魔属となったボク〜第二話〜
作者: 零堵   2011年02月26日(土) 11時40分13秒公開   ID:YynBrr2ofCI
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恵が、マリオネットになって、次の日


「恵?朝食はできた?」


「あ、はい、出来ました」


恵は、死神のユウリの傍でお手伝いをして
元の姿に戻ろうと思っていた


「あ、そういえば」


「何ですか?ユウリさん」


「今日、私の妹が遊びに来るのよ、そろそろ来るころだわ」


「ユウリさんの妹?どんな人なんですか?」


「う〜ん、まあしいていえばあまりかかわらないほうがいいわよ」


「そうなんですか?」


「まあね・・・」


そう話していると、扉から開いて、一人の少女がやってきた
少女の姿は、ユウリと違って、長身で黒色のポニーテールで
眼の色が金色の色であった


「お姉さま、お久しぶりですわ」


「お久しぶりね、シオリ」


「はい、三か月と二十二日三時間ぶりですわ」


「こ、細かい・・・」


「あの、お姉さま?お姉さまの側にいるこいつ、何者なんです?」


「こ、こいつ!?」


「そうね、彼は私の仕事のお手伝いをしてくれる恵よ」


「城ヶ崎恵です、よ、よろしく」


「私の名前は、シオリ・アスターシャですわ
それにしても・・・」


シオリは、恵の事をジロジロ見て


「もしかして貴方、ヒト属ではないでしょ?
何ていうのかしら?魔属かな?」


「ええ、そうよ?恵はマリオネット、まあ魔属ね」


「ふ〜ん、そうなんだ?恵?
ちゃんとお姉さまの仕事を完璧にこなすようにね?
そうじゃないと私が壊しちゃいますわよ??」


「こ、壊す!?ぶ、ぶっそうだなあ・・・もちろんちゃんと仕事はこなすつもりですよ」


「ならいいですわ」


「ところで、シオリは私に何の用なの?」


「あ、そうでしたお姉さま、ちょっと手伝って欲しくてやってきたのですわ」


「手伝って欲しい事?私に出来ることがあれば
出来る限り手助けしてあげるわよ」


「ほんとですか?ありがとうございますわ、お姉さま
で、手伝ってほしいのは私の追っているフールを一緒に退治してほしいんですの
私ひとりでは退治出来なくて・・・お姉さまに頼みに来たんですの」


「そうだったの?解ったわ、どんなフールか知らないけど
退治してあげるわよ」


「ありがとうございますわ、じゃあ早速フールのいると思われるエリアに一緒に行って欲しいんですけど?お願いできますか?お姉さま」


「解ったわ、恵!」


「は、はい」


「行くわよ!さあシオリ?案内しなさい」


「解りましたわ」


こうして、三人でシオリの追っているフールを倒しに行くことになったのでした・・・



⇒To Be Continued...

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