくぅ・・・！！ あたしの目の前に現れたぶっきらぼうな顔。 その表情は死んだ魚のよう。（笑） 「ぷっくくく・・・。」 あたしは笑ってしまった。 「何笑ってんだ？お前。」 「いやいや。（笑）」 だって死んだ魚のようって・・・！（笑） 本当のことだから～。 「おら。」 するとこいつは懐から缶ジュースを出した。 あたしの好きな鳥龍茶。（しかもリニューアル） 「ありがと。」 「もっとハキハキとぉー。」 「・・・・。」 あたしは15歳。 こいつは23歳。 8歳も違うけど こいつはいつもあたしの家に遊びに来てくれる。 それも全部あの事件のせいなのだろう。 忘れることのないあの事件・・・。 消えない夢 →ＮＥＸＴ ⇒To Be Continued... |
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