ミスティックシンフォニー外伝2〜ミスティと出会う前のお話〜 |
作者: 零堵 2010年12月23日(木) 17時03分56秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
これは、ミスティと出会う前のお話・・・ 〜ミスティックシンフォニー外伝〜過去のお話〜 「あ〜、綺麗〜」 暗闇の中、ドーンドーンと打ちあがる花火 それをうっとりと見ている少女がいた 彼女の名前は、碧川早苗、この物語の主人公である 「ねえ?晶、やっぱり綺麗でしょ?ここで見る花火は」 「ああ、そうだな」 早苗の隣で早苗と同じぐらいの少年がそう言っている 彼の名前は、品川晶、早苗と幼馴染である 「やっぱり、ここから見る花火は、綺麗だな」 「でしょ?私も最近見つけたの」 そう言って、次々と打ちあがる花火を見る しばらくして、早苗が晶に聞いたのであった 「ねえ?晶・・・」 「何だ?早苗」 「将来、晶は何になりたいの?」 早苗は、晶にそう聴く 晶は、少し考えてからこう言った 「俺さ、将来人々を助けるヒーローになりたいと思ってるんだ 早苗は?何か、なりたい職業とかあるのか?」 「私?私は・・・ん〜何だろ」 「何だよ、人に言わせといて無いのかよ?何かあるだろう?一つぐらい」 「そうね・・・じゃあ、晶のお嫁さんになろうかな?」 「え?」 早苗がそう言った瞬間、晶は驚く 晶は、顔を赤くしてこう言った 「ば、馬鹿、何言ってんだよ・・・」 「うふふ、冗談よ?本気にした?」 「な・・・!何だよ、嘘かよ!ったく・・・ あ、そろそろ花火も終わりだな、じゃあ俺は帰るな?じゃあな」 そう言って、晶は帰って行った 「ちょっとは、冗談じゃ無いんだけどね・・・ 晶・・・私の事、どう思ってるのかな? まあ、私は・・・晶の事・・・嫌いじゃないんだけどねえ・・・」 早苗は、そう呟いていたのであった そして、早苗は家へと戻る 早苗の家 「おっかえり〜私の可愛い早苗♪」 そう言って、早苗に抱きつく一人の女性 彼女の名前は、碧川恵奈、早苗の母親である この母親、娘を超溺愛しているのであった 「た、ただいま、ママ、ちょっと苦しいよ?ママ・・・」 「ごめんごめん、で?どうだった?花火大会は」 「うん、楽しかったよ」 「と・こ・ろ・で?早苗ちゃん?ちょ〜っと聴きたい事があるんだけど〜?」 「な、何・・・?ママ・・・」 「早苗ちゃん、晶君と一緒に花火を見に行ったそうね〜? 何か晶君にされなかった?されたら私、晶君の事、許さないわよ〜?」 「な・・・何も無いよ!ママ、ママの心配するようなことは何も無いよ?」 「そう?ならいいわ、あ、もうこんな時間、ほら早苗ちゃん もうお休みなさい?」 「うん、お休みママ・・・」 早苗は、自分の部屋に戻って、スヤスヤと眠りについたのであった 早苗をベットに寝かせた後、恵奈は、こうつぶやいていた 「早苗ちゃんも恋を知る年になっちゃったのかしら・・・ まあ、相手はあの晶君だけど・・・ 私としては・・・、まだ早苗ちゃんとらぶらぶでありたいわねえ・・・」 恵奈は、そう言っていたのでした・・・ これは、ミスティと出会う過去のお話・・・ |
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