Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.75 ) |
- 日時: 2010/03/18 21:04:56
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ルイギ「そういや、午前中の体育で[保健室に運ばれた四人の重傷患者]の話…お前等、知ってっか?」
章悟「…知ってるも何も…、ピカチュウ先生の担当クラスの生徒が問題を起こしたから、その仕置きをしたらしいんだ。勇輝から聞いたが、麒麟クラスの女子の一人を[家族の事]で馬鹿にしたからが原因らしい…。」
勇輝「…刹那さん達が引きとめてくれなかったら、危うく暴走するトコだったよ…。今思うと、また彼等を[僕の手に掛けたく]なっちゃうよ…♪」
その勇輝の笑みには、鏡夜が乗り移ったかの様なそれであった。その身からは、体育の時と同じ[黒い炎]も僅かに漏れ出ている。
修治「ゆ、勇輝…?食事時にそれはやめろよな…。食欲が失せる…」 絵美里「いにゃ〜ん、勇輝が黒くなっちゃうよ〜!? 」 章悟「…お前、メイルと恋人同士になってから[黒モード]の発生率が多くなってる気がするんだが…」
ルイギ「さて、たっぷり食って午後もしっかりパトロールだ♪…でねえと、いつまた酷い目に遭うか分かんねえし… 」 シェリー「…ルイギ…」 ルイギ「おおっ♪シェリー、お前もご飯か?」 シェリー「…うん…。」
そこに、プレートに先ほど注文したらしい[ビッグマックセット]5人前を載せて来たシェリー。
修治「…相変わらずシェリーちゃんの食欲も、すげえよな…?」 章悟「…逆にこちらの食欲が失せていく…。すぐに腹に流し込んでおかないと、次の授業に耐えられんぞ?次は俺ら[タイガークラス二年]が体育だからな…」 ルイギ「おう、しっかりなー♪」
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.76 ) |
- 日時: 2010/03/18 21:55:16
- 名前: ハイパーカイザー
- はてさて、一方の勇児達はというと
勇児「大丈夫ですか?」 鬼三郎「あ、ああ・・・なんとかな・・・」
あの後、勇児は鬼三郎のそばに行き様子を伺っていた。ちなみに、鬼三郎はとくに大きな怪我はなかった。 と、そのとき
銀河「何やってんだ、お前ら?」 華鈴「あれ、銀河君?それに聖夜君に林華ちゃんも。」 林華「やっほー♪」
下から階段で上がってきたのは、銀河、聖夜、林華の三人だった。
勇児「どうしてここに?」 聖夜「今日は天気がいいからな。銀河の提案で屋上で飯食うことになったんだが・・・先ほど、噂の問題少女とすれ違ったんだ。」 華鈴「あいちゃんと?」 銀河「ああ、微妙に怖い顔つきだったからな・・・なんかあったのか?」
・ ・ ・
数分後、華鈴の提案で一緒に昼食を食べることにし、その際にこれまでの経緯を話した。
銀河「・・・な〜るへそ・・・んで、勇児に頼んだってわけか。」 鬼三郎「ああ・・・」
銀河の言葉に鬼三郎は悔しそうに呟いた。
聖夜「・・・詳しいことはあまり知らなかったが、父さんからそいつに関する情報は知っていた。」 勇児「?どういうことですか?」 林華「銀河と聖夜のお父さんは、ここの教師をやってるの。」 勇児「え!?家族で学校にいるって事ですか!?」 銀河「ま、そういうことになるな。」
そう言って銀河はご飯を口の中に入れる。
鬼三郎「・・・・・」 聖夜「・・・ま、思いつめるのは結構だが、あまり気負うな。」 鬼三郎「っ!・・・・わかってる・・・」
そう言って鬼三郎は立ち上がり、屋上を去った。
華鈴「・・・大丈夫かな?」 林華「まぁね・・・大丈夫だと思うけど・・・」 銀河「んぐ・・・ま、とにかく俺らも協力するぜ。」 勇児「!本当ですか!?」 銀河「ああ。困っているやつは見捨てられねぇ性格なんでね。」
と、銀河は今度は缶ジュースを飲もうとしてふと思い出したことがあった。
銀河「・・・そういえば、帰り道は気をつけたほうがいいと思うぜ。」 勇児「へ?」 銀河「お前と華鈴のことを勘違いしてるやつらが多いからな・・・せいぜい気をつけな。」 勇児「・・・あ、あはは・・・・」 華鈴「?」
昨日のルイギの言葉を思い出し、乾いた笑いしか出ない勇児だった。 ・・・華鈴はわかってないようだが・・・
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.77 ) |
- 日時: 2010/03/25 08:55:42
- 名前: カイナ
- そしてこちらは二学年タイガークラス、周りは弁当を食べたり食堂に行っている中カイは特に何もしていなかった。別に弁当やお金を忘れたわけでもない。
カノンノ「カイー、お弁当持ってきたよー」
嬉しそうな間延びした声で一年のカノンノがそう言って教室に入り、カイも嬉しそうに微笑みながら「おう」と返す。そしてカノンノは丁度空いているカイの前の席をカイの机とくっつけると二つの弁当箱を取り出して一個をカイに渡す。
カノンノ「頑張って作ったんだよ」 カイ「ああ、心配しなくても残さず食うから安心しろ」
カノンノがにこにこと微笑みながら言うとカイも微笑みながらカノンノの頭を撫でてそう返す。クラス中の男子がカイに向けて軽く殺気を送っているが完全スルーして二人は弁当を食べ始めた。
カイ「うん、美味い」 カノンノ「えへへ、ありがと。ところでルキは?」
唐揚げを食べたカイはそう言い、カノンノは嬉しそうに微笑んでお礼を言った後辺りをきょろきょろと見回して尋ねる。するとカイはああと呟いた。
カイ「お前が座ってるとこがルキの席だ。あいつはフェニックスクラスに行った。ミアハとご飯食べてくるってよ」 カノンノ「あ、なるほど」
カイの言葉にカノンノは納得したように頷いた後弁当を食べ、カイもよく味わって恋人作の弁当を食べ始めた。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.78 ) |
- 日時: 2010/03/25 20:43:15
- 名前: ミクトラン二世バックアップ
- ピカ「おーおーおー、今日もお熱いこったねぇお二人さん」
いつの間にやってきたのか、2人の隣にピカチュウがニヤニヤしながら弁当をほおばっており、カノンノは驚き、カイは眉間を人差し指で抑えながら呆れる。
カイ「ピカチュウさん・・・昼休み位邪魔しないで下さいよ」 ピカ「あ?それは何だお前、俺が毎度毎度お前ら茶化しに行くのが邪魔だとでも?」
カイ「十分迷惑じゃないですか、というかその弁当自作ですか?」 ピカ「おおそうだぜ?俺自作の中華風弁当だ。何ならお前らにもツナと焼売やろっか?」
カイ「何で人が悲しくて元不良の教師にツナと焼売貰わなきゃならないんですか。用が無いなら帰って下さいよ」 ピカ「まぁそう連れない事言うなって♪実はちょっとしたお願いがあって「ピカチュウ先生!!」ああ?何だよお前ら」
何やら頼み事を言おうとした矢先、突然他の教師が入ってきてピカチュウの耳に何やら耳打ちをする。途端、ピカチュウは一瞬だけ驚きで目を丸くし、先ほどまでのちゃらけた表情から一転して凛々しく頼もしい顔つきになる。
ピカ「・・・わかった、じゃあ俺は何とかしておくから、お前はこの事は氷牙の旦那にだけ伝えておけ、間違ってもピチューや鏡夜の兄貴にだけは喋るなよ?あの2人だと何しでかすか分からないからな」 教師「わかりました、お気をつけて」
そう一礼して教師は教室を後にする。
カイ「何かあったんですか?」 ピカ「1限目にボコった奴らが路地の不良ども集めて何か仕出かそうとしてるらしい、何か嫌な予感がするから俺は之からそいつらを探りに行ってくる。お前らは此処で待機してくれ。だが絶対に他の教師には言うなよ?」
カイ「わかりました、それじゃあ気をつけて下さいね」
そう言ったカイの言葉の後に、ピカチュウは高速で印を結びその場から消える。
九条「・・・・・・」
誰もいない広場のベンチにて一人、九条はベンチの上に座って空を見上げていた。
九条「(チッ、胸糞悪い・・・何なんだこの気持ちは・・・)」
先ほど勇児達の事もありかなり苛立っている様子で、恐らく先ほどまで飲んでいたと思われるイチゴジュースの空き缶を握りつぶす。そんな中、九条の周りをざっと数十人はいるかと思われる数の生徒が囲んでいく。しかもその中には金属製のベルトを着けた奴もいる.そしてその中には先ほどピカチュウに制裁喰らった生徒4名がいる。
九条「・・・何だテメェら、俺は今イライラしてんだよ・・・」 生徒A「うっせぇんだよコラ、てめぇのせいで俺らどんな目にあったか知らねぇのか?」
九条「知らねぇな、自業自得だろ」 生徒B「何だとコラ・・・!!」
生徒C「落ち着け・・・!!まぁいい、お前のせいで俺らはあの不良教師にボコられたんでなぁ・・・」 生徒D「だから俺らはアイツに頼んですごい物もらった上に先輩方にご協力してもらってお前をボコっちまうってわけ」
そう言って先ほどまで着けていたベルトを外してヒラヒラと見せびらかす少年、そんなのを見た九条は呆れてため息を就きながら立ち上がる.
九条「・・・わかった、お前らの相手をしてやるよ。ちょうど俺もむしゃくしゃしてたし」 不良「上等だコラぁ!!オラこっち来いやぁ!!」
そう言って九条をとある場所まで連れていく不良ども.そんな光景を、柱の裏からある少年が見ていた.
不良?「大変だ・・・・!この事を鬼三郎さんに言わなきゃ・・・!!」
そう言って鬼三郎の不良仲間はこの事を鬼三郎に伝えるべく、全速力で彼の待つ教室まで向かう.
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.79 ) |
- 日時: 2010/03/25 22:18:19
- 名前: カイナ
- カノンノ「……ど、どうするの?」
カイ「どうするもこうするもピカチュウ先生には待機しろって言われてるだろ?ただでさえあの馬鹿ゼロスのせいで先生にはいらない目をつけられてるのに勝手に首突っ込んで怒られるのはごめんだ。まだ飯の途中だし」
カノンノの言葉にカイは呆れた表情で呟く。去年の七月頃、一回ゼロスにはめられて無自覚に覗きの手伝いをやらされた事がある。あの後氷牙先生にこっぴどく叱られ鏡夜先生からは当然だが上手くゼロスに責任を押し付けたとはいえ結構きつい処罰をくらっている。 あんな目にあうのは正直ごめんというようにカイはため息をついて弁当を食べ始め、カノンノはいかにも心配そうな顔を見せる。とカイは玉子焼きを飲み込んで言った。
カイ「冗談だよ」
そしてパチンと指を鳴らして自分の横、窓の桟に闇のマナを集中して一体の鴉みたいな鳥を作り上げる。
カイ「影幻術・鳥、待機してろとは言われたが術を使って探ってはいけないなんて言われてないからな。ばれないように探ってやばい時はレオさんに知らせてくれ……場合によってはゼロスにも……内密に頼むぞ」
カイは自身が作り出した鴉にそう指示をし、鴉はこくんと頷くと翼を羽ばたかせて空を滑空する。それを見送りながらカノンノが聞いた。
カノンノ「なんでレオさんなの?」 カイ「レオさんは風紀委員として校則違反が行われようとしている場合独断で動く事が許されてるから、一応レオさんに教えておいた方がいいと思ってね。まあピカチュウ先生が動いてんだからレオさんが動く事なんてないだろうけど念のため。さて、こっちも飯を食ったら腹ごなしがてら散歩してくるか。どっかで素振りもしたい気分だから木刀も持っていくかな?」
カノンノの問いにカイはそう説明をしてからわざとらしくそう呟いて弁当を食べ始め、カノンノも少しくすっと笑うと弁当を食べ始めた。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春 ( No.80 ) |
- 日時: 2010/03/25 22:55:15
- 名前: 孝(たか)
- 九条藍華が不良達に連れてこられた場所。
それは広場近くの雑木林だった。
木が生い茂っているが、なぜか一部異様に広い場所がある。
スタッ!!
その内、一番高い木の枝に着地する人物が…
ピカ「間に合ったか。」
ピカチュウである。
ピカ「ひぃ、ふぅ、みぃ…30人ってとこか?ここで出て行ってもいいんだが…それだと九条がまた機嫌悪くしそうだしなぁ…それに…」
そういって不良達の持っている金属製のベルトを見やる。
ピカ「あのベルト…どこかで…」
うんうん唸りながら思考に耽っていると…
ストン
同じ木の反対側の枝に誰かがやってきた。
氷牙「すまない。書類整理で遅れた。」
氷牙だ。
ピカ「またっすか?相変わらず、鏡夜の兄貴も清々しいくらい堂々と押しつけますね?」
氷牙「………もう慣れた。」
視線をピカチュウとは反対の方へ向ける氷牙。
ピカ「旦那…(ホロリ)」
そんな氷牙を見ていられなくて、同情して涙を流すピカチュウ。
九条「おい、いつまで待たせる気だ?やるならさっさとしやがれ」
不良D「へっ!てめぇにゃぁ殴られた借りがあるからなぁ…俺から行かせてもらうぜ?」
九条「自業自得じゃねぇか。バーカ」
不良D「(ブチッ)もう泣いたって許してやらねぇぜ!!?目ん玉ひんむいてよーくみやがれ!マッドの作った試作品だが、性能はお墨付きだからなぁ!!変身!!」
金属製のベルトを巻き付け、金色のケースをセタッチ(通過)させる不良D。
『牙王フォーム』
九条「なっ!?変身…だと!?」
D牙王「へへへへへへ!!すげぇぜ!力が溢れてきやがる!!これがあれば…あの不良教師もめじゃねぇな!!」
九条「……馬鹿じゃねぇの?」
一瞬驚いたものの、冷静になる九条。
九条「……そんな恰好して、恥ずかしくねぇのか?いい歳こいて変身だぁ?ガキじゃあるめぇし何考えてんだ?恥ずかしくて見てらんねぇぜ!あぁ、恥ずい恥ずい」
ワザとらしく手を振ってみせる九条。
D牙王「て、めぇ…言わせておけば…」
ブン!!
力任せに拳を振るう不良DことD牙王。
九条「(速い…だが…)あめぇよ!!」
すぐさましゃがみ込んで蹴りによる足払いを放つ九条。
D牙王「うおっ!?」
ドサッと尻もちをついた。
九条「うおらぁ!!!!」
ガッ!!
D牙王「あべし!?!?!」
変身して、力が上がっているにもかかわらず、一撃で気を失った不良D。
九条「っ(イッテェ…なんて硬さだよ…)」
D牙王の頭部であるマスクは異常に固い。
電王に登場するライダーの中で、一番硬い材質であるが…能力も上昇するが、元々の装着者によって上下する。
一撃で気絶したのは、不良Dがもやしっ子だからである。
九条「……次はドイツだ(くっ…足が…)」
足の痛みを悟られないように、気丈に振る舞い、次の相手を問う九条。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.81 ) |
- 日時: 2010/03/25 23:16:11
- 名前: カイナ
- カイ「あれ? これは偶然」
ピカチュウ「カイ!? それにレオ!?」
ピカチュウと氷牙がいる隣の木、ピカチュウの隣の枝にカイが降り、その少し下の枝にレオが座る。その二人の姿にピカチュウが下の九条達にばれないように声を潜めながら言い、それからカイに言った。
ピカチュウ「教室で待機してろって言っただろうが!」 レオ「九条愛華を多人数で倒そうとしていると匿名報告があって、風紀委員として黙っているわけにはいかないのでここに来ました。カイは現場、つまりここを知っていたため風紀委員のサポートとして同行を許可したって訳です」
ピカチュウの言葉にレオがそう言い、カイはにこっと笑う。風紀委員のサポートという名目があっては仕方ない、ピカチュウはやれやれと息を吐いた。するとカイが続ける。
カイ「あ、そうそう。不良集団についてですがここに確認できる以外に軽く二十人ほどいます……仲間かは分かりませんけど恐らく過去にあの子にやられた奴が仕返しに来たと考えるのが妥当だと。流石に今のあの子じゃやばいんじゃあ?」 レオ「ああ。さっきので足を痛めたらしいな」
カイの言葉に続いてレオは九条の動きを観察しながらそう言い、ピカチュウと氷牙はふぅんと呟いた。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春 ( No.83 ) |
- 日時: 2010/03/26 00:03:09
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙「……はぁ〜〜〜仕方ない。レオとカイには周辺の馬鹿共の討伐。俺とピカチュウは、九条藍華のサポートだ。それとカイ。念の為この腕章付けとけ」
カイ「…?なんですかこれ?」
氷牙「狩り…じゃなかった。仮風紀委員腕章。風紀委員のサポートの役目を担う奴が、一時的に風紀委員と同じ権限を与えられるようになる腕章だ。後で返すように。」
カイ「へーい。」
氷牙「あ、でも、後でレポート50枚提出な。」
カイ「げっ!?マジですか!?」
氷牙「当たり前だ。100枚じゃないだけありがたいと思え。だが、適当に書くなよ。適当だったらやり直しついでに一回に付き10枚追加だからな?」
カイ「う…おおお…了解」
そう言って、カイとレオは周辺の不良共討伐に駆けだした。
ピカ「サポートって言っても、どうするんすか?」
氷牙「ん?ちょっとな。ついでだから、試験でもしようかと思ってな」
ピカ「試験?……あぁ騎士部門のあれっすか?」
氷牙「本来なら、一学年は受けられないが…レオ達と一緒に過ごしてりゃ何とかなるんじゃね?」
ピカ「…まぁ、確かにレオ達見たいなお気楽やら生真面目やら統一性がない奴らに囲まれてたら…ねぇ?」
九条の不良な面を取り除く為の物でもあるらしい。
氷牙「ま、少々荒ッぽいが…介入しちゃいますかね…」
_____________________
不良A「牙王ベルトが役に立たないなんてな…あの女が強いのか…あいつが弱すぎたのか…」
不良B「もう面倒だから一気にやっちまおうぜ?んでさ、後はお楽しみってやつで…ゲへへ…」
不良C「いいねいいね〜グフフ…」
九条「?(何だ?今の悪寒は…)さっさと来いよ!!」
不良A「すぐ相手してやんよ…変身!」
不良B「そうそう、慌てんなよ。ゲヘヘ…変身!」
不良C「グフフ…グフフフフフ…変身!!」
不良Aはコブラのライダー王蛇。 不良Bはカメレオンのライダーベルデ。 不良Cはサメのライダーアビス。
A王蛇「へへへ…確かにすげぇ力が湧いてくる。」 Bベルデ「漲 っ て き たwww」 Cアビス「や ら な い かwww」
BとCは既にハッチャけている。
________________________
氷牙「……なぁ…」
ピカ「いや、駄目ですよ。自分でサポートだけって言ったじゃないですか…気持ちはわかりますけど」
氷牙「……マジで潰してぇ」
ピカ「……いや、分かりますけどね。落ち着いてくれ、旦那。」
氷牙「………」
ピカ「駄目です」
氷牙「まだ何も言ってねぇ」
ピカ「だいたい想像つきますから。」
氷牙「……よし。落ち着いた」
ピカ「それは何より…(旦那が暴れたら学園に氷の山が…)」
_______________________
九条「くっ…」
A王蛇「おらおら、さっきまでの勢いはどうした!?」
A王蛇がソードベントのベノサーベルを振りまわしている。
Bベルデ「ゲヘヘ…俺らとにゃんにゃんしようぜぇ!!おらぁ!!」
Bベルデがホールドベントのバイオワインダー(巨大ヨーヨー)を投げつけて逃げ場をなくす。
Cアビス「ほらほら。早く観念して、俺達とや ら な い かwww!?」
Cアビスがソードベントのアビスセイバーで斬りかかる。
心底ウザイ奴らである。
というより、足を怪我して、生身で戦っている九条は未だに一撃も受けていない。
九条が凄いのか、不良共が遊んでいるのか、不良共が未熟なのかは分からないが、十分脅威であることには変わりはない。
九条「くそっ(ちっ!こんな奴ら…いつもなら…)」
そんな時だ。
九条の頭の中に声が響いたのは…
氷牙『おうおう。頑張るなぁ。』
九条「だ、誰だ!?どこに居やがる!?」
氷牙『落ちつけよ。唯の念話だ。最初の授業で習ってるだろ?』
九条『なんの用だ!俺は今忙しいんだよ!とっとと失せろカス!』
氷牙『カス言われた。先生ちょっとショック。』
九条『んな!?先公かよ!?』
氷牙『まぁ、それはいいとして』
九条『軽いなおい!!』
氷牙『多勢に無勢だろ?手を貸してやろうか?』
九条『余計な御世話だ!?ぜってぇ手出すんじゃねぇぞ!?』
氷牙『手を出さなきゃいいんだな?』
九条『あん!?なんなんだよ!?』
氷牙『俺達は手をださねぇ。その代わり、良いもんやるよ。』
九条『なんだよそれ!?いらねぇよ!』
氷牙『まぁまぁ。俺達もさっきから見てて腹立つんだよね。特に爬虫類とサメ。存在自体ウザイ。』
九条『お前も不良教師か!?』
氷牙『不良?は。』
九条『鼻で笑ったな!?』
氷牙『人を殺した経験もありますが何か?』
九条『教師の癖に犯罪者かよ!?』
氷牙『仕方ねぇだろ。そういう種族だし。役目だし。死神だし、堕天使だし。一応魔王だし。』
九条『………』
氷牙『沈黙が痛い。』
九条『冗談言うだけならとっとと帰れ!?』
氷牙『へいへい。んじゃ。左のポケットに入れといたから。好きに使ってくれ』
九条『は!?左のって…ってなんじゃこりゃあああああああああああ!!!!」
途中から念話でなく口から声を出した。
九条のポケットに入っていたものは…
六角形の鋼に、Zと刻まれた物。
その名も…
核鉄 シリアルナンバー7だった。
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.84 ) |
- 日時: 2010/03/26 00:19:47
- 名前: ミクトラン二世バックアップ
- 鬼三郎「な、何だと!?そりゃ本当か中島!?」
不良仲間の中島の報告を聞いて血相を変える鬼三郎、そしてそれを同じく聞いていた勇児達にも緊張が走る。
中島「そうっスよ鬼三郎さん!!竹中達の奴、九条さんに仕返しするために他の学校からも九条さんに恨みのある奴らを呼んできて学園の外れの雑木林でリンチにしようって魂胆らしいんですよ!!」 鬼三郎「糞ったれが!!」
近くに置いてあった木刀を掴み、そのまま屋上を飛び出す鬼三郎。それに続くように銀河たちも出ていき、後には勇児が残されていた。
勇児「あわわわ・・・大変な事になっちゃった・・・!!」 ???「・・・大変な用だな?」
ふと、後ろから口数の少ないような冷静な声が響く。振り向くと、何とそこには昨日、自分に助言を与えてくれた黒マントの人物がそこにいた。気のせいか感じが違う気がする。
勇児「あ!貴方は昨日の・・・!!えっと名前は・・・」 黒マント「僕の名前はどうでもいい・・・それよりも、今回お前はどうしたい?」
勇児「え?突然何を・・・?」 黒マント「すまない、分からなかったみたいだな。つまりだな、お前は之からアイツらと一緒に九条藍華を助けに行くのか否か・・・それを聞いているのだ」
昨日とは全く違う古臭い喋りだが、とりあえずこの人は自分に九条を助けにいくか行かないかを聞いているようだ。
勇児「・・・それはもちろん行きます、たとえその子が問題児でも見捨てる訳にはいきません」 黒マント「そうか・・・ではお前に助言を与えよう・・・たとえ相手の数が自分より多かろうが強かろうが、最後に笑うのは地形をフルに使った者こそが勝利の雄叫びを上げることができる・・・」
そう言った瞬間、黒マントは印を結と、その場から瞬時に消える。
−戦闘では時に冷静になるのも一つの手だ、相手の裏を書くのもまた戦法也−
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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.86 ) |
- 日時: 2010/03/26 17:39:16
- 名前: カイナ
- カイナ「そうそう。影幻術はマナの塊を一体の動物の形に固定する術ですからね。身体のほとんどをマナが占めるのはもう未熟とか関係なく術の特性上しょうがありません。それでもカイはよほどの事がない限りばれないように補正をかけてますがまあピカチュウさんならばれてもおかしくはないでしょう……だが処罰が女体化って……」
―――――――――――――――――――― レオ「さてと……風紀委員としてとっとと取締りを終えますかね!昼休みがなくなっちまう!!」 カイ「はいよっレオ先輩! カノンノと喋る時間がなくなるなんて地獄に等しい!」
二人は木刀、レオのは刀が黒い日本刀―牙王丸、カイのは刀が赤い血を思わせる刀―忍刀血桜を握ると木から飛び移って不良の援軍がいる方向に向かう。なんだかんだで真面目なのか不真面目なのかがよく分からない台詞なんだがまあ置いておこう。
不良1「あん!? なんだてめえら!?」 レオ「通りすがりの風紀委員」
不良どもの怒鳴り声にレオはさらっと返すと右手に握った牙王丸を肩にかついだまま変身して向かってくる不良を左手の拳で殴る。
不良2「ぐおっ!?」
その不良は軽く吹き飛ぶと木に叩きつけられ、さらにその木にめり込むと変身が解除される。不良は完全に気絶していた。
レオ「あれ? 加減したつもりなんだけどな……」 カイ「レオさんの拳が無茶苦茶すぎるんですよ」
レオは左の拳を見ながらそう呟き、カイは頭を押さえてそう呟く。その背後からカイ目掛けて三人ほど変身不良が襲いかかるが、カイは振り返ってその三人の攻撃をかわす。その瞬間不良三人の変身が解除された。
不良×3「「「がはっ!?」」」
いや、解除したんじゃない。戦闘不能による強制解除だ。さっきの一瞬で三人にそこまでのダメージを与えていた。 そしてレオとカイは互いに反対の方向を見て剣を構えなおす。
不良1「邪魔だテメエ!!」 レオ「へえ、剣道経験者ってとこか」
剣を装備した変身不良がそう叫んでレオに斬りかかるがレオはその太刀筋を完全に見切りながらそう呟き、不良はチッと舌打ちすると叫んだ。
不良1「それがどうしたぁっ!?」
その叫びと共に胴を振りぬく。しかしレオはそれをなんと伏せてかわすと足を牙王丸で殴る。
不良1「だぁっ!?」 レオ「はい面っ!!」
脛に当たったらしく不良の動きが止まり、その隙にレオは順手で剣を握ると相手の面目掛けて叩き込んだ。
不良1「ひ、卑怯だぞテメエ……」 レオ「あいにく俺は昔こそ剣道をやってたが今の主軸は総合剣術でね」
倒れている不良にレオが笑いながらそう言っているとその四方八方から一気に不良達が攻めてくる。レオはそれをさっと一瞥すると剣を握りなおした。
レオ「さぁて殺陣の始まりだ! 一太刀でも受けたら死ぬと思え、刀一本での大勝負だ!」
正面の不良の頭を剣で殴った直後振り返りながらその勢いで剣を横に薙いで相手を吹き飛ばし、剣を両手で握ると振り上げて向かってきた敵を返り討ちにする。
不良3「このっ!?」
そして背後から来た敵の腹に蹴りを叩きこんで吹き飛ばす。あっという間に周りの敵は全滅した。
レオ「蹴りも交える総合格闘剣術。こいつが俺の風雷流ってな」
そして最後に冗談交じりにそう呟いて締めた。
カイ「よっと、終わり!」
一方カイも変身不良の頭を殴って気絶させる。カイは相手をすり抜けるように動きながら頭や首、腹と言った急所を狙う、まるで相手を暗殺する忍者のような闘い方で相手を仕留めていた。もちろん一太刀たりともくらっちゃいない。 辺りの不良はあっという間に全滅した。
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