ジュエルプリンセス shinig 第15話 敵 |
作者: 夏姫 みの [Home] 2009年07月22日(水) 12時39分54秒公開 ID:bkWoewa3Plc |
「なんで……どうして、私達を攻撃するの? わ、私達だよ。わかるでしょ?」 「……」 「ナイトグレーン」 紫の粒があたる。それはとても痛い。 「っ! 痛いですっ!」 「……秀くんがその気なら…… 「ああ! やるか」 私たちは赤い光を放った。 「ジュエリーチェンジ! ファイヤーオパール!!」 「ジュエリーチェンジ! シャイニングローズルビー!!」 真っ赤な衣装を着た2人。 「ここは協力プレーよ!」 「ああ」 ――僕は…敵で、もう貴方達とは関係が……ない。 「ファイヤーボール!!」 「ナイトバリアー」 陽の攻撃はバリアーで消えてしまった。 「ナイト……ウェブモーション!!」 「シャイニングコート!! ……っ!」 強い……!! 陽は秀くんが生徒会に入るテストをしたとき 技だけで、コレだけの 「2対1じゃどーみても、 「でも、五十嵐くんはそれにも対抗しています。強い……さすがテストであれだけの力を出せたものです」 空上姉弟はボソッと言う。 パリンッ!! ガラスが割れる音みたいにバリアーが割れた。 「ば、バリアーが!!」 「そんな……」 私のバリアーも簡単に打ち消してしまう。 すごいけど 怖い…… まるで悪夢を見てる感じがする。 「秀くん! 皆待ってるんだよ? 一緒に行こう…」 「……もう僕は君たちの仲間じゃない」 「……だよ」 「仲間だよ! 生徒会の一員なんだよ!! 今でも思ってるよ!!」「 叶氣は大きな声で、騒ぐように言う。これには陽たちも驚いた。 「……秀くんにとっては、もう私たちのこと思ってないかもしれないけど、それでも私達は秀くんのことを思っているよ。例え秀くんが敵だとしても、私たちは修君のことを思っている。信用できないかもしれない、けれど……でもそれでも私たちは、秀くんのこと思ってるもん!!」 陽たちもうなずいた。 「だから戻ってきて。今からでも遅くないから。お願い……」 私は必死だった。そして、涙が次々とこぼれてくる。 ――それは本当? 信じていい? 僕は君たちにさっきまで酷いことをした。 本当に、戻ってきて大丈夫? 「戻ってきて大丈夫?」 「モチロンだよ。だって秀くんは… 生徒会の一員だもの!!」 「……!!」 叶氣は秀に手を握った。その行動にほか3人は……。 「なっ……!!」 「なんだかロマンチックですわ♪♪」 「よかった、よかったです」 と。それぞれの思いが言葉に出てた。 それから…… 秀くんの手は、なんだかひんやりとしてた。 冷え性なのかな? しかも 意外にも手は大きくって 驚いた。 私の手が小さいからかな? 秀くん……かすかに笑ってるように見えるのは、私だけ? 「ありがとう。 どうやら僕は、また、生徒会に戻れたみたいです。 「ちっ……秀、私を裏切ったのね。もういいわ! こうなったら私の手で……!!」 つづく |
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