舞波学園活動記〜第三幕〜 | |
作者: 零堵 2010年11月20日(土) 20時51分53秒公開 ID:YynBrr2ofCI | |
サバイバルゲームから数週間後 季節は、秋に突入したのでした ここは、舞波学園3階にある部室 部室の名は、自由部となっていました その部室の中に、数人の男女が集まって何か話しています 「皆、季節は、秋よ?秋と言えば何を思い浮かべる?」 椅子に座っていた女生徒がそういいました 「秋、秋といえば・・・やっぱり食欲の秋かなあ?」 「でもスポーツの秋とも言うよね?」 「芸術の秋で、絵を描いたりもいいかもだよ?」 「あ、そういえばこの学園って秋に何かあるのか?由奈先輩」 「あるわよ?ユウ、実はね」 由奈は、ユウに向かってこう言いました 「秋といえば、文化祭よ!」 「文化祭?そんなのあったの」 「そういえば、ユウ君と美香は知らなかったね? この学園は毎年この時期になると、文化祭をやる事になってるんだ」 「そういうこと、で?我が自由部もその文化祭に参加しようと思ってるわけ あ、ちなみに去年の文化祭も参加したわよ?」 「そうなんだ?去年って何やったの?」 「去年は、三人しかいなかったら、屋台を開いたよ?」 「そう、私が考えた焼きそばとたこ焼きとイカ焼きをミックスした焼きイカたこそばを作って売ろうとしたけど 数時間で先生に販売中止と先刻された、まぼろしの企画だったわ」 「何で販売中止に?」 「何か保健室に運ばれた者が 焼きイカたこそばを食べておなかを壊した者が続出したからだって 保険の先生に聞いたわ」 「そうなんだ・・・」 「とにかく、今年も文化祭の季節がやってきたから 今年は何をやるか考えないといけないわね?皆、何をやる?」 自由部メンバーは、何をやるか考えたのでした 「今年は、人数増えたから色々な事が出来るね?」 「確かにね、ど〜しようか?」 「ユウ、何かやりたい事ある?」 「やりたいこと?そうだな・・・」 雄一は、何をやるか考えたが、何も浮かばなかったのでした 「浮かばないな・・・」 「しょうがないわね?じゃあ・・・去年の反省も込めて コスプレ喫茶というのは、どう?」 「コスプレ喫茶?」 「上手くいけば、稼げるわよ」 「じゃあ、やる〜」 由香里は、儲かると思ったのか、笑顔で即答しました 「他の皆は?」 「僕はかまわないけど」 「ボクも」 「じゃあ、決まりね?今年はコスプレ喫茶を開いて 我が自由部が、学園人気投票一位を狙うわよ」 「学園人気投票?何だそれ?」 「ユウ君、学園人気投票と言うのは 舞波学園の文化祭の最後に全員集まって、投票するの そして、何所が良かったか決めるの」 「そうなんだ」 「去年は、最下位だったから今年は、一位を狙うわ! じゃあ、早速準備するわよ、自由部、活動開始」 そういって、学園祭に向けて色々と準備する事になったのでした 〜2〜 自由部は、文化祭に何をやるかを決めて コスプレ喫茶をする事にしたのでした 文化祭一日前 文化祭に向けて、コスプレ喫茶をする事に自由部は 明日にむけて、何の衣装にするか決めているのでした 「私のコスプレは、これよ!」 「私は、これ〜、一回やってみたかったんだよね?」 由奈と由香里は、部室にあった衣装に決めたみたいです 「次は、真のよね?真のは、昨日由香里と決めたんだけど」 「え?」 「真〜これ着てみない?」 由香里は、一つの衣装を掴んで、真に渡しました 「あの・・・何で僕、こんな格好?ほ、他のに変えちゃ駄目?」 「駄目よ?これは部長命令!だからこれを着て、接客しなさい!」 「え〜・・・」 真は、その衣装を見て青ざめました 「ボクは、これにしよっと」 美香も何を着るか、決めたみたいです 「俺は、何にすれば・・・?」 「ユウは、調理をやってくれるわね?作れるでしょ?」 「作れるって・・・決まってるのかよ・・・まあ作れることは作れるけど・・・」 「あとは・・・テーブルと椅子は並べたからOKとして 何をメインに売り出すかよね?ユウ、そこは貴方に任せるわ」 「は?任せるって言われても・・・」 「まあ、とりあえずケーキとか紅茶とか用意してくれればいいと思うわ」 「そんなんでいいのか・・・?」 雄一は、疑問に思っていたが、深く考えない事にしました 「さあ、稼ぎまくるわよ?皆!」 「お〜」 「この学校に来て、初めての文化祭、ボク楽しみかも」 「何とかなるのか・・・?」 「結局着なくちゃいけないのかなあ・・・」 真は、そう呟いていました そして、文化祭当日 「皆、着替えるわよ」 自由部に集まった雄一達は、そろぞれ衣装チェンジをする事にしました そして、数分後 「私は、これよ!」 由奈は、眼鏡にスーツにスカート、まるで 学校の先生のようなスタイルでした ちなみに眼鏡は、度が入ってない眼鏡です 「私は、これ〜」 由香里は、帽子にマントに装備品に魔法?を発動させるために使われると思われる ステッキを腰に装着して、色がピンクなので魔法少女みたいな格好でした 「やっぱり着るの・・・やだ・・・」 真は、何故かフリルのついたメイドの衣装でした 男だと言うのに、かなり似合っていて、不快感が全然ありません 「ボクは、これ〜」 美香は、何かのアニメに出てくるような格好をしていました 「さあ、皆、着替えたわね?」 「俺、着替えてないんだけど?」 「ユウは、調理専門だから着替えなくていいの、それともこんな服とか着たかった?」 由奈の持っている服は、軍服と水兵服でした どこで手に入れたんだ?と雄一は思いました 「いや、普通の学生服でいい」 「そう、じゃあこの喫茶の名前考えたから言うわよ?」 「何?由奈」 「自由部だから、フリーダム、これで良いわね?」 「なんかカッコいい〜、ボクはOKだよ」 「それでいいんじゃないか?」 「じゃあ、決まりね!もうすぐ客が来るわ、皆、頑張るわよ! 自由部活動、開始!」 そう言って、コスプレ喫茶、フリーダムの文化祭限定開店したのでした 〜3〜 とある日、舞波学園文化祭当日 自由部メンバーは、コスプレ喫茶フリーダムをやる事にしたのでした 自由部部室 「いよいよ今日ね?皆、準備は出来てる?」 「私は出来てるよ〜」 「僕も一応出来てます」 「俺・・・何を作れば・・・?まあ、とりあえず頑張ってみるか」 「ボクもOKだよ」 「よし、じゃあ早速着替えるわよ?」 そう言って、由奈達は着替える事にしたのでした そして数分後 「じゃ、じゃじゃーん!これでお客の心を掴んで繁盛させるわよ」 「私も頑張るよ〜」 「・・・・」 真だけは青ざめた表情していました それはなぜかと言うと、以前クイズ王との対決の時に着ていた メイド服を着ていたからです 「由奈・・・これやっぱり僕嫌だ」 「拒否権は無いわよ?」 そう笑顔で由奈はいいました 真は、それを聞いてほぼ諦めたみたいです 「じゃあそろそろ始まるみたいだから、この漫画研究会に書いてもらった 看板を部室の外に出してくるわね」 「いつの間にそんな物を・・・うわ、しかも物凄くマニアっくな看板だな・・・」 雄一がそう呟いたのは、綺麗な女の子が噴出しに「フリーダムへよ・う・こ・そw」と書かれていたのでした 「さてと、これで準備出来たし、早速始めるわよ! 自由部活動開始!」 「おー!」 「頑張るぞー」 「早く帰りたい・・・」 真だけそう呟いていたのでした こうして舞波文化祭が始まりました 「いらっしゃいませ〜」 「い、いらっしゃいませ・・・」 「真?そんな小さな声じゃ聞こえないわよ? もっと大きな声で言いなさい!」 「だって・・・この格好ではずかしいんですよ!」 「でも、お客はほとんど真さんを見てるよ〜?」 「え・・・?」 確かにそうなのでした、コスプレ喫茶フリーダムにやってきた客(ほぼ男)の 視線は、ほとんど真に向けられているのでした ちなみに今の真は、美少女に見えます 「う・・・なんかやだ・・・」 「そう言わないの、これもサービスサービスよ」 そう言って、やって来た客に接客をするのでした そして数時間後 「客は、結構多いみたいね?」 「皆の視線が痛い・・・僕、この格好嫌だ・・・」 「皆〜来てくれてありがとう〜、サービスしちゃうぞ?」 三人がそんな事を言っている中、雄一はと言うと 「ずっと調理というのも疲れるな・・・」 そんな事を言っているのでした そして、時間が流れてお昼過ぎた頃 「よ、盛大にやってるなあ」 休憩している雄一に話しかけてきたのは 誠二でした 「お前も来たのかよ?」 「当たり前だろ?こんなにかわいい衣装に包んだ美少女達がいるんだぞ! 絶対に来るに決まってるだろ?」 「そうか・・・それよりお前、今まで何してたんだ?」 「うん?何してたって、そりゃあ 女の子を誘って色々な所を回ろうとやってたんだけど ナンパ成功率0だったからこっちに来たんだぜ・・・」 「お前・・・他にやる事無いのかよ?」 「何を言うか!俺の頭の中には、女の事しかないんだ! それより雄一?」 「何だよ?」 「あそこにいるすっげー可愛いの、俺に紹介しろよ?」 「え?」 雄一は誠二の指差した相手を見ました その人物は、メイド服を着た真でした 「あれはやめたほうがいいぞ」 「どうしてだ?ま、まさか・・・俺に内緒で付き合っているとか!?」 「違う!そんなんじゃないぞ!悪い事は言わないからやめておけ!」 「な、何だよ・・・そこまで言うなら諦めるぜ・・・しょうがない・・・あの〜美香先輩!」 誠二は接客している美香に話しかけました 「ん〜?ボクに何か用〜?」 「休憩になったら俺と一緒に学園祭楽しみませんか?」 誠二がそう言うと、美香はものすごい冷たい声で 「却下ね、ボクは忙しいの、一人で行きなさい」 それを聞いた誠二は、その姿にびびったのか少し怯えていました 「な、なんか美香先輩・・・怖い・・・」 「って、冗談だよ、まあほんとにボクは忙しいから相手に出来ないけどね?」 「そうですか・・・じゃあ他の先輩方は?」 「私も遠慮しとく〜」 「何であんたと一緒に回らなきゃ行けないのよ?行く理由が無いわね?」 それを聞いた雄一は「確かに・・・」と思っていたのでした 結局誠二は、泣きながらフリーダムから去っていったのでした それから数時間後、文化祭終盤 「もうそろそろ終わりね?人気一位は貰うわよ?」 「一位に入れるのか・・・?」 「何言ってんの、こ〜んな可愛い私たちが相手しているのよ? これは人気間違いなしじゃない?」 由奈がそう言った後、放送が流れて、文化祭が終わったのでした そして次の日の放課後、自由部メンバーは部室にいたのでした 「生徒会から昨日の人気投票が届いたから見るわよ」 「一位かな〜?楽しみ〜」 「僕は嫌な思い出になった・・・」 「まあ、ボクも結構楽しかったかな?」 「とりあえず終わってよかったな」 雄一はそう言っているのでした 由奈達は、人気投票が書かれている紙を見ると、自由部=フリーダムは二位でした 「ちょっと!これどういう事?何で一位じゃないのよ1」 「二位取れただけでも凄いんじゃないか・・・?」 「確かにそうかも〜、一位はどの場所だったんだろ?」 自由部メンバーは再び紙を見ると、一位は以前自由部と戦った実践部が主催した 「サバイバルゲーム」と書かれてありました 「じ、実践部に負けた・・・」 「で、でも結構もうかったからいいんじゃないかな?由奈?」 「ま、まあそうね・・・実践部に負けたのは悔しいけど この売上金で打ち上げしましょう」 「あれ?紙の裏に何か書いてあるよ?」 美香がそう言って、由奈達が紙の裏を見ると 「美少女ランキング」と書かれてあって その堂々一位が真の扮したメイドさんとなっていました 「な、何で僕が一位になってるの!?」 「よ、よかったじゃない?真、これで貴方は男達の中で色々な妄想をかきたてられるわね・・・」 「い〜や〜だ〜!!」 真はそう叫んでいるのでした、こうして文化祭は無事に終了したのでした 〜4〜 学園祭から、一週間ぐらい経ち、季節は冬となっていました 「寒いわね」 「確かに寒い〜、もう冬って感じ」 「で、何で俺たちここに連れられているんだ?」 「ああ、それはね?」 雄一達は、雪美館と言う場所に向かっていました 「雪美館・・・」 「私の従姉が経営している雪美館がね〜 働いてる人が一日休むって言ったから 今日一日手伝って欲しいって言ってたから、それを由奈に相談したの」 「せっかくだから自由部メンバーで、行ってみようって事にしたのよ だから皆、呼び出したわけ、わかった?」 「じゃあ、なんで美香先輩いないんだ?」 「一応呼んだんだけど、なんか用事があるってキャンセルしたのよ だからいないってわけ」 「俺、いきなり呼ばれたんだが・・・」 「なんか言った?」 「いや・・・」 雄一がそんな事を呟いた後、由香里がこう言いました 「あ、ついたよ〜ここが私の従姉が経営している雪美館だよ?」 「ここがそうなんだ」 「改めて見ると・・・」 「でかい旅館だな・・・」 外観が雪のように白く塗装されて二階建ての旅館でした 出入り口に「雪美館」と書かれてあります 「じゃあ早速薫さんに案内するね?」 そう言って由香里に案内されて、中に入ると 中も広くて、結構豪華でした 「薫さん〜由香里が着ましたです〜」 由香里がそう言うと、奥の方からはいはいと声が聞こえ、やって来たのは 二十代ぐらいの和服を着た美人でした 「よくいらっしゃいました、私がここの雪美館の女将 薫でございます、由香里とその愉快な仲間達の皆様 今日はお手伝いをして下さると言う事を聞きましたので 是非、我々の力になって下さいまし、というか下僕のように働け」 「え・・・?」 「今、下僕とか聞こえたような・・・」 「俺達って愉快な仲間か・・・?」 「あら、私、そのような事を言ったかしら?多分聞き間違いだと思いますよ?」 そう薫さんは、笑顔で言いました 「き、聞き間違いよね・・・うんうん」 「じゃあ皆、部屋に案内するね〜」 そう言って、由香里を先頭に部屋へと案内して貰ったのでした しばらく歩いて、部屋の中に辿り着くと 数分後に薫さんがお茶とお菓子を持ってきてこう言いました 「お茶とお茶菓子を用意いたしました、一つだけ激辛お菓子を用意してあります あ、それとこの後、露天風呂の掃除と料理の手伝いを頼みたいんです まずお名前を教え頂けないでしょうか?」 雄一達は、何故一つだけ激辛お菓子が?と疑問に思ったが さっきみたいにはぐらかされると思ったので、あえて言わない事にしたのでした 「あ、はい・・・斉藤由奈です」 「風祭真です」 「有坂雄一」 「由奈様に真様に雄一様ですね、では由香里と由奈様は作業服を渡しますから 厨房で料理を作ってくださいまし あ、それとやろーどもは露天風呂の掃除を頼む」 「あ、はい判りました」 「じゃあ、いこ〜由奈〜」 「なんか由奈先輩と俺達の扱い、違うな・・・」 「僕もそう思う・・・」 こうして、雄一達は雪美館でお手伝いする事になったのでした 由奈達はと言うと 「ねえ、由香里?」 「ん?何〜?由奈」 「薫さんっていつもあんな感じなの?」 「うん、そうだよ?昔からあーゆう人なんだ〜 でも悪い人じゃないから、安心してね?」 「そうなんだ?とりあえず今日は泊まるつもりできたから よろしくね?由香里」 「うん、よろしく〜由奈」 そんな事を話していました 一方、雄一と真は露天風呂の掃除をする事にしました 「広い露天風呂だね〜」 「そうだな・・・掃除するの大変そうだ・・・」 「確かにね、でもこの露天風呂結構良い所かも?景色もいいし さっさと掃除して、早く入りたいなあ・・・」 「俺もだ」 そんな事を話していると、薫さんがやって来ました 「ちゃんとやっていますか?お二人さん」 「あ、はい、やってますよ」 「ちょっと広くて、疲れそうだけどちゃんとやってる」 「ちゃーんと綺麗に磨けよな?泊めてやるし料理も出すんだ 働かざる者喰うべからずってとこだな」 「え?」 「あ、いえ何でもありません、頑張って下さいませ」 そう言って、薫さんは別の場所にいきました 雄一は、やっぱり何か変な人だな・・・と思っていました 雄一達が掃除して、数時間後 「皆、お疲れ様〜露天風呂はどうだった?」 「結構疲れたけど、綺麗になったとは思うよ」 「体中痛いな・・・」 「そう?じゃあ入るの楽しみね?」 そう話していると、薫さんが料理を持って来ました 「食事の用意と露天風呂が沸きましたので、いつでも入っていいですよ? 今日は、貴方達しかお客はいないのでいつでも露天風呂にはいっていいですよ」 「判りました、そうします」 「お腹すいたし、食事にしようか?由奈」 「そうね、じゃあ私達が作った料理でも食べましょう」 そう言って、自由部メンバーは食事にする事にしました 「う、これ・・・何だ?めちゃめちゃ辛いぞ・・・」 「あ、ユウに当たったんだ?実はね〜? 一個だけ激辛のを混ぜといたんだ〜どう?おいしい?」 「何でそんな事するんだ?由奈先輩」 「だって、そのほうが面白いじゃない?」 「・・・」 雄一は、そう笑顔で言われて黙ってる事にしたのでした 食事も終わって、自由部メンバーは、露天風呂に入って泊まる事にしたのでした そして次の日 「昨日は、本当にありがとうございます、また手伝って下さいますか?」 「私達が暇なら、全然OKよ?」 「俺・・・無理矢理来させられた気がするんだが・・・」 「無料で泊まれたんだからいいじゃない、結構楽しかったわよ」 「じゃあ帰りましょうか?」 「そうね、じゃあ薫さん、さようなら〜」 そう言って由奈達は、雪美館を離れたのでした 〜5〜 冬に入り、寒くなった頃 自由部に一枚の手紙が届きました 「由奈先輩、今日呼び出されたけど・・・一体何なんだ?」 「そうだよ?由奈?今日は何があったの?」 「実はね・・・」 由奈は、机に一枚の手紙を置きました 「この手紙がこの自由部に届いたのよ」 その手紙の内容は、こうでした 「前回のサバイバルゲームで我々実践部が負けた 何を目標にして活動している自由部なんかに負けるなんて だから再戦を申し込む!」 そう書かれてありました 「確かに何を目標に活動しているか解らないな」 「これは実践部からの挑戦と受け取ったわ だから再びやっつけてやろうと思うのだけど、どう?」 「僕はかまいませんけど、部長のやる事ですし」 「私もOKだよ〜」 「ボクもいいかな?何か楽しそう〜」 「結局やる事になりそうだから、断る理由はないな・・・」 「じゃあ決まりね、早速実践部に行くわよ!」 そう言って、自由部メンバーは実践部の部室に行く事にしました 実践部の部室は自由部がある三階ではなく、二階のあまり使われていない教室にありました 「やってきたわよ!」 扉を開けて由奈はそう言いました 由奈達を見て、軍服を着ている男子がこう言いました 「という事は、我々の挑戦受けるということだな?」 「ええ、そうよ」 「そうか・・・じゃあ早速やろうではないか」 「リョウ、今回はどうやって勝負をつけるの?」 「レイ、前のサバイバルゲームでは不覚にも我々の負けだったが 今回はそうはいかない、これだ!」 そう言って、リョウが取り出したのは ペイント弾が入っている銃でありました 「まずルールを説明しよう、防具を身につけ このカラーペイント弾で争うとする、前は学校でやって叱られたので 場所は用意した、このカラーペイント弾が当たると負けと言うルールでどうだ?」 「いいわ、でも私達、防具持っていないのだけど?」 「それなら心配ない、こちらで防具は用意する こっちは三人なので、三対三のバトルとしようではないか 先に三人やられた方が負けだ どうだ?この挑戦受けるか?」 「どうする?皆」 由奈は自由部メンバーに相談しました 「私は、やってみてもいいかな?なんか面白そうだし」 「僕も断る理由はないです」 「俺も反対はしない」 「ボクもOKだよ」 「決まりね?じゃあ私たちは参加するわ? で、いつその勝負やるの?」 由奈がそう言うと、正治はこう答えた 「そうだな・・・今日の放課後でどうだ?」 「OK、じゃあ場所を教えて」 「解った」 こうして、自由部対実践部の戦いが始まろうとしていたのでした 放課後 「ここね?」 実践部に言われて自由部メンバーは、広い公園に辿り着きました 「ここでやるのか?」 「そうみたい」 「まだ実践部のメンバー、来てないですね」 「何やってるのかしら?」 由奈達が待っていると、数分後実践部の三人がやって来ました 「待たせたな、自由部の諸君」 「俺達、実践部が勝つと言う事を思い知らせてやる」 「い、いきます!」 「・・・・その格好は?」 由奈達は、驚きました 何故かと言うと、三人は顔はガスマスクで覆われていて 軍服の上に防護服を着ていたからでありました 「よく捕まらなかったね・・・」 「ボクもそう思う・・・もしかしてあの格好で町の中歩いたのかな・・・?」 「ま、まあいいわ、ようするに私達が勝てばいいんだし」 「そうだな・・・」 「こっちの用意は出来たぞ?こっちは三人だ、で、お前達は五人いる 三対三で戦うのだから、二人余りだな」 「あ、そうね、じゃあジャンケンで戦うメンバー決めましょう」 自由部メンバーは、ジャンケンをしました そして戦うメンバーが決まりました 「戦うメンバーは、私とユウ、あと真に決まりね」 「じゃあ私と美香ちゃんは応援するって事ね?」 「ボク、戦いたかったなあ・・・」 「決まったな?じゃあ五分後にバトル開始の合図を送る その前に戦闘準備を整えておくように、ま、勝つのは我々だがな!」 そう言って、実践部のメンバーは由奈達から離れたのでした 「あんな事言ってる・・・なんかムカツクわね? 真にユウ、さっさと準備するわよ」 「解った」 「了解」 由奈と雄一と真は、防護服に着替えると ペイント弾の入った銃を装備しました 「まず、勝つために作戦決めましょう? ユウ、何か作戦とかある?」 「作戦?・・・そうだな 例えば一人をおとりに使って二人がかりで別方向から攻撃を仕掛けるとか そういう感じでやればいいんじゃないか?」 「それいいわね?その作戦でいきましょう じゃあ、誰がおとりになる?」 「じゃあ僕がおとりになりますね、逃げ足には自信がありますから」 「解ったわ、じゃあ私とユウは反対方向から攻めるって事でいいわね?解った?ユウ」 「了解」 由奈達が話していると、ヒューンとロケット花火の音がしました 「どうやらあれが合図みたいね?行くわよ!」 由奈達は、作戦を決めて、突撃する事にしたのでした 一方実践部はと言うと 「我々は作戦など必要ない、敵は正面にいる だからそのまま突っ込んで、このペイント弾を当てるのだ」 「でも、それじゃ、こっちも当たる可能性ありじゃない?」 「大丈夫だ、我々は敵の攻撃を避ける訓練をしただろ? だからあんな素人の弾、簡単に避けられるはずだ」 「そうかなあ・・・まあ、私は全力でやるよ?」 「それでいい、では、行くぞ!」 実践部のメンバーは、三人全員直進して行ったのでした 「どうやら始まったみたいね?」 「あ〜あ、ボクもやりたかったな〜」 由香里と美香は、そんな事を言っているのでした そして銃撃戦が始まりました まず、自由部の真が前に出て、実践部三人と出くわしました 「うわ、三人全員いるよ・・・」 「敵を発見!射撃用意!発射!」 「了解!」 実践部のメンバーは、真に向かって、ペイント弾を発射しました 「うわ!」 真は、それをぎりぎりで避けて、反撃をしました 「甘いわ!」 実践部の部長、雅治が側転しながらペイント弾を避けました 「さすが、部長、私には真似出来ないわ・・・」 「はっはっは!こんなものか!自由部!」 「俺も加勢するぜ!部長」 良太郎も、真に向かってペイント弾を発射しました 真は、それを確認すると、当たらないように避けました 「ちい!避けるとはやるな!当たれよ!」 「嫌です!服汚れるし!これ自前なんですから!」 真がそう言っていると、実践部の背後から声が聞こえました 「見つけたわよ!喰らいなさい!」 「な、何!」 後ろからやって来た雄一と由奈は、実践部に向かって銃を撃ちました 「く、避けてみせる!」 そう言って、弾を避けようと右に移動すると 「あ、行きます!」 真が弾を発射させて、命中させました 「やった、当たった〜」 「く、当たってしまった・・・」 「部長!」 「あとは、頼んだぞ・・・」 「解りました!」 「甘いわよ!」 「え?」 実践部の部員達が話しているうちに、由奈が二人に向かって ペイント弾を発射しました 「あ・・・・当たっちゃった・・・」 「私も・・・」 「お、おまえら・・・・」 「三人当たったから、この勝負私達の勝ちね?」 こうしてあっけなく勝負がついたのでした 実践部対自由部、勝負の結果、3対0で自由部が勝ったのでした 「結局私達、何もしなかったね?」 「そうだね、ボクもやりたかったなあ・・・」 二人はそう言っているのでした こうして戦いは終わったのでした 後日、実践部は公園で戦った責任(ペイント弾の後片付け)を取らされて 三人で大掃除をする羽目になったのでした 〜6〜 季節は、十二月 あと数日でクリスマスとなる日 雄一は、自由部部室にいました 「もうすぐクリスマスね?」 「もうそんな季節になったんだな・・・」 「ん?ユウ、クリスマスに何かあったの?」 「ん?あ、ああ・・・ちょっとな」 「気になるわね?とっとと教えなさい!」 「話さなくちゃ駄目か・・・?」 「当たり前よ?気になるじゃない?」 雄一は、はあーとため息ついたあと こう言いました 「実は、あの頃・・・」 雄一は語りだしました (過去の話) 中学の頃の十二月に彼女と会った それは突然の出会いだと今でも思う 「よ、雄一?」 「何だよ?」 「聞いたか?」 「だからなんだよ?」 「このクラスに転校生がやって来るらしいぞ?し・か・もかなりの美人と言う噂だぜ」 「お前嬉しそうだな・・・?」 「当たり前だ!転校生が美少女だぞ?これは、口説くしかあるまい!」 「何で、お前はそう熱血なんだ・・・?」 「はあ・・・どんな子かなあ?すっごい美少女だと嬉しいなあ〜」 そしてチャイムがなり、皆、席に着く 先生がやって来て、挨拶した後、転校生を紹介すると言って 一人の女生徒がやって来た 「山本真希です、よろしくね」 それが真希との初めての出会いだった その姿は、なんか同級生とは思えず、年上に見えた 「隣になったね?よろしくね?え〜と」 「はいはいはい!俺の名は、三坂誠二っす、俺の事は、誠二とでも呼んでいいっす」 いきなり誠二の奴が、後ろから自己紹介しやがった ほら見ろ、彼女、ちょっとぎこちない笑顔を浮べているぞ 「あ、え〜と・・・誠二と言うわね・・・私は真希と呼んでいいよ?・・・で、君の名前は?」 「あ・・・俺の名は・・・」 「真希の姉御?こいつの名は、有坂雄一、ただの平凡な奴ですぜ、趣味とか特技とか何も無い普通の奴でっせ〜」 いきなり誠二がそういいやがった しかもいきなり姉御とか呼んでるし 「おい、んなこと勝手に言うな!え〜と俺も真希さんって呼んでいいかな?」 「真希でいいよ?私も、雄一って呼ぶ事にするね?これからよろしくね?雄一」 「よろしくっす!真希の姉御」 「だからお前が先に言うなって」 「あはは・・・姉御なんだ・・・でも、そう言われるのも新鮮で面白いかも・・・」 こうして、俺と真希とついでに誠二が仲良く?なった瞬間だった それから俺と真希と誠二は、一緒にいる事が多くなった 一緒に町のイベントにいったり、他校の生徒に喧嘩売られた時に一緒に戦ったり 真希は何か武道とかやってたらしく、結構強かった そしてクリスマスの一週間前 「ねえ雄一?」 「何だ?」 「一週間後ってクリスマスだね?雄一は何か予定あるの?」 「予定か・・・」 俺はクリスマスの予定を思い出してみた たしか去年は、誠二の奴が 「雄一?クリスマスと言えば女子と仲良くなる日だぜ?だから一緒にナンパしようぜ〜」 と言って、朝早くから無理矢理起こされたあげく収穫はゼロ 今年もやると思うと憂鬱になる感じだった 「去年と同じになるのはやだな」 「去年って?何やったの?」 「誠二と一緒に女子に声かけまくっていたかな、やるんじゃなかった・・・と後悔してるけど」 「じゃあ今年は何も予定が無いってこと?」 「まあ、そうなるかな」 「じゃあさ・・・今年のクリスマス、一緒にすごさない?」 「え?」 俺はそれを聞いて本当に驚いた もしかして俺のことを好きなのかと思ってしまったからだ 「もしかして、用事とかある?」 「いや!全然ない!もちOK!」 「良かった、じゃあ色々と遊びたいからクリスマスイブの日舞波駅で待ち合わせね?」 「う、うん」 「じゃあ約束ね?」 こうしてクリスマスイブの約束を取り付ける事になった もしかしてこれってデートというのか?と俺は思っていた そう考えてると、誠二が話しかけてきた 「なあ雄一?」 「何だ?」 「さっき姉御と何を話していたんだよ?」 「何でもない」 「嘘つけ!何か話していただろ?親友の俺にも話せない事なのか〜?」 「話せないな」 「うわ素で言いやがった・・・まあいいけどそれより雄一」 「何だ?」 「今年のクリスマス、用事ないよな?いやお前に用事なんかあってたまるか ましては女の子がらみのな?」 「何で決めつけるんだ!じゃあ俺が女の子と用事あったらどうなんだ?」 「マジで呪ってやるぞ?俺より先に幸せになった罰としてな?」 「おいおい・・・」 「で、予定ないんだろ?」 俺は、どう答えるか迷ったが 真紀との約束があったので、こういった 「言っとくけど、俺は用事あるから」 「何だと?もしかして女か!?」 「そうだが?」 「!・・・・い、いつの間に・・・」 「どうせ、去年と一緒で町でナンパしようとか考えてたんだろ?」 「う・・・」 「どうやら図星みたいだな?俺は参加できないからな?じゃあな」 「あ、おい!」 俺は、誠二の用事を無視する事にした そしてクリスマス前日 俺は、遅れちゃいけないと思って、待ち合わせ時間の三十分前に待つ事にしたんだ・・・ (現代) 「で?どうなったの?」 「結局、俺は一時間、二時間以上待ったんだが結局真希は来なかったんだ」 「それって・・・だまされたの?」 「いや・・・翌日、先生から聞いたんだ 真希が駅に向かう途中、信号無視してきたトラックに跳ねられたって・・・」 「え・・・?じゃあ・・・死んじゃったの・・・?」 「いや生きてるけど・・・意識が戻らないらしいんだ・・・」 「そうなの・・・」 「だから、この時期になるとちょっと考えるんだ 約束しなければこんな事にならなかったのかなって」 「そう・・・でも落ち込んでたって仕方がないじゃない? それより今年のクリスマス、どうするの?もしかして誠二君とナンパでもするの?」 「今年はそうなるかもな・・・」 「それはつまらないわね〜?よし決めたわ!」 「は?何を?」 「私もクリスマスに用事ないのよ、だから雄一!付き合いなさい!」 「は?」 「そうね〜まず買い物にゲーセンでしょ?それに遊園地ね うん、決まり!じゃあ雄一!予定空けとくのよ! デートしてあげるんだから感謝しなさい?あ、それと料金ユウが用意してね?」 「は!?」 「じゃあ、帰るわ」 そう言って、由奈は帰ったのであった そしてクリスマスの日、雄一は由奈の提案を断ろうとしたが あとに何されるか判らないので、結局付き合う事にしたのであった・・・ 〜7〜 クリスマスが過ぎて、冬休みになり そして年があけて、3学期になったのであった 学校が始まって、自由部メンバーは部室に集まっていた 「新しい年を迎えたわ!」 「去年も色々あったけど、今年は何があるんだ?」 「って事で新学期そうそうだけど、自由部として活動するわよ!」 「何をだ?」 「これよ!」 由奈は、懐から一枚の手紙を皆に見せた 「この手紙は何?」 「これは、クイズ王からの手紙よ!」 「クイズ王?誰それ?」 「ク、クイズ王ってまさか・・・あの人?」 「そうよ?真も覚えてるでしょ?前にクイズで戦ったあのクイズ王よ」 「やっぱり・・・」 真は以前の事を思い出して、青ざめたのであった 「で、そのクイズ王から何で手紙が届いたんだ?」 「どうやら私達に挑戦したいみたいよ?」 手紙にはこう書かれていた 「自由部に申し込む!俺の名はクイズ王 貴様らに負けたが、俺様はパワーアップしたのだ よって再戦を申し込む!もし俺に勝てたら豪華商品進呈してやるぞ!」 そう書かれていた 「豪華商品ね〜?由奈はどうするつもりなの?」 「もちろん参加に決まってるじゃない 今年の最初の自由部の活動は、クイズ王の挑戦を受けるに決めたわ 皆、意義はないわね?」 「俺は別にいいけど」 「僕は・・・前みたいな事にならなきゃいいんだけど・・・」 「私はOK〜豪華商品欲しいし」 「ボク、初めてだけどやってみようかな?」 「決まりね?早速クイズ王に連絡するわ! この紙に電話番号書いてあるしね?」 そう言って、由奈は紙に書かれている電話番号をかけて クイズ王に連絡したのであった 「決まったわ、対決の場所は前回同様クイズ王の家よ 参加人数は三人、やっぱり女性限定らしいわ」 「じゃあ私と由奈と美香でOKかな?」 「ボクもでるのかあ・・・よし頑張ってみよっかな」 「ほ・・・良かった」 「結局今回も応援か・・・」 「向こうが日時と時間を決めてきたわ 日時は今日から一週間後の午後二時だそうよ 皆、絶対に負ける訳にはいかないわよ!」 「何で負けるといけないんだ?」 雄一がそう聞くと、由奈はこう答えた 「私達が負けたら、自由部の汚点にもなるし それに・・・負けたらクイズ王の命令を聞かなきゃいけないのよ! 由香里も美香もそんなの嫌でしょ?」 「まあ・・・確かに嫌かも」 「右に同じくです、ボクもそれは嫌です」 「だから絶対に負ける訳にはいかないの! 今日から特訓よ!そして勝利を我が部に!」 「とりあえず俺は参加しないけど、応援はする」 「僕も応援するよ、クイズ王を絶対倒して貰わないと・・・」 真は、そう思っていたのであった こうしてクイズ王との戦いが再び始まろうとしていたのであった 〜8〜 クイズ王の挑戦状が届いてから一週間後 クイズ大会の日がやってきたのであった 自由部メンバーは、クイズ王の屋敷に集合していた 「よく来た、今回は難しいクイズを用意しているぞ 絶対に解けないような問題をな?クックック、ん?見慣れない顔ぶれがいるな?」 「ボクは新入部員の澤部美香だよ」 「おお!ムフフ・・・これは楽しみになってきたぞ!」 「やっぱり俺達、ここにいる必要ない気がするな・・・」 「僕は帰りたいな・・・」 「さあ皆、クイズ王なんかに負けるわけにはいかないわよ!」 「まずルールを言うぞ!問題は全部で11問だ、一問でも間違えたら 俺の言う事聞いてもらうぞ?解答権は君たち美少女三人にしてもらう フッフッフ・・・」 「な、何か気持ち悪い〜・・・」 「さあ、この問題を解けるか!」 「さあやるわよ!」 「第一問!日本海海戦で、日本の連合艦隊に敗れたロシア海軍の艦隊名は?」 「いきなり歴史の問題ね・・・由香里?判る?」 「うん、勉強したから分るよ? 答えはね?バルチック艦隊だよ〜」 「むむ!正解だ、ならこれならどうだ!第二問! でぼちんって体のどこ?」 「でぼちん?聞いた事ないな・・・」 「ボク、全然わかんないです・・・」 「私も・・・」 「どうやら分らないみたいだな?ふっふっふ」 「誰が分らないって?これは知ってるわよ?額の事でしょ?」 「ぐぐ・・・正解だ、続いて第三問!直訳すると「ペラペラ円盤」パソコンでデータを保存する時に使うものといえば何?」 「ペラペラ・・・・?聞いた事ないわね」 「PCに関係ある物なのかな?」 「これは・・・確かフロッピーディスクの事だったかな」 「せ、正解だ、何故知ってるのだ?まあいい 続いて第四問!夏の大三角の1等星はデネブ、アルタイルと後一つは何でしょう?」 「星座の問題ね・・・何だっけ・・・」 「星座の事はよく分らないよ・・・」 「ここは私の出番ね?確か・・・ベガだったよ〜」 「む、やるな?では第五問目だ! 自動車レースの最高峰「F1レース」。このFとは何の略でしょう?」 「F1レースか・・・よくF1レースって言うけどFの意味ってあったのか?」 「確かによく聞くよね?僕もこのFの意味、分らないなあ・・・」 「これは確か聞いた事あるわ・・・え〜とフォーミュラの事ね」 「正解だ・・・やるな?ならこれはどうだ? 第六問!パスタの種類で棒状のものは「スパゲッティ」。では板状のものは何という?」 「パスタの種類?え〜っと何だっけ」 「スパゲッティの他に言い方ってあったの?」 「これは母に聞いた事あるから分るよ?ラザニアでしょ?」 「正解だ・・・でもまだまだ!第七問!花札は全部で48枚です、ではトランプはジョーカーをのぞくと全部で何枚でしょう?」 「花札って四十八枚だったのか?そっちも知らなかったぞ」 「え〜とジョーカーを抜いて1から13のカードをダイヤ、スペード ハート、クラブだから〜」 「これは52枚ね?計算すれば簡単ね」 「正解だ、ぐぐ・・・やるな・・・だが!まだまだだ! 第八問!機械で改造された人間を指す言葉、サイバネティック・オーガニズムを略して何という?」 「略語?サイバネティック・オーガニズムって聞いた事ないわよ・・・」 「略するのだから、短くしてえ〜と・・・」 「分かった!サイボーグの事ね?」 「なんでそんな難しい事を知っているのだ? まあいい、では続いて第九問! 世界三大美女の1人と言われ、酢に真珠を溶かして飲んだと伝えられるエジプトの女王は誰?」 「世界三大美女?え〜と確か・・・」 「エジプトだから・・・」 「解った、クレオパトラね? ついでに言うと、小野小町や楊貴妃と言われてるけど 外国ではクレオパトラ、ヘレネ、楊貴妃となっているそうよ?」 「なんで、そんなに詳しいのだ! く、もうあと二問しかないが・・・つづいて第十問! 野菜の切り方で、半月切りの野菜をさらに半分に切ることをある植物にたとえて何切りと言うでしょう?」 「野菜の切り方?」 「これ、料理していたら解る問題かな」 「え〜と何切りだったかなあ」 「あ〜これは解るよ〜、たしかいちょう切りだったかな」 「ぐ・・・ならこれならどうだ!最終問題! イギリスの天文学者の名前が付けられた、およそ76年周期で地球に接近する彗星の名前は?」 「え?」 「何だっけ・・・聞いた事あるんだけど・・・」 「どうした?降参か?」 「いや、解ったわ!答えは、ハレー彗星ね!」 「ぐ・・・・正解だ!そんな馬鹿なああああ!」 由奈達は、クイズ王に完全勝利を決めたのであった そして、クイズ王から豪華な賞品を貰って、クイズ王の館を離れたのであった そして帰り道 「今日の自由部活動はこれにて終了〜!さあ、次に何やるか決めるわよ〜」 ⇒To Be Continued... |
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