しゅごキャラ!キュンキュン 第十二話「聖夜学園体育大会!見せろ、兄の頑張り!」 |
作者: My heart egg 2015年07月05日(日) 15時06分50秒公開 ID:1gFBaVBOKGE |
しゅごキャラ!キュンキュン12 第十二、十三話限定の登場人物 天本真 光輝のクラスメイト。 スポーツ万能。夢はラグビー選手。 天本桜花 真の妹。頑張る兄が大好き。 第十二話の新しい登場人物 日黒煌(こう) 光輝の弟。あむの妹。 あみちゃんのことが好き。 日奈森あみ あむの妹。光輝の弟。 煌くんのことが好き。 第十二話「聖夜学園体育大会!見せろ、兄の頑張り!」 先日は光輝に大変なことが起こったが、今度は聖夜学園の生徒に大変なことが起こった。ついに、集団行動や組体操の練習の成果を見せる時、つまり、体育大会が今日行われることになった。雨も全く降っていない最高の体育大会日和だ。教室では、男子が着替えながら、体育大会のことについて話していた。 真「光輝、今日のリレー、頑張ろうな!」 光輝「うん!っていうか、ちゃんとバトン渡してよね?」 真「当たり前だろ?スポーツ万能の俺がしっかりバトンを渡すさ。そっちこそ頼むぜ、陸上部!」 体育大会の最後を飾る組別対抗リレーでアンカーを務めるのが、光輝。その前が真だ。 楽しい時間もすぐに終わり、もう集合の時間だ。光輝と真は頷きあった。 一方、グラウンドには、もう沢山の観客がいた。その中に紛れ込んでいる一人の少女。彼女は…… 優子「あー、もう待ちきれない!あいつらが来ないと行動を起こせないじゃない………うっ、ディア…ちょっとあいつらが…来るの…見てて」 ディア「あ〜あ、また熱中症か…分かったわよ。日陰で休んでれば?」 優子「その…つもり…よ、アンタの…セイで…」 優子は日陰に倒れ込むように入った(直後、倒れ込んでしまった)。ディアは優子の看病をすることにした。 その頃、新一年生、つまりあむ達が入場してきた。聖夜学園体育大会の始まりだ。開会式が終わるとすぐに綱引き、借り物競争、短距離走が行われた。時間が進むのは早く、もう午前の部最後の種目、組体操の時間になった。光輝は最後まで緊張していたが、組体操最後を飾るピラミッドも、途中で崩れることなく、成功した。 アナウンス「これで午前の部を終了致します。午後は……」 光輝「やっと午前の部が終わったね」 唯世「そうだね。お昼はどこで食べようか?」 あむ「唯世く〜ん」 りま「光輝〜」 そこにあむとりまがやってきた。 二人は司さんからの伝言を伝えにきた。 光輝「ガーディアンだけに、ロワイヤルキャッスルを開放!?」 唯世「三条君や結城さんもいるって!?」 二人「行こう!!」 というわけで、行こうとした時、後ろから、光輝とあむを呼ぶ声が聞こえてきた。 ??「どこにいたの、お兄ちゃん」 ??「探したんだよ、お姉ちゃん」 あむ「あみ!?パパとママは?」 光輝「煌こそ、父さん達と一緒じゃなかったの?」 煌「さっきまであみちゃんと遊んでた」 あみ「ねぇ、お昼ご飯どこで食べるの?」 あむ「ロワイヤルキャッスル…だけど?」 あみ「ついて行っていい?」 煌「僕も!」 光輝「いいよ、行こうか、二人とも」 二人「わーい!」 あむ(せっかく、唯世君と二人きりになれるかと思ったのに…) ということで、あむ、唯世、りま、光輝、あみ、煌はロワイヤルキャッスルに向かうことにした。ついてみると、そこにはガーディアンしかいなかった。 その時、あむと光輝は、急に後ろの誰かから目隠しをされた。 ??「だーれだ…」 ??「だーれでしょ?」 あむ「!?幾斗〜〜!!」 光輝「昔以来じゃない?歌唄がこんなことするの?」 歌唄「べ、べつに!ちょっと、いたずら心が…ね?」 光輝「ふーん…」 歌唄「何よ!光輝の馬鹿ー!!」 あむ「幾斗の馬鹿ー!!」 あむと歌唄の言葉でロワイヤルキャッスルは静かになった。 それからお昼を食べた。皆でワイワイ食べるお弁当はとても美味しかった。 海里「先輩方、午後の部、そろそろじゃないですか?」 あむ「そうだった!皆、行こう!」 楽しい時間はどうして過ぎるのが早いのかと思いながら、あむ達はグラウンドに向かった。 午後の部は、応援合戦から始まった。光輝が月組応援団長。唯世は星組応援団長。天ノ組応援団長は空海だ。各組の女子はダンス応援をした。月組はあむがボンボンを持って(なんとキャラなりして出演した)、天ノ組はなでしこが(本当は男子なのに…)日舞を体育大会様に変えてやっていた。 応援合戦が終わると、みんなは各組の待機場所に戻る。その途中、真は一人の少女に出会う。 桜花「お兄ーちゃん、頑張って!」 真「桜花!?いつ来たんだ?」 光輝「真?誰その子?」 真「あぁ、俺の妹の桜花。じゃあまた後でな、桜花」 桜花「うん!応援するからね!」 二人は桜花から離れ、月組の待機場所に戻った。しかし、真は「一人にしてくれ」と言い、トイレに向かった。 真(桜花がいるってことは、母ちゃんも…) 真は走るのが好きだ。真は、学校で部活をしない変わりに、家でラグビーのタックルなどの練習をしている。真は将来、ラグビー選手になりたいと思っている。しかし、真の母は、「走るのが好きだったら陸上部に入ればいい」と真の夢を、すぐに叶えさせてくれない。真はすごく迷っていた。そこへ近づいて来た一人の少女。下里優子だ。 優子「あなた、迷ってるでしょ?しかも、心の中をいろんなことで埋めてる……フフ」 真「何だよ、お前?」 優子「私が何とかしてあげる、その腐れそうな心!」 そして、真はこころのたまごを抜かれ、優子はそれを腐卵に変えた。 |
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