Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.21 ) |
- 日時: 2007/09/11 00:48:42
- 名前: 春歌
- 家の近くの公園で子供を二人見た、その通り道の公園で子供を二人見た
一人は赤髪の男の子だろうか?、妹にダブって見える
もうすぐ雨が降るだろう、傘を渡そうと思ったが
「ピチカート?」 「あ、おばあさま」
迎えが来た、
「どうしたんだい?」
ちらりと横目でその二人を見てから
「いいえ、何でもありません」
そういっていつものような作り笑いした
*+*+*+*+
すみません;;何気にリンクさせました;; ごめんなさい・・・・
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.22 ) |
- 日時: 2007/09/11 18:08:25
- 名前: 雨雲太陽
- 参照: http://yaplog.jp/soukuu-amagumo
この右目は。
両親の瞳の色を継がなかった。
ああ。忌々しい。
いっその事、ぶち抜いてしまいたい。
右脳から、この愛銃の弾丸で。
きっと、私が『アイ』されなかった理由はコレなのだと、今でも思う。
私の右目の色は、固定されない。
光や周りの景色で様々な色に変わる「カレイドスコープ・アイ」なのだそうだ。
なんて気味の悪い瞳なのだろうか。
けれど、誰だか忘れたが、あるジャンクフードショップで赤い髪の男の子から
「きれいなめ。たいようみたい」 と、初めて褒められたことがある。―その時、空は夕日に染まっていたから、右目だけがソレを反射していた―
その子とはすぐに離れ離れになった。
それ以来、この目を誰かに褒めて貰った事は無い。
いつしかカラーコンタクトなるものを発見し、今までずっと肌身離さず付けている。
でもいつか、またあの子にあったら。
今度はカラーコンタクトはしない事にしよう。
* (今外したら、この目は何色に輝るだろうか?)
美弥姉さんの存在証明法の理由。その二。 それと、仔リークも少し。 仔リークが美弥姉さんに近づけたのは、単に目が綺麗で見とれてて気づかなかったから。(ぇ
ちょっと明るく。
いえいえーリンクOKですよー
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.23 ) |
- 日時: 2007/09/11 18:37:48
- 名前: 春歌
- ココに来て一週間だろうか?
大人たちにまぎれて「エリス」の戦闘訓練をしている
今はちょうど休み時間だ
10歳でも出来ることは出来る、もともと運動神経も良かったし
脱落していく人も居れば新しく入ってくる人も居る
私の実力は中の下くらいで、なかなか成績が上がらない
だいぶ伸びた赤毛の髪をポニーテルしてるが、やっぱり目立つらしい
すれ違う人が何度も振り返る
「好きでなったんじゃないっつーの」
そんなことをぼそりといいながつかつかと自分の部屋に戻っていく
まず、20分与えられた時間の中でやるのはシャワーを浴びてから昼ごはんを食べること コレは私の中で決まってる、それでも時間が余るので服も取り替えよう
「あふ、、」
残り10分はある
「んー?やることは全部したから・・・」
ふわりと、自分が動くたびに同じように動く赤髪
「ほっんとに、憂鬱」
黒いゴムでポニーテルにして自分の部屋を後にした
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.24 ) |
- 日時: 2007/09/11 20:51:13
- 名前: 雨雲太陽
- 参照: http://yaplog.jp/soukuu-amagumo
「リーク、もう中に入りなさい」
もうちょっとだけ待って
「さっきも聞いたぞ。それは」
だから待ってよ
* (もうすこししたら、おかあさんとおとうさんが むかえにくるかもしれないじゃないか) ぼくはここにいる 仔リーク+シャイン
*
「『スキ』だよ」
『スキ』って何?
「だから『スキ』なんだって。君の事が」
だから、何て単語?
流行の言葉なんだね?知らなかった。
「……じゃあ、『アイシテル』って言ったら伝わる?」
……やっぱり知らないよ
* (『アイ』を知らない子供に、『アイ』を伝える男) 無知と空回り。そして愛。
昔の美弥姉さんと名無しのゴンベ。(酷)
短いので、二つ一気に。
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.25 ) |
- 日時: 2007/09/12 19:30:31
- 名前: 春歌
- 妹との面会が許された
やっと会える喜びと不安で少し悲しかった
孤児院の前に来るとあの日の赤髪の子供が居た
少し吃驚したけど曖昧な笑みをを返して先にすすんだ
「失礼します・・・・」
職員室に入った時大人たちは少し困ったような顔をした
それで悟った、そもそもあの子がココにとどまってるわけ無い
「・・・・・分かりました、では」
そういって職員室を後にした
「まったく、あのバカ」
後、手がかりは、、、、、
そんな考えをめぐらせながら家への道を急いだ
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.26 ) |
- 日時: 2007/09/12 20:46:27
- 名前: 雨雲太陽
- 参照: http://yaplog.jp/soukuu-amagumo
門の前で今日も座る。
まだ、誰も来ない。
と、目の前を艶のある毛並みの黒猫が通る。金色の瞳がこっちを睨んだので、慌てて視線を外した。
数秒後にクラクション。
軋るタイヤ。悲鳴を上げるブレーキ。
血飛沫。飛び散る肉片。アスファルトに無残に横たわる骸。
「あ……」
目の前で、黒猫が轢き殺された。
車は一旦止まったが、またすぐにアクセルを踏み込んで去って行った。
クラクションの音を不審に思ったのだろう。 大人が門の傍に駆け寄り、一旦俺の方を見、それからアスファルトに存在する骸を見て息を呑んだ。
とっさに大人が大きな手で俺の目を隠す。
でも、もう遅いよ。
赤が、アスファルトを濡らしていく。
それ以来、俺は肉が食べれなくなった。
*
(bye-bye black cat . amen .)
チョイグロ。 肉が食べれない理由。 なのに、動物を相手に戦えるのは、生への執着心から。
仔リーク。
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.27 ) |
- 日時: 2007/09/14 00:08:46
- 名前: 涼
- どうしてないてるの?
あの日の彼の言葉が頭を離れない どうして泣いていたんだろう・・・ お母さんが来てくれないとか、そういう事が理由じゃなかったんだ もっと深い・・・・心の奥にある感情が確かにあった
その感情を言葉にするのに時間を費やす 頭がうまくまわらない
あの時と同じ体勢になれば少しは思い出せるだろうか? ベンチがなかったので、土の上で横になる 冷たい土の感触 ゆっくりと体が冷えてゆく 僕という存在が土に溶け込んでいきそうだ
あぁ、そうか
と一人で納得する 僕はこの世に必要とされない悲しさに涙したんだ
母に捨てられ、こんな僕を誰も必要としていない いてもいなくても同じ存在
誰でもいいから僕を認めて欲しかった この世からはじき出さないで欲しかった 皆の中にいたかった・・・・
でも現実は残酷だからそんな事到底叶わないだろうと思ったんだ それでも僕は願わずにはいられなかった 誰か、僕を・・・・ 僕の事を見て・・・・・・
諦めがついて、もう僕の生きる気力も失せた時 彼が現れた
「どうしてないてるの?」
答えられずに彼を見る そして、また僕は違う色の涙を流したのだ
僕の命の恩人とも言える君に誓う 何が起ころうとも、僕は命をかけて君の盾になるよ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−涙の色はひとつじゃないんだ−−−−−−−−−−
保存が完成いたしました〜 もう、ウィの心はリーク君のものですから!(笑)
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.28 ) |
- 日時: 2007/09/14 17:46:19
- 名前: 春歌
- 紅い夕焼けが今日もやってくる
私はこの時間が一番嫌いだ
自分の髪の様で、、、
「大嫌い・・・・・・」
ジリリリリリリリ
とベルが鳴った
そういえば今夜は夜通しで訓練だったか・・・・・
そんなことを思いながら私は屋上を後にした
*+*+*+*+*+
真っ赤な夕焼けの時間が来た
赤い紅い、、、アカ
妹の髪のようだな、、とふと思った
思わず見とれてしまう
紅い時間はほんの一瞬だから
少しでも目に焼き付けておこう
「キレイ・・・」
夕焼けの黄昏ながら、ヘッドホンから流れる曲に
耳を傾けた・・・・・・
短いから二つ、時間は同じ
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.29 ) |
- 日時: 2007/09/14 22:54:58
- 名前: 雨雲太陽
- 参照: http://yaplog.jp/soukuu-amagumo
今日もまた、吐きそうになる程の数の薬を飲む。
そして、一日に二度のペースで打つ注射剤。
どれもコレも、あの医者のせいだ。
あのスカしたツラに銃弾を打ち込んでやりたい気分だったが、上官の命令でもあるため
右腰に収まる愛銃を引き抜く事さえ出来なかった。
クソ。
この山程の薬を飲むたび、私は狂っていく。
存在証明法が実行できなくなるのだ。
あれだけが、私の存在証明なのに。
どういう訳か、それを実行する気力が無いのだ。
食事や運動。それに睡眠は行えるのに。
私は狂ってしまった。
これはもう、薬ではなくドラッグだ。ただし、中毒性の無い。
狂ってしまった。
私の、心が。
* (狂っていたのは元から)
美弥姉さんの存在証明法。 飲んでいたのは、それを抑制するための薬。 狂った人は、それが抑制されると自分が狂ったように感じてしまう。 なぜなら、今までそれが正しいと思ってきたから。
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Re: 会話式リレー小説『ELESIS』過去小話。 ( No.30 ) |
- 日時: 2007/09/15 00:02:25
- 名前: 遙
- 出口に向かって走る足と、頬を伝う涙を、止める事が出来なかった
「 逃げて 」
唯一、信用できた人が
「 貴方はここに、いてはいけない 」
堅く、重い檻の鍵を壊し
「 貴方は、今から幸せを見つけるの 」
私に自由を与えた。
リーシャ・カースト。それが彼女の名前。 良い名だと思った。柔らかくて、優しくて、まるで太陽のような微笑みを持つ彼女にぴったりの名だと。
彼女は私の支えだった。死より苦しい生活を強いられた私の光だった。
その彼女と、別れるのが嫌で
「嫌だ、、!一緒に行こう、リーシャさん!!私と一緒に、、」
懸命に伸ばした手を
「駄目。、、、駄目なのエルヴィス」
彼女は取ってくれなくて。
「早く行きなさい、、!!!」
科学研究室から追い出されるように、背を押された。
まもなく自我を失い血に飢えた動物達が襲ってくる。 硝子の破片が腕に、足に、頭に降りかかるが、気にしてなんていられない。
方々から、人々の悲鳴が木霊する。
未だ背に残ったあの人の手の温もりに涙が溢れた。
走れ 走れ 何よりも早く
そして、私は地上の光のもとへ転がり出た。
(生き残ってしまった事に、後悔してはいけませんか?)
* * *
エル脱走劇。 彼女はひどくリーシャさんを慕っています。
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