Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.7 ) |
- 日時: 2006/10/01 17:07:51
- 名前: みせつ
- そして、響沙は、今回の依頼主から、お金をもらい、家へ帰ろうと家路をたどっていた。
響沙の家、海寺家は、代々暗殺を請け負ってきた名家である。
その海寺家の娘である響沙も、幼い頃から、修行をさせられ、今では、一人前に暗殺者として、仕事をしていた。
「……つまらないです。」
響沙は、呟いた。
毎日、暗殺を請け負う日々、変わらない日常。
しかも、響沙は、道具を使わずに、思うだけで、人を傷つける能力を持っていた。
その能力のせいで、人から忌み嫌われていた。
そんな世界に正直、響沙は飽きていた。
「どうか、この卑屈な変わらない世界から、抜け出せないのでしょうか……。」
響沙は、何度そう思っただろうか。
しかし、何度思ってもそんなことは起こらない。
明日も、そしてまた次の日も、ずっと、こんな日常を繰り返していかなければならない。
響沙は、その事実にため息をつき、家へ帰ろうとまた一歩、歩みを進めた。
その時、この世の物とは思えない、銀色の霞が出現し、響沙を包んだ。
そして、次の瞬間、響沙は、その場から跡形もなく消えていた……。
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.8 ) |
- 日時: 2006/10/01 17:24:10
- 名前: みせつ
- そして、響沙はいつの間にか、雨が降り続く知らない森の中にいた。
見ず知らずの植物。
見ず知らすの動物たち。
「……此処は、異世界…?」
響沙は、まわりを改めて見回した。
たしかに、自分の世界にはなかった世界がまわりに広がっている。
「……抜け出せた……?」
響沙は、退屈な世界から、抜け出せたと思って、喜んだ。
しかし、次の瞬間、心を引き締めた。
まず、この世界で生きていく為に、人を捜さなければならない。
まずは、この世界を知ること。
情報収集が、肝心だからだ。
響沙は、自分の持ち物と服装を確認した。
服装は、いつもの水色の着物。
持ち物は、仕事の帰りだったため、ナイフや、刃物類が着物のたもとや、至る所に入っていた。
「それじゃあ、行きましょうか。望んでいた非日常に………。」
響沙は、そう呟いて、歩み始めた。
自分が望んでいた、日常とは、違う非日常を求めて…………。
こんな感じでしょうか? すみません。短かったですね。
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.9 ) |
- 日時: 2006/10/07 17:01:34
- 名前: 要◆nQMfVCXw5Ks
- 〜レイ・クラウドの場合〜
「・・・『外』・・・・・・ねぇ」
彼にとって特に興味のないことだった
だが『ある噂』を聞いてからは、ほんの少しだが興味というヤツがわいてきた
「・・・人が、死ぬ?」
「あぁそうさ。『外』には危険なことがたくさんあってなぁ・・・」
「知るかよんなもん」
「あ!おい・・・!!」
「『人が死ぬ』・・・ねぇ」
この街では人が死ぬなんてありえないことだ。
殺意などわかない。
わくはずもない。
「・・・・・・」
だが、一度だけ思った
「人が人を殺すことが出来るって、どんなんだ・・・?」
だから思った。
『外』に出てみたいと、
「・・・よし、こんなもんだろ」
この国特有の旅支度をし、まだ薄暗い街を歩く。
自分がいるとはばれていない。
もちろん通行人にも、警察官にも
「・・・・・・」
一度だけ、街を振り返りそして歩き出した。
「・・・・・・これが、外か」
何も変わらない。
そう、何も変わらないんだ。
だが、変わったのは自分の身体。
「っ・・・・・・」
突然左肩に激痛が走る。
今までかんじたことのない痛み。
「ぅっ・・・・・・」
いそいで袖をめくってみると、肩に紫色のまがまがしい石が浮き出ていた。
「・・・・・・」
そして、
「・・・・・・なんだ?あれ」
彼を黒い渦が飲み込んだ。
(要:よくわからずこんな感じでいいですか?? 遅くなって本当に申訳在りませんでした。 これからはもっと顔出します)
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.10 ) |
- 日時: 2006/10/10 13:07:40
- 名前: 阿是羅◆T/m6vOA2DTM
- 〜リウル・ローンの場合〜
「・・・くそッ!」
少年が行き止まりの路地の前で動きを止めた。
少年の背後からは、自分を追う数人の者たちの足音が聞こえる。
・・・王家の兵士だ。
ここ、コウランエンという世界は、争いの耐えない世界だった。
そこらへんには、毎日と言って良いほど、人の屍と血の海である。
そして、今ここで行き止まりの場所で、王家の兵士に囲まれた少年は絶体絶命の状況と等しかった。
『リウ・・・王家に刃向かいし反逆者が!今ここで、貴様の首を討ち取ってやろう。』
何故、反逆者なのか・・・・・・。
少年は、思うことも語ることもないと思った。
「それは・・・王の言葉か?」
リウという少年は皮肉そうに兵士たちに微笑んだ。
「お前らこそ、王家に刃向かっているだろ?」
『・・・どういう意味だ。』
「オレの本当の名はリウじゃねぇ・・・リウル・ローンだ。よく覚えとけッ!」
その言葉とともに少年・・・リウルは、兵士たちを殴り払った。
『ぐあっ!?』
殴り払われた全ての兵士たちは、リウルを凝視する・・・そして一人の兵士が口を開いた。
『リウ、ル・・・ローンだと?・・・まさ、か・・・王の、子・・・!?』
「あぁ、今まで気付かなかったのが・・・馬鹿だったな。」
そう言い、その場から立ち去ろうとした瞬間
『くっ・・・・・・くそっ!!』
リウルの隙を突くかのように、一人の兵士が渾身の力を振り絞り、剣を振り上げた。
「ッ!?」
・・・・・・やられる。
オレは、父上を妬み、そのまま死んでいくのか・・・?
すると、一つの暴風・・・小さな竜巻のような風がリウルと兵士の間で唸りながら吹いた。
『ぐぅっ・・・あぁっ・・・ッ!!』
その風は、小さいながら力は強く、兵士一人を吹き飛ばした。
「な、・・・風?」
リウルが呟いたその時だった、淡く白い光がリウルを包んだ。
そしてそのまま・・・リウルはその場から消え去ったのだった。
これが、彼の物語の序章だった。
(阿是羅:しばらく来れなくてスイマセン。変ですが、ここで終わります。次の梓原七海さん、どうぞ。)
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.11 ) |
- 日時: 2006/10/10 13:48:59
- 名前: 梓原七海◆J4kGNHilIhA
- 〜ルアード・ストライクの場合〜
「じゃあ、母さん、行ってくんな〜」
そう元気に言うと、ルアードは駆け出した。
目的は、釣り。
病気がちの母に、おいしいものを食べさせる為だった。
ルアードのうちは、貧しい。
父親がいないからだ。
だから、これまで母が女でひとつで育ててくれていた。
しかし、そんな母は元々から体が弱く、とうとう病気になってしまったのだ。
病気になっても、病院にさえ行けない。
だから、魚を売って金にしようと思ったのだった。
さいわい、近所の湖には魚が豊富だ。
珍しいものをつれば、高く引き取ってくれるはずである。
そう意気揚々と出かけたルアードだったが、結果は…
「釣れなかった…」
惨敗であった。
しょんぼりして家に帰るルアード。
「母さんになんて言ったら良いんだろう…」
そう考えながら進んでいき、帰り着いたが、ルアードは家の様子がおかしいことに気付いた
妙に…静か過ぎる。
「まさか…」
そう思ったルアードは、急いで家の中にかけこんだ。
そして、部屋の中で…
母が、死んでいた
「……」
ルアードは、何も言えずにたたずんでいた。
ただ、もう息をしていない母の隣に。
数日後。
母の葬式が終わり、ルアードはとうとう独りぼっちになった。
「死にたい…一人ぼっちの世界に…いたくない…」
そうルアードが呟いたときだった。
「…っいたっ!!」
痛みを伴って、首筋に浮き出たブルーグリーンのいし。
「な…なんだこれ」
ルアードはそういって石に触れた。
そのとたん
ルアードは消えた。
(七・こんな感じで良いんでしょうかね?次、お願いしま〜す)
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.12 ) |
- 日時: 2006/12/16 20:19:51
- 名前: HOPE
- 〜サキファ・チェーホの場合〜
ここは、ヴィメヒミラの夢幻の世界。 名前のとおり幻想的な世界。だか中身はふつうの町。 そしてそこの商店街を歩く、一人の少女がいた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たくっ、おつかいとかめんどいんだよ!」
その少女、見た目はとても少年ぽかったが、女である。 その少女に、不良らしき3人組がよってきた。歳は・・・20歳ぐらいだろう・・・
「おい!そこの坊や!どけ!!」
親玉らしきやつが少女に声をかけた。
「はあ?」
「聞いてんのか!?親玉が『どけ!』って言ってんだよ!!」
「『どけ!』って言ってどくやつなんかいねぇんだよ・・・」
「はあ!うるせえ!坊や!」
「俺は坊やなんかじゃねぇ・・・」
といって帽子を取る、少女。
「サキファ・チェーホ。女だけど?」
「お、女だったのか・・・?」
親玉はビックリしてる・・・
「お、親分!サキファ・チェーホってあのかの有名な体術・剣術もこの国で一番強いって言うキサリュ・チェーホの娘ですよ!!」
「サキファってたしかこの国で一番強い魔力持ってて、女の中で一番強いらしいですよ!」
「え、えええええええ!?」
「わかった?そこの弱者!怪我したくなかったら、さっさとどっか行けば?」
サキファは微笑んだ。悪魔の微笑み。
「「「す、すみませんでしたー!!!」」」
去っていった3人組。
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.13 ) |
- 日時: 2006/10/11 16:39:48
- 名前: HOPE
- 「・・・・・・・・・・・・・・・・はあ・・・たくっ!」
また帽子をかぶった。
「親父のせいで、すっかり有名になったじゃねぇか・・・。他人も目の色変えやがって・・・。そういうの、一番嫌いなんだけどな・・・。 修行もめんどい!いつもこき使いやがって・・・。どっか親父の手のとどかねぇところに行きてぇな・・・。」 (ほんとは、強い親父にあこがれてるんだけど・・・)
そのとき、左の薬指に激しい痛みがはしったと思うと、指輪があった・・・。
「指輪・・・?」
そこには見たこともない石が収まっていた・・・。 もう一度良く見ようとしたサキファをまばゆい光が包んだ。
「な、なんだ・・・!?」
気がつくと、見知らぬ景色が、サキファの瞳に映った。
(HOPE:な なんかとってもヘタですね!とりあえず次の人にバトンタッチ)
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.14 ) |
- 日時: 2006/10/11 18:43:07
- 名前: 虚無
- ロキ・ロックハートの場合
アメリカのテキサス州
「なあ、お願いだからやめてくれ。」
[がチリ]
小型の銃の安全装置が外れた。
「金ならいくらでも払う...だから...。」
復讐すべき相手の命乞い。 いままで国民の税金で越えた豚のような体。 泣き声の入ったノイズ。 とても聞き苦しい。 この視界に映っているだけ目障りだというのに。 だから俺は、返事のかわりに銃の引き金をひいてやる。 俺の両親を殺したこいつに安らかな死を。
[ばん!!!!!!!!]
音がはじけた。 あいつの頭の肉のかたまりも、高級のカーペット全体にちらばった。 頭蓋骨の上半分がなくなりあごしかなく、あかんべーをしている。 こいつにはお似合いだと思うと、とてもおかしくなってくる。 しばらくずっと笑っていた。
あのあとロキは、何事もなかったかのように家に帰り、そして今街のカフェでニュースを見ていた。
「えーーー、昨夜ジョージ議員が何者かによって射殺されました。犯人はまだ判明してませんが、目撃情報によりますと......。」
アナウンサーの声を聞き終わらないうちに、ロキは店からこっそりと出る。
「このままどうするかな。」
自分がつかまるのは時間の問題。 でも、自分には正当な理由があるのにとか考えてしまうとどうしても納得できない部分。
いろんなことがまぜって、なかなか結論を出せないでいた。
「あ〜ぁアメリカじゃなかったら、まだ楽だったかもな。」
そうロキがぼやいたそのとき、信号無視した車が突っ込んできた。 考えごとをしていたロキは当然ながら避けられない。
こんな終わり方は嫌だ!!あ〜もうちょっと生きたかった。
ロキは目をつぶった。
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.15 ) |
- 日時: 2006/10/11 18:53:24
- 名前: 虚無
- しかし、左手の激痛以外何も感じなかった。
おそるおそる目をあけると、颯爽とした森の中。
涼しげな風がロキの頬をなでる。
思わず自分が生きていることに驚いて足を見たり、ほおをつねってみた。
ロキは何度もやったうえでようやく自分が生きているのことに理解した。
同時に、じゃあ生きているなら俺はどこにいるんだろう?という疑問が湧いた。
それは、まあ生きているだけいいという事実に埋もれた。
「さて、どうすっかな。」
ロキはとりあえず集落をさがすために、歩きはじめた。
ただ、自分の左手にオレンジの球体を埋めこまれた事実にはきづかないまま.....
(虚無:とても稚拙な文章ですみません 次のお願いします。)
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Re: リレー小説『エレアリア』本編一 ( No.16 ) |
- 日時: 2006/10/12 21:01:18
- 名前: 臨花
- 〜蓮川 亜土の場合〜
はじまりは地球のどこかの国のどこかの小さな島。
小さな島で小さな女の子・・・14歳ぐらいの子が小さな家で母と父と3人で幸せにくらしていた。
その少女は容姿にも、富にも、愛情にも恵まれて育ってきた。
小さい頃から剣術が得意で、でも威張らずにいつも優しく、島の中でもいい子と評判の子だった。
そんな小さな少女の名は・・・・・ 蓮川 亜土。
ある日、亜土は家にある、絶対に入っては駄目といわれている小さな倉庫に入った。 最初は、興味本位だった。
倉庫には昔の本や、不思議な焼き物がたくさんあった。 亜土はそこが大好きになり、いつも、暇があれば倉庫に言っていた。
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