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笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!
日時: 2010/02/09 18:32:17
名前: ハイパーカイザー

HK「・・・見切り発車ですが、スタートします!!まずはプロローグから。」
_____________________

この世界には、ごく普通が当たり前だった。

しかし、一部の人間は知っていた。この世界に[非現実的]な事があるということを・・・

一つは、呪文を唱えれば何でも出来る[魔法]。

二つ目は、科学を超えた科学、[オーバーテクノロジー]。

そして三つ目は、さまざまなありえない能力を持つ[異能力]。

これらの力を持つ人間は隠れながら生きていた。

そしてここに、その[非現実的]な事が許される学園が存在した。

その学校の名前を[オルタナティブ学園]と呼んだ。





オルタナティブ学園の校門前に一人の少年がいた。少年の名は「星崎 勇児」(ほしざき ゆうじ)。今日、この学園に転入する少年である。

勇児(・・・父さんの仕事の都合で、この学園に来たけど・・・無事ついたのはいいけど・・・)

勇児は校門から少しはなれたところで立ち往生していた。その理由は・・・

???「ブルアアアアアアア!!!」
勇児「・・・何なの、あれ・・・」

門の前で叫んでいる男・・・バルバトスにすっかりびびってしまった勇児であった。

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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.1 )
日時: 2010/02/09 19:49:10
名前: ミクトラン2世バックアップ

バルバトス「ぬぅ〜?貴様、何者だ?」

勇児に気づいて振り向くバルバトス。

勇児「あ、始めまして!!ぼ、僕、今日からこの学校に通うことになりました星崎勇児と言います!!!」

バルバトス「勇児だぁぁぁ?・・・・・ちょっと待ってろ、オイルイギぃぃぃぃぃ!!!」
???「んだよウルセェなぁ・・・・・」

バルバトスに呼ばれ、警備員室から灰色の髪の男・・・ルイギが頭をかき、眠たそうな目を擦りながら出てくる、どうやら寝てたようだ。

バルバトス「貴様、俺様がいるのに堂々と昼寝とはなぁ・・・・・貴様、そんなに殺されたいのか?」
ルイギ「ハイハイ解ったよさ〜せんでしたぁ〜〜〜。で?何だよ急に」

バルバトス「客だ、どうやらこの学園に転入して来た命知らずな野郎だ」
勇児「い、命知らずって・・・・・・・」

ルイギ「転校生・・・・・・あ〜、そういやぁマリオの奴が何かそう言ってたなぁ・・・・・ちょっと待ってな」

そう言ってルイギはまた警備員室に戻り電話をかける。

−トゥルルルルルルルルル・・・・・・・・ガチャ!−

ルイギ「あ、モシモシ職員室?俺俺・・・・・あ?ちげぇよ!!俺俺詐欺じゃねぇよルイギだ!!・・・・・あ?何か用かって?ああ実は今門の前でこの学園に転校するらしい奴が来たからマリオ呼んでくんないか?・・・・そう、じゃ」

−ガチャ、ツーッ・・・・ツーッ・・・・・−

ルイギ「もうすぐお前の担任になる予定の[マリオ]って奴が来るからここで待ってな」
勇児「あ、はい!ありがとう御座います!!」

第1話[開校!オルタナディブ学園!!]
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.2 )
日時: 2010/02/09 19:54:10
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「…とうとう始まりましたか…。 上手く繋げられるか不安ですが、これでどうですか…?」





ルイギ「…ん?ほら見ろ、他の新入生がビビって通れねえだろ、バルバトス…?あ、ほら早く行け新入生ども。でないと、[入学早々遅刻した者]として丸一年恥かく事になるぞ?」

そう急かされて、校門を通って足早に校舎へと向かう新入生たち。
その中に、ルイギの娘―シェリーの姿もあった。

シェリー「…いってきます…。」
ルイギ「おう、いってら〜♪…おい、今シェリーに惚れそうになった奴…うちの娘に手ぇ出そうとする奴ぁ、あの世逝きになるぞ、あぁん?」

バルバトス「てめえも充分ビビらせているだろう、ルイギ!?…相変わらずの親バカだな…。」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.3 )
日時: 2010/02/09 20:57:47
名前: ハイパーカイザー

勇児「あ、あははは・・・・」

乾いた笑いしか出ない勇児だった。とそのとき

勇「おはよう御座います、バルバトスさん。ルイギさん。」

一人の少年・・・勇が二人に挨拶をする。

ルイギ「お、勇。おはよ。」
バルバトス「いい挨拶だな・・・ん?冷奈はどうした?」
勇「それが・・・不良が老人にからんでいるのを見かけちゃって・・・」
ルイギ「あ〜・・・なるほど、大体わかった・・・月牙使ってないだろうな?」
勇「街中で真剣使えませんよ・・・」

三人にとって何気ない会話だが勇児は・・・

勇児(し、真剣!?そ、そんなのを持ってるの!?というか、普通に話してる・・・)

いろいろと恐怖していた。

勇「・・・ところで、この人は?」
バルバトス「何でも、今日転校してきたらしい。」
勇「そうなんですか。よろしく。僕は神牙 勇。」
勇児「あ、星崎 勇児です。よろしくお願いします。」
勇「ははっ。そんなに固まんなくてもいいよ。ここじゃあいろいろと変な人が要るけど、みんな優しいから。」
勇児「は、はあ・・・」

と、話していると

勇「・・・あ、そろそろ行かないと。じゃあね。」
勇児「あ、はい。」

そう言って勇は校舎に入っていった。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.4 )
日時: 2010/02/09 21:31:44
名前: ミクトラン2世バックアップ

???「・・・・お〜い勇児君!」

ふと、校舎側から自分を呼ぶ声が聞こえたかと思うと、鼻がでかくて髭を生やした教師がこちらに向かってくる。

???「ふぅ・・・・・・君が勇児君かな?」
勇児「あ、はいそうです。えっと・・・・・・」

???「ああ紹介が遅れたね、俺の名前はマリオ。今日から君の担任になる教師だ、よろしく」
勇児「あ、こちらこそよろしくお願いします・・・・・」

マリオ「それにしてもルイギ、お前新入生達を初日からビビらせてどうする、この学園を廃校させたいのか?」
ルイギ「るっせぇな、俺はただあの餓鬼どもからシェリーをだな・・・」

マリオ「はいはい、御託はどうでもいいから・・・・・さて勇児君、転入おめでとう、早速だけど今から教室に向かうから俺の後ろを付いて来てくれ、いいかな?」
勇児「あ、はい!よろしくお願いします!!」

マリオ「OK!じゃあバルバトス、俺はこの子を教室に連れて行くから引き続き警備を頼むな」
バルバトス「わかったからさっさと行け、貴様も遅刻するぞ?」

マリオ「わかってるよ、じゃあな!」

そう言ってマリオは勇児を連れて警備室を後にする。



剣道部員「そこの少年!!もしかして転入生かい!?」
陸上部員「もし良かったらぜひとも陸上部に!!」
柔道部員「いやいや君は才がありそうだ!!だから我ら柔道部に!?」
弓道部員「何言ってんだ!!君は是非俺ら弓道部に!?」

校内を歩いて早々、何故か様々な部活の部員に勧誘を進められる勇児。

マリオ「お〜お〜お〜!早速出たか、この学園名物の[新入生強制勧誘]が」

柔道部員「なぁ君!?もしかして柔道とかしてみないか!?だったら是非柔道部に!!」
勇児「え、あの・・・・・その・・・・・」

ボクシング部員「オイコラ何勝手に決めてんだよ柔道部!!!コイツは俺らボクシング部の獲物だ!?」
弓道部員「違うね!!この子は僕ら弓道部が先に目を付けたんだ!!!」

空手部員「否!!この少年は我ら空手部が!!!」

マリオ「ああくそ!!!お前ら少し落ち着け!![イゾレーション・ジェネレーター]起動!!」

そう言ってマリオが指を鳴らした瞬間、勇児を勧誘しようとした部員達の周りを光のドームが包み、1つのドームに4人という割合で部員達が閉じ込められる。

マリオ「オルタナディブ学園・校則第25条!![争いごとや決め事はバトルで決めるべし]!!誰が勧誘するかはバトルで決めろ!!良いな!?」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』

勇児「・・・・・・えっと・・・・・これは・・・?」
マリオ「ああ、これらは後で教室でじっくり話すから今は気にしないでね」

そう言ってマリオは今だに唖然としてる勇児を連れてそのまま教室へ向かう。その後ろでは未だに叫び声などが聞こえていた。


Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.5 )
日時: 2010/02/09 22:04:24
名前: 忠タロウ+その他の皆様

一方、校内のとある教室では………

勇輝「今日からいよいよ高校一年生…でも、章悟達とは学年もクラスも違うけど…僕達は友達だからね!?」
章悟「…ああ、そうだな。…ってか修治、そこで何カメラを構えてる…?」

修治「うっ! …いや〜、前の学校の様にこちらでも[美男美女ファンクラブ]を築こうかと思ってな〜…ダメ?」
章悟「ダメに決まってるだろ!?」

絵美里「うにゅ〜…、[勇輝の可愛い写真]とかならたくさんあるけど…これもダメかな?」
勇輝「ダメ〜!!?(///)というか、まだ持ってたのそれ!!いい加減処分してよ〜!?」

絵美里「や☆だ♪これも、あたしの大切な思い出の欠片何だもんv」
勇輝「僕にとっては…トラウマの一部だよ…。」

修治「しかし、俺らもあちこちに勧誘されそうになったが…どの学校でもやっぱ、こうゆう[部活勧誘]はあるよな〜?ありきたりなイベントだが…」
章悟「…ただ、それらを含め[全ての争い事や決めごとはバトルで決めるべし]…そんな特殊な校則があるのは、何所を探してもこの学校だけだ…。」

絵美里「にゃはは♪あたし達もそろそろ、自分の教室に戻ろっかなっと。じゃ、勇輝♪まったね〜?」
修治「よ〜し、明日から忙しくなるぞ〜?」
章悟「…いい加減やめろ…。んじゃ勇輝、またな?」

勇輝「うん、、また下校時にね〜♪」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.6 )
日時: 2010/02/10 00:45:54
名前: 孝(たか)

キ〜〜ン・コ〜〜ン・カ〜〜ン・コ〜〜ン
キ〜〜ン・コ〜〜ン・カ〜〜ン・コ〜〜ン


バル『ブゥラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!これより、入学式を始めるぅぅぅぅい!!校内の在校生は速やかに体育館に集合しろぉぉぉい!!』

??『なんでてめぇが放送してんだ!?放送部の奴らはどうした!?』

バル『邪魔だから縄で縛った!!俺様の邪魔は許さんばい!』

ゴスッ!!


生徒1「あ、殴られたな」

生徒2「恒例行事だな」

生徒3「あの人も懲りないな」

??『あ〜〜。失礼した。では、再度通告する。校内にいる在校生は速やかに体育館へ集合し、新入生は担任の指示に従ってくれ。尚、校内には要注意人物が多数目撃できると思う。要注意人物には赤いマーカーをつけているので、あまり近寄らないように。向こうから近付いてきた場合には、迎撃しても構わないので存分に実力を試しなさい。』

生徒1「……あ。氷牙先生だな。きっと。」

生徒2「……だな。まぁこっちからしたら助かるけどな。」


氷牙『要注意人物の中で特に危険なのはよく校門付近を徘徊しているバルバトスと、警備員のつもりでいる"歩く猥褻物陳列罪の変態"通称ルイギだ。女子は特に気をつけるように。文字通り殺しても死なないから。ルイギに対しては殺傷設定の攻撃も認められている。生徒手帳にも載っているから、各自確認しておくこと。以上。おら行くぞバルバトス。』


ズリズリと引きずられる音が響いていた。


放送部員『失礼しました。それでは、先生の指示に従ってください。』

そうして、放送が終わった。



勇児「……なんだったんだろう?今の放送…」

マリオ「今のもこの学園の名物みたいなものだから、気にする事ないよ。」

勇児「は、はぁ…(不安だ…)」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.7 )
日時: 2010/02/10 11:19:21
名前: カイナ

??「おはようございまーす」
マリオ「ああ、カイ……どうしたんだ?」

マリオに挨拶した青年にマリオはそう返し、返す言葉で尋ねる。まあその服に僅かなり違和感―血痕があったらそういうだろう。するとカイはそこでようやく血痕に気づいたように目をやり、言った。

カイ「ああ、朝勧誘のあれにカノンノ……幼馴染の新入生が巻き込まれて邪魔だから応戦したので、多分それで。少々流血戦になりましたし……血ってなかなか落ちないから面倒なんですよね、洗濯」

カイはどことなく慣れた様子でそう言い、マリオもなるほどと納得した様子を見せる。それからカイは辺りを軽く見回しながら言った。

カイ「おっと。それじゃ俺はこれで」
マリオ「ああ」

カイはそう言うとフッと姿を消し、勇児はビクッと反応した後きょろきょろと辺りを見回す。カイの姿はどこにもなかった。

マリオ「ん?どうしたんだ?」
勇児「あ、い、いえ……(さっきのは一体?)」

マリオがなんの変哲もない表情でそう尋ねるのに勇児は必死で笑みを浮かべながらそう言うが心中ではさっきから起きる妙な事を少し考えていた。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.8 )
日時: 2010/02/10 12:48:05
名前: 忠タロウ+その他の皆様

チュドーン!!

勇輝「うわっ!?…まさか、さっきの放送でルイギさんが怒っちゃったのかな…?」

一方、放送の通りに教師の指示に従い体育館に移動中の勇輝。
その途中で起こった爆発音に驚くも、これもまたこの学園の名物の一つと化している為、新入生以外の関係者達はあえて無視して生徒達を誘導していた。

遠くから、ルイギと氷牙らしき人物の声が僅かながら聞こえた。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.9 )
日時: 2010/02/10 20:51:39
名前: ミクトラン2世バックアップ

マリオ「よし勇児君、君はいい子だからあんなKY馬鹿達はほっといていこうか」
勇児「え?あ、はい・・・・・・」

何時も以上に爽やかな笑顔のマリオに言われてとりあえず体育館に入る勇児であった・・・・・



ざわざわざわ・・・・・・・

見た目から薄々わかってたが、体育館の中は相当広かった。さらにはこの学校の新入生や先輩達で混雑しており、熱気も篭っている。

???「お、やっと来たぜ・・・・・お〜い親父ぃ〜〜〜!!」

ふと、その中から一人、おそらく大学生であろうと思われるマリオと同じ茶髪で大学部のしるしである白の学ランを着た青年がこちらに向かってくる。

マリオ「ブライト!お前何コッチに来てるんだよ、早く自分のクラスの所に行け」
ブライト「それはコッチの台詞だぜ、早く親父も行かなきゃならねぇはずだろ?もうリンク先生達カンカンだぜ?」

マリオ「ぬ・・・・・・わかった、じゃあ俺はもう行くから勇児君を頼むぞ?じゃあな!」
ブライト「おう、まかせとけ!」

そう言ってマリオはブライトに勇児を託すと、自分は所定の位置まで走っていく。

ブライト「ふぅ・・・・・で?お前が噂の転入生?」
勇児「あ、ハイ。星崎勇児って言います、失礼ですが貴方は・・・?」

ブライト「俺か?俺の名前はブライト・グランカーナ、大学部の1年で親父ことマリオ・グランカーナの息子だ。よろしくな?」

そう言ってブライトははにかんで手を差し出す。勇児もそれに答えて握手を交わす。

ブライト(18)・・・・・オルタナディブ学園、大学部の1年で[ニュージェネレーションズ]のリーダー的存在。クールで後輩達の兄貴みたいな存在で頼りにされているこれでもオタク。毎回騒ぎを起こしてはマリオを困らせてる。アニ研(アニメ・マンガ研究会、いわゆるオタク同好会)部長。

セシリア(16)・・・・・・オルタナディブ学園の高等部2年で[ニュージェネレーションズ]のメンバーであり学園の風紀委員長。真面目な性格で、メンバーでありながら毎回騒ぎを起こしているブライトを注意している。剣道部女子所属。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.10 )
日時: 2010/02/10 21:41:16
名前: 忠タロウ+その他の皆様

氷牙「…ったく、いきなり襲いかかるとは…お前、まさかとうとう[そっち系]に目覚めたのか?」
ルイギ「ち…違う…、さっきの放送で流れた…[俺の通り名]の事…で、文句を言いに…来ただけ…」
氷牙「その為だけに、[キメラ・ボディ]で[殺傷確実な攻撃]を仕掛けるか?…おかげであちこちてめえの血で汚れちまったじゃねえか。どうしてくれんだ…、折角の新入生達の前でこの姿で行けと?」

一方、体育館とは別の場所。そこにはすでに戦闘を終了させたものの返り血をその身に多少浴びてしまった氷牙と、ボロボロの姿で地に倒れ伏しているルイギがいた。

閉話休題。

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