ミスティックシンフォニーセカンド!〜第八幕〜 |
作者: 零堵 2010年09月23日(木) 00時10分23秒公開 ID:LjOpF6jSo/I |
未来に戻ったミスティとレイは 時空ポリス署に入り、そこにいる人型汎用ロボット 通称ロブに、次のフェイクの情報を聞き出していた 「ねえ、ロブ」 「ハイ、ナンデショウ?」 「次のフェイクの居場所だけど、検索してくれないかな?」 「ミスティサン、リョウカイデス、ツギノフェイクノジョウホウ・・・ ケンサクシマス・・・・ケンサクケッカ マエノフェイクガ、アラワレタイッカゲツゴニ シュツボツスルミタイデス、バショはウミデス」 「海・・・という事は、前に僕がスライム状のフェイクを捕まえた所かな?」 「ハイ、オナジバショデス」 「そう、ありがとうロブ、いい情報ね」 「イエイエ、デハ、フタリトモ、ソウサクガンバッテクダサイマセ」 「分ったよ、いくよ?姉さん」 「了解、こっちも準備OKよ」 そう言うと、二人はロブのいる場所から離れていったのであった 「ふう・・・言語機能正常に戻してっと・・・さてと、ちょっと疲れたし 休憩しながら隊長の勝負事の相手でもしますかねっと」 そう言って、ロブはレーベン隊長がいると思われる場所へと移動したのであった 過去の時代 学校の教室にて三人で話し合っていた 「なんか暑くなってきたなあ」 「そうね〜、こういう日は海とか行きたいって感じよね〜」 そう話していたのは、特撮物が大好きな品川晶と 絵本作家を目指している篠崎律子であった 「律子ちゃんもそう思う?そういえば・・・晶?」 「なんだよ?早苗」 「去年の今頃さ?確か海行ったじゃない?あれから晶は泳げるようになったの?」 そう早苗が言うと、晶はうっと引き攣らせながら 「べ、別にいいだろ?人間・・・泳げなくたって生きていけるんだからな?」 「そう?私は泳げたほうがいいと思うわよ?ほら、何事も経験が大事よ?」 「律子ちゃんはどのぐらい泳げるんだっけ?」 「私?そうね・・・まあ水泳部員並ぐらいには泳げるわよ?」 「へえ〜私なんて、25Mぐらいが限界だよ〜」 「俺は・・・計った事がないな、溺れそうになるし」 「晶?泳げるようになったほうがいいよ?ねえ?律子ちゃん 晶に水泳教えるとかして貰ったらどうかな?」 「私は構わないわよ?どうする?晶君」 「そうだな・・・他の男子に馬鹿にされずになるかもだし・・・ じゃあ・・・頼む・・・」 「じゃあ、決まり〜、丁度明日学校休みだし また前と同じメンバーで海へレッツゴ〜」 「早苗ちゃんは元気ねえ〜、晶君?やるからにビシバシ教えるわよ?」 「あ、ああ分かった」 こうして早苗達は次の日に、海に行く事に決定したのであった そして次の日 三人は一年前ぐらいにやって来た海に、再び来ていた 一年前と違う事はというと 「早苗ちゃん、新しい水着ね?」 「うん、なんかお母さんが「海に行くの?じゃあ、水着買ってあげるわ〜♪」とか 大はしゃぎで買って来た物なの、律子ちゃんのは、それって競泳用水着だよね?」 「ええ、そうよ、帽子にゴーグル、これで完璧よ?そういえば晶君のは・・・地味ねぇ」 「うん、私もそう思う」 「べ、別にいいだろ?水着なんて」 「まあいいわ、晶君、早速始めるわよ」 「晶、頑張れ〜」 「なんか本当に泳げるかどうか、不安になってきたけど・・・やるしかないな」 そう言って、晶は海に入る 「うお!お、おぼれる!」 「落ちつくのよ!まず、足がつく場所で顔を水につけて目をあけるところからよ さあ、始めて」 「あ、ああ」 そう言って晶は顔を水につける そして目を開けみて、何かと目が合った 「うわ!な、何だ!?」 「どうしたの?晶?」 「海の奥に何か知らない生物っぽいのがいたんだが・・・」 そう言った途端、二人の腕時計からビービーという音が鳴り始める 「え?これって、まさか・・・」 「もしかして・・・海の中にいる生物ってフェイクか!?」 「位置確認、フェイクと認識」 「お久しぶりです、早苗さんに晶さんに律子さん」 「あ、ミスティさんとレイ君!ということは・・・海の中の生物がフェイクって事?」 「はい、そうです、レイ、このフェイクはどういった個体なの?」 「待って、調べてみるね?・・・ 分かったよ、このフェイクは海底を動きまわる海洋生物型フェイクだよ」 「それって人を襲ったら、まるで人食い鮫みたいで怖いわね・・・」 「早苗さん、晶さん、フェイクの確保に協力お願いします!」 「うん、りょーかい!」 「お、俺はパス・・・海の中じゃ俺は活躍できそうになさそうだし・・・」 「確かに・・・晶君、泳げないから足手まといになりそうよね〜」 「う・・・」 「じゃあ、私一人でやるよ?ミスティさんとレイ君、それでいい?」 「仕方がないですね・・・レイ、サポートよろしく」 「了解、姉さん」 「じゃあ、行くよ!ミスティックシンフォニー!」 早苗がそう言うと、グローブが光りだし、早苗のコスチュームが変わる 水着から海軍が着そうなセーラー服を身に纏った 手に何故か、マシンガンが握られている 「海といったらこの服かな、じゃあミスティさん、レイ君、行こう!」 「はい、行くわよ、レイ」 「OK、フェイク確保、開始!」 そう言って、三人は海の中へと入っていった 「フェイクの確保は早苗ちゃん達に任せて、晶君?泳げるように頑張らないとね?」 「あ、ああ、努力する」 こうして早苗はフェイク確保、晶は律子に泳ぎを教わっているのであった・・・ 続く |
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