ミスティックシンフォニー〜セカンド!〜第六幕〜 |
作者: 零堵 2010年08月30日(月) 03時21分34秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
二体目のフェイクを未来に戻して ミスティとレイは、また未来の世界に戻ってきていた 未来 「無事到着だよ、姉さん」 「そう見たいね、じゃあ早速ロブに調べて貰いましょう」 「でも今日は疲れたから家に帰って休みたいんだけど・・・ それにこのミスティックトラベル、休ませないと、オーバーヒートする可能性 だってあるしね?」 「そうね・・・壊れて時間を飛ぶ事が出来なくなったら、大変よね・・・ じゃあ、今日の活動はお休みして、家に帰りましょうか」 「そうしよう、姉さん」 そう決めると、二人は自分の家へと帰る事にした ミスティの家 ミスティの家は、一戸建ての大きめな感じの家であった 「ただいま〜」 「ただいま〜って、誰もいないでしょ?姉さん、二人っきりで暮らしてるんだし」 「そうだけど、別にいいじゃない?こう言う事で帰った〜って気分になるしね?」 「まあそうだけど・・・僕は、もう疲れたから寝るね・・・お休み、姉さん」 そう言ってレイは、自分の部屋へと入っていった 「そう、お休み、え〜と今の時間はと・・・」 ミスティは、家の時計を見てみる 時刻は、夜の八時になっていた 「過去に飛んでたりしてたから、いまいち時間の感覚が分からなくなってるわね・・・、そうね・・・レイも寝たし・・・、どうしようかしら?」 そう話していると、持っているミスティックフォンが鳴り出した 「はい、こちらミスティです」 「繋がるということは、戻ってきたのね?ミスティ」 「あ、その声は・・・ユウキね?」 「そ、貴女の大親友のユウキよ」 「大親友って自分で言う?普通」 「まあいいじゃない、電話じゃなんだし、会って話さない?」 「そうね・・・お腹も空いたし、レストランで食事しながら話しましょうか」 「分かったわ、じゃああそこにしましょう?いつも一緒に食事したレストランで」 「了解」 そう言って電話を切ると、ミスティは出かけたのであった レストラン ミスティがレストランに入ると、こっちよミスティと声をかけた女性がいた 彼女の名前は、ユウキ、ミスティと同じくらいの年でもある 「久しぶりユウキ、何日ぶりだっけ?」 「覚えてないわよそんな事、それよりいつ戻ってきたの?いっつも電話かけても繋がらないじゃない?」 「まあ、昔に戻って仕事してたからね、そっちはどう?仕事の方は」 「絵本の事?大丈夫よ、スランプは抜けたから思いついたらバリバリ書いてるわよ」 そう、彼女は子供たちに人気な絵本作家でもあるのであった 「それにしても・・・」 「何よ?ミスティ」 「いや、昔に出会った人にちょっと似てるわね・・・って思っただけよ、気にしないで」 「そう?気になるけど追及はしないわ、それよりミスティ?」 「何?」 「一体今は何の仕事してるの?前は内部勤務だったから電話とか出てくれたけど 今は、電話かけても繋がらない事があるじゃない?それに昔に戻ってって・・・ 時空課に異動にとかにでもなったの?」 「あ〜それはね・・・話すと長くなるけど・・・まあ、上の命令? そんな感じかな、一応仕事だからやってるわけよ」 確かにミスティは上(レーベン隊長)の命令でフェイク確保の仕事をしている それをする前は、署内での仕事がほとんどだったからであった 「大変なのね・・・それって一人でやってるの?」 「いや、弟のレイも同じよ、一緒に昔に戻って捜索してるわ」 「レイ君も?レイ君はそれで納得したの?」 「あ〜確か「姉さんのやる事にいちいち文句いっても変わる事はないから 僕はもうあきらめて一緒にやる事にしたよ・・・」とか言ってたわね」 「レイ君も可哀そうに・・・」 「何か言ったかしら?ユウキ」 「いや、何でもないわよ、それよりその仕事はこれからも続くの?」 「まあまだ片付いてないから、これからも続くわね、だから頻繁に会えないと思うわ」 「そう・・・ところでその話、絵本にして出してもいいかしら? ミスティのしている事って、ネタとしては結構おいしそうだしね?」 「そういう事言う?普通・・・まあ私はいいわよ、その代わり出来たら私にも見せてね?」 「OK、分かったわ、あ、もうこんな時間ね?じゃあ私は帰って新しい絵本でも書く事にするわ、じゃあね、ミスティ」 そう言って、ユウキはレストランから出て行った 「じゃあ、私も帰って寝ようかな、さすがに眠くなってきたし」 そう言うと、ミスティは家に帰って寝る事にしたのであった・・・ そして次の日 「おはよう、姉さん」 「おはよう、レイ、じゃあ早速署に行って、ロブに会うわよ」 「了解、あ、姉さん、それより聞きたい事あるんだけどいい?」 「聞きたい事?」 「昨日、何所行ってたの?夜一回おきたら姉さん、いなかったでしょ?」 「ちょっとユウキと会ってたのよ」 「ユウキさんと?そうなんだ・・・僕はてっきり・・・」 「てっきり何・か・な?」 「笑顔で言うと怖いよ姉さん・・・、何でもないから気にしないで・・・」 「そう、じゃあそろそろ時間だし行くわよ、レイ」 「了解」 そう言って、二人は時空ポリス署に行ったのであった・・・ 続く |
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