ミスティックシンフォニ〜セカンド!〜第二十七幕〜
作者: 零堵   2011年02月13日(日) 23時19分53秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
未来の世界
時空ポリス署の通信室
ここに、ミスティとその弟レイが、通信室にいる
人型汎用ロボット、ロブに次のフェイクの情報を聞き出しているのでした
「ロブ、次のフェイクの情報を頼むわ」
「了解しました、次のフェイクの情報ですね?」
「あ、いつものカタカナ言葉じゃないんだ?」
「そっちの方がいいですか?なら、戻しますけど?」
「いや、普通の話し方でいいわ、じゃあロブ、頼むわよ」
「了解しました、では、検索します」
そう言って、ロブは通信室にある、大きめな機械を操作してこう言う
「フェイク検索サーチャーオン、検索結果・・・
わかりました、次のフェイクが現れるのは、早苗さん達がいる時代から
数年後の世界に現れます」
「という事は、早苗達のいる時代から、数年後・・・
つまり早苗達からしたら、未来の時代って事よね?」
「そのようだね?姉さん」
「じゃあ、早速早苗達に会いに行きましょうか?レイ
ミスティックトラベルの準備、頼むわよ」
「了解、姉さん、じゃあ準備するね?」
そう言って、レイは小型の機械を取り出して、こう言う
「準備OKだよ?姉さん、姉さんの準備はOK?」
「ええ、OKよ」
「じゃあ、行くよ!ミスティックトラベル!」
そう言うと、二人の周りの空間が歪みだして、二人の姿が
その場から消失したのでした
そして二人は、過去の時代へと向かったのでした
〜過去の時代〜
「う〜さむ〜い・・・」
「そうだな・・・」
季節は冬、風がビュービュー吹く中
碧川早苗と品川晶は、防寒着を着ていて、町の中を歩いていた
「ねえ、晶?今日こそは特撮関係じゃないわよね?」
「ああ、違うぜ?今日は、母さんが映画のチケットを二枚くれたからな?
だから、学校の休みだから早苗を誘ったんだ、早苗、暇だったろ?」
「う・・・確かに暇だけど、なんで暇だと決めつけるかな〜?
もし、私が用事があったら、誰と行く気だったのよ?」
「そうだな・・・武人ぐらいか?まあ、あいつ映画になんか興味なさそうだけどな」
「そ、そう・・・」
そう二人が話していると、二人の前の空間が歪みだして、中から
ミスティとレイが現れたのでした
「目標位置の誤差無しだよ、姉さん」
「そう見たいね、お久しぶりです、早苗に晶」
「ミスティさんとレイが現れたと言う事は・・・もしかして・・・」
「ええ、フェイクの情報が来たので、知らせに来たの」
「そうか!早苗、もちろん行くよな?」
「晶はやっぱり行く気満々?」
「当たり前だぜ」
「はあ・・・ま、いいわ、私もOKだよ」
「決まりね?じゃあ、レイ、お願い」
「領海だよ、姉さん、じゃあ行くよ?ミスティックトラベル!」
レイがそう言うと、四人がいる空間が歪みだして、四人の姿を消したのでした・・・
こうして、四人は少しだけ、未来の世界に行く事になったのでした
〜早苗達がいる時代から、数年後の世界〜
「到着だよ」
そうレイが言うと、早苗と晶はまず、こう言いました
「あ、暑い〜!!」
「確かに暑いよ〜!」
そう言って、着ている防寒着を脱いで、二人は、涼しそうな格好になりました
「さっきまで、冬だったのに、もしかして・・・今の季節って・・・」
「はい、早苗達がいる年代から、約3年後、夏の時代です」
「やっぱり・・・どうりで、暑いと思ったわ」
「確かに暑いな・・・未来と言う事は・・・高校生の俺達がいるって事か・・・」
「そうです、出来れば未来の早苗さん達に合わない方がいいかも知れませんね」
「確かにそうだよな・・・」
「そうだよね〜、でも、未来の私達ってちょっと想像出来ないかも〜」
そう話していると
「あれ・・・もしかして、早苗ちゃんと晶君!?」
「え?」
二人に話しかけた者がいました
それは・・・
「も、もしかして・・・律子ちゃん?」
「し、篠崎か・・・?」
二人に話しかけてきたのは、過去の印象とほとんど同じで、眼鏡をかけている
篠崎律子そっくりの人物なのでした・・・

■作者からのメッセージ
零堵です。結構物語も終わりに近づいてきたかな?
よかったら見てやってくださいませ
感想くれた、ルーク様、ちびハチ公様、ありがとうございました

■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集