しゅごキャラ!キュンキュン 第十一話「忘れたい思い出」 |
作者: My heart egg 2015年06月25日(木) 09時52分03秒公開 ID:1gFBaVBOKGE |
しゅごキャラ!キュンキュン11 第十一話の新しい登場人物 レオン コロナのしゅごキャラ。 実は誰かのしゅごたまのクローン。 第十一話「忘れたい思い出」 翌日のエッグメーカー社では、コロナの怒声が響いていた。 コロナ「なぜ勝手に二人の実験を進めた?」 一彦 「申し訳ありません。私の独断で…」 コロナ「もういい、二人のクローン製作を続けろ。俺があいつを倒す」 一彦 「!しかし…」 コロナ「構うな。行くぞ、レオン」 レオン「あぁ。行こう」 コロナはキャラチェンジし、三次元空間に爪跡を付け、そこからワープした。 ところ変わって聖夜学園では、体育大会が始まろうとしているため、あむ達は体育をしていた。あむ達以外の人は見ることができないが、今日はしゅごキャラもいる。今日は組体操の練習だった。 光輝 「組体操…嫌いなんだよなぁ」 りま 「…あたし体育自体が嫌い」 光輝 「りまちゃんも?」 りま 「…このダンスの練習だってそうよ。あたし、キャラなりの時も、あまり動かずに終わればいいな、って思うの」 光輝 「なるほど」 沈黙が流れる。光輝がそろそろ戻ろうかと思っていたところに、りまが話しかけた。 りま 「光輝、ありがとう」 光輝 「え?」 りま 「あたし、光輝になら、なんでも相談できる気がする」 光輝 「急にどうしたの?」 りま 「あたし、光輝の……」 その時、三次元空間に爪跡が出来、そこからコロナが現れた。 光輝 「お前は!」 コロナ「先日はよくも実験の邪魔をしてくれたな。俺はお前達を許さない。レオン、キャラなりだ」 レオン「あぁ、行くぞ」 コロナ「俺の心、アンロック!」 コロナはキャラなりを始めた。それと同時に、あむ達以外の人のこころのたまごを×たまにしてしまった。紫色の光から解き放たれたコロナはレオパルドと同化した様な姿をしている。 コロナ「キャラなり、ダークネスレオパルド!」 光輝 「りまちゃん。あむちゃん達と一緒に×たまを浄化して」 りま 「あいつはどうするの?」 光輝 「あいつは…僕が倒す。行くぞ、タイムラル!」 タイムラル「行くぜ、光輝」 光輝 「僕の心、アンロック!」 光輝もキャラなりを始めた。 光輝「キャラなり、フォーチュネイトスピーディー!」 光輝対コロナの戦いが始まろうとしていた。しかし、コロナは戦おうとしなかった。 コロナ「覚えているか?あの日のことを……日黒光輝」 光輝 「何故僕の名前を?それに、あの日のこと?」 コロナ「思い出させてやろう。あの日、お前が父さんと母さんにしたことを!!」 コロナはそう言って、光輝を連れて、別次元へ行った。 唯世 「光輝ーー!」 唯世は叫んだが、光輝に叫び声は届かなかった。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 一方、ワープされた光輝は長い時間の旅をしていた。着いた場所は、光輝が9歳だった時の家の中だ。そこでは少年が両親に怒られていた。 光輝 「あれは、僕だ…」 光輝はすぐに少年が自分だと分かった。怒っているのは、父である光一と、母であるひかりであることも。 光一 「そのたまごを渡しなさい。そのたまごは危険なんだよ?」 ひかり「そうよ。そのたまごは私達に危険をもたらすかもしれないのよ?ママ達に攻撃したくないでしょう?」 幼光輝「いやだ!やっと産んだたまごなんだ!だから渡さない!」 そう言って幼い頃の光輝は出て行った。光一は後を追いかけた。その時、光輝は全てを思い出した。 コロナ「過去は変えられない」 その時、どこからかコロナが現れた。光輝は話を無視し、光一を追いかけた。 光輝 (この後俺は、公園にいくんだっけ。そして……) コロナ「そんなことを今更思ったって無駄だぜ?」 光輝 「来るな!」 コロナ「そんなことより、見てみろよ。懐かしいな。レオン」 レオン「あぁ。すごく懐かしい」 見てみると、キャラなりした小さい頃の自分が、父さんと戦っていた。父さんが押されていた。光輝はその場にうずくまった。 光輝 「もう…やめて‥くれ」 光輝がそう言うと、コロナは元の世界に戻した。 コロナ「思い出したくないんだろ?忘れたいんだろ?忘れさせてやるよ」 光輝 「どうやって?」 コロナ「…貴様をここで倒す。そして、俺が本当の日黒光輝になってやる!」 唯世 「そうはさせない!」 そこに、大量の×たまを浄化し終えたあむ達が加勢した。 コロナ「チッ、邪魔が入ったか。ここは一旦引くか」 コロナは何も言わずに消えた。光輝の所に皆が集まる。 あむ 「大丈夫?」 光輝 「…‥‥…」 唯世 「あいつは何だったんだ?」 光輝 「……あいつは、僕だ。もう一人の僕。僕が忘れたい思い出をもつ僕」 りま 「忘れたい思い出があるの?」 光輝 「……ごめん、一人にして」 そういって光輝は一人で教室に向かった。それを見たあむは、自分の居る意味を見つけた。 あむ (ジョーカーもお互いに助けあわなきゃなんだ。だから今回、ジョーカーが二人なんだ……) と。 |
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