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異世界大戦記8
日時: 2011/02/13 18:31:20
名前: ミクニップ

…3つの光…それは志…


…自身の過ちのために残る者…


…守りたいもののために旅立つ者…


…己の未来のため、運命に抗う者…


3つの志交わる時、新たな物語の幕が上がる…


そこに待ち受けるのは出会いか、それとも別れか…?


異世界大戦記8、始まります
メンテ

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Re: 異世界大戦記8 ( No.180 )
日時: 2011/08/09 02:45:12
名前: ミクニップ


Dゼロ「…まぁ、大丈夫じゃあねぇかそのガキ?多分奴等にえも拾われてるだろうしよぉ」
レオ「だと良いんだがなぁ…」
カジオー「そう悲観的になるな。…今はこの後の事を考えるのが先決であろうが」

…まぁ確かに、住居のあるダークゼロ達はともかくとして、問題はレオ達だ。仮にそのアジトに住めたとしても限界はあるし、何よりこの世界で住居を見つけるならそれこそ困難である。そんな事を話したら意外な声が

ライチュウ「ああ〜。それなら俺等が何とかしようか?俺の家広いし」
カノンノ「え、いいの!?」
バイアス「勿論です。幸い、私やライチュウはそれなりに顔の効く人物ですし」
Dゼロ「うわぁ、何そのご都合主義。あまりにも願ったり叶ったりだから逆に引くぜオイ…」

あまりにも事が行き過ぎるのに流石に不審がるダークゼロ。…まぁ分からんでも無いが。

赤「じゃあじゃあ、僕等はじーちゃんと一緒〜!ヴィヴィオちゃんもOK?」
ヴィヴィオ「あ、じゃあ私も」
レオ「それじゃあ俺も世話になっていいか?」
Qちゃん「では、私もお言葉に甘えさせてもらいます」
ライチュウ「OKOK!孫のためなら大歓迎だぜオイ!何か必要なのあったら遠慮なく言ってくれや!食い物や住居だって用意できるぜ?」

Dゼロ「そんなら、残りの奴は何人かこっちで預かるとするか…誰かくるか?クイント達も良いなら来いよ〜?」
カノンノ「あ、じゃあ私が」
シェリー「…ん」

クイント「あ、ごめん。あたしはヴィヴィオちゃん達と一緒でいいかしら?ちょっと娘達の事知りたいし」
ティーダ「俺も。ちょっとティアナの事でな」
アリシア「あ、私も私も!」
アイン「別に私はどちらでも構わないが…まぁとりあえずお前達と一緒でもかまわないか?」
リィン「でしたらリィンもお姉ちゃんと一緒がいいです!」
02「ふむ…。それもまた当然か…あ、流石にスプラッシュとフレッシュは向ういけ。流石におまえたち全員を養える自身は無い」

舞「まぁそりゃそうよね、普通に考えれば」

…何だかんだで、結構スムーズに部屋割りとかが決まって行く中で、ふとカイは何かを考え始める。

カイ「えっと…風林寺さんだっけ。ちょっといいかな?」
隼人「ふむ、どうかしたかのぉ?」
カイ「さっきクラトスさんにも聞いたが、この梁山泊には様々な達人が居ると聞いたんだけど…」
美羽「はい。此所には一人訳あって出て行ってますけど、お爺様を含めて6人の達人がおりますわ」


カイ「だったら話が早い。俺を此所で修行させてほしい」


『はぁ!?』


ここに来てカイは大胆カミングアウト。…そう、カイが考えていたのは今後の自分の事であった。今の自分に何処か満足が行かないのか、あらゆる達人が居る此所で修行しようと考えたのである。

クラトス「…正気かカイ。私が言うのも何だが、此所の修行はお前が思う以上に厳しいぞ?」
ライチュウ「俺は別に止めはしねぇしとりあえず必要なら月謝だって払ってやれるが…本気でキツイぞ?」
カイ「これ程の達人が居るなら百も承知ですよ。…でも、それでも俺は強くなりたいんだ。カノンノや仲間を守りたいから」
隼人「ふむ…(この少年、何処かケンちゃんと似てるのぉ…)」
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Re: 異世界大戦記8 ( No.181 )
日時: 2011/08/09 04:04:49
名前: 孝(たか)

ヴィオ「だだだだだだだ駄目だよ!?!?!?危険すぎるよ!?」
カイ「危険でも何でも、仲間やカノンノの為なら俺は"どんな事でも恐れねぇ"!!」

隼人「ほほぉ…何も恐れんとな」

キラーーーーーーーーーーン!!!!

無敵超人の瞳が厳つく光る。

心なしか全身に血管が浮き出て見える。

ヴィオ「ここでその台詞は危険すぎるよ!!だって……梁山泊って言ったら…」
カノンノ「梁山泊って言ったら…?」

ヴィオ「氷パパと鏡パパが"本気で死にかけた道場"だもん!!!!」

ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヴィヴィオのその一言で、世界が凍った。

Dゼロ「………いや、いやいやいや…まさか、あの魔王達が、達人と言えど、人間に殺されかける訳が…」
ヴィオ「私はパパ達から直接聞いたもん!!」

02「は、はははは…まっさかぁ〜」
バイアス「いえ、本当ですよ。何も、彼らだって最初から強かった訳ではありませんしね。彼らのチート伝説は此処(梁山泊)から始まったと言っても過言ではありません。」

バイアスの言葉で更に表情が引き攣る一同。

咲「で、でも死にかけるってのは言いすぎなんじゃ…?」
舞「そ、そうよね?いくらなんでも、そんな修行なんてある訳…」

ライチュウ「いやぁ…弟子って"人間じゃないから人権無いし"。限界なんて、超えて何ぼだろ?」

ライチュウの一言が更に拍車をかける。

ラブ「ち、因みに…一体どんな修行を…?」
祈里「ラブちゃん!?」
美希「この状況でそれを聞くの!?」
せつな「ラブ!あなた正気!?」

仲間達(フレッシュ組)から信じられないと言ったように驚かれる。

隼人「そうじゃのぉ…例えば…"一切の光も射さぬ部屋であらゆる武器が襲って来たり"」
祈里「密室殺人!?」

ライチュウ「"断崖絶壁でバランスとりながら針だけ出した猛毒の蜂だけを気絶させるとか"」
美希「毒殺&飛び降り危機一髪!?」

バイアス「"手加減を知らないタイ人(アパチャイ)に臨死体験させられたり"」
ラブ「臨死体験済み!?!?」

ヴィオ「……確か、"両足と片手を縛られて、指一本でツキノワグマ20頭と戦わされたり"とかなんとか」
せつな「爆砕点穴でもやらせる気!?」

隼人「おぉ〜"闇ヶ谷に山籠りした時は鬼胡桃だけで2週間過ごした時もあった"のぉ」
咲「鬼胡桃!?食べるとこ少なくて殻が物凄く硬いって言いうじゃん!?」

バイアス「あ!"120tの重りを背負ったまま太平洋の真ん中に落とした事もありましたねぇ"!!」
舞「そんなのもう修行じゃないじゃないですか!?!?」

プリキュア達から散々ツッコミを受ける4人。

隼人「いやぁ…氷ちゃんも鏡ちゃんも、武術の才能は兼ちゃんよりも無かったが、努力と根性と体の丈夫さだけは常軌を逸していたしのぉ…」
バイアス「それぐらいしないと、身につきませんでしたしねぇ…」

兼一「うえええええええええ!?!?!氷牙さんと鏡夜さんは僕より才能無かったんですか!?!?」
隼人「まぁ、兼ちゃんが来た時には大分マシにはなってたのぉ…(まぁ、20年も掛ってやっと兼ちゃんと同じくらいと言うのは、些か苦労したがのぉ…)まぁ、二人には絶対に成し遂げねばならぬ"信念"があったからのぉ。特に、秋雨君やしぐれが来た頃は…更に熱心に修行していたのぉ…」

カイ「………………(俺、もしかして相当やばい事したか?)」
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.182 )
日時: 2011/08/10 16:19:20
名前: カイナ

レオ「多少鍛錬はしたいし。俺もいていいか? まあ、弟子にはならないが」
ヴィヴィオ「えぇっ!?」
隼人「む……まあ、先ほど見た実力やその気から考えると弟子というには実力がおかしすぎるのう。もはや達人級だしの」
レオ「だから、一時的にここに雇われる。まあ給料はいらない、むしろ金出すから泊めてくださいってのはどうだ? もちろん修行の手伝いもする」

レオの言葉にヴィヴィオが驚いたように言うと隼人は不敵な笑みを浮かべているレオを見ながら返す。それにレオはおうと頷いてそう条件を提示、それを聞いたライチュウが声を出した。

ライチュウ「金出すって……あるのか?」
レオ「傭兵舐めるな。ウェルツ達からの給金が結構溜まってる」
メリオル「まあ、皆にもむしろたまには贅沢しろとか注意される始末だしね」
ライチュウ「結構たって……」
レオ「今すぐ出せるだけで(ピー)円あるが?」

ライチュウの問いにレオがそう返すとメリオルが苦笑気味に返し、それにライチュウが呆れたように言うとレオはさらっと自主規制がかかるような金額を言い、それに聞いた全員が一瞬にして固まる。

カイ「ク、クラトスさん……(ピー)円ってガルドに換算していくらほどですか?」
クラトス「……少なく見積もっても小さな国の国家予算数年分には匹敵する。全員の反応を見ても、それなりの金額にはなるだろう……」

とある平和な物質界の一般家庭空時家、実は相当の大金持ちだと判明した瞬間だった。

レオ「足りなきゃウェルツに連絡とって送ってもらうが……どれぐらい溜まってたか?」
メリオル「数十年分溜まってるから、ざっと(ビー)円ぐらいじゃないかしら?」
隼人「いや、月5000円で構わんぞ……」

レオとメリオルの言葉に流石の隼人も頬を引きつかせながらそう言っていた。ちなみにメリオルの言葉を聞いたライチュウ達は何故かシクシクシクと涙を流し始めている。

ライチュウ「レオぉ、カイの月謝お前が払うって形でいいかぁ?」
レオ「ああ、別にいいぜ。カイの成長は見てて楽しいからな」
メリオル「正に乾いた砂が水を吸収するかの如く勢いで色んな事を吸収していくからね」
カイ「持ち上げすぎですよ。レオさん、メリオルさん」

ライチュウの泣きながらの言葉にレオとメリオルが笑いながら言うとカイが照れくさそうに笑いながら言う。

クラトス「まあ、アドリビトムの隠れた切り札とまで言われるレベルだからな」
カノンノ「うん。入団当時から一緒なのに今じゃ全然敵わないもん、天才だよ」
カイ「クラトスさんカノンノ! ハードル上げるの止めて下さいって!!」

クラトスとカノンノの言葉にカイは必死にそう叫び、カノンノはきゃっきゃっと笑っていた。
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Re: 異世界大戦記8 ( No.186 )
日時: 2011/08/11 15:11:03
名前: ミクニップ

…そんだこんだですぐさま修行を開始する訳だが…



カイ「ギャァァァァァァァ!!」
秋雨「フハハハハハ!!その程度の走りならまだかたつむりの方が俊敏だぞ!?」


ビシッ!ビシッ!!


…はい、予測道理でした。とりあえず兼一やヴィヴィオの反対もあったにも関わらず修行する事に決めたカイだが…、いかんせんどの修行をしようか迷っていた時に達人たち(彼ら)の紹介をした時であった。


無敵超人!風林寺 隼人!!(我流)

喧嘩100段!逆鬼 至緒!!(空手)

哲学する柔術家!岬越寺 秋雨!!(柔術)

あらゆる中国拳法の達人!馬 剣星!!(中国拳法)

裏ムエタイ界の死神!アパチャイ・ホパチャイ!!(ムエタイ)

剣と兵器の申し子!香坂 しぐれ!!(武器)


…現在用事で外出中の人もいますが、皆さん知っての通り梁山泊にはこんな人達がいますよね?そんでもってカイはこの中でまず誰から教われば良いのか悩んだ訳であり…そんでわかりやすく、全員の中でそんなにキツくないという訳で秋雨を選んだ訳です。…よりにもよってあの秋雨をである。
…それで、予測通りといえばそうだが、秋雨のトレーニングメニューといえば普段冷静なカイですら本気で半泣きになるようなものばっかりであり(秋雨にとってはまだ軽い)、今回も兼一と同じでタイヤを括り付けているロープを腰に縛り、そのタイヤに鞭持った秋雨と秋雨自作の投げられ阿修羅(あしゅら)君(重量50kg)×4体を乗っけて兼一の時よりも数段遠くの駅まで猛ダッシュ中である(くどいが秋雨曰くまだ序の口)。
…クラトスとライチュウとバイアスはどうしたって?梁山泊でのんびりしてるけどそれが?

カイ「あ、秋雨先生!?し、死ぬ!!これマジでキツイって!?」
秋雨「全然キツく無いよ〜コレ?…それにこの程度で死ぬ人物何て居ないし」
カイ「イヤァァァァァァァ!!」




ずず〜…


ライチュウ「あぁ〜…。本当に緑茶って旨ぇよなぁ〜…」
クラトス「確かに…。これが日本のワビサビという奴か」
赤「何呑気にお茶飲んでるのじーちゃんズ」

一方ライチュウ達といえば…修行中のカイほったらかしでやっぱりこいつ等呑気にお茶飲んでましたよ。

ライチュウ「だってよ〜フォルテ、爺ちゃん達最近何か弄り甲斐のあるのが無くて暇でよぉ〜」
赤「いやいや、一応じーちゃん社長さんで極道の頭じゃん。そっちはどうなのさ?」
ライチュウ「ダイジョブダイジョブ。そんなモンちゃっちゃと終わらせて来てるからよぉ」

呑気にそんな他愛もない話で盛り上がる祖父と孫。仕事の話じゃなければそれは何だのほほんとした奴何だが…。
ちなみに余談だが、現在カノンノ達はDゼロ一派のアジトに、プリキュアや再生戦士(リボーンファイター)チームはライチュウの用意した家で暮らしてはいるのだが、不自由が無いらしく割と快適らしい。

クラトス「…私の意見としては、あいつが決めた道だから手を出す義理は無いと言いたいがな」
バイアス「まぁそうですよね。自分の尻は自分で拭え、決めた以上は覚悟は決めてもらわなければいけません」
ライチュウ「酷だねぇ〜二人共。…ま、確かにそうかもしれねぇかもな、今後を考えても」

そう言ってライチュウは懐から数枚資料を取り出して二人に渡す。フォルテやヴィヴィオには何て書かれているか分からないが、何か重要なものとだけは理解できた。

ライチュウ「…最近、本局とメガロの元老院で多少だが動きが見られるな。そんなに目立ってないとはいえ、こりゃあ注意しなきゃなぁ…」
クラトス「やはりな…。最近こちらの世界で奴等の斥候かと思われる人物が目撃されている。…下見のつもりか、はたは何かするのか…」
バイアス「様々な魔界でも同じ目撃情報がありましたけど…まさか他の世界までとは…予想してたとは言え少し恐ろしいですね」

本当に自身の勘を恨めしく思いつつ、渡された資料の内容を見て苦笑するバイアス。

ライチュウ「(…できれば俺等が何とかしたいんだが、生憎多忙の身だしなぁ〜…。こりゃあ望み薄か)」
バイアス「(本当は氷牙もヴィヴィオも戦わせたくはないですが…。さて、どうしたものやら…)」
ヴィヴィオ「?どうしたのお爺ちゃん。具合でも悪いの?」
ライチュウ「あ?あ、いやいや何でもねぇよヴィヴィオちゃん。心配すんなって!な?」
赤「それならいいんだけどさぁ…」
ライチュウ「と、所でよぉ!?他の兄弟たちは今どうしてんだ?」
赤「フォルテシモ達?みんなおししょーさんやアパチャイさんに教えてもらってるけど」
クラトス「…大丈夫なのかそれは?あの『裏ムエタイ界の死神』だぞ?一度白浜兼一も臨死体験したと聞くが…」
赤「大丈夫でしょ。アパチャイさん子供にはやさしいし。多分大丈夫大丈夫」
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.187 )
日時: 2011/08/11 22:39:30
名前: カイナ

????「ああああぁぁぁっ!!??」

ライチュウ「……おい、今の声……」

すると突然そんな悲鳴が聞こえ、ライチュウがそう呟き声を出すと彼らの目の前に何かがヒューと音を立てて落ち、ドゴォンという音と共に一人の少年が落ちてくる。その砂埃が晴れるとバイアスが口を開いた。

バイアス「ケンイチ……何やってるんですか?」
ケンイチ「い、今修行受けてるカイさんとい、一緒に来たレオさんに手合わせ頼まれたんですが……」
レオ「すまん、ケンイチ。最近体術のみの戦法を使ってなかったから……少し本気出しすぎたか?」

バイアスの言葉にケンイチが絶え絶えの声でそう言うとそこに武器を持ってない丸腰状態のレオが走ってきてすまなそうに言い、心配そうに続ける。それを聞いたクラトスが口を開いた。

クラトス「一体何をした?」
レオ「あ、いや魔力は一切使ってないぜ? 開始と同時に懐に入り込んでから連続で拳叩き込んで、コンビネーションにサマーソルト叩きこんだだけだ」
ライチュウ「それで吹っ飛んだわけか……」
レオ「受けられるよう手加減した挨拶代わりのつもりだったんだがサマーソルトが首にモロに入って……脳震盪起こしたかもな」

クラトスの問いにレオは少し焦ったように笑った後そう返し、それにライチュウが苦笑ながらに呟くとレオもまた苦笑混じりに髪をかきながら呟く。ケンイチはまだぴくぴくと痙攣していた。


メリオル「はっ!」
美羽「っ!」

一方また別の場所ではメリオルが美羽と手合わせを行っていた。メリオルのハイキックを美羽は瞬時にかわし、さらにそこから繋げる連続蹴りも華麗な身体捌きで翻していく。そしてメリオルの攻撃が止んだ瞬間今度は美羽の蹴り技がメリオルに襲い掛かるがメリオルもそれをかわし、一旦距離を取った。

メリオル「ふぅ、結構やるわね。その動き、例えるなら風を切る羽ってとこかしら?」
美羽「ありがとうですわ」

メリオルの言葉に美羽は嬉しそうに微笑んでそう返す、とメリオルはくすりと笑って両手を構えた。

メリオル「でも、私という風はそうそう簡単に切られてあげるつもりはないけどね」
美羽「……」

その言葉に美羽もくすりと笑って構え、次の瞬間一気にメリオルに肉薄し右のハイキックを叩き込む。

メリオル「風雷流体術、投げの型――」
美羽「え、あ゛っ!?」

その次の瞬間美羽の身体が宙を舞い、一回転すると地面に強かに叩きつけられる。

美羽「づぅっ!!!」

しかも右足に鋭い痛みが走り、それに美羽は顔をしかめて苦しそうな声を上げるとメリオルはそれを見下ろす。

メリオル「――風車。基本は相手の蹴りに対するカウンター技で、その蹴りの足を取って間接を極め、相手の身体が一回転するほどの勢いで投げる。今回は流石にやらなかったけど、本来なら取った足を折り、最悪の場合地面に叩きつけて折るっていう投げと折りを同時にやる技よ。ちょっと久しぶりにやったから投げ自体も思ったより上手くいかなかったけど」
美羽「……」

メリオルの説明を聞いた美羽はブランクがあってこれ?とでも言わんばかりに唖然とした表情を見せた。
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.198 )
日時: 2011/08/29 02:04:32
名前: 孝(たか)

その頃……デジタル魔法世界では……


大ジオラ魔法球内にて。

因みに、大ジオラ魔法球とは、エヴァも持っている物よりも大きいもので、中と外の時間が違う一種の"精神と時の部屋"である。

氷牙「はい。午前の修行はここまで。昼飯の時間だぞ〜」

『『は、はい〜〜〜……』』

一同は頭から湯気を出しながらも答える。


因みに午前の修行とは、『魔法知識』をこれでもかと言うほど『懇切丁寧』に叩き込んだのだ。

大達デジモンセイバーズ組、拓也達デジモンフロンティア組。
プリキュア5GOGO組、章悟達四聖獣騎士組。

章悟達は兎も角、他のメンバー達は魔法に対しての知識が全くない。

それは、元々そんな物は架空の存在であるから、知識に留める必要が無かったからである。

しかし、今この世界には魔法がある。

残念ながら、章悟達以外は魔法資質が全くの0の為、魔法を使う事は出来ない。

しかし、知識があるのと無いのでは大違いだ。

魔法の知識があるのなら、例え相手が魔法使いや魔導師でも対処のしようが出てくる。

その為、午前は魔法の勉強。

昼から夕方は肉体的修行。

夜から就寝までは精神修行。

この三段階に分け、濃厚な修行の日々を送っている。

中には、魔法の効率化を図る為、鏡夜や氷牙達の修行に率先して参加する兵達や、民間人の中で魔法が使える者達もいる。


濃密であり厳しい修行の数々だが、それに耐えきれる程度に調整してあるので、無理なく続けられているのだ。

氷牙「あ、今日の修行は混成チームで模擬戦するから、昼飯食い過ぎると吐くぞ。」

大「よっしゃああああああああ!!!!!模擬戦に備えて食うぞ!アグモン」
アグ「おう!アニキ!」

淑乃「今食べ過ぎるなって言われたでしょうが!?なんで戦う事になると元気になるのよ!もう!」
イクト「俺、頭いっぱいいっぱいだ…」プシュ〜〜〜

のぞみ「りんちゃぁん…覚える事あり過ぎて混乱してきた…」
りん「はぁ〜〜のぞみ。要点だけ覚えればそんなにたくさん覚える必要無いわよ」

かれん「そうね。お昼を食べながら要点だけまとめましょうか。」
こまち「そうね。後回しにすると、結局覚えられないから…」

うらら「そうですね。頑張りましょう!のぞみさん!」
くるみ「そうそう。纏めちゃえば後はちょちょいのちょいよ!」
のぞみ「うう〜〜みんなぁ…ありがとう〜〜〜」

拓也「な、何が何だか…さっぱりだ…」
輝二「お前は難しく考え過ぎだ。」

輝一「そうだな。ちょっと整理すればなんとかなるかもな」
泉「私は、なんとか理解できたから、お浚いしましょ。」


ライ「へぇ〜。こっちの魔法は使い勝手がいいな。」
エルフィ「そうだね。特に魔法の射手は基本的な魔法だけと、応用出来るものが沢山あるわ。」

こうして、一同は食堂に向かうのだった。


因みに、食料問題は鏡夜と氷牙が定期的に狩りを行って肉と野菜には困らなかったりする。

流石に米は無いので、小麦粉で誤魔化している。
(黄金伝説 濱口と有野参照。)
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.205 )
日時: 2011/09/07 22:31:12
名前: ミクニップ

…いい加減こっちと学園進めたいです。何か不服な点あるなら言ってください



そんな中、隊長室にて…


アニー「…一体どう言う事ですかそれは!?」
『だから何度も言っている。予定されていたそちらで補給物資は、こちらで起きた事故で別の部隊へと支給される事になった。よって第021部隊への補給は当分後になる』
アニー「そんな!?此方は局員不足や難民の保護で唯でさえ物資が唯でさえ滞っている状態何ですよ!?やっと4日前許可が降りたのに今更後回しだなんて…」

通信機から入った報告…。それは別世界で起こったとある事故により、急遽アニー達への物資提供を後回しにするというとんでもない事であった。…数か月前から拒否され続け、4日前になってやっと支給される筈だったのに、今更後回しにされるだなんて普通は無い。

『…ともかく、これは上層部からの命令だ。物資は3ヶ月先までお繰り越しになる。以上だ』
アニー「3ヶ月!?幾らなんても長すぎます!!何とかこっちにも物資を…もしもし?もしもし!!」


ブチッ!!


通信を一方的に切られ、とりあえず再度連絡を入れようとするアニー。だが何度やっても通信は入らず、等々途方に暮れてしまう。

アニー「…最悪ですお母さん。亡きアニッシュ隊長の命で隊長代理になったにも関わらず、弟すら宥められない私の人望の無さによって物資まで先送りされる始末です…。今頃お母さんはきっと、現実世界で起こってる事件を難なく解決しているでしょうね…。こんな出来損ないの私と違って…解ります。あは、あははははは……」

…あ〜あ。終いには乾いた笑み浮かべてorzのネガティブモードになって、百物語何かよりもどんよりとした空気に包まれるアニー。…ちなみに、件のエリーはまだ解決すらしてませんのであしからず。そんな中…


ガチャッ


氷牙「お〜いアニー。昨日の兵士の件だが、とりあえずついでに治療を…ってのわぁ!?何だこのどんより空間!?」

運悪く入って来ました氷牙さん。そして彼を見た途端アニーは…


アニー「…ばさん…氷牙さぁぁぁぁぁぁん!!」


ずりっ!ずりりっ!!ずりりりりっ!!!


氷牙「うぉぅぁぁ!?こ、怖っ!?何これ某怨霊映画よりも怖ぇぇぇ!?」


…まるで某有名怨霊映画の怨霊の如く、凄い勢いで床這いずりながらこっちに向かってくるアニーに本気でビビる氷牙。その後本気で怨霊の如くひっついて泣きながら早口で色々語ってくるアニーに本気でビビリながらも、何とか宥めるのに30分は費やしたそうな…。



氷牙「…それで?物資を先送りにされたから落ち込んでいた…と?」
アニー「はい…。お見苦しい所を見せてしまい、申し訳ありません…」

そんでもって場所移して此所は食堂…なのだが、食堂というより小さな倉庫に見えるくらい本当に質素で見窄らしい場所で、とりあえず氷牙のおごりの牛まぶし食べて何とか落ち着いたアニー。

氷牙「…まぁ仕方が無いよな。突然物資先送り何て言われたら昔俺だって驚いてたモンだから気にするなって」
アニー「ですが…。確かに現在、氷牙さん達が食べ物を提供してくれているので、何とか繋いでいけますけど…。流石にこれ以上はご迷惑になるというか何というか…」
氷牙「だぁから気にすんなって。元々俺等が勝手に上がり込んできたのが原因なんだし、これ位はさせてくれ」

アニー「い、いえ。それはそうですけど…(あ、あの。実を言えばここだけの話…大変言いにくいのですけど…)」
氷牙「?」
アニー「(…実はここら辺には、お母さんが子供の頃から飼っていた希少種の龍が二匹森の中にいまして…。それだけでもこの地域には保護対象の生物や龍種もいますし…。聞いた話だと鏡夜様、龍種の肉を提供して下さってるらしいのですが、その…)」
氷牙「(あ〜成程。鏡夜がそういうのを無闇に採ってないか心配な訳か)」
アニー「(重ね重ね申し訳ありません…。この部隊は龍種の生態調査を1つの目標にもしてるので、できればこれ以上はちょっと…)」
氷牙「(わかったよ。とりあえず彼奴には言っておいてやるから。…だが参ったな、それだと食料が…)」
アニー「(はい…。一応ここから北西に数キロ行けば他の部隊の前線基地もありますし、そこなら物資もある程度提供してくれるとは思いますけど…)」
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.206 )
日時: 2011/09/21 02:17:10
名前: 孝(たか)

氷牙「ちょっと待て…今更だが、通信していた奴って誰なんだ?」

アニー「え?あぁ…管理局本局の一等陸大佐で、名前はオウマ・ドルトン氏です。」

氷牙「……なんだって?」

アニー「ですから、オウマ・ドルトン氏です。」

氷牙「ドルトンといやぁ、エリーとウマが合わなくて喧嘩ばかりして必ずエリーにズタボロにされてた奴じゃなかったか?」

アニー「え?そうなんですか?」

どうやらアニーは全く知らなかったようだ。

氷牙「……なるほど。ドルトンの野郎…アニーがエリーの娘だと知って、ワザと物資を寄越さない気か…で、衰弱した所で、この基地を自分の物にしようとしているな…」

アニー「ええ!?!?そ、そんなまさか…」

氷牙「いいや。あいつならやりかねん。最近、犯罪者と繋がりがあるという噂もあるしな。」

アニー「そ、そんな…それじゃぁ…今までの私の申し出は…」

氷牙「最初から、受ける気なんてなかったのさ。4日前に許可が下りたのも、”持ち上げてから落とす為”の方便と言った所だな…」

アニー「そんな…そんなぁ…」

両手で顔を覆い、泣き崩れるアニー。

氷牙「アニー……もう一度通信を送れ。」

アニー「でも…でもぉ…」

氷牙「安心しろ。俺に策がある。絶対に物資を確保しつつ、ドルトンを奈落につき落とす絶対の策が…な。」

ニヤリと黒い笑みを浮かべる氷牙の策とは!?
メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.207 )
日時: 2011/10/05 22:37:56
名前: ミクニップ

第2話『移動-ロング・ムービング』



そんな話から数時間後…



カービィ「お〜い!食料はこっちに運んで下さい!」
このか「はい、皆さんはこっちに乗ってな〜?」
首領パッチ「オイコラぁ!?いい加減俺様を主役に『黙れ金平糖が!!』ぽぴぃ!?」


アウムドラから聞こえる様々な声と、荷物をアウムドラへと運び入れる人達の声で賑わう広場。まるで大規模な引越しでもするかのような雰囲気だが、実はその通りでもある。



数時間前、隊長室にて…



ヴォン


ドルトン『何だアニマート軍曹。今更通信を送っても物資の配給は…』
氷牙「いよぉドルトン。久しぶりだな」
ドルトン『ひょ、氷牙提督!?何故貴方がそんな辺境地帯に…』
氷牙「御託はどーでもいい。ついさっき軍曹から聞いたんだが、物資を後回しにするとはどういう事だ?」

ドルトン『は、はい。実はとある管理世界で事故が起こりまして…それで急遽、大量の物資が必要なため、先ずはそっちを優先しようと…』
氷牙「事故?ほぉ…?それはどんな規模なんだ?こっちのを後回しにする程の奴なら、俺の所にも通信は入る筈だが?」
ドルトン『そ、それはその…』

氷牙「…所でドルトン君?気のせいだとは思うけどさぁ、俺の耳にお前に関する妙な噂が後を立たないんだよ…。お前が犯罪者と結託して違法な実験とかをしてるという…」
ドルトン『っ!!』
氷牙「もし、だ。もしこの噂が本当だったらさぁ…その時お前はどうなってんだろうなぁ?」
ドルトン『ひ、ひぃ!?わ、わかりました!!今から頼んで来ますから少々お待ちを!…あ、でも流石にそこまでは時間が掛かると思うので、こちらが指定した場所で受け取って下さいぃぃぃ!!』
氷牙「あ、それとついでに新しい基地の手配も頼むな〜。何かとこっちボロが来てるし」



氷牙の秘策…そう、それは相手の弱みをチラつかせると言う典型的な奴である。本局まで色々な噂が飛び交う氷牙である。小心者の奴なら簡単に乗っかるだろう、そう思っての秘策だったが、これが面白い位に的中した。余談だが、この後エリーに通信を送り、この事を聞いたエリーは爆笑したのは別の話である。

アニー「えっと…何だかすみません。色々と…」
氷牙「気にすんなよ、お前の母親には何かと世話になってるし、これ位お互い様だっての」

…本気で奴の娘なのか疑いたくなるほど、謙遜しまくってますアニーちゃん。エリーの娘なのに、どうしてこうなったのはマジで知りたい。

メンテ
Re: 異世界大戦記8 ( No.208 )
日時: 2011/10/13 23:01:09
名前: ミクニップ

アニー「…で、ですけど。それでも氷牙さん、私達なんかのために色々と…何だか本当に悪いです「ホント、姉さんは頼ってばっかりですね」…シャープ」

アニーの言葉を遮るように、まるでアニーを皮肉まじりで小馬鹿にするような顔でやって来るのは5つ下の10歳の弟、シャープ。

氷牙「…何の用だ。今俺は責任者と話してる最中だぞ?」
シャープ「いやいや、氷牙提督に色々お礼と思いましてね。…役に立たない隊長がいるとこっちも苦労が絶えませんから」
アニー「っ…」
氷牙「…一体何が言いたいんだ貴様?」

目の前の姉に対してとは思えない言い方に眉をひそめる氷牙。それに構わずシャープはそのまま語る。

シャープ「事実を言ったまでですよ。隊長を任された身でありながら、配給もストップされ、挙句に言い返しもしない。終いには人任せ…これを無能と呼ぶ以外に何て呼べばいいんです?」
氷牙「アニーは隊長に選ばれて日も浅いし階級も低い。…それに指揮経験もあまり無い以上、仕方の無い事だとは思うが?」
シャープ「詭弁ですね。隊長を任される以上、それなりの責任を持たなければならない。…なのに姉さんは任された身なのにどれもまともにこなせない…はっきり言って[隊長失格]ですね」


ダンッ!!


氷牙「…口を謹めよクソガキ。ここの前隊長がアニーが隊長に相応しいと決めたんだろ?なら、テメェが口出しする権利なんぞねぇんだよ。違うか?」

シャープのあまりの物言いに、少し殺気立って地面を蹴る氷牙。それに対してシャープは鼻を鳴らすや、やれやれと言った表情でモノクルを片手で少し押し上げ、背を向ける。

シャープ「…まぁ確かに、[階級じゃあ僕の方が高い]けど、前隊長が姉さんを選んだ以上はとりあえずは従いますけどね。…まぁ見た所、たかが知れてますけどね。あはははは!」
氷牙「…やれやれ、お前もエリーの息子と聞いたが…。お前、フォルテ達とは大分違うな」
シャープ「(ピクッ)…フォルテだと?」

…その名前を聞いた途端、どうやら何かあるのかシャープは眉を少し釣り上げる。

シャープ「…1つ忠告しておきますよ、氷牙・アンヴィレント提督殿。この世は所詮[力こそが全て]。…僕はアンタやフォルテを認める気は絶対無い」
氷牙「忠告ありがとうよシャープ・スパーク少尉殿?そっちこそ、そんな態度ばっかしてっと、終いに足元掬われるからな」

そんなやりとりの後、シャープは舌打ちしてそのままアウムドラの格納庫へさっさと消えてしまう。

アニー「…えっと、すみません氷牙さん。あの子も悪気があって言った訳じゃあ…」
氷牙「だとしても、あれは流石に隊長…ましてや姉に対しての態度じゃあ無い。…それに若干だが、俺に対して微量だが殺気まで放ってるしな…」
アニー「…あの子、昔は他人を思いやる優しい子だったんですが…」

アニーが言うには五年程前、近くにあった村で彼は友達ができた。だが、暫くしてその村は野党に襲われ全焼。村人も一人残らず全滅したそうな…。しかも当時は別の局員が救援を担当していたのだが…

アニー「…救援を頼んだ部隊は、急遽近くで救助要請を出していた元老院の一人を助けることを優先したんです。…お陰で村は全滅。あの子の友達も死体となって発見されました…」
氷牙「大勢の村人の命よりたった一人のクソジジイを優先したってのか…。で?その時アニッシュは?」
アニー「勿論、隊長は抗議しました。大勢の人達とたった一人の権力者…一体どっちが大事なんだって。ですが…」


-メガロセンブリア元老院の存在こそこの世界の平和の礎だ!たかが多数の名もない村人供と比較しても、どちらが大事か明白だろうが。そんなものの為に貴様はこの世界の平和を乱す気か?


…もはや開き直りに近かった。命の重さは変わらないのに、まるで虫けらのように平気で切り捨てたという。

アニー「…それ以来ですかね、あの子が完全に心を閉ざしたのは…。あの後あの子は、友達すら救えなかった自分に腹を立てて、それ以来[力が全て]と考えるようになりました。力に固執しはじめ、さらには兄妹にまで辛辣に接する始末…。私やお母さんの忠告もあんまり聞かない始末で…」
氷牙「ふむ…」

自分の弱さ故に友を死なせてしまった自分…。それが今の彼を縛り付けて今のような捻くれモノにしてしまった…。口で言えば簡単だが、恐らくああいうタイプは、さっきも見たように自分の忠告をすんなりと聞く訳が無い。そう判断した氷牙は少し考える。そんな中…


クイクイッ…


???「ぁ…ぁの…」
氷「?」

ふと、か細い声と共に誰かに服の裾を引っ張られる。振り返って見ればそこには、弱々しいが何処かシャープやフォルテと似たような顔たちで、頭に白い薔薇を模した髪飾りをつけた少女がこっちを見ている。そして目を合わせた途端、女の子はビクリと肩をふるわせると、直ぐにアニーの後ろに隠れて、怯えた猫ようにこっちを見る。

アニー「あぁすみません。この娘は妹であの子の姉のナチュリーです。…ナチュリー、氷牙さんに挨拶して下さい」
ナチュリー「ぁ…ぁぅ……」

どうやら恥ずかしがり屋か、それとも極端な人見知りなのか中々出てこないナチュリー。それでも氷牙は微笑みながら彼女と目の高さを合わせる。

アニー「すみません。この子、氷牙さんの事は大好き何ですけど、いかんせん人見知りで…」
メンテ

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