ミスティックシンフォニーセカンド〜総集編2〜 |
作者: 零堵 2011年03月30日(水) 16時38分48秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
一体目のフェイクを捕まえたミスティとレイは一旦 未来の世界へと帰っていたのであった 〜未来〜 「未来の世界へ無事到着ね」 「そうだね、姉さん、設定した場所も時間も間違ってないよ」 「じゃあ、早速レーベン隊長に報告よ」 「了解」 二人はそう言うと、移動しました そしてたどり着いた場所は 「時空ポリス署」と書かれてある建物でした 中に入って、二人に話しかけてくるものがいました「うむ、無事に戻ってきたようだな」 「はい、レーベン隊長」 二人に話しかけたのは、二人の上司でもある 四十代に見える何故かカイゼル髭のオジサンでした 名前をレーベンと言われています 「ミスティ君にレイ君、まず一体を捕獲したからと言って、まだまだ十二体いるから、心してかかるように」 「はい、ところで・・・」 「ん?何だね?」 「前からず〜っと言おうとは思ってたんですけど・・・」 「うん、僕もそう言おうと・・・」 「何かね?」 「何でそんなヒゲしてるんですか?他の人見てもそんなに突っ張ってるヒゲ 隊長しかいないんですけど?」 「これかね?これはだな・・・ふむ・・・まあ、趣味だ」 「・・・・・はあ」 「な、なんだその顔は!別にいいだろ?自慢のヒゲなのだからな!」 「まあいいですけど・・・」 「と、とにかく、私は仕事が残ってるので行くが、二人ともフェイクの捜索&確保、頼むぞ」 「りょ、了解」 そう言って、レーベンは二人のところから去って行きました 「じゃあ早速次のフェイクの居場所を探しましょうか?」 「そうだね、姉さん、手持ちの機械じゃ捜索できないから、スーパーコンピューター室で調べよう」 「そうね」 そう言って、二人は移動したのでした スーパーコンピューター室 そう書かれた部屋に入った二人は、そこを管理している者に話しかけた 「ア、ミスティサンニレイサン、イラッシャイマセ」 「ちょっとスーパーコンピューターで調べたいことがあるから、使わせてもらうわよ、ロブ」 「ハイ、ワカリマシタ」 ロブと呼ばれた者がそう答える スーパーコンピューター室を管理している者は 体が機械で出来ている人型汎用アンドロイド(ちなみに男性型) 通商ロブと呼ばれる者が管理してました 「ロブ、最近逃げ出したフェイクの所在地、調べてくれる?」 「ハイ、リョウカイデス、イメージサーチャーオン、メインプログラム二アクセス ・・・・ナウローディング、ケンサク・・・フェイクジョウホウ・・・ケンサクケッカ、フェイクイッタイノジョウホウアリデス」 「フェイク一体ね、それが出現すると思われる場所は?」 「サイショニミスティサンタチガホカクシタフェイクガアラワレタネンダイカラ イッカゲツゴノジカンニシュツゲンシテマス」 「つまり、あのゴ・・・、まあ昆虫型フェイクがあらわれてから一ヶ月後に現れる可能性って事かな?」 「ハイ、ソウナリマス」 「ありがと、じゃあ早速行くわよ?レイ」 「解ったよ、姉さん、ロブ、ありがとう」 「イエ、ドウイタシマテ、アナタタチノヤクにタテテヨカッタデス」 そう言った二人は、時空ポリス署を出たのでした 街中 「じゃあ、年代と時間を合わせて飛ぶわよ?設定よろしくね?レイ」 「了解、設定・・・・・完了、行くよ?姉さん、ミスティックトラベル!」 そうレイが言うと、二人の間に空間ができて、二人を吸い込んで 二人は過去の時代に行く事になったのでした・・・ その頃 「おい、ロブ」 「はい?何でしょう?レーベン」 「何であの二人にはロボット言葉で話して、私には普通に話しかけてるんだ・・・?」 「だってそっちのほうがロボットらしくていいでしょ?あの二人は 僕としても結構気に言ってたりしてるんですよそれにあまり不思議がってませんし?別にいいじゃないですか〜」 「じゃあ私は?」 「興味ないです」 「即答ですか・・・」 そう二人は話していたのでした 虫型フェイクを未来に戻して 大体一ヶ月過ぎたある日の事 放課後の新座中学校にて 「ねえ、早苗ちゃん」 早苗に話しかけたのは、早苗の親友でもある篠崎律子でした 「何?律子ちゃん?」 「実はね?ある雑誌に「絵本コンテスト」という企画が発表されたの、その、企画に応募しようと思って、新しく絵本を書いてみたんだけど読んでくれない?」 「律子ちゃんの絵本?一体どんな話なの?」 「それは、読んでからのお楽しみってことで、じゃあこれ、読んでみて?一応候補作として、書いてみたの、私は用事があって帰るから、明日、このノートを返して感想聞かせてくれないかな?」 そう言って律子は、ノートを早苗に渡します 「うん、判ったわ」 「じゃあね?早苗ちゃん」 そう言って、律子は教室から出て行ったのでした 「じゃあ、早速家に帰って読もうかな」 そう言って早苗はかばんにノートを入れて、学校を出ると 学校の帰り道に、前を歩いていた晶を見つけました 「あ、晶」 「よ、早苗、お前も真っ直ぐ帰るのか?」 「お前もって?晶はなんかあるの?」 「ああ、これから正義戦隊「ボウエンジャー」が始まるからな それを見ようと思ってな」 「正義戦隊「ボウエンジャー」?ガンバルダーはどうしたの?」 「あれは、感動のラストを迎えて終わったぞ?それから新しく次の週から始まったのが正義戦隊「ボウエンジャー」なんだ、まあ俺としては何故か主人公の色がホワイトなのがいただけないが、普通はレッドだろう、そこは・・・敵の名前だってア・クマールとかそう言う名前というのもな〜」 そう晶がぶつぶつ呟いていると、早苗たちの持っているフェイクレーダーが鳴り出しました 「あ、鳴ってる?と、言うことは・・・」 「また、フェイクが現れたってことか?」 「はい、現れます」 「うわ!ミスティさんにレイ君!いきなり話しかけられてびっくりしたぁ」 「お久しぶりです、早苗さんに晶さん」 「お久しぶり、今回のフェイクだけど・・・調べたら、あと十秒ぐらいで目の前に現れるみたいだよ」 「え?十秒後に?」 そう話して、十秒たった瞬間 空間が歪んで、なかから人型の真っ黒い覆面をした生物が現れました 「あれがフェイクです、早苗さん、晶さん!」 「了解!行くよ!晶」 「なんかヒーロー物とかに出てくる雑魚戦闘員みたいなんだが、ああ、判ってる!」 早苗と晶は、あの言葉を言う 「ミスティックシンフォニー!」 そう言った瞬間、グローブが光り出し、早苗と晶のコスチュームが変わった 早苗は、格闘家に晶は、ヒーローが来ているバトルスーツを着た者になっていました 「なんか強そうなかっこになったわ」 「これぞ、アクションの醍醐味、行くぜ!」 「早苗さん、晶さん、お願いします!」 「了解!行くよ!映画でみたコブシを食らいなさい!アタタタタアア!!」 早苗は、人型フェイクに向かってコブシを繰り出す フェイクはそれを器用に防御しながら「キーキー」とか言っていた 「ますます雑魚戦闘員っぽいな、こっちも行くぜ!」 そう言って晶も拳や蹴りを繰り出す まあ結果はどうなったのかと言うと、単純に考えて二対一なので フェイクは、あっさりと弱っていました 「今です!喰らいなさい!ミスティックフォース!」 そうミスティが言うと、フェイクはやっぱり「キーーーー」と言いながら消滅したのでした 「これで二体目のフェイク確保完了だよ、姉さん」 「そうね、早苗さん晶さん、ありがとうございます」 「いいよ?、こっちも楽しかったし」 「ああ、これぞ正義のなせる技ってとこだしな」 「次のフェイクだけど・・・やっぱり未来にもどってロブに捜索して貰わないと 無理そうだよ?姉さん」 「そう、じゃあ未来に戻るわ、さようなら、早苗さんに晶さん」 そう言って、二人は早苗達から離れていったのであった 「っと、俺も帰って「ボウエンジャー」見ないとな、じゃな、早苗」 「あ、うん、またね、晶」 晶も家へと帰っていきました 「じゃあ、私は家に帰って、律子ちゃんから貰ったこのノートを見ようかな?」 そう言って、早苗は家へと帰る 家に帰ると、いきなり早苗に抱きつく者がいた 「お帰りなさい〜早苗〜♪」 「あ、お母さん、ただいま〜」 いきなり抱きついたのは、早苗の母親でもある、恵奈でした 「今日はちょっとおそかったけど、どうしたの?」 「晶とちょっと話してて遅れたかな?あ、そうだ、お母さん 律子ちゃんに貰ったノート、これから見るんだけど、一緒に見る?」 「そうね、夕飯の準備はもうできてるし、いいわよ?一緒に読みましょう」 そう言って、二人で仲良く律子のノートを見る事にしたのでした・・・ 二体目のフェイクを未来に戻して ミスティとレイは、また未来の世界に戻ってきていました 未来の町 「無事到着だよ、姉さん」 「そう見たいね、じゃあ早速ロブに調べて貰いましょう」 「でも今日は疲れたから家に帰って休みたいんだけど・・・ それにこのミスティックトラベル、休ませないと、オーバーヒートする可能性 だってあるしね?」 「そうね・・・壊れて時間を飛ぶ事が出来なくなったら、大変よね・・・ じゃあ、今日の活動はお休みして、家に帰りましょうか」 「そうしよう、姉さん」 そう決めると、二人は自分の家へと帰る事にした ミスティの家 ミスティの家は、一戸建ての大きめな感じの家でした 「ただいま〜」 「ただいま〜って、誰もいないでしょ?姉さん、二人っきりで暮らしてるんだし」 「そうだけど、別にいいじゃない?こう言う事で帰った〜って気分になるしね?」 「まあそうだけど・・・僕は、もう疲れたから寝るね・・・お休み、姉さん」 そう言ってレイは、自分の部屋へと入っていった 「そう、お休み、え〜と今の時間はと・・・」 ミスティは、家の時計を見てみる 時刻は、夜の八時になっていた 「過去に飛んでたりしてたから、いまいち時間の感覚が分からなくなってるわね・・・、そうね・・・レイも寝たし・・・、どうしようかしら?」 そう話していると、持っているミスティックフォンが鳴り出した 「はい、こちらミスティです」 「繋がるということは、戻ってきたのね?ミスティ」 「あ、その声は・・・ユウキね?」 「そ、貴女の大親友のユウキよ」 「大親友って自分で言う?普通」 「まあいいじゃない、電話じゃなんだし、会って話さない?」 「そうね・・・お腹も空いたし、レストランで食事しながら話しましょうか」 「分かったわ、じゃああそこにしましょう?いつも一緒に食事したレストランで」 「了解」 そう言って電話を切ると、ミスティは出かけたのでした レストラン ミスティがレストランに入ると、こっちよミスティと声をかけた女性がいた 彼女の名前は、ユウキ、ミスティと同じくらいの年でした 「久しぶりユウキ、何日ぶりだっけ?」 「覚えてないわよそんな事、それよりいつ戻ってきたの?いっつも電話かけても繋がらないじゃない?」 「まあ、昔に戻って仕事してたからね、そっちはどう?仕事の方は」 「絵本の事?大丈夫よ、スランプは抜けたから思いついたらバリバリ書いてるわよ」 そう、彼女は子供たちに人気な絵本作家でもあるのであった 「それにしても・・・」 「何よ?ミスティ」 「いや、昔に出会った人にちょっと似てるわね・・・って思っただけよ、気にしないで」 「そう?気になるけど追及はしないわ、それよりミスティ?」 「何?」 「一体今は何の仕事してるの?前は内部勤務だったから電話とか出てくれたけど 今は、電話かけても繋がらない事があるじゃない?それに昔に戻ってって・・・ 時空課に異動にとかにでもなったの?」 「あ〜それはね・・・話すと長くなるけど・・・まあ、上の命令?そんな感じかな、一応仕事だからやってるわけよ」 確かにミスティは上(レーベン隊長)の命令でフェイク確保の仕事をしている それをする前は、署内での仕事がほとんどだったからでした 「大変なのね・・・それって一人でやってるの?」 「いや、弟のレイも同じよ、一緒に昔に戻って捜索してるわ」 「レイ君も?レイ君はそれで納得したの?」 「あ〜確か「姉さんのやる事にいちいち文句いっても変わる事はないから僕はもうあきらめて一緒にやる事にしたよ・・・」とか言ってたわね」 「レイ君も可哀そうに・・・」 「何か言ったかしら?ユウキ」 「いや、何でもないわよ、それよりその仕事はこれからも続くの?」 「まあまだ片付いてないから、これからも続くわね、だから頻繁に会えないと思うわ」 「そう・・・ところでその話、絵本にして出してもいいかしら? ミスティのしている事って、ネタとしては結構おいしそうだしね?」 「そういう事言う?普通・・・まあ私はいいわよ、その代わり出来たら私にも見せてね?」 「OK、分かったわ、あ、もうこんな時間ね?じゃあ私は帰って新しい絵本でも書く事にするわ、じゃあね、ミスティ」 そう言って、ユウキはレストランから出て行きました 「じゃあ、私も帰って寝ようかな、さすがに眠くなってきたし」 そう言うと、ミスティは家に帰って寝る事にしたのであった・・・ そして次の日 「おはよう、姉さん」 「おはよう、レイ、じゃあ早速署に行って、ロブに会うわよ」 「了解、あ、姉さん、それより聞きたい事あるんだけどいい?」 「聞きたい事?」 「昨日、何所行ってたの?夜一回おきたら姉さん、いなかったでしょ?」 「ちょっとユウキと会ってたのよ」 「ユウキさんと?そうなんだ・・・僕はてっきり・・・」 「てっきり何・か・な?」 「笑顔で言うと怖いよ姉さん・・・、何でもないから気にしないで・・・」 「そう、じゃあそろそろ時間だし行くわよ、レイ」 「了解」 そう言って、二人は時空ポリス署に行ったのであった・・・ 二体目のフェイクを未来に送ってから 数日後のこと、新座中学校の教室にて早苗達はこんな事を話していました 「もうすぐテストよね?」 そう言ったのは、早苗の親友の篠崎律子でした 「確かにそうだよね・・・」 「早苗ちゃんは、このテスト、いい点取れそう?」 「う〜ん・・・私、頭は良くないほうだから・・・自信ないかも・・・」 そう話していると、早苗に話しかけてくる者がいた 「自信ないって、早苗は、毎回そんな事を言っていないか?」 そう言ったのは、早苗の幼馴染でもある、品川晶である 「晶!そんな事はないはずだよ?確か前回はそんな事言ってないはず・・・」 「そうだっけ?まあ、俺は高得点取れる自信があるから、大丈夫だけどな」 「そうなの?晶君」 「うう〜、晶の馬鹿!何でそんな自信あるのよ?」 「何でって、毎日予習とかやってるからだぜ、お前、俺の事馬鹿だと思ってたのか?」 「だ、だって、特撮物が大好きだし・・・」 「それは偏見だぞ、早苗、確かに俺は特撮物大好きだけど、ちゃんと勉強してるからな、大体、何かにハマってる奴って結構頭いい奴多いんだぜ、たとえば武人なんか、科学にはまってる奴で、前のテストなんか満点取ってたらしいしな?」 「そうなの?でも私は絵本書いてるけど、点数は大体平均点ぐらいよ?早苗ちゃんは?」 「う・・・平均の・・・ちょっと下・・・ぐらいかな?」 「それって赤点とか言わないか・・・?」 「いや、赤点はとりあえず今まで取った事ないもん、お母さんにだって叱られた事ないし・・・」 「早苗ちゃんのお母さんは「まあまあ、こんな点取って・・・次、頑張りましょうね?」とか言って、叱らないと私は思うのよね?」 「確かに・・・早苗の母親って、趙溺愛してるしな・・・見てるこっちも恥ずかしくなるぐらいだしな」 「そ、そんな事ないよ?お母さんは・・・普通かな・・・?」 「そうか?早苗に対して叱った事とかあるのかよ?」 「う・・・え〜と・・・・ないかも」 「ほらな」 「でも、いい親じゃない?叱ってくれなくても、早苗ちゃんの事大事にしてるらしい見たいだしね?」 「そ、そうかな?照れるなあ」 「ま、とりあえず早苗、テスト近いんだから、勉強頑張れよ、じゃな」 そう言って、晶は早苗から離れていった 「う、テスト自信ないなあ・・・律子ちゃん、一緒に勉強しよ?」 「いいわよ、じゃあ早苗ちゃんの家でしましょうか」 「うん、解った」 こうして、早苗は律子を連れて、家へと帰っていったのでした 早苗宅 「おかえり〜早苗〜♪、あら?律子ちゃん?」 早苗に抱きついて出迎えたのは、早苗の母親でもある 碧川恵奈であった 「お久しぶりです、おばさん」 「おばさんって言わないで律子ちゃん、恵奈さんって読んで?」 「は、はい、恵奈さん」 「よろしい、ところで律子ちゃん連れてきて一体どうしたの?今日は早苗ちゃんと一緒に遊ぼうかな?とか思っていたのだけど?」 「もうすぐテスト近いから律子ちゃんと一緒に勉強しようと思ってつれて来たの お母さん、一緒に遊ぶこと出来ないけど、ごめんね?」 「そう・・・じゃあ邪魔しちゃ悪いわよね、じゃあ私は夕飯の買い物にでも 出かけようかしら?律子ちゃんも食べてく?」 「あ、はいお世話になります、恵奈さん」 「じゃあ、行って来るわね?」 そう言って恵奈は、買い物の準備をして出かけたのであった 「じゃ、勉強しようか?律子ちゃん」 「そうね、そうしましょう」 早苗は律子と一緒に勉強したのでした そしてテストが始まり、その数日後 帰ってきた答案用紙を見ながら、三人で話し合っています 「晶、どうだった?」 「そう言う早苗こそ、どうだったんだよ?」 「どうだったと思う?」 「まあ早苗の事だから、30点ぐらいじゃないか?」 「それ酷くない!?私、そんな点数じゃないし!」 「ほ〜じゃあ、俺より点数がいいと?」 「まあ私と一緒に勉強したから、前のテストの点よりは上がってるんじゃないかしら?」 「晶!どっちが上か勝負しようじゃない!もし私が勝ったら 駅前にあるドーナッツ屋のドーナッツ、奢りなさい!」 「おういいぜ!じゃあ俺が勝ったら、早苗が奢れよ?」 「望む所よ!じゃあいっせいのせーで見せ合うわよ?」 「おう!行くぜ!」 そう言って、早苗と晶はテストの答案を見せ合う 「晶君が95点で早苗ちゃんが95点と言う事は・・・引き分けみたいね?」 「っく、あの問題をミスしなければ勝ってたのか!?」 「ま、まあ負けはしなかったけど・・・こう言う場合どうしよう?」 「次のテストで勝負つければいいんじゃないかな?早苗ちゃん」 「そ、そうね、命拾いしたわね?晶、次は負けないわよ?」 「そっちこそ、次は負けないから覚悟しとけよな?」 そう二人は言い合っていたのであった (私・・・このテスト、百点満点だったけど、二人に言わないほうがいいわね・・・) そう、律子は思っていたのでした・・・ |
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