読み切り、〜観察日誌〜 |
作者: 零堵 2011年01月11日(火) 14時17分09秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
〜観察日誌〜 私の名前は、シン、科学者だ 私は人型凡用ロボット、マリネを作る事に成功した ちなみに女性型だ 男性型にもしようと思ったが、男同士というのもなんなので 女性型にする事にしたのである マリネの行動を観察日誌につける事にする 「おっはよ〜ごぜえます、マスター〜」 いきなり、ごぜえますって・・・ 会話プログラムを間違えたか?私は、ちゃんと挨拶を教える事にした 「おっはよ〜ごぜえますじゃあない、おはようございますだ、解ったか?マリネ」 「はわわ、失礼致しました〜”おはよ〜ございます”ですね?マスター」 「そうだ、これからも間違えるなよ」 「はい、了解致しました〜では、私はマスターの家を掃除させてごぜえます」 「ございますだ、まったく」 こいつ本当に大丈夫だろうか? そう私は、思った、ん?待てよ・・・掃除? まさか!私は、急いで自分の部屋へと向かった 「マリネ!うわああ!大事な資料が〜!」 「はい?」 私は、パソコンの中を見て驚いた 今まで研究していたデータが、NODATAとなっていたからである 「マリネ!もしかして、掃除ってこれの事か?} 「はい、マスターの部屋とパソコンのデータいらないと思いましたので ぜ〜んぶ消去させて頂きました〜・・・って、マスター、怒ってます?」 「当たり前だ!何て事するんだ!」 私は殴ろうとしたが、相手は機械、痛い目を見るのはこっちだ だから、説教をする事にした 「いいか?掃除というのは、この部屋のいらない物を片付ける事だ 何で、パソコンのデータまで消すんだ!これからはそんな事ないようにしろ!」 「は・・・はい!すみませんでした、マスター」 「じゃあ、ここの掃除はもういい、食事の用意をしてくれ」 「はい、解りました〜」 マリネは、そう言って、部屋から出て行った そして、数十分後 「マスター、食事の用意が出来ました〜来てくだせえませ〜」 「また言ってるし・・・まあいい、今行く」 私は、マリネに呼ばれた所に向かう リビングにマリネはいた、そして・・・ 「何だ・・・これは」 「マスターの食事です〜w」 「何処がだ!」 私は、目の前に置かれた物体を見て言う どう見たって、普通の人間の食事には見えない てか、何か生物が動いてるし 「ちなみに材料は、何を使ったのだ?」 「野菜とお肉と、そこらへんにうごめいていた生物ですけど?いけませんか?マスター」 「当たり前だ!もっとマシな物は作れないのか・・・」 結局、私は自分で食事を作る事にした そしてつくづく思った、もしかして作ったの失敗だったのでは・・・?と そして夜 「マスター」 「何だ?」 「眠れないのでしたら、子守唄歌ってあげます」 「そうか、じゃあ頼む」 「はい、了解致しました〜 ね〜んね〜ん殺しは〜い〜けま〜せん〜 悪い子は〜八つ裂きにされちゃいますう〜♪」 「違うだろ!というか、なんだその恐ろしい歌は! 逆に怖くて寝れなくなるだろうが!」 結果、作ったのはやはり失敗だったようだな・・・ これは、すみやかに機能停止したほうがいいかもしれん・・・ 私は、そう考えたが・・・ 「マスター?やっぱり私、ダメダメですか・・・?」 「う・・・」 そんな泣きそうな顔で、見られると困ったが 結論、もう少し、様子を見ようと私は思ったのであった・・・ 〜fin〜 |
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