魔属となったボク〜第十三話〜 |
作者: 零堵 2011年06月23日(木) 22時22分50秒公開 ID:YynBrr2ofCI |
僕が魔属、マリオネットととなって、初めての秋の季節がやって来ました。 僕は、相変わらず、ユウリさんの家の家事手伝い?みたいな事をやっています そんなある日、僕にユウリさんがこんな事を言ってきたのでした。 「ねえ、恵」 「はい?何ですか?」 「秋の季節になったわね?」 「ええ、外から見える紅葉の木もありますからね」 「じゃあ、秋といえば何を思い浮かべるかしら?」 「そうですね・・・」 僕は、ちょっと考えて、こう言いました 「やっぱり、スポーツの秋とか食欲の秋とか芸術の秋とかですね?」 「そう、それよ」 「はい?」 「秋という事で思い出したんだけど、確か魔属対抗競技会というのがあったのを思い出したわ」 「魔属対抗競技会?」 「そう、あらゆる種族の魔属が集まって、競技する行事よ、毎年やっている行事で せっかくだから、恵も一応魔属だし、参加しましょうか、丁度退屈してたしね」 「え?僕もですか?」 「そうよ?何か文句ある?」 「いえ・・・」 僕は、魔属対抗競技会というのが、どんなのか気になったので、文句を言う事はなかった、だけど・・・一体何をするんだろ?競技会って、運動会とか体育祭とか同じようなものなのかな?そう思っていたりもしていました 「じゃあ、決まりね?早速行くわよ」 そう言って、ユウリさんは、部屋のクローゼットから、鍵らしき物を取り出して こう言いました 「魔界の扉よ、我が命によって、開きたまえ!」 そう言った瞬間、ボンっと音がして、ユウリさんのお屋敷に大きいに銀色の扉らしきものが現れて、僕とユウリさんは、それに吸い込まれていきました 「ユウリさん!この扉は一体何ですか!」 「これは、魔界に通じる扉よ!大丈夫、普段行っている場所だしね」 「そう言う問題じゃなくて、ちゃんと戻ってこられるんですかぁぁ!」 「大丈夫大丈夫〜」 そう言って、吸い込まれていきました どうやら、僕は強制的に魔界(初めて行く場所)というところに飛ばされてしまったようなのでした・・・・これから何がおこるのか?まだ僕には、わかりませんでした・・・ |
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