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 静 寂 ノ 森 −第五夜−
日時: 2008/09/18 17:38:14
名前:
参照: http://blackaliceblack.blog116.fc2.com/

餓えた小さな犬を一匹

眼前には食えぬ餌を

支柱に繋がれ餓死する手前

頸をそのまま斬りおとし

素っ首纏めて祀りまする

さすれば術者に取り憑いた

犬神ひとつ、誕生しまする



喪ったもの、かけがえのないもの。
赦されざるもの、傷ついたもの。

哀しみは連鎖する。

憎しみは連鎖する。

そしてまた、憎悪に身を染めたものがひとり、森へ。

* * * * *

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Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.1 )
日時: 2008/09/18 17:50:49
名前: 鶫(Gard)
参照: http://watari.kitunebi.com/

…………連鎖した憎しみや哀しみは、いずれ何処かで断ち切らなければいけない。
でも……どちらかを滅ぼさなければ止まらない、ということに、ならないといいです。
酷い状態、だったんですか…………。
恭哉「過ぎたことを、特に僕達がどうしようもなかったことを気に病むんじゃないよ」
(鶫の頭に手を乗せつつ)
退けぬ状況になる前に、どうにかならなかったんでしょうか。
私は………………優しく、無いですよ。

恭哉「それが一番の関係だよ。主従にしろ何にしろ。……出来ない、したくない相手もいるけれどね」
うわぁ、キッパリ言いましたね。
いい関係なら、よかったです。
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.2 )
日時: 2008/09/18 18:10:30
名前: 玉響(栞
参照: http://blackaliceblack.blog116.fc2.com/

…そうだな。
それが直ぐにでも出来れば、苦労はしないのだが。
………ああ、酷い状態だった。
…といっても、妾はこの森から出たことが無い。
犬神相手に行商を持ちかけた、奇特な行商人に話を聴いたのだよ。
自分達が今まで築き上げてきた文明が懸かっているんだ、そう簡単には退けまい。
己が国こそ至上の国、という妙な自尊心も相まってな。
(くすり、と笑い)
…………………全ての生命を救えずとも、何が出来ると言えずとも。
誰かを想う心を持つ奴は、全て優しい奴だと言えるのさ。
少なくとも妾はそう思うがの。

ああ、良い関係だ。
したくない奴とは関わり合いにもなりたくないな。
宵星「言いますね、主様」
貴様は関わりたい部類だぞ、宵星?安心しろ。

???「………………此処ね、「静寂ノ森」。
    ―――相変わらず、吐き気がするくらい清浄なところ」
(入り口で森を見上げ、にっこりと笑って結界に手を伸ばす)

{栞:ちょっと異国軍の奴を単独で斬り込ませてみます…宣戦布告、ってことで!}
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.3 )
日時: 2008/09/18 18:16:41
名前: 神無(桜
参照: http://mist26.jugem.jp/

『なんか難しい話してんなぁ、…元軍属とか面倒な立場の俺は口出しできねぇな、…うん』
『(守鶴)………神無、結界の入り口、妙な感じがするよ』

(森の入り口付近を漂っていて、妙な感覚に気付き、気配を消しつつ地表に降りる)
夜凪『…誰か、いる…?』
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.4 )
日時: 2008/09/18 18:18:50
名前: 鶫(Gard)
参照: http://watari.kitunebi.com/

…………どうして。
どうして、争いは無くならないんでしょう、ね。
沢山の心が、想いが、意思が。
消えていくというのに…………。
恭哉「国って言うのは、上をのさばらせておくとろくなことしないね、本当に」
(ほんの少しだけ笑みを浮かべて)
そう言って貰える、と。
少し、軽くなります、ね。

恭哉「寧ろ徹底的に叩きのめしたくなるよね、そう言う手合いは」
ああもう物騒な……。

(G:ラジャーッス。……あれ、オイラのも出した方がいいのかな?)
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.5 )
日時: 2008/09/18 18:39:01
名前: 玉響(栞
参照: http://blackaliceblack.blog116.fc2.com/

…………それも、きっと。
(僅かに目を伏せて)
ニンゲンという、強くも脆い心の生き物が生まれた時に、定められてしまったのだろう。
…意思を持つものは、奪い合うことをするから。
(くすりと笑って)
…手助けになれて光栄だ。

???「……………それじゃ、おじゃましまーっす、と」
(義手に赤黒い呪符を貼り付けて手を伸ばすと、弾けるような音と共に結界が掻き消えて)

…………………っ!
(突然、苦しげに胸元を押さえて)
宵星「――――主、様…!
   如何なされたんですか…!」

{栞:どちらでもいいですよー!もうわかっていると思いますが侵入者はリアです。大尉は留守番です←}
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.6 )
日時: 2008/09/18 18:45:48
名前: 夜凪(桜
参照: http://mist26.jugem.jp/

…?!(一瞬にして謎の人物の目の前に降り立つ)
………貴様、此処へ何の用だ?
『……事によっては…、しかし何故結界を…』

(反射的に玉響の方に駆け寄る)
…ちょっ…、大丈夫ですか!?
『……って大丈夫なわけねぇか…、』
『(守鶴)…来るよ、奴らだよ!』
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.7 )
日時: 2008/09/18 18:46:47
名前: 鶫(Gard)
参照: http://watari.kitunebi.com/

そうですね。
…………厄介、ですね、ホント。
でも、だからこそ愛おしいと感じてしまいます。
(にこりと笑顔を浮かべて)
ありがとうございました。

…………!?
恭哉「どうしたの、犬神」
……主様。
恭哉「何」
森の空気が、変わりました。
銀朱「それって悪い方に?」
………………玉響。
今、結界が破られたのか?

(G:ういッス。お留守番かー、大尉)
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.8 )
日時: 2008/09/18 19:30:19
名前: 玉響(栞
参照: http://blackaliceblack.blog116.fc2.com/

(夜凪を見ても表情一つ変えず、にこにことして)
???「おお、第一森人発見?
    丁度良かった。…ねぇ、連れてって?
    この森の守護者だとかいう、あの走狗のところに。」

宵星「主様………!」
(不敵に笑うが、苦しげに眉を寄せて)
………動ずるな、虚けが…。
……………森を守護する結界が一つ、破られた。
あれは…妾の妖力の根本…妾の身体自体に、繋げてある。
そこに……異国の術を打ち込まれた、ようだ…。
『…犬神の血をもってしても、解毒できぬか…まさか、』
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.9 )
日時: 2008/09/18 19:42:42
名前: 夜凪(桜
参照: http://mist26.jugem.jp/

(冷たい表情をしながら怒りを抑えつつ)
『玉響のことを…走狗…だと?』
………。
…今すぐ此処を立ち去れ。二度と近寄らないと約束すれば危害は与えん。

神無「…俺にはよく、仕組みとかわかりませんけど……それじゃあ玉響さんの身体が!」
Re:  静 寂 ノ 森 −第五夜− ( No.10 )
日時: 2008/09/18 20:04:37
名前: ???(栞
参照: http://blackaliceblack.blog116.fc2.com/

んんー、なんか怒られちゃった?
ま、いいや。
…あんま此処でのんびりしてる暇も、ないんだよね。
(ぺろりと舌を出すと、装着した義手の昨日で空高く跳躍し、木々の間を抜けていく)

玉響「…案ずるな。
   妾には…治癒の能力が備わっている。
   今すぐではないが…じきに、治る。」

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