俺と彼女と非日常〜第四話〜俺と親友その3〜
作者: 零堵   2011年08月26日(金) 19時05分46秒公開   ID:YynBrr2ofCI
俺こと南山真琴(みなみやままこと)は、休日の日、親友の栗谷美鈴(くりやみれい)に「一緒に行って欲しい場所があるの」と言われて、たどり着いた場所は、オタクとかが集まる聖地、秋葉原であった、どうやら俺は、そこで行われる天空カイザーとか言う、アニメのコスプレ会に参加させられるみたいでもある、はて、その天空カイザーとか言うアニメの、一体何のコスプレさせられるんだろうな?俺は・・・出来ればまともなのがいいな・・・とも、思っていた
こうして、俺は美鈴に連れられて、天空カイザーのコスプレをやるお店にたどり着いていた
「まこ〜、このお店でやるんだよ」
「このお店?」
そのお店は、店の名前は「ラブ喫茶、アイライク」と書かれてあった
うっわ〜まともな人物が入るような店じゃないよな・・・だって、店はデコレーションで飾ってあるし、店内を覗いてみたら、男ばっかりだし、店員の恰好もメイド服っぽい衣装を着ているしな・・・絶対に普通の店じゃ無いだろ・・・俺は、そう思っていた
「じゃあ、早速入りましょう」
「あ、ああ」
そう言って、中に入ると、店員がこう言ってきた
「いらっしゃいませ、お嬢様方」
「やっほ〜来たよ〜」
「あ、れいれい〜待ってたわよ」
「うん、じゃあ早速準備するわね」
「OK,じゃあこっちよ」
「うん、じゃあまこ?行こうか?」
「う、うん」
何だ?美鈴はこの店でれいれいと呼ばれてるのか?何故だ?
しかもなんか店員と仲がいいみたいだし・・・うん、謎だ、こいつ普段、何やってるんだ?
控室に案内されて、俺は美鈴に疑問に思った事を聞く事にした
「なあ、美鈴」
「なに?まこ」
「お前、この店でれいれいと呼ばれてるの?」
「うん、そうだよ?だって、この店でバイトしてるからね?」
「そっか・・・」
なんかなっとくした、だからこの店の店員と仲が良かったのか・・・ところで・・・
「で・・・結局、自分は何を着れば・・・?」
「あ、そうだった、これ着てみて?」
そう言って渡されたのが、上下黒っぽい服だった、あきらかに男物だとは思う
「これ、着るの・・・?」
「うん、絶対に似合うと思うんだ!」
美鈴がかなりの勢いで言ってきた、そこまで言われちゃ嫌だとは言えないよな・・・
俺は、結局しぶしぶ着る事にした、そして数分後
控室に用意してある鏡に映っていたのは、黒っぽい服を上下着た姿が映っていた、うん、自分で言うのもなんだけど、なかなか似合っているとは思うんだが・・・
「きゃ〜!まこ〜似合う!ほんと、レキそっくり!」
レキ?誰だそりゃ・・・と、俺は思っていた
「レキって・・・?」
「天空カイザーの仲間のクールな美形キャラのレキって言うの、髪型もまこそっくりだし、レキのコスしたら似合うんじゃないかな〜とか思ったけど、ほんと似合ってる!」
なんかえらいはしゃいでるな美鈴・・・ちなみに美鈴は、白っぽい服に着替えていて、コスしているキャラは一応、天空カイザーに出てくるヒロイン、アカリと言うキャラになりきっていた
「じゃあ、早速、撮影会しちゃいましょう!」
そう言って、俺の手をとって、控室から出ていく、控室の外に出ると、待ち構えていたのは、さっきまでいた男どもではなく、いつの間にか女の子で溢れていた
そして、マイクを持った店員らしき人がこう言う
「は〜い、今日は特別企画、天空カイザーコスプレ会で〜す、皆さん、楽しんでってくださいね〜」
「は〜い!!」
と、その場にいた女の子の殆どが、そんな声をあげていた、うん、なんか凄いキラキラしてる目で見てるな、この女の子達・・・
そして、パシャパシャと撮影会らしき物が始まった、お店の客、ほとんど女子が、携帯のカメラやら、普通のインスタントカメラとか持って、俺と美鈴、そして天空カイザーのキャラに扮装したこの店の店員を撮っている、特に俺に向かって、写真を撮っていた女の子はと言うと
「かっこいいです」やら「本物そっくりです!素敵〜!」やら「付き合ってる人いるんですか?いないなら私と・・・」とか言って来た、さすがに困った、そう言う女の子には、ただ愛想笑いを浮かべていたけど、問題はないと思う、多分・・・
そして、無事?に撮影会が終わって、普通の服装に着替えて、家路に帰る事にした
帰り際に、美鈴がこう言ってきた
「今日はありがとね?まこ?すっごく似合ってたよ?ほら、私、携帯の待ち受け画像にしちゃったし?」
「な、なんで?」
「だって、本当に良い画像なんだもん〜、これでご飯は三倍はいけるかも〜」
何を言っているんだ?こいつは・・・俺は、そう思った
「今日は本当に楽しかった、また誘っていい?」
俺は、そう言ってきた美鈴にどう答えようか迷ったが、こう答えた
「普通の場所なら付き合うよ・・・」
「普通って?たとえば?」
「普通に買い物とか、映画とかかと・・・」
「それじゃ付き合ってるカップルみたいじゃない、ま、私は、それでもいいけどね?」
しまった、墓穴を掘ってしまったみたいである、じゃあなんて言えばよかったんだ?
「じゃあ、また学校でね?じゃね?まこ〜」
そう言って、美鈴は俺の傍から去って行った
こうして、俺のいつもとは違う、休日が終わりを告げたのであった・・・

■作者からのメッセージ
零堵です。約一カ月ぶりの投稿ですかね?
まあ、この物語に関していうことは、ちなみに話数、現時点で六十五話まで出来てたり・・・
文字数も十万文字越えてますしね、ただ投稿してないってだけですね(いいのか?そんなんで)
まあ、たま〜にこっちにも載せたりするので、よかったら見てやってくださいませ

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