江戸組っ!第一章 #11 化けの皮
作者: ちびハチ公   2010年08月17日(火) 13時10分41秒公開   ID:MRiX6gH5OZ6
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 目を開けると何も無い壁が真っ白な空間だ。ああ、俺はマジで消滅しちまったんだよな・・・。
 と、突然俺の目の前に何者かが現れた。
「だ、誰だ?!」
「俺だよ、良」
そこにいたのは間違い無く武蔵兄ちゃんだった。
「何で・・・ここに・・・。」
「先に伝えておこう。さっきまでお前がいた城は完全な偽物だ」
「偽物?!でも、あれって現在の若草町に残ってる城と全然変わらなかったぜ?!」
「あの城を爆発させれば化けの皮をはぐ事が出来るさ」
「何言ってるんだよ!俺の仲間がまだあそこに・・・。それに城下町にいる人達にだって被害が出るんだぜ?!そんなこと「出来る。あの城には化けの結界がはってある。爆発があった事すら町の者には分からない様に成っているんだ。龍馬達はお前が逃がせるだろう?」
 俺はホウオウのその言葉でハッとした。そうだ。俺、龍馬、シンジの三人は同じ無線を持ってる。それで連絡を取って逃がせる!
 「武蔵兄ちゃん。手伝ってくれ」
「何のために俺が来たと思ってるんだ、バカ」
 そして俺は意識を失った、気がする。



⇒To Be Continued...

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