| 魔属となったボク〜第八話〜 |
| 作者： 零堵 2011年03月13日(日) 11時12分25秒公開 ID：LjOpF6jSo/I |
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それは、ある日のこと ユウリの家に、武器屋のローエンさんが何かを持ってきたのでした 「ユウリお嬢に恵と言ったかな？今日はじゃ」 「ローエンじゃないの、一体どうしたのよ？」 「実はじゃな？新しい発明を作ったので、是非、お嬢に使って欲しいと 思って持ってきたのじゃ」 「そ、そう・・・じゃあ、恵？」 「は、はい？」 「貴方に使う権利をあげるわ、ローエン、恵を実験台にしてOKよ」 「ちょ！実験って・・・」 「そうか、お嬢に使って欲しかったんじゃが・・・まあいいだろう」 「いいの！？」 僕は、一体何の発明品だろう・・・と思いながら ローエンさんに聞いて見る事にした 「ローエンさん、一体何を作ったんですか？」 「ああ、これじゃ」 そう言って、ローエンは懐から銃らしきブツを取り出してこういう 「これはじゃな？物質変換銃じゃ」 「物質変換銃？」 「そうじゃ、これの光線を浴びると、一定期間その物質が変化するのじゃ どういった変化が起こるのか？まだ実験してないからの 是非お嬢に使って欲しかったから持ってきたのじゃ」 「そうなんですか、じゃあ僕が使ってもいいですか？」 「そうじゃの、これを渡すぞ、じゃあ明日、再びこちらにやってくるから 結果を報告してくれ」 そう言って、ローエンさんは帰っていきました ローエンが帰ると、ユウリさんが僕の所にやって来てこういいました 「ふ〜ん、物質変換銃ねえ」 「そうみたいですね」 「ちょっと貸してみなさい」 そう言って、ユウリさんは僕から物質変換銃を奪い去ると 「じゃあ、えい」 僕に銃口を向けていきなり発射しました 「いきなり何するんですか！？」 「いや〜一体どうなるか試したかったのよ、で、どう？」 「どうって言われても・・・別になんとも・・・って、あれ？体が熱く・・・」 僕は、急激に温度があがったので、一体何が起こったのか分からなくなり 気を失ったのでした 「恵？」 「・・・う」 僕が気がつくと、僕の目の前にユウリさんの顔がドアップでした 「う、うわ、ユウリさん？」 「そうよ？ところで、どうやら変化したみたいね？」 「え？ほんとですか？」 そう言って僕は自分の体を見てみる すると、数分間観察して思った事は 「に、人間に戻ってる！」 「そうよ、どうやら魔属の恵が、物質変換して人間になってるみたいね？ 一体どういう原理なのか、全く意味不明だけど・・・ とにかく元に戻れてよかったわね？」 「は、はい！」 僕は本当にうれしかった、だって元の人の姿に戻ったしね？ 「ところで、さっきローエンが一定期間と言っていたから、その一定期間が過ぎれば 元に戻るのかもね？」 「あ、確かにそうかも・・・」 「そうね・・・、じゃあこれを持ちなさい」 そう言って、ユウリさんは僕にタイマーを渡してきた 「これで恵が気絶した時間から測ってるから、変身してから役1時間ってとこかしら？ 元に戻るまでこれで計りなさい、そうした方がいいわよ」 「あ、はい、解かりました・・・あ、あの・・・」 「何？」 「自分の家に戻っていいですか？一応、僕が無事だと言うのを家族に知らせたいので」 「そうね・・・いいわよ、但し、恵がマリオネットというのは変わりないわ だから、元に戻ったら戻ってくるのよ？」 「はい、解かりました、じゃあ行って来ます」 そう言って、僕は自分の家へと一度、戻る事にしたのでした・・・ 私、霧島真奈美は、月野町をほとんど探したので、ちょっと疲れていた 「ねえねえ、マナちん」 「何よ、小夜」 「町にいないんだったらさ？とりあえず一度、恵君の家へと行って見ない？ もしかしたら、戻ってるかもしれないしね？」 「そうね・・・」 確かに、これだけ探しても見つからないから、一度 恵君の家族に何か聞きだした方がいいかも知れないかも・・・ それに、一度、恵君の家族にも会ってみたいと思ってたし 私は、そう考えて 「そうね、じゃあ一度、恵君の家に行って見ましょうか」 「りょ〜かい」 そう言って、私と小夜は、城ヶ崎恵君の家へと向かう事にしたのでした・・・ |
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