ジュエルプリンセス+12 天使と叶氣。
作者: 夏姫 みの  [Home]   2010年08月27日(金) 16時47分09秒公開   ID:pKbqOpuK9mo
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「……ねぇ姫様プリンセス! おもしろい話をしてよっ!!」
「え?」

 暑くて死にそうな夏。生徒会室に詩羽しうの元気な声が響く。

「おも、しろい?」

 少し焦りながら考える叶氣かなき。なんで私なの? と、思いながらも考える。

「そうっ!! たまには会長から不思議な話とか聞きたいよ!!」

 詩羽は資料をバンッ! と置いて言った。詩羽が叶氣のことを会長って声に出して言ったのは、これが初めてだ。

「そうですね。聞いてみましょう」
「たまには不思議な話があってもいいものですわ」
「……聞きたい」
「そうだな」

 有紀ゆうき桃奈ももなしゅうようは詩羽の意見に賛成する。みんなwktkしてる中で、叶氣はうーん……とうなる。すると、何かひらめいた。

「あ! じゃあ実話だけど、不思議な話をしようかな」
「キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!」


 詩羽は張り切る。


「え、えっと……。これは私が幼いときの話で――





⇒To Be Continued...

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