シンヒカお題:大丈夫の保障はあるのか? |
作者: ちびハチ公 2010年09月24日(金) 17時07分58秒公開 ID:MRiX6gH5OZ6 |
「あーあ・・・。何でこうなるんだろ・・・」 今日は野宿。何でこんな寒い今日に限って・・・。まあ、仕方ないか。 野宿なら、その時しか見られないものを見よう! あたしはそう思ってある場所まで行った。 あたしが足を止めたのはサトシ達がいる場所から少し離れた所。そこであたしは上を見た。満天の星空があたしの目に飛び込んできた。 「わあ、キレイ・・・」 ポケモンセンターに泊まる時は部屋によって見えたり見えなかったりする。 と、その時。 「誰だ・・・?」 少し聞き慣れた声。その声の主は・・・。 「シンジ!」 あたしは思わずその声の主の名前を叫んだ。 シンジはちょっと不機嫌な顔。あたし達に会うといつもこう。 「久し振りね。シンジも野宿?」 シンジは無視。 やっぱりこれだ。いつも同じで飽きた気もする。 「あんたねえ!たまには教えてくれたっ・・・・くしゅん」 突然のくしゃみ。人前だからものすごく抑えたけど。 よく考えたらあたしはノースリーブ。こんな寒い中、こんなに長時間いられたのは奇跡に近い・・・かも。 「無理するな」 バサリとかかってきたもの。それは毛布だった。 「だ、大丈夫だから!シンジに悪いし」 「保障は?」 あたしは痛い所をつかれてドキリとした。 「ない、です」 彼に押されて本音を言ってしまった。 「なら持ってろ」 「あ、ありがと・・・」 と、言った時にはシンジは何処かへ行っていた。 |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |