Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.20 ) |
- 日時: 2008/05/03 16:27:55
- 名前: 夕月 空
- ぼくときみはよくにている。
誰にも干渉されたくないとおもっているのと同じくらい誰かのぬくもりが欲しいとおもっているところも、 一人でいるほうが楽なのに二人でいるほうがすきなところも、 どこでもすぐに眠れるところも、 血があたたかいところも、
よくにている。
きみから差し出された手。つめたい、温度が無い手。 ぼくが握り返すと安心したようにほほえむきみ。
もうはなさないよ、もう離さないよ、もう放さないよ、
だからきみのままのきみでいて。
きみに依存しているぼくと、ぼくに依存しているきみ。 これから一緒に歩んでいこう。
どちらかがどちらかに興味をなくすまで、 どちらかが自立するまで、 ふたりで歩いていこう。
(――たちどまったら、そこでおわり)
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.21 ) |
- 日時: 2008/05/04 15:49:23
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 昨日まで叶えようとしていた夢が今日叶った。
次はどんな夢を叶えようか。
そういえば、僕が今まで叶えた夢は、
今はどこにあるのだろう。
今まで気にも留めなかったことがふと気になった。
僕が叶えたたくさんの夢は
いつまでもそこにあるんじゃなくて、
たぶん、きっと、どこかへ。
もう忘れてしまった夢もあるけれど、
これから叶える夢は憶えておこう。
ずっと、ずっと。
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.22 ) |
- 日時: 2008/05/25 23:11:59
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- いつかの夢に 今までに出会った人たちがたくさん出てきた
名前も思い出せないぐらい昔に会った人や 今現在仲良くしてる友達
バス停で少しだけ話した人 電車で隣に座った人 道路ですれ違った人
はっきりと憶えているわけじゃないけれど 少しだけ 憶えている人
その人たちの中には 少しだけ 僕が居て
僕の中には 少しだけ その人たちが居る
たくさんの人とであって たくさんの人と別れて
たくさんの人に触れて たくさんの人に触れられて
たくさんの人と話して たくさんの人と歩いて
1人で見る景色と 誰かと見る景色は違っていて
1人で居る場所と 誰かと居る場所は違っていて
1人で居る時間と 誰かと居る時間は違っていて
1人で居る事と 誰かと居る事は違っていて
これからも誰かと出会って 誰かと別れて
その全てが 僕になる
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.23 ) |
- 日時: 2008/06/14 17:50:58
- 名前: 夕月 空
- 訊けば何でも教えてもらえるなんて思わないで。
笑えば何でも許されるなんて思わないで。
その場しのぎの「ごめん」なんてもう言わないで。 思ってもいない「ありがとう」なんて言わないで。
―きみは何を考えているのかわからない
未知数のbaby 可愛いbaby
どうかその羽が大空を飛ぶことがないよう、 どうかその唇が相手に不快を感じさせる言葉を綴らないよう、 どうかその瞳が世界を見渡せるような大きな視野を持つよう、
切実に願うよ、(届かないだろうけれどね。)
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.24 ) |
- 日時: 2008/06/14 21:04:47
- 名前: 翠嵐
- 今居るのは、とてつもなく高い崖の上。
じーっと下を見ていたら、なんだか無性に跳びたくなってきた。
それを皆に言うと、「危険だから」「危ないから」止めろという。
なんで?僕はただ跳んでみたいだけ。
それは、無謀な事だってわかっている。
でも、だからこそ跳んでみたい。
それを言うと、その崖には柵が立てられた。
それを上ろうとすると、柵はもっと高くなった。
それでも上ろうとしたら、僕が崖の見えないところへ連れて行かれた。
そして、鎖で全身を巻かれ、その鎖は杭に繋げられた。
なんで?
なんでみんなは僕のしたいことをさせてくれないの?
いつもは「好きにしたらいい」って言ってるくせに。
いざ僕が「これがしたい、あれがしたい」って言うと、
「それは違う」「もう一度考え直せ」なんてことを言う。
なら、はじめから好きにしろなんていわないでくれないか?
それなら僕は何もせずにただそこに居るから。
だから、この鎖を解いて。
だって、でないと、僕は僕で居られなくなるから。
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.25 ) |
- 日時: 2008/06/15 11:25:11
- 名前: 夕月 空
- 私は何て薄っぺらなんでせう。
忘れた頃に降る時雨のやうな存在なのに、 雨をからっと晴らしてくれる太陽がとても恋いしひのです。
黙っていれば私がその場にいることも分からないやうな存在なのに、 私がその場を盛り上げて皆を笑わせたひと思ってしまうのです。
総て叶わない望みだと自分でも認識している筈なのに、 その望みを捨てきれなひのです。
―嗚呼、私は何て薄っぺらなんでせう。
何処かにひょいと飛んで行けたら良いのに、
(けれと、私が居なくなったらあの方が独りになってしまふから、) (あの方の、哀しむお顔は見たくなひから、) (存在だけは、此処に留まる事を赦してください、)
あの方に、愛想をつかれてしまふまで、私は此処に留まりますわ。
****** 似非大正チック。 変な箇所があっても見逃してください!(ぇ
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.26 ) |
- 日時: 2008/06/15 15:09:43
- 名前: 翠嵐
- ただこの場所に、此処に居たいだけ。
貴方を見ていられる場所。
そうしないと、貴方を忘れてしまいそうだから。
深く、深く、心に刻み込んで。
ずっと、ずっと、忘れないために。
痛く、痛く、疼いても。
いつも、いつも、見ていたい。
それは、それは、私の願い。
それが、それが、私の祈り。
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.27 ) |
- 日時: 2008/06/16 21:26:22
- 名前: 翠嵐
- たぶん、自分の中に心がない。
笑いたくても、笑えなくて。
泣きたくても、泣けなくて。
悲しみも、怒りも、喜びも…
何も感じない。
ねぇ?知ってる?
人は、心がなくても生きていけるんだよ。
だって、自分の中には心が無いから。
なにをされても、なにを言われても、
何も感じない。
それが、普通だから。
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.28 ) |
- 日時: 2008/06/26 21:44:34
- 名前: 翠嵐
- 沢山の仮面を被って、悲しみや苦しみを押し潰して。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
全部全部自分の奥底へ。
仮面で蓋をして、溢れ出ないように。
表に出ないように深く深く。
なにを隠しているのかも忘れてしまうほど長く。
閉じ込めて。閉じ込めて。
もしも―――もしも溢れ出てしまった時、どうすればいい?
暴れて物を壊せばいい?
声を殺して涙を流せばいい?
どうすればいい?
今も、暗い暗い、深い深い場所で。
グルグルと、グルグルと。
ただ、静かに。静かに。
幾つもの仮面の下で。
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Re: 心に残る詩を書くスレ11 ( No.29 ) |
- 日時: 2008/06/28 09:47:43
- 名前: 夕月 空
- ある日の夜、仮面をつけて舞踏会に行きました。
仮面をつけたのは、“わたし”が隠れるから。 嘘で自分を守ってる、みにくいわたし。
一人の王子様が仮面のわたしを誘ってくれました。
―優雅な、優しい時間。
ワルツはすぐ終わり、王子様と『さよなら』の時間です。
自分の姿を思い出し急に恥ずかしくなって逃げ出したわたし。 王子様はすぐさま追ってきて、わたしの仮面を取ってしまいました。
そして王子様は泣き出しそうなわたしにこう云うのです。
「かわいいよ」
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