田舎の中にそびえ立つ屋敷
作者: 海老フライ   2024年08月25日(日) 21時33分26秒公開   ID:6OhVvnn6k8o
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「転入生を紹介する。不二。」

「東京から来ました。不二周助です。」

あれから屋敷について祖父母に聞いて聞いてみたけど、あの屋敷は何百年も前からあるもので解体しようとすると不幸に見舞われることから誰も手出しをせずに老朽が進んでいるらしく、誰にも住んでいないと聞いた。

(でも僕が見たのは老朽が進んでいるというより、綺麗にされていたし何かが僕を見ていた気がするのに。)

「よし!不二は河村の隣な!」

「はっはい!」

考え事している間に僕の自己紹介が終わったようだった。

「よろしく、河村君。」

「うん、よろしく。不二。俺のことは気軽に『タカさん』で良いよ。皆からもそう呼ばれているしね。」

「ありがとう、タカさん。」

とりあえず隣の席が優しそうな人で良かった。



⇒To Be Continued...

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