俺と彼女と非日常〜第十話〜俺と勉強その4〜
作者: 零堵   2011年10月20日(木) 13時14分06秒公開   ID:LjOpF6jSo/I
俺の家に親友の栗谷美鈴(くりやみれい)が試験勉強しに来て、次の日、俺こと南山真琴(みなみやままこと)は、いつものような時間に起き、学校の支度をして、登校する、まあ、そう言った普通の日常打たりするわけで・・・変わった事と言えば、一通の手紙が下駄箱に入ってからだとは思う、あと最近、美鈴とばっかりいるよ〜な気もするのだが、気のせいだとは思う
そしていつものように俺の通っている学校、山野辺高校に辿り着き、上履きに履き替えて、教室の中に入る、中に入ると数人の生徒はもう既にいえ他愛のない会話をしていたりする、そんな中、いつもみかけている俺に手紙をくれた人物、汐崎美咲(しおざきみさき)の姿は無かった
いつもは、友達と話しているのに、どうしたのかな?とは思ったが、もともとそんなにも仲良くはないので、ほっとく事にして、自分の席に着く
席について、ぼ〜っとしていると、美鈴がやって来て、俺に話しかけてきた
「おっはよ〜まこ〜」
「おはよう」
「昨日はありがとね〜、じゃあ今日もよろしく〜」
今日もって・・・やっぱり毎日来る気なんだな・・・こいつ・・・
「今日も来る気?」
「前に言ったでしょ?毎日行くよ〜ってもしかして駄目?」
「いや・・・駄目じゃあないけど」
「ならよかった」
そう話していると、キーンコーンと授業を知らせるチャイムが鳴ったので、授業に集中する事にした、ちなみに結局、今日、汐崎美咲は、今年初めて、休んだらしかった・・・
そして授業が終わり放課後、今日はいつもと雰囲気が少し違っていた、まあ理由は何となく分かる、何故ならこのクラスのアイドル的存在の、汐崎美咲が休みだったからである、多分汐崎美咲のファンクラブ、通称MKFC(美咲ファンクラブ)のメンバーもこのクラスの中に数人いたと思われるからである
、まあ俺には関係ないと言えば関係ないのだが・・・
そう思っていると、やっぱりというか、美鈴が話しかけてきた
「じゃあ行こうか?まこ〜」
「そうだね」
そう言って、二人揃って教室を出る、昨日と同じく、俺は美鈴を連れて、自分の家へと帰ったのであった
玄関の扉をあけると、中はし〜んとしていた、まだ妹の南山亜季(みなみやまあき)が帰っていないらしく、家の中は、がら〜んとしていた
「あれ?まこの家、誰もいないの?」
「うん、そう見たい、母さんも妹もいないみたいだし」
「ふ〜ん、じゃあ二人っきりかあ・・・どきどきしちゃうね?」
何を言ってるんだ?こいつは・・・?俺は呆れながら、家の中へと入って行った
「・・・」
「あ、無視しないでよ〜まこ〜」
そう言って後ろから美鈴が付いてくる、そして昨日と同じく、俺の部屋で勉強を始める事にした
「昨日は、国語を中心にやったから、今日は社会を中心にやろうか」
「りょ〜かい、あ、まこ〜社会の範囲ってどこだっけ?アメリカとかだっけ・・・」
「それじゃあ地理になるよ、社会は確か、日本史が出題される筈」
「日本史か〜、じゃあ問題ないかと」
「なんで?」
「だって、私、いっつも高得点だもん、日本史はね?」
そうなのか?それは初耳なんだが・・・
「そう、じゃあ、試験範囲を重点的にやっとこうか」
「了解〜まこ〜」
そう言って俺と美鈴は、勉強を始めた
そして数時間後、あたりは薄暗く、夜になろうかと言う時間、とりあえず試験範囲は重点的にやったので、問題は無いはずである
「もう、遅くなってきたし、帰るね?」
「そう、じゃあ、さよ〜なら」
「なんか言い方が冷たいけど・・・また、明日ね〜まこ〜」
そう言って、美鈴は俺の家から出ていく、数分後・・・
「お姉ちゃん!」
いつの間にか、帰っていたのか、妹の亜季が俺の部屋に入って来た
「な、なにかな?」
「またあの人来たの!?」
「あの人って、美鈴の事?」
「そう!」
なんでそう怒っているんだか、不明なんだが・・・
「お姉ちゃんが呼び込んだの?」
「呼び込んだと言うか・・・テスト勉強しようと言ってきたのは、美鈴の方だし」
「そうなんだ、じゃあいつまであの人来るの?」
「いつまでって・・・明日も来るよ、まあ明後日が試験だから、明日までだとは思う」
「そう、お姉ちゃん?」
「な、何?」
「あの人とずっといないで、少しは私の事も構ってよ・・・」
そう泣きそうで我が妹は言いました、一体どうすればいんだ?こういう場合・・・
「分かったよ、テストが終わったら、一緒に遊んであげるから、それでいいでしょ?」
「ほんと?約束だよ?お姉ちゃん」
「う、うん」
こうして、俺の、テスト勉強二日目が終わりを告げたのであった・・・
■作者からのメッセージ
はい、零堵です。
この物語、今、現在、百五話まで」出来てるって感じですかね。

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