ミスティックシンフォニーセカンド〜第三十一幕〜 |
作者: 零堵 2011年02月23日(水) 14時27分31秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
早苗がいなくなってしまったので、ミスティが早苗の変わりとして 晶と一緒に学校へと向かう事になったのでした 〜学校〜 学校について、早苗(ミスティ)は、晶に教えて貰って自分の席へとつく 席につくと、早苗に話しかけてくる者がいました 「おはよ〜、早苗ちゃん」 「あ、え〜っと・・・おはよう、律子ちゃん」 話しかけてきたのは、篠崎律子で 律子は、早苗をじ〜っと見ていた 「な、何かな?律子ちゃん」 「早苗ちゃん・・・なんか変よ?どこがどうとかちょっと解からないけど・・・ 何か雰囲気が大人っぽい感じがするわ?」 「そ、そう?私、ふつ〜だよ?ね?晶」 「あ、ああ、いつもの早苗だぞ?」 「そう?私の勘違いかしら?あ、授業始まるから、席に戻るわね?」 そう言って、律子は自分の席へと戻っていった 早苗(ミスティ)はというと (鋭いですね・・・、観察眼が・・・これは、気をつけないといけないですね・・・) と、思っていたのでした そして、担任の葉山日出男先生がやってきて、授業が始まり その、授業が終わって昼休み 再び、律子が早苗に話しかけて来ました 「凄いわね?早苗ちゃん」 「え、な、何かな?」 「いつもは、先生に指摘されたら、わかりませんとか言うのに 今日に限って、問題をすらすら答えて しかも毎回の授業に全問正解するのだもの 一体、どうしたのよ?」 「た、たまたまだよ〜、私、今日は運がいいって感じだよ? 丁度勉強した所が出ただけだって」 「そう?早苗ちゃんが言うなら、そうなのかもね?あ、ところで・・・」 「何?律子ちゃん」 「この前話した事なんだけど、結局作る事にしたんだよね?早苗ちゃんは」 「え?つ、作る事?」 「もしかして、忘れたの?早苗ちゃん「頑張って手作りする〜」 とか、言ってたじゃない」 「あ、ああ、そうね、うん、私、手作りするんだ〜」 (一体何の手作りなんでしょう・・・解かりませんね・・・) 早苗(ミスティ)は、そう思っていました 「そう?じゃあ、ついに言っちゃうのかな?早苗ちゃん」 「え?・・・う、うん」 「そう、じゃあ頑張ってね?私も応援してるから」 そう言っていると、昼休みの終わりのチャイムがなり 午後の授業が始まったのでした 早苗(ミスティ)は、授業を聞きながら (律子さんが言っていた「言っちゃう」とは、一体何の事なんでしょう? もっと情報を聞き出す事がいいのでしょうか?でも、怪しまれますかね・・・?) と、思っていました そして、授業が終わり、放課後 帰り支度をしている早苗(ミスティ)に話しかけて来た者がいました 「早苗さん・・・」 「え?え〜っと・・・美理亜ちゃんだっけ?私に何か用?」 話しかけて来たのは、同じクラスの右手に熊の人形ジョニーを装着している 伊東美理亜でした 「ここじゃ、何ですから着いてきてください・・・」 「う、うん、解かった」 そう言って、早苗(ミスティ)は、美理亜の後をついていく事にしました 伊東美理亜についていってたどり着いた場所は、夕焼けに染まった屋上でした 伊東美理亜は、他に人がいないか確認してから、早苗(ミスティ)にこう言います 「貴方、誰です?」 「え?私・・・碧川早苗だけど?」 「誤魔化しても無駄です、私には解かっています、貴方、本物碧川早苗ではないですね」 「そうだぜ、おいらの目も誤魔化せないぜ〜?」 「うわ、人形が喋った・・・」 「人形じゃねえ!ジョニー様だ! まあいい、お前、何者だ?」 「・・・・よく、解かりましたね?確かに、私は碧川早苗ではないです ところで・・・なんで解かったんです?」 「それは、貴方についている守護霊が違うから、早苗さんの守護霊は知っています 私は、霊が見えますし」 「ああ、今日のお前の姿を見て、驚いたからな? 姿は碧川早苗なのに、守護霊が違う これは誰かが碧川早苗に変装しているって事だしな?」 「そうですか・・・、出来ればこの事は黙ってて欲しいのですが」 「いいですよ、そちらの事情はよくわかりませんけど、私に関係ない事ですし それより、本物の早苗さんは、一体どうしたのですか?」 「・・・・今は、何所にいるか解かりません、行方不明です」 「そう・・・じゃあ、私も協力しましょうか?」 「おい、ミリー、いいのか?」 「ええ・・・早苗さんは、私の家に遊びに来てくれた数少ない人だし それにクラスメイトですしね」 「そうか・・・ミリーがそう言うなら、おいらも協力するぜ」 「そう言ってもらえると助かるのですが、どうやって居場所を探すのですか?」 早苗(ミスティ)がそう言うと、美理亜は、こう言いました 「色々と方法がありますが、探し物を見つける場合、占いですね ちなみに成功率約9割程度です、それを最初にやろうかと思います」 「9割・・・ほとんど当たるって事ですか、じゃあお願いしていいでしょうか?」 「はい、任せて下さい、何か分かったら連絡します、では」 そう言って、美理亜は屋上から立ち去ったのでした 美理亜が立ち去った後、早苗ことミスティは 「一般人にお願いしてよかったんでしょうか?まあ、協力してくれるみたいですし 頼ってみるのもいいかもしれないですね・・・」 そう呟いていたのでした・・・ |
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