クロスシード 〜天使と竜の黄昏(トワイライト)〜(1) | |
作者: けん 2024年03月04日(月) 19時25分22秒公開 ID:HDm.0JjvyEs | |
【アルゼナル】 アンジュ/アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ(-いかるが-) CV:水樹奈々 ミスルギ皇国の元第一皇女。16歳。当初はノーマは人間ではないという強い信条の持ち主だった。洗礼の儀の際、兄のジュリオによってノーマであることが暴かれ、アルゼナルへ追放される。その際、皇女の身分だけでなく本名すらも取り上げられ、すべてを失った末に『アンジュ』という名の一兵士へと身を堕とす。送還された当初は、一人で服も着られない始末だったが、兵士としての適性試験ではすべてにおいて平均以上の能力を示し、早期からライダーとしての才能を開花させる。一人称は『私』。最初は否定するも干戈を交えるうちに、否応なく自らの好戦的な性分を認めざるを得なくなる。そして、生来の性格もあり徐々に相応の生活力とたくましさを身に付けていく。その一方で、皇女時代はノーマの根絶こそが最高の理想という信条の持ち主だったため、なるみと共にアルゼナル送還後も惆悵として不運を嘆くだけだった。しかし、ドラゴンとの命懸けの戦いを通じて徐々に現状を認識していき、最終的にここで生きていくと覚悟を決める。だが、その後も依然としてノーマへの差別意識を改めないため、最終的にヴィルキスが墜落し遭難する羽目に陥る。ゾーラの死もあってか、当初はヒルダやクリス、ロザリーとは反目し合い、彼女達とは度々衝突していた。なるみと共に遭難先でタスクと出会い、一緒に暮らさないかと提案されるが、今はアルゼナルが自分の居場所であるとして帰還。以降、救助に来てくれたエルシャやヴィヴィアンに対しては多少軟化した態度で接するようになった。ただし、傲岸不遜かつノーマを見下す性格は相変わらず続き、隊列を乱しては独断専行し報酬を独り占めするなど、組織の一員としての意識に著しく欠ける傾向があり、かつ自身へ反抗的なメンバーを金で懐柔しようとするなど、狡猾な面も見られる。しかし、家族への情を捨てきれなかったことから、アルゼナルへやって来たモモカや、同じく脱走を企んでいたヒルダと共にアルゼナルを脱走し、なるみとアンジュとモモカはミスルギ皇国へと再び戻る。だがそれはジュリオの罠であり、拘束されて処刑台に引き出される羽目になる。結果的には自身の苦労が水の泡となり、かつての自分に反し観衆を罵倒されつつ、処刑寸前の所でタスクに助けられ脱出に成功。兄妹を軽蔑し自ら皇国との決別を宣言した。アルゼナル帰還後、反省房で同室となった同じ状況のヒルダと語り合う中で『自分達ノーマを拒絶する世界を壊したい』と決意し、今まで犬猿の仲だったヒルダと和解する。アルゼナルにサラの襲撃があった翌日、ジルからリベリタス計画の参加を要請されるも、利用されることを嫌い拒否。さらに直後、ドラゴンの正体の一端を知ったショックで戦うことも拒むが、皆を守るためにサリアの静止を振り切り出撃し、ヴィルキスの新たな力を発現させるに至る。その戦いの末、なるみのストライクフリーダムキャリバー(リカラー)と同じ形の姿へと変化しパワーアップしたヴィルキスの力でドラゴン達が暮らす並行世界に渡り、再会したサラとの諍いを経て友人関係を築く。そこで彼女達ドラゴンの歴史と生態を知り『もうドラゴンとは戦わない』ことを決意し元の世界に帰還、敵となったサリア達から逃れアルゼナルに戻った後、避難していたモモカらと合流する。その後、アウローラに乗艦し並行世界での出来事をアルゼナルの面々へ伝える。そんな中、狷介不屈なジルに乖戻し『自分なりのリベルタス』を行うため彼女達はアウローラを後にするが、直後襲撃してきたサリア達に敗北しなるみとモモカと共にミスルギ皇国へ連れ去られる。 サリア/サリア・テレシコワ CV:喜多村英梨 パラメイル第一中隊副長。ゾーラの死後は隊長に昇格。17歳。読書の際には眼鏡を着用している。メイとは幼少の頃からの知り合い。戦友のアンを亡くした過去を持っている。兵士としての本分を弁えており、問題行動の体となるみとフィリア、アンジュに対しても努めて公正中立に接し、基本的に真面目で冷静な人物であるが、不測の事態にはもろい面もある。一人称は『私』。隊長就任後の初戦闘では、指示の不徹底から隊を危機に晒すことになり、自身も大型ドラゴンに捕縛されて絶体絶命の危機に陥るが、覚醒したヴィルキスとそれを駆るアンジュの活躍により無事生還する。一見堅物だが、男女間の恋愛に強い興味があり密かにそれに関する書物を愛読している。また、魔法少女ものにも傾倒しており、精神的メンテナンスと称して『美少女聖騎士プリティ・サリアン』などといったコスプレをし、ひとり愉悦に浸ることがままある。上手く統率がとれずヒルダから嫌味を言われるが、新種のドラゴンの攻撃で苦戦を強いられていた時、単騎でドラゴンを殲滅しようとしたアンジュを叱咤し上手く誘導することで窮地を脱し、サリアは一人も欠くことなく隊を帰還させた。これを機にアンジュとの関係もやや改善したが、その後、脱走したアンジュに再会した際には、住むところが違うことを理由に彼女への軽蔑感を露わにする。ジルのことは普段は『司令』と呼んでいるが、幼い頃からジルの姿を見ており彼女を尊敬しているため、内輪事では対等に名前で呼んでいる。アンジュが遭難した際にヴィルキスを心配するなど、いずれ自分自身に譲られるという考えからヴィルキスに執着する。脱走後に再度アンジュがヴィルキスへ搭乗することをジルに許された際には、サリアは怒りを露わにし命令違反を犯してまで搭乗している。その後独房に入れられ隊長を解任されていたが、ヴィヴィアンのドラゴン化騒動の時に解放される。その後、ジルが秘密事項であるはずの『リベルタス計画』をアンジュに話していたことを知り愕然とし、以後彼女を妬むようになる。ジュリオ率いるノーマ管理委員会直属国際救助艦隊襲撃の際に、ジルの指示により戦艦アウローラに乗せるべくアンジュを強制的に連行しようとするも逃げられ、ヴィルキスで出撃されてしまう。パラメイルで追撃しアルゼナルへ連れ戻そうとするが、行動不能にさせられ海に墜落する。そこにエンブリヲが現れて彼に拾われ、手厚くもてなされて忠誠を誓う。なるみとアンジュがサラ達の地球から戻って来た際、エンブリヲの親衛隊である『ダイヤモンドローズ騎士団』のナイトリーダー(隊長)としてストライクフリーダムキャリバー(ディオーラ)のコピー・メガラグナメイル・クレオパトラに乗り、エルシャやクリスを率いてなるみ達アンジュらの敵として対峙する。 ヒルダ/ヒルデガルド・シュリーフォークト CV:田村ゆかり パラメイル第一中隊突撃兵。17歳。ゾーラの死後は副隊長を兼務。部隊の中でも一、二を争うほど実力が高い。エンデラント連合出身で、アルゼナルには11年前に来た。新たに配属されてきたなるみとフィリアとハヤテの三人とアンジュをその挙動から『イタ姫様』と呼びサラとアスナからは『ドラ姫様』と呼んで軽蔑している。ゾーラの死後、彼女の部屋や私物を全て買い取る。腹に一物抱えている節があり、ロザリーやクリスと関係を持ち自らの派閥に取り込む。一人称は『私』または『あたし』。一方で、次第に頭角を現していくアンジュを目障りに思い、ヴィルキスのエンジンに異物(ランジェリー)を詰め込んで戦闘中にエンストするよう細工し、墜落させる。エルシャには事の真実を気付かれており、後に釘を刺されている。実は、兼ねてより母・インゲ(CV:柳沢真由美)のいる生まれ故郷に帰るための脱走計画を練っており、機会を伺っていた。フェスタの際に計画を実行に移そうとするが、シルヴィアを助けようと同じく脱走を企てていたアンジュと協力しアルゼナルからの脱走に成功。これを機に彼女への態度も軟化し、お互い気に掛けあう様になる。途中でアンジュ達と別れ生家に帰るも、後に生まれた妹(CV:前田玲奈)に同じ名を付け新たな生活を欣幸していた母親の姿を目の当たりにする。その後、彼女から拒絶され罵声を浴びせられ、そのショックから失意の内に歩いていたヒルダは検疫官に抵抗することはなく痛めつけられ、拘束されてアルナゼルへ強制送還された。後日同じく戻ってきたアンジュと反省房で互いの顛末を語らい、『自分達ノーマを拒絶する世界を壊したい』という共通の思いを抱き、完全に和解する。後にサリアが命令違反をしたことで、アルナゼル襲撃を機に第一中隊の隊長代理を務めることになり、ロザリーやクリスとの仲も修復された。 ⇒To Be Continued... |
|
■一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集 |