俺と彼女と非日常〜第八話〜俺と勉強その2〜
作者: 零堵   2011年09月29日(木) 11時52分18秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
俺こと、南山真琴(みなみやままこと)は、どうやら試験勉強会をやる事になったみたいである、何故かと言うと、いつものように登校して教室に入って席に着くと、話しかけて来たのは俺の親友でもある栗谷美鈴(くりやみれい)だった、美鈴は俺に「もうすぐ、試験だから勉強会をしよう」と提示して来たので、俺はOkした、まあ・・・勉強会をやる場所が何故か俺の家に決まってしまっているんだが、問題は無いと思う・・・多分
そんなこんなで放課後、帰りの支度をしていると、美鈴が話しかけてきた
「さあ、まこ〜行こう」
「行くって、どこに?」
「何、とぼけてるの?朝言ったでしょ?勉強会するって、だからまこの家に出発〜」
「出発って・・・」
何で楽しそうに言うんだ?こいつは、ただ勉強をするだけだと思うんだがな?
そう思っていたが、考えるのも何なんで家路に向かうとした
下校中、美鈴が話しかけて来た
「そう言えば、まこの家に行くのって、随分久しぶりだったよね?」
「そうだっけ?」
「そうだよ、今年に入って、まだ一回も行った事が無かったと思うんだよね?私」
「そうかな・・・まあ、美鈴がそう言うんだったらそうなのかも」
「うん、だから思いっきりまこの家で遊ぶんだ〜」
おい、勉強会じゃなかったのか?遊ぶって何だよ
「遊ぶって、勉強会じゃ・・・」
「だって〜ず〜っと勉強してたら頭の中がオーバーヒートしちゃうよ?少しは休ませないとね?」
「そういうもんかな」
「そういうものだよ、あ。まこの家、到着〜」
確かに俺の家に到着していた、うん、話しながらだと時間とか忘れるもんなんだな・・・
まあ着いたので、俺は玄関の扉を開ける事にした
「ただいま」
「お帰り〜、お姉ちゃん・・・・・・・と、誰」
出迎えて来たのは、俺の妹の南山亜季(みなみやまあき)だった、なんか長い沈黙だったな・・・あれ?そういや美鈴と亜季って会った事あったっけ?
「お久しぶり〜亜季ちゃんだったっけ?」
「・・・・だから誰です?」
うわ、何気に酷い事言ってないか?我が妹よ
「あっれぇ〜?覚えてないかな?私、美鈴だよ?ほら、去年会ったでしょ?」
「すみませんが覚えてません、私の頭の中は好きな事と好きな人物の事しか頭にないので」
それってはっきり言うと「お前の事なんか嫌いだから覚えてないぞ」って意味じゃないか?
「・・・まこ〜・・・」
うわ、なんか美鈴が涙目になって、こっち見てる・・・さて、どうしよう?
「あ、亜季・・・せっかく来てくれたんだから、ちょっとそれは失礼だよ」
そう優しく言ってみると、亜季はこう言った
「すみません、お姉ちゃん・・・お姉ちゃんが家に女の人連れてくるとは思わなかったので・・・」
「じゃあ、自分がもし男の人を連れてきたら・・・」
「即効追い出します、お姉ちゃんに付きまとってる害虫です、それは」
うわ!即答だよ!なんか怖いよ!?
「な、なんか凄い妹だね?まこ・・・」
「そ、そうかな・・・まあ、とりあえず勉強するとしようか、亜季、今日は美鈴と勉強しに来たから、邪魔しないでね?」
「そうですか・・・分かりました、お姉ちゃん」
「じゃあ、早速私の部屋で、勉強しようか」
「ok〜、じゃあ行こう〜」
こうして、俺の家での勉強会(初日)が始まったのであった・・・
■作者からのメッセージ
零堵です。時間ができたので、投稿します。

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