ミスティックシンフォニーセカンド!〜第二十四幕〜
作者: 零堵   2011年02月06日(日) 16時13分48秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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ミスティ=美紀が、早苗の家に居候することになって次の日
碧川家
「ふわあ〜・・・」
この家の子供、碧川早苗は、朝とともに目を覚ましました
「おはよう、美紀さんって・・・あれ?」
早苗は、昨日、一緒に寝ようと提案した相手、美紀を探しましたが
早苗が自分の部屋を見渡しても、美紀はいませんでした
「どこいったのかな?」
そう言って、早苗は部屋から出て、台所に向かうと
早苗の母親の恵奈と一緒に料理を作っている美紀を見つけました
「あ、おはよう〜早苗ちゃん」
「お早うございます、早苗」
「あ、おはよ〜、美紀さん、早起きなんだね?」
「はい、いつも早起きですよ」
「美紀さんのおかげで調理とかやりやすくなったわ〜料理上手なのね?」
「いえいえ、恵奈さんには負けますよ」
「美紀さんも料理できるの?」
「はい、弟と暮らしているので、いつも弟の料理を作ってあげてるんですよ」
「そうなんだあ〜」
「っと、これでよしと、早苗ちゃん、美紀さん、朝ごはん出来たから一緒に食べましょう?」
「うん、りょ〜かい、お母さん、私も手伝うね?」
そう言って、早苗はお皿とか用意しました
数分後、テーブルの上には、朝だというのに結構豪華な朝食でした
「うわあ、なんか凄いなあ」
「ちょっと張り切って作りすぎたかな?」
「そんな事はないわよ、さあ、戴きましょう」
「うん、いっただきます〜」
そう言って、仲良く三人で朝食を取る事にしたのでした
朝食を取り終わって、早苗は学校に行く支度をする為、自分の部屋に戻り
制服に着替えて、家を出る事にしました
「じゃあ、行ってきま〜す」
「行ってらっしゃい、早苗ちゃん」
「行ってらっしゃい」
二人に見送られて、早苗は通っている中学校へと行く事にしたのでした

〜未来の世界〜
「どう?治った?」
そう言ったのは、ミスティの弟でもあるレイでした
レイは、空間移動装置、、通称”ミスティックトラベル”を
人型汎用ロボットロブに修理を依頼して、三日たったので時空ポリス署の
通信室に向かって、ロブに話かけたのでした
「はい、治りましたよ、どうぞ、これです」
そう言って、ロブは小型の機械をレイに渡す
「ありがと、ロブ、じゃあこれで早速姉さんを迎えに行くね?」
「それなんですが、実は・・・新たなフェイクの情報が入ったので、そっちを優先にして欲しいんです」
「新たなフェイク?一体何時代なの?」
「新しいフェイクは、早苗さん達とミスティさんがいる年代に現れます
丁度いいですから、先にフェイクの捕獲作業に入ってくださいませんか?」
「そう・・・じゃあ、しょうがないかな?分かった、先にフェイクが現れる場所に行くね?・・・・ミスティックトラベル!」
そうレイが言うと、レイのまわりの空間が歪みだし、ぱっとレイの姿が消滅して
レイは、過去の時代に向かったのでした・・

過去の時代
学校が終わった早苗は、幼馴染の晶とともに、寒さで少しこおっている道を
歩いていました
「結局どうなったんだ?早苗」
「美紀さんは、私の家にいる事になったんだよ?」
「そうか・・・何か迷惑とかかけてるんじゃないのか?」
「なんでそういう事言うかな?私、迷惑なんかかけてないわよ」
そう話していると、早苗と晶の腕に装着している腕時計型の
フェイクレーダーが、鳴り響いたのでした
「え?これが鳴ったという事は・・・フェイク?」
「どうやらそうらしいな、しかし、どこに現れるんだ?」
そう言って、あたりを見渡すと、空間が歪みだし
中から、黒色をした動物っぽい物体が現れました
「あれがフェイクか?」
「どうやら、そうらしいな!行くぞ!早苗!」
「うん、りょーかい!」
そう二人は言うと、あの言葉を言う
「ミスティックシンフォニー!」
「ミスティックシンフォニー!」
二人の装着しているグローブが光りだして、早苗達を包み込む
光が終わると同時に、早苗達の服装が変化していました
早苗は、修道服に槍を持った姿に、晶は甲冑と剣を持った騎士みたいな格好になりました
「一度、この姿なってみたかったんだよね〜、かっこいいし」
「ああ、俺もだ、騎士姿って、なんかかっこいいしな」
そう話していると、また空間がゆがみだして、一人の人物が現れました
「ミスティックトラベルの誤差修正完了、現場到着っと・・・
もしかして、早苗?」
現れたのは、レイでした
「あ、レイ、ちょうどフェイクが現れた所だよ?」
「そう、じゃあ僕が捕獲するので、早苗に晶?協力して?」
「了解、じゃあ行くぜ!」
そう言って、晶は剣を構えて、フェイクにきりかかりました
フェイクは手から黒っぽい爪を出して、応戦しました
「ぐ・・・このフェイク・・・なかなかやる!」
「晶!私も加勢するね!」
早苗も槍を構えて、応戦する事にしました
「行くわよ!ホーリー!クレセント!」
「なんだ?その技・・・」
「私の読んでるマンガのキャラの技よ!え〜い!」
「じゃあ、こっちだって、乱れ斬激弾!」
「晶だって、そう言ってる割に、言ってるじゃない」
「これは、天上戦士カミレンジャーの一人、カミグリーンの技名だ!」
早苗は、槍を十字に構えて、フェイクの爪攻撃を弾き返して
晶は、剣を無数に突き出して、ダメージを与えようとしました
「僕も加勢します!スピリッドファイア!」
レイは、小型の銃を構えて発砲しました
そんな攻撃が何回も続いていくうちに、フェイクの攻撃がかなり弱まりました
「今がチャンスじゃない!レイ!」
「OK!行くよ!ミスティックフォース!」
レイがそう言うと、フェイクのまわりに時空の歪みが発生して
フェイクは呻き声をあげながら、す〜っと消滅していったのでした
「これでフェイクの確保完了っと、早苗、晶、協力ありがとね?」
「いいぜ、協力するの結構楽しいしな?」
「うん、私も」
そう言っているうちに、三十分経ったのか
早苗と晶の服装が元の服装に戻ったのでした
「ところで・・・僕、姉さんを迎えに来たんだけど、姉さんが何所にいるか知らない?」
「ミスティさんなら、私の家にいるよ」
「そう、じゃあ姉さんの所に案内してくれる?」
「了解、じゃあついてきて?あ、晶はどうする?」
「俺か?俺は・・・これから天上戦士カミレンジャーの再放送、もうすぐ始まるから、それを見ようかなと思ってるぜ?、じゃな早苗」
そう言って、晶は早苗から離れて行ったのでした
「じゃあ、そう言う事だからついてきて?」
「分かった」
早苗はそう言って、レイを自分の家へと案内して行くのでした・・・




⇒To Be Continued...

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