ミスティックシンフォニーセカンド!〜第十九幕〜
作者: 零堵   2011年01月19日(水) 20時37分01秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
フェイクを捕まえた、早苗とレイは
晶とミスティと合流するため、通信機で連絡とろうと思ったが、繋がらず
結局、早苗とレイは、お城が見えるので、そこを目指す事にしたのでした・・・

〜城下町〜
「結構大きいお城だね〜」
「ほんと、そうだね、この城下町も結構人で、賑わっているし・・・けど・・・」
「けど?どうしたの?レイ」
「なんか、町の人々がぼくの姿を見て、怖い表情になってるのは、僕の気のせいかな・・・なんか、睨んでるし・・・」
「あ、そう言えばそうよね?ほんと、どうしてかしら?」
早苗達が話していると、町人の一人が早苗に話しかけて来ました
「姫様!お忍びで城下町へ参ったのですか?それに、この者は何者です?」
町人は、レイを指差して、そう言います
「え〜っと・・・私、この城の姫、瑞希姫だっけ?
じゃあないわ?なんかそっくりって言われてるの」
「またまたご冗談を、貴方様は瑞希姫ではないですか、もしかして道に迷ったのですか?なら、私がお城まで案内して差し上げます、ついて来て下さいませ」
「は、はあ・・・?どうする?レイ」
「ここは、素直に従ったほうがいいかもね・・・」
「そうね、じゃあ任せるわ」
そう言って、二人は町人に案内されて、お城へと向かったのでした
〜城〜
城に辿り着いて、町人は、元来た道へと帰って行きました
城の城門には、見張りの門番がいます
「ここが、城みたいだね?見張りの門番がいるし」
「そうね・・・、これからどうしようかしら?中に入るのもね?」
そう話していると、見張りの一人が、早苗に話しかけます
「ん・・・姫様!?」
「え〜っと・・・とりあえず姫じゃないんですけど?」
早苗がそう言うと、見張りの門番はこう言いました
「ほんとに姫様じゃないのか?瑞希姫じゃ・・・」
「はい、違います、私は早苗です、あの・・・ここに二人、やって来ませんでしたか?」
「二人・・・?そう言えば、さっき二人、殿に用があると言って来た者がいたな、もしかしてそいつらの事を言っておるのか?」
「は、はい、そうです、私達、その者達の仲間です、今、その二人はどこにいます?」
「まだ、この城の中にいるはずだが・・・ほんとにその者達の仲間か?ちょっと確認しに殿に報告してくるから、少し待つがよい」
そう言って、見張りは城の中へと入りました
そして、数分後
「許可がおりたぞ、中に入れ」
「ありがとうございます、じゃあ行こう?レイ」
「そうだね」
そう言って、二人は城の中へと入りました
城の中は、結構広く、道に迷いそうでしたが、案内役がいたので
それに従ってついていくと、孔雀の間という部屋に辿り着きました
中に入ると、四人います
「お、来たな?早苗」
「晶〜大丈夫だった?」
「大丈夫だ、フェイクも無事に捕まえたしな?早苗こそ、大丈夫だったかよ?」
「ちょっと危なかったけど、なんとか大丈夫だったわよ?ところで・・・
ミスティさんは?」
「あ、そうか早苗は知らないよな?この人がミスティさんだ」
そう言って、晶は黒髪の女性を指差しました
「早苗さん、無事で何よりです」
「ほ、ほんとにミスティさん?綺麗な水色の髪だったのに、一体どうしたの?」
「これは、変装している格好ですよ、それより、レイ?」
「な、何?姉さん」
「なんで通信出なかったの?繋がらなかったわよ?」
「調度電池切れだったから、ごめん・・・姉さん」
「まあいいわ、次から気をつけなさいね?」
そう話していると、髭を生やした男が早苗に話しかけました
「そなた・・・、姫に似ておるな?なあ、姫」
その隣にいた、女性がこういいます
「私もびっくりですわ・・・瓜二つと言ってもいいのかしら?」
「もしかして・・・貴方が瑞希姫?」
「はい、私が瑞希ですわ、貴方は?」
「私は、碧川早苗よ?それにしてもびっくりね・・・私がもう一人いるみたいだし?」
「私もですわ、まるで双子のようみたいですし、びっくりですわ」
「ほんとほんと、ねえ?晶?」
「何だよ?」
「私と瑞希姫、衣装同じで混ざってみると、どっちが私だとか晶はわかる?」
「う・・・ちょ、ちょっと自信ないかも、でも声が違うから話してくれればわかるかなと」
「そうよね?話してれば、解りそうだしね?」
そう話していると、ミスティがこう言いました
「早苗さん、晶さん、全員揃いましたし、そろそろ行きましょうか?」
「あ、そうだね?じゃあ私達はもう行きますね?瑞希姫に出会えてよかったよ?」
「私もですわ、今度また会えたら、一緒にお出かけしましょうか?」
「こ、こんどね・・・じゃあ、行こう?」
「ええ、では、殿、我々は行きます、お世話になりました」
「うむ、そうか、では、さよならじゃな」
そう言って、四人は城から出て行きました
そして、城下町を出て、草原に向かいました
「ここなら人がいないし、いいわよ?レイ」
「うん、解った、じゃあ行くよ?ミスティックトラベル!」
レイがそう言うと、空間のゆがみがしょうじて、四人はそれに吸い込まれて
現代へと戻って行ったのでした・・・
〜現代〜
「なあ、早苗?」
「何?晶?」
「瑞希姫に言った事、実行出来ないよな・・・」
「まあ、そうよね・・・瑞希姫には悪い事しちゃったかなあ?」
「でも、もし行く事があれば、またあの城の中に行って見ようぜ?」
「そうね・・・」
そう二人は、話していたのでした・・・


■作者からのメッセージ
はい、零堵です
過去編完結です〜、いや、長かったかな?
でも、まだまだミスティックは続くので、これからも読んでみてね♪
時間がとれたら、続き書こうと思います、では〜

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