Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/09/25 20:04:34
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「………やっちまった…!!! 苦労・砲丸さん、真に申し訳ありませんでしたっ!!!
次こそは………次こそは、この様な不祥事は金・輪・際、起こしませんからっ!!!」(土下座)
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.7 ) |
- 日時: 2011/09/27 21:17:25
- 名前: ミクニップ
- まぁまぁ、とりあえず進めましょうよ。他にも進んでないのもあるし、カラオケとか大戦記とか。
サコミズ『グギギ…このガキがぁ…!!』
ロッドでぶっ飛ばされた事により、遂に切れるサコミズ。所構わず両手のバルカンを乱射し始めるが、勇児はゼロを回して防御し、他のはバリア張ったりルイギで防御したりと防いでいる。
ルイギ「ごべべべべべ!?で、電次この野郎!?俺を盾にすんじゃねぇ!!」 電次「るっせぇぞ強姦魔!!毎度毎度ウチの部下に逮捕されて『前科2000』の盾の癖に喋んじゃねぇ!俺は足折れてんだよ、たまには人様の役にたて!!」 雪菜「あ、あのお兄ちゃん…。あんまりそういうのはちょっと…ルイギさんあって多分そんなに悪い人じゃぁ…」 電次「甘ぇよ雪!手目ぇコイツやバルバトスの野郎に可哀想だからとかで毎日あんなバカでかい弁当作ってやってるみたいだが、コイツならこの程度屁でもねぇからほっとけ!!」 雪菜「で、でも…」
弁当の謎発覚。本当に優しい子でしたこの子。
サコミズ『ゴルァ!俺ムシしてんじゃねえよ其処!!殺すぞゴル…』 ゼロ『今だ主』 勇児「たぁぁぁぁぁぁ!!!」
油断大敵とは正に此れである。外野に気をとられたGタートルは、剣に変形したゼロを振りかぶった勇児に吹っ飛ばされて壁に激突する。
サコミズ『ギギ…不意打ちとは卑怯じゃあねぇか!?』 ミハル「あら、それだけは貴方に言われたくないですねサコミズ先生。3年前からスパイとして学園に侵入し、裏から色々と妨害工作をしていた貴方にだけはね」 サコミズ『っ…!』
卑怯と勇児を罵ったサコミズに対して反論するミハル。そして彼は掛けてた眼鏡を取り外して胸ポケットに仕舞い、懐から数枚の写真を取り出して突きつける。それにはライドガンナーやコンピューターに色々細工しているサコミズが写されており、それを見たサコミズは一瞬怯む。
サコミズ『…いつの間に?』 ミハル「僕の知り合いに忍者をやってる子がいましたからちょこっと。…にしても随分とうやらかしてくれましたね此。後になってゴシップ紙へガセネタのリークまでしたましたから。何とかこっちで食い止めましたけど…貴方、自分が何をしたかわかってるんですか?」 サコミズ『知るかよンなモン!!俺はスカした顔した能力者供に罰を与えてやってんだよ!!俺をコケにした奴等をなぁ!?だから此は『正義』の行為だ!!この世の能力者は【組織】のモルモットにでもなりゃあいいんだよ!!』
ビキッ
勇児「え?【ビキ】…ってぎゃぁぁぁぁぁ!?」 鏡夜「(あ〜あ…)」
何だか何かが潰れるような不穏な音が鳴る。鏡夜が呆れて顔を覆い、勇児が音源の方を見れば恐怖のあまり飛び上がる。だってそこには…
ミハル「…エリーさんの教えその12。【正義】を語る奴に良い奴何て一人もいない。大抵はゲス野郎ばっかりだと…」
…修羅がいました。地面には亀裂の華がパックリ咲き、ミハルさんの目は怒りで燃えてました。…正直言うと背後の殺気と合わさってマジで怖いです。本気で怒ってます。
ミハル「僕がこの世で嫌いな言葉は3つだけ。【テロ】と【猟奇】と【正義】です。貴方は禁忌に触れてしまいました…!!」
勇児「(鏡夜先生!ヒイラギ先輩が滅茶苦茶怖いです!!もう泣きそうです!!)」 鏡夜「(あの子の両親、数年前にテロに巻き込まれて死亡してね…。今は2歳上のお姉さんと暮らしてるみたいだけど、それ以来あの言葉を聞くとちょっとイライラして来るみたいで…)」
ミハル「…御免勇児君、先輩の戦い方を見学するという建前で手伝っていいかな?」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.8 ) |
- 日時: 2011/09/27 23:06:58
- 名前: カイナ
- シェニ「せいぎ、正義正義正義! うっせえんだよっ!!!」
キュリー「正義がそんなに偉いのかーっ!!!」
勇児「ひぃっ!?」
直後シェニの獣の咆哮の如き怒鳴り声が響き同時に武装集団は皆一様に吹っ飛ばされる。装備していた防具は全て木っ端微塵に砕けるor妙な焦げ目が出来ており、シェニの両腕には電流がバチバチと擬音を立てながら流れているのが楽に視認できる。そしてキュリーも怒髪天の様子で怒鳴るがなんか声だけ聞くとむしろ可愛い様子である。しかし勇児は慣れてないせいか驚いている。
ネイ「ロイド君は言っていた。正義なんて言葉、ちゃらちゃら口にするな、と。それは正義というのは主観、状況、立場、様々な要因によって変わる、それゆえに絶対的な正義というものは存在しないゆえ。そして私達は敢えてこう言う、正義とはただ口に出して優越感に浸るものに非ず。正義とは自らが信念を貫くためのもの。と」
そして雪菜の治療が終わったためネイも参戦する、その言葉に勇児がきょとんとしているとネイは僅かに微笑を浮かべた。
ネイ「私達も色々苦労してるのよ。私達がいた孤児院は異能力を持つものと持たないものが共にいる、それ故に正義の名目で異能力者を捕縛しようとする人達とは幼い頃から戦い続けてた。実戦経験の長さだけなら高等部の高学年にだって負けない自信あるわ」
ネイはそこまで言うと背後から狙っていた狙撃手の撃った銃弾をそっちを見る事無くかわし、直後右手に握った拳銃で撃ち返し、相手を寸分違わず撃ちぬく。
ネイ「だからこそ、かしらね?……正義の名を汚す奴は……見ててムシャクシャすんのよ」
ネイは微笑をたたえながらゴゴゴと怒りのオーラを発しており、勇児は思わず震えを感じる。
ネイ「さあ、ザコは私達に任せてあなたはミハルさんのとこにいきなさい」 勇児「は、はいっ!」
ネイの言葉を聞いた勇児は驚いたようにそう言うとミハルの方に走って行く。その直後彼女を武装集団――全員銃を構えている――が取り囲んだ。
武装兵A「へ、へへっ、正義がどうのと言ってたが所詮小娘の理想論……」 武装兵B「世の中は結局強いものが正義であるって事を教えてやる……」
ネイ「カイ兄さんの言葉を借りれば……やれやれ、ですね……私の名はネイ、私があなた方に与えるのは一瞬の閃光、そして――」
武装兵の内二人の言葉にネイは頭をゆっくり横に振りながら呟き、次の瞬間ネイを中心に閃光が走る。
ネイ「――永遠の闇だけです……シェニ、キュリー……ザコは全員潰す。本気出しなさい」
その次の瞬間ネイを取り囲んでいた武装兵は全員倒れており、ネイは冷たい視線で彼らを見回すと銃をひゅんひゅんと取り回して腰のガンベルトにしまう。そして彼女の静かな言葉に二人は頷き、シェニは両手のナックルを自分の前でガァンと叩き合わせ、キュリーは自分の目の前にナイフを持っていくようにして両手を祈るように組む。
シェニ「鳴り響くは雷の叫び!! 咆哮しろ、ボルトガルム!!!」 キュリー「さあ、歌おう、踊ろう、水と一緒に。終曲(フィナーレ)はもうすぐ、あなた達への鎮魂歌(レクイエム)!! 舞い踊れ、バゼラート!!!」
シェニの咆哮と同時に彼のナックルに黄色い、まるで雷のような意匠が入り、キュリーのナイフにも不思議な光が宿り僅かなり豪奢を思わせる意匠が入っていく。
ネイ「さ、本気で行くわよ。ただし殺さない程度にね?」 シェニ「んだよ! じゃあボルトガルム解放しねえ方がいいじゃねえか!」 キュリー「バゼラート解放した状態でこの程度の相手殺さないようにするって疲れてお腹空くよー!」 ネイ「他に被害が出ないよう確実に潰すためよ、我慢なさい」 シェニ・キュリー「「はーい」」
レディアントブラザーズ一年勢でリーダー役になっているネイの言葉にシェニが叫ぶとキュリーもぶーぶーと文句を言うがネイは簡単にたしなめ、それに二人が「は〜い」と声を出すとうんと頷いた。
シェニ「んじゃま、とっとと喰らい尽くすか!」 キュリー「うん! お腹が空いちゃう前にね!」
そして二人は一気に雑魚敵向かって飛んでいき、ネイもそれを確認すると二人の援護のため双銃を構えた。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.9 ) |
- 日時: 2011/09/29 19:59:59
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ルイギ「…雪菜さん、いつもありがとうございます…。 こんな俺達の為に、毎日あんな豪勢な弁当作ってくれて…」
シェニ達が生き残りの武装兵達の殲滅に向かっている頃…
盾として扱われた事によってバルカン砲をまともに受けてしまい、身体の所々にやけどor弾痕がついてかなりボロボロになっているルイギは、雪菜に弁当の事でお礼を述べていた。
雪菜「何言ってるんですか。学園の平和を守る者同士、あたりまえの事じゃないですか?」 ルイギ「…ふっ、だけどさすがにこのまま殺られっ放しは、俺の性に合わないんでね…?だから…せめて、一発だけでも殴らせろやぁああああああああ!!!???」
ビキビキビキ…!!!シュウウゥゥゥ…!!!
電次「うおっ熱っ!?」 雪菜「なっ!?」
すると、ルイギの全身から白い蒸気の様な物が噴き出し、あまりの熱さにルイギを掴んだ手を離す電次。いくら何でも生身で掴んでいては、逆にやけどしてしまうからだ。
蒸気が消える頃には、先ほどまでボロボロだった身体はあっという間に消え去っていた。服だけは、直し様がないが………
ルイギ「…さて、俺様も雑魚殲滅にまわっていいかな?さっき一部の奴らを説得したってのに…、馬鹿な奴は他にもいるモンだよなぁ…?」
そう言って、ルイギは懐から二本の警棒を取りだした。しかし、形状こそ一般に普及されているものだが、グリップ部分に何故か禍々しい獣の顔の装飾がついている。 右手の警棒が獅子の顔、左手の警棒には山羊の顔となっている。
ルイギ「喰らい尽くせ、生きる為に!!吼えろ、【デュオ・キマイラ】!!」
シェニ達と同じ様にルイギも叫びながら警棒を交差する様に、構える。すると、警棒の獣の口から黒い煙が噴き出し、警棒の先端に集約され、徐々にその形を変えていく。 更に、ルイギの身体も煙で覆われ、胸部に獅子の顔・両肩にそれぞれ山羊と蛇の顔が付いた漆黒の鎧へと変貌していった。
ルイギ「まあ、アイツ等と同じ様に命までは取りゃしないが…馬鹿な行動を取った事を、後悔しろよ?…まとめてとっ捕まえて、鏡夜の拷問フルコース送りじゃぁああああああ!!?」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.10 ) |
- 日時: 2011/09/29 20:52:40
- 名前: ミクニップ
- ミハル「…さて、他の人達はネイさん達がやるとして。…サコミズさん、さっきも言いましたが貴方の相手は僕と勇児君がやります」
サコミズ『ハッ!!調子こいてんじゃねぇぞガキがぁ!!』
さっきまで無視されていたのも含めてか、半キレ状態のまま、両手のバルカンを二人に向けて乱射するGトータス。だが寸前で二人はその攻撃を回避し、その間にミハルは首にぶら下げていたペンダントを握る。
ミハル「ユザレ!バリアジャケット展開!」 ユザレ『了解しましたマスター。バリアジャケット、セットアップ』
ペンダントから聞こえてきたボイスと共に、彼の体を白銀の光が包み込む。一瞬だけ勇児はそんな光に見とれてしまうが、とりあえず目の前のサコミズに再度目標を定めて、ゼロ・ソードで斬りかかる。
ガギンッ!!
勇児「〜〜〜っ!!さっき殴った時もそうだったけど硬っ!?」 サコミズ『はっははぁ!!そりゃあそうだ!!コイツは元々土木作業用だったのを改造したんだからなぁ。パワーと装甲なら負けねぇんだよ!!』 ミハル「だったら…これならどうですか!!」
ドウッ!ドウンッ!!
サコミズ『な、何っ!?』
銀色の光が止むと同時に、Gトータスの間接部に打ち込まれる弾丸。勇児が振り返ってみると其処には、先程の制服から、白をベースとした紅と瑠璃のラインが入ったバリアジャケットに身を包み、両手に独特な形をした銃を構えたミハルが立っていた。
ミハル「ユザレ、ガンブレードのモードをショットからソードへ。相手の間合いを詰める」 ユザレ『了解』
そんな短いやりとりの中、両手のガンブレードを拳銃形態からソードへと変形させ、瞬時に間合いを詰めるミハル。すかさずGトータスも詰められまいとバルカンを使用するが、相手が予想以上に早いのか中々当らない。
ミハル「俊雷流…衝掌波!!」
ドウッ!!
相手の懐へ移動し、その腹へと衝掌を叩き込んで相手を吹っ飛ばし、さらに…
ミハル「まだです。天月旋、獅吼旋破、テトラアサルト、空破絶風撃!!」
ムーンサルトに続いて、獅子の衝撃波、拳と蹴りの連激、そしてさらには奥義の乱舞乱舞乱舞…。一切無駄のないそんな技の押収が乱舞し、勇児は一瞬呆気にとられるが…
ミハル「勇児さん、パス!!」
ドゴシュッ!!
勇児「えぇ!?えっとえっと…えぇぇぇい!!」
ゴペンッ!!
サコミズ『ぽぴぃ!?』
コンボが繋がった!!現在142コンボ!!さらに乱舞を重ね、最終的には210コンボで相手は壁に激突!もう装甲はベッコベコだ!!
勇児「うわぁ〜…あんなに強そうだった相手があんなに…。ミハルさんって、結構強い?」 鏡夜「そりゃあ強いよ。何と言っても彼、学園じゃ【3番目】に強い生徒だから」 勇児「…え?【3番目】?」 鏡夜「うん。この学園には【生徒会執行部】というのがあってね?日夜学園の秩序を守る…まぁ風紀委員と生徒会が併合したような組織でね?彼はその中で、【デフォルトで最強】で、【学園の生徒全体で3番目に強い】生徒だよ。あ、ちなみに1番は彼の1つ上の先輩のレオ君だけどね。ちなみに役所は…」
ミハル「生徒会執行部、三番隊隊長兼雑用兼お茶汲み係兼清掃係…ミハル・ヒイラギです!!」 勇児「副会長じゃなくてほぼ秘書でしょそれ!?」 鏡夜「…彼、昔から上級生に雑用押し付けられてたせいか、そんな係りが定着してね…」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.11 ) |
- 日時: 2011/10/01 16:54:35
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 一方、ルイギは………雑魚相手にかなりハイなテンションで無双していた。
ルイギ「ヒャッハー♪何か今までの鬱憤が発散されてる気がするぜぇ〜!?どうした、鏡夜の拷問フルコースに送って殺るから、かかって来いやぁあああああ!!?」 説得済み武装兵一同「……………大人しく捕まってて、よかった…。」
彼の両手の警棒の先には、集約された煙が凝固化して金棒となっており、鎧と同等の強度を誇っている為、まともに喰らえば常人は一撃で死ねるだろう。
ルイギは、ただキメラ・ボディによる身体能力強化が施された腕力で振り回し、風圧と迫力で武装兵達をジリジリと後退させている。 その一段の背後にシェニ達【レディアント・ブラザーズ】が獅子奮迅のごとき戦いぶりで次々と兵士達を鎮圧していく。
この挟撃により、サコミズの援護に回す人員など最早ないに等しかった。
武装兵1「くそっ、このままでは全滅だ…!!」 武装兵2「ちきしょう…、こんな事になるなら攻め込まなきゃよかった…。 」 武装兵3「見ろ。装甲強度とパワーが売りのGトータスが、もうベコベコのボロボロだぞ!?」
ルイギ「さあて…、そろそろ捕まる気になったか?大丈夫だ、少なくとも鏡夜の奴は、ただお前らを一生実験台(モルモット)にするぐらいだからな?」 武装兵一同「それ、人として人生終わってるだろぉおおおおお!!?」
ルイギ「嫌なら、今のうちに俺に捕まるこったな。俺ならムショ送りは免れんが、実験台になるよりはかなりマシだぞ?嫌なら別にいいが…」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.12 ) |
- 日時: 2011/10/03 23:36:25
- 名前: ミクニップ
ギュバンッ!!
ルイギ「あべごぉ!?」
ルイギが台詞言い終わろうとしたまさにその時、突如ルイギの体に青白いレーザーが貫通。哀れルイギは真っ二つに(笑)。そして発射基を見てみれば、其処には口を開いて中からレーザー砲が顔を覗かせているGトータスの姿が。
サコミズ『ギギギ…!貴様等ぁ…、殺してやる。跡形もなくコロシテヤルゥゥゥゥゥゥ!!!』
…どうやら完全に暴走したのか、バルカンとレーザー乱射しながら辺りの壁を破壊して行くGトータス。何とか凛や鏡夜はバリアを張ってこれ以上破壊され無いようにしてるが、勇児とミハルはそんな攻撃を何とか避けるのに必死(得に勇児が)である。
勇児「うわわわ!?い、一体どうしたんですか此れぇ!?」 ミハル「恐らく、無謀な改造を施したからAIが異常をきたしてたんだと思います。奴の怒りでそれがさらに加速して、遂に暴走したんだと思いますけど…」
ガキッ!!
ミハル「っ!?」 サコミズ『余所見シテンジャネェゾガキガキガキィィィィ!!?』
迂闊だった。相手の分析をしていたその隙に、Gトータスの腹部から射出されたクローに右足を捕まれてしまうミハル。何とか振りほどこうとするが、その前に、今まさにレーザーのエネルギーをチャージしているGトータスの前まで引きずられてしまう。
サコミズ『イギャハハハハァァァ!!シネェェェェェェガキィィィィ!!』 ミハル「くっ…!」
バギュンッ!!ゴキンッ!!ギュボンッ!?
サコミズ『ギ…ギゴゲァァァァァ!?』
拘束されていたミハルに、凶悪なレーザーが発射されようとしたまさにその時、突如銃声と共にレーザー砲が破壊され、行き場を失ったエネルギーが暴発。それによりGトータスの頭部が破壊され、その隙にミハルは拘束から逃れて破壊した人物の姿を捜すと…
雪菜「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・!!」
雪菜だった。銃口から硝煙が出てる拳銃を構えている所を見れば、どうやら彼女がレーザー砲を破壊したらしい。しかもミハルがいる状況で、しかも彼に被害が出ないようにうまく頭部だけ破壊したという…。何とまぁ凄い命中精度。そして…
勇児「(よし、今だ!!)ゼロ。バンカーモード!!」 ゼロ『了解!!』 ミハル「ここで決めます」
頭部を破壊され、狼狽えるGトータスの隙を逃さず、ゼロを前回使用したバンカーモードに変形させる勇児。そしてゼロの回りにエネルギーが集中してゆくのを見て、ミハルも両手の剣を連結させ、カートリッジを3発射出。魔方陣を展開して、同じように剣にエネルギーを貯めて行く。
ミハル「一刀両断…」 勇児「必殺・・・!」
ヒュッ!バゴンッ!!
サコミズ『がっ!?』
ミハル「閃破、烈・光・斬!!」 勇児「ゼロ・ブレイカぁぁぁぁぁ!!!」
ドスンッ!ドスンッ!!ドスンッ!!!チュドガァァァン!!
サコミズ『ひぎゃぁぁぁぁぁ!?』
勇児とミハルの大技連続攻撃を受け、悲鳴を上げて大爆発を起こすGトータス。そして爆発した途端、爆風の中からモンスターボールが出てきて、それはミハルの手の中へと収まる。
ミハル「ふぅ…。ミッション、完了!!」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.13 ) |
- 日時: 2011/10/11 23:32:53
- 名前: ミクニップ
- …後日談、というより翌日のオチ。
あの事件の後、サコミズ先生やその他のテロリスト達は電次さん達によって一時的な尋問もかねて全員逮捕、護送され、僕達はやっと、大変な学校見学を終了できた。ちなみにあの後、残っていた場所も見学し、その後僕等は雪菜先輩に誘われ、ミハル先輩と一緒に此所【中華飯店 大連王】にやってきた所だ。…やって来たのだが…
「手目ぇ等!!チャーシューメンと餃子の注文が入ったからさっさともってけよ!!」 「す、すまねぇ姉御!!…社長!ワリィがこっちに天津飯追加!大至急で頼む!!」 「ちょっと待ってぇな大将!ワイ今炒飯作ってる所やから!!」 「て、店長!新しいお客様ですぅ!!」
…どうやら今お忙しいみたいです。店長らしい頭にオレンジのバンダナを巻いて腰に龍の翼みたいなパレオ風スカート、そしてTシャツという恰好でくわえ煙草の女の人が厨房で料理作りながら3人の店員に怒鳴り散らしている。
ミハル「あっはは…。本当に何だか気力溢れそうな料理店ですね此所…」 勇児「…えっと、もしかして僕等邪魔だったでしょうか?」 ??「あぁ?…あ、もしかして雪が言ってた友人か?とりあえず気にしてねぇから早くこっちに座りな。ほかの客の邪魔になる」
どうやら事前に聞いていたのか、二人の姿を見るやカウンターへと手招きする女性。そのまま二人は言われた通りにカウンターに置かれている椅子に座り、とりあえず出されたお冷を飲む。
勇児「あ、あの…こんな忙しい時にすみません」 ??「いいっていいって。何時もこんなんだからオレは全然気にしてねぇよ。…むしろ、彼奴が同年代と年下…それも男連れてくる何て珍しくてな。ほい、大連邸名物の坦々麺だ。…とりあえず、辛さは弱めの紐レベルな」
そう言って目の前に出されたのは程よい鮮やかな赤いスープ。見た感じ辛そうだが、とりあえずれんげで1口すくい取って口に運んでみる。…真っ赤なスープに反してそれ程辛くない。むしろ、丁度良い位で縮れ麺と良く合う。思わず箸が進む。
勇児「ほわぁ〜…この坦々麺本当においしいです!」 ??「カッカカ。だろ?オレの自信作だかんな。そんじょそこらの奴とは違うんだよ」
自信作を褒められたのが嬉しかったのか豪快に笑う女店長。そんな時である。
雪菜「…あ、お二人共。来てくれたんですね?」
厨房の奥から聞こえて来た控えめで大人しい声。見れば奥から制服と思われるチャイナドレス(ミニスカ)とエプロンを着込んだ雪菜だ。相変わらず前髪で顔半分隠してるから表情分かりにくいけど多分微笑んでると思う。
??「やっと来たか、おせーぞ雪」 勇児「あ、渚先輩!お邪魔してます」 雪菜「す、すみません鳳鈴(フォンリン)さ「だぁから母さんと呼べっつってんだろ」…す、すみません…」
…どうやらこの人は鳳鈴と言うらしいが、雪菜が名前で呼んだらちょっと眉ひそめて注意した辺り…多分母親らしいが…。何だか注意されてしょげてる雪菜がちょっと可哀想だ。
鳳鈴「…まぁいいか。そんじゃあオレはあっちで料理作ってるから。後で手伝い頼むわ雪」 雪菜「わ、分かりました鳳鈴さ…じゃなかったお母さん」
鳳鈴に一瞬睨まれ慌てて言い直す雪菜。そのまま鳳鈴は厨房の奥へと消えてゆく、途中3バカ怒鳴り散らす。
ミハル「…随分と豪快な人ですね。やっぱりお母さんですか?」 雪菜「い、いえ…。鳳鈴さんは烈火お兄ちゃんの奥さんで、…私は鳳鈴さんの家で住み込みえ働かせてもらってるんです」
どうやら事情でもあるのか理由は語ってはくれなかったが、その後に昨日の感謝を込めてお辞儀する雪菜。
雪菜「…本当に、あの時は有難うございました。お二人がいなければ私は…」 勇児「い、いえいえ!もし僕等がいなくても、多分先生達が…?」 雪菜「それはそうですけど…、でもお二人にも色々とお世話になりましたので、まずはお二人から…」
…まぁ確かに戦ったのは二人な訳でもあるから正しいとは思うが…
ミハル「…勇児君、とりあえず麺が伸びますから坦々麺を早く食べましょうか?」 勇児「え?」 ミハル「あんまり謙遜しているのも失礼ですし、何よりこうご厚意に甘えるというのもまた礼儀みたいなものですから」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!第U幕 ( No.14 ) |
- 日時: 2011/10/14 15:05:28
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ルイギ「ヤベエこれ、ここのラーメン美味すぎるぞぉおおおお!!? 」
テンバ「あないな事件があったのに、よお外でラーメン食べにいけるなぁ…?まあ、今回の飯代は全部あんさんの奢りやさかい、構へんけど。」
シェリー「…ずるるる…。辛いけど、美味しい…♪」
するとそこに、何所か聞いた事のある声がしたので勇児は声のした方に顔を向くと、テーブル席にて食事中のルイギ達がいた。
勇児「………って、ルイギさん!?一体いつからここに…」 ルイギ「いつからって、最初からだが?…にしても、ここのラーメンは美味(うま)し美味(うま)し♪」 ミハル「というより、事後処理はどうなったんです?…まさか」
ルイギ「待て待て待てミハル。それならちゃんとココに来る前に終わらせたから、安心しろ。俺だっていつもいつも、サボりで悲惨な目に遭うと思ったら大間違いだぞ?あと、ここでスプラッタなシーンはやめてくれよな?食事中だから。」
テンバ「まあともかく、事後処理終了祝いだ−とか何とか言うて、ワテまで巻き込んでここに来たっちゅー訳や。多分、雪菜の嬢ちゃんに弁当の礼を兼ねてここに食事に来たってトコやな?…単に、雪菜の嬢ちゃんのウェイトレス姿を見に来ただけやと思うたんやけど…」
ルイギ「阿呆。いくら何でも、ここでそれは自殺行為に近いからやめてくれ。俺は純粋に、雪菜ちゃんにいつも用意してくれた弁当の礼を兼ねてだなー」
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