(隠恋慕) ( No.14 ) |
- 日時: 2007/07/09 19:12:01
- 名前: 春歌
- 「もーいーかいっ」、「まーだだよっ」そうやって
昔かくれんぼをやってたころを思い出す・・・・・
最近、あの人の事を見ることができない 近くに行くこともできないで、なんだかもどかしい
「あーーー!!もうっ」
なんなのよとため息をつく 自分は何かの病気なのか? それとも、彼が変わったのか? 昔やっていたかくれんぼのように答えが見つからない
「・・・・もう」 「どうかしたか??」 「・・・・え?」
ふと顔を上げたら問題の根源である彼がいた かぁぁぁぁと効果音が付きそうなほど私の顔は真っ赤であろう それを見て彼は
「どうした??」 「え?!?!な、なんでもないっ」 「ンなわけねぇだろ」
こつん☆ 額と額が合わさって顔が接近した ぼふんっという音がして、(実際はしてないが・・・) 私は意識を失った
「いーち・・・にぃーい・・さーん・・・・」
鬼になった子の声がこだまする 「はーち・・くーう・・・じゅう!!」
あぁ・・・これはかくれんぼだ
「もーいいかーいっ」
ほかに隠れてる子が数人
「もーいいよっ」
そうだ、これは昔の記憶 まだ私が幼かったころ 私は隠れるのがうまくて なかなか見つけてもらえなかった
「みぃーつけた!!」
つぎつぎと皆見つかって最後に私がのこって 皆に置いて帰られたことがあった 別に影が薄いわけでもない なのに・・・・・
「おい・・・」 「ぇ・・・ぁ」
見上げたらあの人の姿 またもや私の顔が真っ赤になって
「だ・・大丈夫か??」 「う・・・・ん」
そのあとどうした?と問われたが 私は何もいえず俯くばかり 痺れを切らすかな?と思ったが 彼は優しく微笑んで
「ま・・・そのうちよくなると思うから寝てろ」
そういって水を渡した そのとき気づいた この思いは「恋」なのかと 昔嫌いだった「かくれんぼ」 こんどは「隠恋慕」としてやることになった
「・・・・・先が思いやられる;;」 「んぁ?どうした」 「いーやなんでもない」
この思いは・・・気が付いてくれるかな? まだ赤くなった頬をおさえて ひっそりと思うは 彼のこと・・・・・
(自分でもやっと自覚したこの思い貴方は気が付いてくれますか??)
(>>8の続き)
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