トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕
日時: 2011/05/30 23:07:23
名前: 孝(たか)

とうとうシンクロ解禁。

一応GXなので…

サイバー・ドラゴン系

サイバー・ダーク系

サイバー・エンジェル系

宝玉獣系

ヴォルカニック系

化石(中生代騎士など)系

青眼の白龍系

三幻神

三幻魔

ブラマジガールは不可。

雲魔物系はOK

ブラックマジシャンはOK

古代の機械系神楽坂編終了したので使用可能。

エレメンタルヒーロー系はOK

イービルヒーローは不可。

D・HERO系不可

などのカードは原作キャラのみ使用出来る様にしてありますので、お気を付けください!!

特定のキャラの好感度次第でそれ系統のカードを"魂のカード"として受け取るのはありです。


そして、このリレー内では……

"表側守備表示での通常召喚"が可能です。

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |

Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.1 )
日時: 2011/06/19 22:48:55
名前:

ヴィオ「私のターン!ドロー!モンスターを反転召喚!『闇霊使いダルク』!リバース効果発動!このカードが表側表示で存在する限り、相手の場の闇属性モンスター1体のコントロールを得る!私は、ジャンク・ウォリアーを選択!!」

神楽坂「ジャンク・ウォリアーが!?」
ヴィオ「更に、聖王竜の効果で、私の場の戦士と魔法使いの攻撃力は墓地のモンスターの数だけ200ポイントアップ!私の墓地には6体のモンスター!よって、1200ポイントアップ!」

JWATK5300→6500
ダルクATK500→1700

ヴィオ「ジャンク・ウォリアーで、ものまね幻想師を攻撃!スクラップ・フィスト!」
神楽坂「甘い!罠発動『聖なるバリア‐ミラーフォース‐』相手の攻撃表示モンスターを全て破壊する!」
ヴィオ「手札から速攻魔法『皆既日蝕の書』発動!フィールド上の全てのモンスターを裏側守備表示にする!エンドフェイズに、相手の場のモンスターは表側守備表示になり、その数だけ相手はドロー出来る。」

神楽坂「ミラーフォースを避わすとは…中々に強か…」
ヴィオ「私は、聖王竜を反転召喚。カードを2枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、皆既日蝕の書の効果で、神楽坂君の伏せモンスターは表側守備表示に変更され、その分だけドロー出来るよ。」手札1

言われ、神楽坂は1枚ドローした。

神楽坂「私のターン。ドロー!スタンバイフェイズに、ドリル・ウォリアーを特殊召喚!効果発動!自身の効果で特殊召喚された時、墓地からモンスターカード1枚を手札に加える。墓地のジャンク・シンクロンを手札に。」
ヴィオ「なんて強力な効果…」

神楽坂「私はジャンク・シンクロンを召喚!効果で、墓地からチューニング・サポーターを特殊召喚!…ものまね幻想師の攻守は0に戻ってしまった様じゃのぉ。レベル・スティーラーの効果で、ドリル・ウォリアーのレベルを1下げ、守備表示で特殊召喚!」
ヴィオ「レベルの合計は…6」

神楽坂「いくぞ!レベル1のレベル・スティーラー、チューニング・サポーター、ものまね幻想師に、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」

☆1+☆1+☆1+☆3=☆6

神楽坂「"疾風の使者に鋼の願いが集う時、その願いは鉄壁の盾となる!光さす道となれ!" シンクロ召喚!現れよ、『ジャンク・ガードナー』!」

JGDEF2600

神楽坂「チューニング・サポーターの効果で、ドロー!更に、ジャンク・ガードナーの効果発動!1ターンに1度、相手の場のモンスター1体の表示形式を変更できる!私は、聖王竜を守備表示に変更!」手札3
ヴィオ「ああ!」

神楽坂「ドリル・ウォリアーで、聖王竜を攻撃!ドリル・ランサー!」
ヴィオ「っ!させない!聖王竜のモンスター効果!相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを除外する事で、モンスター1体の攻撃を無効にする!」

神楽坂「防がれたか…カードを1枚セット、手札を1枚捨てて、ドリル・ウォリアーを除外し、ターンエンドじゃ」手札0
ヴィオ「エンドフェイズに、自身の効果で除外された聖王竜は特殊召喚される!帰ってきて…聖王竜!」

『ガオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.2 )
日時: 2011/06/21 05:21:15
名前: 孝(たか)

ヴィオ「私のターン。ドロー!ジャンク・ウォリアーを反転召喚!」
神楽坂「ふむ…聖王竜の効果で攻撃力は再び1200ポイントアップし、3500かのぉ…だが、ジャンク・ガードナーには、もうひとつの効果がある。フィールドから墓地に送られた場合、場上のモンスター1体の表示形式を変更できるのじゃ。」

ヴィオ「私は、カードを1枚伏せて、魔法カード『天よりの宝札』を発動!!」
神楽坂「なんと!この土壇場でそれを引き当てるか!」

ヴィオ「互いに6枚になるまでカードをドローするよ。」
神楽坂「私達の手札は互いに0。6枚ドローじゃな。」

二人の手札は0から6枚に増強された。

ヴィオ「ありがとう。私のデッキ…私は、チューナーモンスター『サニー・ピクシー』を召喚!更に、魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動!手札の『ネクロ・ガードナー』を墓地に捨て、デッキからレベル1のモンスター『ジェスター・コンフィ』を特殊召喚!」
神楽坂「なるほど…レベル7のシンクロモンスターを呼ぶ気かのぉ…?」

ヴィオ「その通り!レベル1ジェスター・コンフィーとレベル5のジャンク・ウォリアーに、レベル1のサニー・ピクシーをチューニング!"疾風迅雷を与えられし戦士よ!今導きの下、駆け廻れ!"シンクロ召喚!招来せよ!『ライトニング・ウォリアー』!そして、聖王竜の効果で攻撃力アップ!私の墓地には、9体のモンスターが居るよ!そして、サニー・ピクシーの効果!光属性のシンクロモンスターの素材になって墓地に送られた場合、1000ポイントライフを回復!」LP2400→3400

☆1+☆5+☆1=☆7

ライトニングATK2400→4200

神楽坂「攻撃力…4200じゃと!?」
ヴィオ「まだだよ!魔法カード『魔法石の採掘』を発動!手札2枚を捨てて、自分の墓地の魔法カードを1枚手札に加えるよ!私は残った2枚の手札『火霊使いヒータ』と『水霊使いエリア』を捨て、墓地から天よりの宝札を手札に加える!」

ライトニグATK4200→4600


翔「凄いっす!攻撃力が元々の倍を超えたっす!しかも、ライフも回復したっす」
焔「しかも、相手の手札は6枚、ヴィヴィオの手札は0。実質自分だけがドロー出来る権利を得た!」


ヴィオ「私は、もう一度天よりの宝札を発動!6枚ドロー!やった!2体目のジェスター・コンフィを特殊召喚!この子は、手札から表側攻撃表示で特殊召喚出来る効果を持ってるの。更に、魔法カード『強制転移』を発動!互いのプレイヤーは自分のモンスターを1体選択して、そのモンスターのコントロールを入れ替える!私はジェスター・コンフィを選択!」
神楽坂「私の場には、ジャンク・ガードナーしかいない。」

ヴィオ「そして、私の伏せモンスターはダルク!反転召喚!効果で相手の闇属性モンスターのコントロールを得る!ジェスター・コンフィのコントロールを得る!更に魔法カード『ダークネス・チューン』を発動!自分場上に表側表示で存在するレベル3の闇属性モンスター1体を選択して発動。選択したモンスターは、場上に表側表示で存在する限り、チューナーモンスターとして扱う。」

神楽坂「なんと!もう一度シンクロ召喚をする気か?しかし、ジャンク・ガードナーの効果は墓地で適用され、少なくとも誰かしら守備表示にされる。」
ヴィオ「永続魔法『次元の裂け目』を発動!墓地に送られるモンスターはゲームから除外される!」

神楽坂「なんじゃと!?これではジャンク・ガードナーの効果が適用されない!?」
ヴィオ「装備魔法『降格処分』をジャンク・ガードナーに装備!このカードを装備したモンスターはレベルが2つ下がる!」

ジャンク・ガードナー☆6→4

ヴィオ「レベル1ジェスター・コンフィと、レベル4になったジャンク・ガードナーに、レベル3のダルクをチューニング!」

☆1+☆4+☆3=☆8

ヴィオ「"瓦礫に埋もれし魂が、幻想へと思いを馳せる。その願いが叶いし時、その魂は龍へと昇華する!"シンクロ召喚!転生!スクラップ・ドラゴン!」

スクラップDATK2800

ヴィオ「スクラップ・ドラゴンのモンスター効果!自分と相手のカードを1枚ずつ選択し、そのカードを破壊する!私は次元の裂け目と、神楽坂君の伏せカードを破壊!」
神楽坂「伏せカードは罠カード『スピリット・フォース』じゃ。条件を満たしていない為、発動は出来ん。」

ヴィオ「今回は私の勝ちだよ!ライトニング・ウォリアーで神楽坂君にダイレクトアタック!サンダー・スマッシャー!!」
神楽坂「ぐわああああああああ!?!?」LP3800→0

クロノス「ウィナー!シニョーラヴィヴィオナノーネ!」
ヴィオ「やったああああああ!!」

ヴィヴィオは\ /万歳しながらとび跳ねた。

とび跳ねた時に自己主張の激しい一部分がブルンブルンと揺れていたのは、思春期真っ盛りの男子だけが目に焼き付ける。

神楽坂「ふぅ…負けたよ。でも、こんなに清々しいのは鏡夜先生とデュエルした時くらいかな?」
ヴィオ「それは、神楽坂君が一生懸命作ったデッキだからだよ。」

神楽坂「……あぁ、そうだな。代表選抜。俺の分まで頑張ってくれ!」
ヴィオ「勿論!」

そうして、二人はがっしりと握手を交わした。

神楽坂「(あ、柔らかい。あんまり強く握ったら壊れてしまいそうな手だな…)」

と言うのは神楽坂談。
情欲が無い所は男の子としてどうなんだろうか?
大半の男子はヴィヴィオの一部分に釘付けだと言うのに…ちゃんちゃん♪
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.3 )
日時: 2011/06/21 21:56:19
名前: カイナ

クロノス「それでぇ〜わ、次のデュエルを行うノーネ! 二戦目、シニョール丸藤翔VSシニョーラ雷堂風華!」

その言葉と共に主にレッド生メンバーの方から歓声が上がり、その歓声の相手である翔はびくりとなる。

カノンノ「わ〜、翔君凄い人気だね〜」
カイ「翔は十代達と共にレッド寮希望の星の一人らしいからな。制裁タッグデュエルで止めを決めたのも翔だし、十代達の影には隠れてるがレッド寮の中ではトップクラスの実力者。所謂ダークホースって奴だ」
カノンノ「もちろんカイもその一人だよね?」
カイ「さあな。俺はなるべく目立たないようにしてるつもりだし」

観客席に座っているカノンノの言葉に隣に座っているカイがそう説明を挟む。それにカノンノがそう尋ねるとカイは悪戯っぽい笑顔を浮かべて返した。その間に翔と風華はデュエルリングに立つ。

翔「い、いくよ! 風華さん!」

美海「しょ、翔、が、頑張ってー」

翔「う、うん!」

翔がそう言ってデュエルディスクを起動させるとリング外の美海が翔に恥ずかしそうながらも確かな声援を送り、それに翔は顔を赤らめながらこくんと頷いて返す。

風華「にっししし、お熱いねぇー」

三沢「風華、頑張れ!」

風華「ひああぁぁぁっ!!??」

それを聞いた風華がにやにやと笑いながらそう言うと何故か三沢が風華に声援を送り、不意打ちのそれを受けた風華は驚いたような悲鳴のような声を上げて顔を真っ赤に染め上げる。それに三沢はきょとんとした表情を見せた。

クロノス「両者、準備はいいノーネ?」
翔・風華「「は、はいっ!」」

好きな人から声援を受けて舞い上がっているのか二人はクロノスの言葉に声を上ずらせながら返し、それを聞いたクロノスが右手を上げた。

クロノス「それでは、デュエルスタート!! なノーネ!」
翔・風華「「デュエル!!!」」

その宣言と共に翔と風華が同時に声を上げ、次に翔がデッキに指をかける。

翔「僕の先攻、ドロー!」

そう言ってカードをドローした後、翔は手札を吟味してその内の一枚を手に取った。

翔「僕はモンスターをセット、カードを二枚セットしてターンエンドッス」
風華「私のターン、ドロー!……私は[BF−銀盾のミストラル]を召喚!」

三沢「ほう、風華のデッキはBFか」
ライ「BF?]
三沢「特殊召喚が主体となっていて、その展開力と戦闘力は正に脅威の一言につきる。少し油断したら人海戦術で押し切られかねないからな」

風華の場に銀色の頭がまるで盾のような形になっている黒羽の鳥が姿を現す。それに三沢がそう呟くとライが首を傾げ、三沢がすらすらと説明する。それを風華は横目で見ながらついついフリーズしてしまっていた。

風華「……(はっ)、わ、私はさらに[BF−黒槍のブラスト]を攻撃表示で特殊召喚! ブラストは私の場にブラスト以外のBFが存在する時特殊召喚が可能になる。そしてレベル4の黒槍のブラストにレベル2の銀盾のミストラルをチューニング! 漆黒の力、大いなる翼に宿りて神風を巻き起こせ! シンクロ召喚! 吹きすさべ、[BF−アームズ・ウィング]!!」

風華は我に返るともう一体、大きな黒い槍を持った黒羽の鳥人を特殊召喚する。するとその二体のモンスターが竜巻に巻き込まれていき、その竜巻の中から長い銃剣のついた拳銃を持った黒羽の鳥人が姿を現す。

風華「アームズ・ウィングで守備モンスターを攻撃! アームズ・ウィングは貫通効果を持ち、さらに守備モンスターを攻撃する時攻撃力が500ポイント上昇する! いっけー、ブラック・チャージ!」

BF−アームズ・ウィング 攻撃力:2300→2800

翔「守備モンスターはジャイロイド、このモンスターは一ターンに一度だけ戦闘では破壊されないッス! さらにリバースカードオープン[ガード・ブロック]! この戦闘によって発生する戦闘ダメージを0にしてカードを一枚ドロー!」

アームズ・ウィングが銃弾を乱射するが翔の場のモンスター――ジャイロイドはそれを動き回ってかわす。その銃弾は翔に向かっていくが翔が発動したカードから現れた障壁がそれを防いでいく。さらに翔はカードを一枚ドローした。

風華「う〜、カードを二枚セットしてターン終了」

それを見た風華は悔しそうにそう呟いた後カードを二枚伏せてターンを終えた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.15 )
日時: 2011/06/22 23:58:50
名前: 孝(たか)

翔「僕のターン。ドロー!僕は、永続魔法『未来融合‐フューチャー・フュージョン』を発動!デッキから融合素材を墓地に送り、2ターン後の僕のターンのスタンバイフェイズに特殊召喚される!僕は、エクストラデッキから、『極戦機王ヴァルバロイド』を選択!デッキから、『カイトロイド』を2枚と『トラックロイド』1枚と『スチームロイド』1枚と『ドリルロイド』1枚を墓地に送る!」

風華「5体融合モンスター!?」
翔「ヴァルヴァロイドは、「ロイド」と名のつく機械族モンスター5体を素材とするモンスターだよ。更に僕は、『エクスプレスロイド』を守備表示で召喚!エクスプレスロイドは、召喚・反転召喚・特殊召喚された時、墓地のロイドを2枚手札に加える事が出来る!カイトロイドを2枚手札に加えて、カードを2枚セット。ターンエンドだ!」手札3

風華「私のターン、ドロー!ヴァルバロイドがどんなモンスターかわからない以上、早めに決着をつけないとね!私は、『BF−漆黒のエルフェン』を召喚!」
翔「なっ!?レベル6のモンスターがリリースもなしに!?」

風華「エルフェンは、自分の場にエルフェン以外のBFが居る時、リリースを必要としないんだよ。更に、エルフェンの効果!召喚に成功した時、相手場上のモンスターの表示形式を変更できる!私は、エクスプレスロイドを攻撃表示に変更!」

エクスATK400

風華「エルフェンで、エクスプレスロイドを攻撃!ブラックウィンド!」
翔「罠発動!『スーパーチャージ』!僕の場に機械族のロイドのみ存在する時、相手の攻撃宣言時に発動出来る!デッキからカードを2枚ドローする!更に罠発動!『和睦の使者』!戦闘ダメージを0にして、モンスターも戦闘から護る!」手札5

風華「手札を増やしつつモンスターも護った…私は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
翔「僕のターン!ドロー!魔法カード『強欲な壺』を発動!更に2枚ドロー!」手札7

翔はドローした強欲な壺をそのまま発動し、手札を更に増強した。

翔「良し!速攻魔法『トラップ・ブースター』を発動!手札1枚を捨てて、手札から罠発動!『チェーン・マテリアル』!このカードは、融合を行う時、その素材をデッキ・フィールド・手札・墓地から選択し、除外する事で、それらを素材とする事が出来る。ただし、このターン攻撃できず、そのモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。」
風華「その場凌ぎって奴?」

翔「いいや、僕のデッキには、そのデメリットを打ち消すカードがある!魔法カード『ビークロイド・コネクション・ゾーン』を発動!このカードは、ロイド専用の融合カード!このカードで融合召喚されたモンスターは、魔法・罠・モンスター効果では破壊されず、効果も無効化されない!僕は、墓地のスチームロイド、ドリルロイド、デッキの『ステルスロイド』、場のエクスプレスロイドを融合!4体合体!スーパービークロイド‐ステルス・ユニオン!」手札3

SYATK3600

風華「攻撃力3600!?って、言うか!どこの勇〇王のパクリよ!?」
翔「ステルス・ユニオンのモンスター効果!1ターンに1度、僕のターンのメインフェイズ時に発動できる。場上のモンスター1体をこのカードに装備する事が出来る!」

風華「ちょっ!?効果はゾ〇ダー!?」
翔「アームズ・ウィングを吸収!」
風華「させないよ!罠発動!『ゴッドバード・アタック』!私の場の鳥獣族1体をリリースして発動!場上のカードを二枚まで破壊出来る!アームズ・ウィングをリリース!ステルス・ユニオンとジャイロドを破壊!」

翔「ステルス・ユニオンは、コネクション・ゾーンの効果で破壊されない!ターンエンド。」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.16 )
日時: 2011/06/23 12:32:48
名前: カイナ

風華「私のターン、ドロー! 私は[BF−暁のシロッコ]を召喚! シロッコは相手フィールド上にモンスターが存在し、私の場にモンスターが存在しない時、リリースなしでの通常召喚が可能になる」

ライ「カイザーが使うサイバー・ドラゴンみたいだな……」
三沢「似たようなものだが、シロッコの召喚は通常召喚だ。そこからさらに通常召喚による展開は出来ないぞ」

その言葉と共に彼女の場に一体の鳥人が姿を現し、ライが呟くと三沢がそう説明を挟む。その間に風華はもう一枚のカードを発動した。

風華「さらに手札から[命削りの宝札]を発動し、手札が五枚になるようにドローする。私の手札は0枚、よって五枚ドロー!」

そう言うと共に風華の手札が五枚へと増強する。

風華「よっし! 魔法カード[二重召喚]を発動し、[BF−極北のブリザード]を召喚、ブリザードの効果発動、このカードが召喚に成功した時自分の墓地に存在するレベル4以下のBFを守備表示で特殊召喚できる。私は[BF−黒槍のブラスト]を特殊召喚!」

小さなカモメが姿を現し、その横に槍を盾のように構えている鳥人が姿を現す。

風華「リバースカードオープン[ブラック・リターン]! BFの特殊召喚に成功した時相手フィールド上の表側表示モンスターを一体選択し発動、選択したモンスターの攻撃力分私のライフを回復し、そのモンスターを手札に戻す。私はスーパービークロイド−ステルス・ユニオンを選択!」LP4000→7600
翔「えぇっ!?」

三沢「上手い、ビークロイド・コネクション・ゾーンの効果は破壊に対応しているが除外やバウンスには無力」
アルフ「しかも一気にライフを回復した……きっとここから流れが変わるね」

ステルス・ユニオンは黒い竜巻に巻き込まれて翔のエクストラデッキへと戻っていき、それに翔が驚愕の声を上げていると三沢が腕組みをしながらうんと頷いて解説し、アルフも驚いたように呟く。

風華「[BF−疾風のゲイル]を特殊召喚! このカードは私の場にゲイル以外のBFが存在する時手札から特殊召喚出来る。さらに魔法カード[天使の施し]! その効果でカードを三枚ドローし、二枚捨てる。さらに魔法カード[死者蘇生]! 墓地から[BF−熱鎖のフェーン]を特殊召喚!」

十代「すげぇ! たった一ターンでモンスターが五体に!」
ヴィヴィオ「代ちゃんに比べたら……だけどね」

風華の場に五体のBFが出揃い、それに十代が感嘆の声を上げるとヴィヴィオが呟き、ライ達はうんうんと頷く。別にヴィヴィオの惚気ではない、ただちょっと前に五回連続融合なんてものを見せられては低レベルの連続特殊召喚なんて霞んでしまうだろう。

風華「いっくよー! レベル4のブラストとレベル2のフェーンにレベル2のブリザードをチューニング! 吹き荒べ嵐よ、鋼鉄の意志と光の速さを得てその姿を昇華せよ! シンクロ召喚! [BF−孤高のシルバー・ウィンド]!!」

三体の鳥と鳥人が竜巻に包まれ、その竜巻の中から新たな鳥人が姿を現す。するとその横にいたさらに二体の鳥人が竜巻に包まれる。

風華「レベル5のシロッコにレベル3のゲイルをチューニング! 黒き疾風よ、秘めたる想いをその翼に現出せよ! シンクロ召喚! 舞い上がれ、[ブラック・フェザー・ドラゴン]!!」

するとその竜巻が弾け飛び、その中から黒羽の竜が姿を現した。

風華「シルバー・ウィンドでダイレクトアタック! パーフェクトストーム!!」
翔「手札のカイトロイドの効果発動! このカードを捨てることで直接攻撃による戦闘ダメージを0にする!」
風華「さらにブラック・フェザー・ドラゴンで翔君にダイレクトアタック! ノーブル・ストリーム!!」
翔「まだまだ! 墓地のカイトロイドの効果発動! このカードを除外することで直接攻撃による戦闘ダメージを0にする!」
風華「うっそ!? なんて鉄壁……ターン終了っ!」

二つの黒き竜巻が翔のライフを削り取ろうとするが一体のロイドがそれから翔を二回守り、風華はあちゃーと呟いてターンを終えた。

翔「僕のターン、ドロー! スタンバイフェイズに未来融合―フューチャー・フュージョン―の効果により、未来での融合が決定していたヴァルバロイドが融合召喚される。超機合体! [極戦機王ヴァルバロイド]!!」

その言葉と共に巨大な戦闘兵器らしいモンスターが姿を現す。翔が使用するのは乗り物がモチーフとなったモンスター、ビークロイド。しかしこのモンスターはどうにもそうは見えなかった。

風華「攻撃力、4000……」

しかもその攻撃力はあのサイバー・エンド・ドラゴンと同等の4000を示しており、風華の表情が固まる。

翔「……」

そして翔は不安げな表情でカードを握り締める。その手には汗が浮かんでいたが、やがてうんと頷くとキッとした目でそのカードを発動した。

翔「もしその伏せカードが攻撃無効カードだったら僕はきっと遅かれ早かれ負ける。でもここで勝つために、一歩を踏み出すために、僕は[リミッター解除]を発動! 僕の場に機械族モンスターの攻撃力は倍になり、このターンのエンドフェイズにこの効果を受けたモンスターは全て破壊される!」

極戦機王ヴァルバロイド 攻撃力:4000→8000

翔「いくよ! ヴァルバロイドでBF−孤高のシルバー・ウィンドを攻撃! ヴァルバロイド・ブラスター!!」
風華「きゃあぁぁっ!!!」LP7600→2400
翔「ヴァルバロイドの効果発動! このカードが攻撃した相手効果モンスターの効果をダメージ計算後に無効にする。さらにこのカードが相手モンスターを戦闘によって破壊した時相手に1000ポイントのライフダメージを与える!」
風華「ブラック・フェザー・ドラゴンの効果発動ダメージ・ドレイン! 私が効果ダメージを受ける時ブラック・フェザーに黒羽カウンターを一個乗せて効果ダメージを無効! 黒羽カウンター一個につきブラック・フェザーの攻撃力は700ポイントダウンする」

ブラック・フェザー・ドラゴン 攻撃力:2800→2100

ヴァルバロイドの放った光線が一瞬でシルバー・ウィンドを撃ち抜き、一気に風華のライフを削り取る。そしてヴァルバロイドの砲口が黒羽の竜に向けられた。

翔「ヴァルバロイドは二回攻撃が可能! ヴァルバロイドでブラック・フェザー・ドラゴンを攻撃! ヴァルバロイド・ブラスター・ツヴァイ!!」
風華「きゃああぁぁぁっ!!!」LP2400→0

ヴァルバロイドの放った光線がブラック・フェザー・ドラゴンを撃ち抜き、その光線が風華をも貫いて止めを刺す。

クロノス「ウィ、ウィナー! シニョール丸藤翔!! なノーネ!」

ドロップアウトのまさかの猛攻にかクロノスは一瞬唖然としたが我に返ると慌ててそう声を出した。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.20 )
日時: 2011/06/23 22:23:50
名前: カイナ

クロノス「お次は空時アルフVS空時ライ、なノーネ!」

女性陣『アルフ様あああぁぁぁぁ!!!』

クロノスの宣言の直後アルフファンクラブメンバーが声援を上げる。ご丁寧に[アルフ様頑張れ]等の応援が書かれている垂れ幕まで用意されていた。そしてその声援にクロノスは驚いたようにうずくまって耳を塞いでいる。

ライ「相っ変わらずだなぁこれ」
アルフ「そうだね……」

一方ライとアルフは慣れたように笑いながらあっさりとデュエルリングに上がっていた。一方風華はず〜んとした表情でデュエルリングを下りていた。

十代「残念だったな、風華」
美海「ふ、ふうちゃん、気を落とさないで……」

それに十代と美海がそう声をかけているが風華はまだず〜んとしたオーラを消してはいない、すると三沢が風華の頭にぽむと手を置いた。

三沢「勝負は時の運、気を落とすな。お前の分まで俺が頑張ろう」
風華「ふえっ!? ふぇ、ふぇあ、ふあああぁぁぁぁ……」

心なしか微笑を浮かべながらの三沢の言葉を聞いた風華は顔を赤く染め上げるとそう唸ってふらつき、三沢の胸元にぽすんと顔を預けた。三沢達からは見えないがその目はぐるぐると渦巻きになっている。

三沢「風華、そんなに悔しかったのか?」
ヴィヴィオ「違うと思うな……」
十代「へ? どういう事だ、ヴィオ?」
翔・ヴィヴィオ・美海・神楽坂・焔「「「「「……はぁ」」」」」

しかし風華が顔を赤くしているのに気づいていない三沢はてっきり悔しくてそうしたのかと勘違いしてそう呟き、それにヴィヴィオが呟くと十代が首を傾げる。それに残った五人は頭を抱えながらはぁとため息をついた。

ライ「よっし、全力で戦おうぜ、アルフ!」
アルフ「オッケー!」

ライとアルフはいつもやっているかのように互いのデュエルディスクをカンとぶつけ合い、指定の位置に立つと向かい合ってデュエルディスクを構える。

クロノス「それでは、デュエルスタート!! なノーネ!」
ライ・アルフ「「デュエル!!!」」

クロノスの宣言と同時に兄弟は声を合わせて言い、続けてライがデッキに指をかける。

ライ「俺のターン、ドロー! [クィーンズ・ナイト]を召喚し、魔法発動[二重召喚]! もう一度通常召喚を行う、[キングス・ナイト]を召喚し効果発動。女王と王の騎士が揃う時、王子の騎士が現れる! デッキから[ジャックス・ナイト]を特殊召喚!」

ワンターンで切り札の騎士が出揃った、しかしライはまだ終わらない。

ライ「さらに[連合軍]を発動! 戦士達の攻撃力は600ポイント上昇する。リバースカードを二枚セットしてターンエンド」

クィーンズ・ナイト 攻撃力:1500→2100
キングス・ナイト 攻撃力:1600→2200
ジャックス・ナイト 攻撃力:1900→2500

なんとワンターン目で手札を使いきった。それを見てアルフはふふっと笑う。

アルフ「相変わらずだね〜その速攻の下準備。じゃ、僕のターン。ドロー」

くすくすと笑いながら彼はカードをドローし、その一枚を手に取った。

アルフ「[D・モバホン]を召喚、さらに魔法発動[機械複製術]! デッキからD・モバホンを二体特殊召喚! モバホンの効果発動、ダイヤル・オン! ダイスロール!」

一気にアルフの場に三体の携帯電話ディフォーマーが姿を現し、その内の一体が電波を発し始める。

アルフ「モバホンの攻撃表示の効果はサイコロを振って出た目の数だけデッキをめくり、その中にレベル4以下のディフォーマーが存在する時そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚し、残りはデッキに戻してシャッフルする。今回出た目は4、つまり四枚めくってっと。よし、[D・ボードン]を攻撃表示で特殊召喚、ボードンが攻撃表示の時僕の場のディフォーマーはダイレクトアタックが可能になる」

アルフの場にスケートボードのような形をしたディフォーマーが姿を現し、もう一体のモバホンが電波を発し始めた。

アルフ「二体目のモバホンの効果発動、ダイスロール!……出た目は6! 六枚めくってっと。わ、凄い……じゃ、[D・ラジオン]を攻撃表示で特殊召喚! ラジオンが攻撃表示の時僕の場のディフォーマーの攻撃力は800上昇する!」


D・モバホン×3 攻撃力:100→900
D・ラジオン 攻撃力:1000→1800
D・ボードン 攻撃力:500→1300


翔「これって!?」
十代「アルフの必殺コンボ……」
ヴィヴィオ「これが通ったらワンターンキルだよ!?」

アルフの場にはライを超え五体のディフォーマーが出揃った。しかもボードンの力によりダイレクトアタックの権利を得ている。それに翔が驚いた声を上げると十代もそう呟き、ヴィヴィオも声を上げた。

アルフ「一気に決めるよ! ラジオンでダイレクトアタック!」
ライ「リバースカードオープン! [スピリットバリア]!! 俺の場にモンスターが存在する時俺へと戦闘ダメージは0になる!」
アルフ「えっ!?」

ラジオンはボードンに乗って切り札の騎士達を飛び越えライに攻撃を仕掛けようとするが、ライが発動した障壁に阻まれ、吹き飛んでアルフの場へと戻る。そしてアルフが驚いたように声を上げるとライはにっと笑った。

ライ「お前とのデュエルで一番危険なのはこっちの体勢が整ってない状況からのボードンワンキルだからな。永続魔法、永続罠の破壊方法もうちょっと増やしといたらどうだ?」
アルフ「このデュエルが終わったら考慮してみるよ。カードを二枚セットしターンエンド」
――――――――――――――――――――
カイナ「ふぅ、満足♪」
レオ「満足すんなや」
カイナ「風華弄ってライVSアルフでアルフのボードンワンキル封じ、意外とアルフの勝ち筋ってこれが多い気がするから……」
レオ「あ、そ」
カイナ「さて、後は二人の持つシグナーの竜を出させて終わらせる方法を考えないとな。ま、それでは」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.21 )
日時: 2011/06/24 03:01:47
名前: 孝(たか)

ライ「俺のターン、ドロー!よっしゃぁ!魔法カード『強欲な壺』を発動!更に2枚ドロー!」
アルフ「う…もう引き当てた…」

アルフはライのドロー力に苦い顔をする。

ライ「『トライデント・ウォリアー』を召喚!効果発動!召喚に成功した時、手札からレベル3のモンスターを特殊召喚出来る!俺はチューナーモンスター『共闘するランドスターの剣士』を特殊召喚!」
アルフ「シンクロ狙いね」

ライ「さぁ!初お披露目だ!レベル4トライデント・ウォリアーに、レベル3の共闘するランドスターの剣士をチューニング!"機械の身体に龍の魂を宿す者!我らが守護者となりて、戦場を駆け巡れ!"シンクロ召喚!武器招来!『パワー・ツール・ドラゴン』!!」

ライの場に龍の形をした機械系モンスターが現れた。

青1「ドラゴン!?あいつ、戦士装備ビート使いじゃ!?」
青2「あ、あぁ。確かその筈だぜ?」

ライ「おっと、念の為に言っておくが、パワー・ツールは機械族モンスターだ。パワー・ツール・ドラゴンのモンスター効果!1ターンに1度、デッキから装備魔法カード3枚を選択し、相手はその中から1枚をランダムに選択。その1枚を俺の手札に加え、他の2枚はデッキに戻してシャッフルする。」

アルフ「装備サーチモンスター!?」
ライ「行くぜ!俺が選ぶのはこの3枚!『ブレイク・ドロー』『団結の力』『魔導師の力』だ。」

ライはその3枚を適当にシャッフルして、裏向きでアルフに見せる。

ライ「さ、どれにする?」

ニヤ〜と緩んだ口で問うライ。

アルフ「ん〜〜〜〜〜……」

目を細めて、うんうん唸りながら考える。


女子1「あぁ…アルフ様の悩むお姿…」
女子2「可愛らしいですわ!」
女子3「アルフ様ファイト〜〜!!」

観客がうるさくてちょっと集中できなかったアルフだった。

アルフ「僕から見て、右のカードにするよ。」
ライ「これか?」

その1枚をとってアルフに確認すると、アルフはコクリとうなずく。

ライ「んじゃ、残りの2枚をデッキに戻してシャッフル。お前が選んだのは……装備魔法『ブレイク・ドロー』!機械族専用装備だ!パワー・ツールに装備!装備モンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した時、デッキから1枚ドローできる。3ターン後の俺のエンドフェイズに破壊されるぜ。」
アルフ「あちゃぁ…攻撃力アップより厄介かも…」

ライ「行くぜ!パワー・ツール・ドラゴンで、モバホンを攻撃!ブレイク…バンカーーーーーー!!!」
アルフ「させないよ!罠発動!『ガード・ブロック』戦闘ダメージを0にして、1枚ドローするよ」

ライ「だが、俺もブレイク・ドローの効果でドローだ!続いて、ジャックス・ナイトで2体目のモバホンに攻撃!」
アルフ「それもさせない!カウンター罠『攻撃の無力化』!攻撃を無効にして、バトルフェイズを強制終了!」
ライ「ちぇ〜〜。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。」


翔「凄い…あんなにモンスターが並んでるのに、お互いに無傷なんて…」
十代「あの二人がデュエルすると、中々ライフが減らないからなぁ…」

ヴィオ「凄い時は、デッキ切れするまで無傷だった時もあるよ。」
翔「どんな粘り方したらお互い無傷でデッキ切れするんすか!?」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.22 )
日時: 2011/06/27 21:05:40
名前: カイナ

アルフ「僕のターン、ドロー!」

アルフはそう言ってカードをドローし、ふっと一つ笑みを浮かべる。

アルフ「僕は[D・ラジカッセン]を召喚し、装備魔法[ダブルツールD&C]をラジカッセンに装備、装備モンスターは僕のターン攻撃力が1000ポイント上昇する! さらにラジオンの効果で攻撃力は800上昇するよ」

ラジカッセン 攻撃力:1200→2200→3000

アルフ「バリアのせいでモンスターがいる限りライにダメージは与えられないけど、破壊は適用されるからね。モンスター破壊だけはさせてもらうよ。ラジカッセンでパワー・ツール・ドラゴンを攻撃!!」
ライ「リバースカード発動[鎖付きブーメラン]! その両方の効果を使用し、攻撃モンスターであるラジカッセンを守備表示に変更、さらにパワー・ツール・ドラゴンに装備カード扱いで装備し、攻撃力を500ポイント上昇する!」

パワー・ツール・ドラゴン 攻撃力:2300→2800

パワー・ツール・ドラゴンへと突っ込んでいくラジカセ型ディフォーマーに突然鎖の付いた金属性ブーメランが飛んでいき、鎖が絡まって攻撃が止まる。そしてその鎖の端がパワー・ツール・ドラゴンの腕に巻きつき、パワー・ツール・ドラゴンが鎖を引き、ブーメラン部分まで手元に持ってくる。

アルフ「カードを一枚セットし、ディフォーマーを全員守備表示に変更してターン終――」
ライ「っと、エンドフェイズにリバースカード[トゥルース・リィンフォース]を発動。その効果でデッキからレベル2の[トラパート]を特殊召喚!」
アルフ「改めて、ターンエンド。あ、そうそう、ラジオンの守備表示の効果で僕の場のディフォーマーは全員守備力が1000上がって、ボードンの効果でボードン以外は戦闘じゃ破壊されなくなるからね。さらにラジカッセンは守備表示の時相手の攻撃を一度だけ無効にする」

D・モバホン×2 守備力:100→1100
D・ラジオン 守備力:900→1900
D・ボードン 守備力:1800→2800
D・ラジカッセン 守備力:200→1200

ライ「俺のターン、ドロー! よっし、魔法カード[命削りの宝札]! 俺の手札は0枚、よって五枚のドローが可能になる!」

ライはにっと笑いながらそう言ってまたもや引き当てたドローカードを発動、それを見たアルフははぁとため息をついた。

アルフ「十代もライも、なんでこんなにドロー運が凄いんだろ……」

アルフがそう呟いている間にライは五枚ドローを行う。

ライ「いっくぜー! レベル4のキングス・ナイトにレベル2のトラパートをチューニング! 無能だなんだと好きに言わせろ、汝が貫くは純粋なる信念! シンクロ召喚! 突き進め、[大地の騎士ガイアナイト]!!」

王の名を冠する老騎士が不思議な戦士と共に光の中に消えていき、その中から一人のケンタウロス風の騎士が姿を現す。

大地の騎士ガイアナイト 攻撃力:2600→3200

アルフ「トラパートは戦士族のシンクロ素材にしか出来ない代わりにこのカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターの攻撃時に罠が発動できない。厄介だね……」

その姿を見たアルフはやれやれというように苦笑を浮かべていた。するとライはにっと笑みを浮かべる。

ライ「な〜にっかな、な〜にっかな? パワー・ツール・ドラゴンの効果発動! パワー・サーチ! 俺はデッキから装備魔法[団結の力][魔導師の力][スーペルヴィス]を選択する。さ、どれにする?」

ライは無邪気に笑いながらそう言った後三枚の装備魔法をデッキから選択し、裏側にしてアルフの方に向ける。

アルフ「じゃ、真ん中で」
ライ「おう、残りはデッキに戻してシャッフルしてっと。[エヴォルテクター シュヴァリエ]を召喚し、[スーペルヴィス]を装備! シュヴァリエを再度召喚された状態にするぜ! さらにフィールド魔法[侍の戦場]を発動!」

アルフがカードを選択するとライはその一枚を手に持ったまま残る二枚をデッキに戻してシャッフルする。そしてライの場に力を封じられた剣士が現れるとその真の力を発揮させる装備魔法が発動し、シュヴァリエの身体から炎が噴き出る。そして戦士達の攻撃力は連合軍と辺りに広がる侍の戦場の効果で上昇する。

クィーンズ・ナイト 攻撃力:2100→2300→2800
ジャックス・ナイト 攻撃力:2500→2700→3200
大地の騎士ガイアナイト 攻撃力:3200→3400→3900
エヴォルテクター シュヴァリエ 攻撃力:1900→2700→3200


カノンノ「凄い……」
カイ「一番低いクィーンですら最上級レベルの攻撃力か……」
エルフィ「これがライ流、元々の攻撃力が低くっても魔法、罠とのコンボで強くしていくからね。一回二回くらいだけど凄い時は不意打ち又佐に団結の力、魔導師の力、メテオ・ストライク装備の連合軍フィールドフル戦士状態なんてあったわよ。あと一枚伏せカードに防御用の魔宮の賄賂」
カイ「考えたくねえな……」

カノンノがぽかーんとしながら呟き、カイも驚いたように眉をひそめながら呟くと彼らの横に座ったエルフィ――アルフ応援団がやかましくて落ち着いてライが見られないため移動してきたらしい――がくすくすと笑いながら返し、カイはそう返す。まあ攻撃力8300の貫通持ち二回攻撃ローレベルモンスターなんて想像したくもない。するとふとカイが声を出した。

カイ「そういえばさっき、何でライはキングをシンクロ素材にしたんだ? たった100とはいえキングの方が攻撃力も高いのに……」
カノンノ「実はクィーンズ・ナイトはアイドルカードとか?」
エルフィ「……」

カイの呟きにカノンノがどこかふざけたような口調で言うとその瞬間エルフィが怒りのオーラに包まれ、カノンノは咄嗟にカイを壁にするように隠れる。

エルフィ「そんな訳ないでしょ? ライがそんな、私を差し置いてオタクみたいな……」
カイ「エ、エルフィ、その理性的な笑顔から感じられる怒りのオーラはなんなんだ?……」
エルフィ「何のことかしらぁ? 紅葉先生から受け継いだカードだから破棄まではさせないけど、ライとは後でちょぉっとオハナシしないとねぇ……少し調教、もといしつけの必要もあるかしら?」

カイの言葉にエルフィは寒気すら感じさせる怒りの笑みをたたえながら――なんかヤンデレな雰囲気も感じ取れてきた――そう返し、それにカイとカノンノは黙るしか出来なかった。

カイ(……ライ、せめてエルフィの機嫌が悪化しない程度には上手く言えよ……)

ライ(クィーンってなんかエルフィに似てんだよな、髪形とかは違うけどイラストから感じ取れる気が強そうなとことか芯が強そうなとことかそっくりだからなんかフィールドから離しづらい……やっぱ俺エルフィが好きなんだな……)

カイがそうお祈りしている間にライはふとそんな事を考えていた。

ライ「さて、と。シュヴァリエの効果発動! 俺のフィールド上に表側表示で存在する装備カードを一枚墓地に送ることで相手フィールド上のカードを一枚破壊する。俺は装備カードとなっている鎖付きブーメランを墓地に送り、D・ラジカッセンを破壊!」
アルフ「あちゃー」

パワー・ツール・ドラゴン 攻撃力:2800→2300

シュヴァリエは機械竜から鎖付きのブーメランを受け取るとそれに炎を宿しながら振り回し、一気に投擲する。それがラジカッセンを貫き破壊したと同時にブーメランも炎の熱に耐え切れずに溶けていった。

ライ「うっしいっくぜー! 大地の騎士ガイアナイトでD・ボードンを攻撃! トラパートの効果でダメージステップ終了時まで罠は発動できないぜ、いっけー!」

ガイアナイトは罠を封じる不思議な光を発しながらボードンに突進、その二本の槍でボードンを貫いた。

ライ「続けていくぜ! パワー・ツール・ドラゴンでD・ラジオンを攻撃!!」
アルフ「こっちはさせない、リバースカードオープン[和睦の使者]! このターン僕が相手から受ける戦闘ダメージは0になり、モンスターは戦闘では破壊されない!」
ライ「ありゃりゃ。ターン終了」

機械竜の攻撃は修道服姿の女性達によって阻まれ、それを見たライは肩をすくめてターンを終了した。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.23 )
日時: 2011/06/28 05:02:20
名前: 孝(たか)

アルフ「僕のターン。ドロー!僕も引いたよ!魔法カード『強欲な壺』を発動!2枚ドロー!良し!魔法カード『天使の施し』を発動!3枚ドローして、2枚捨てる!やった!!魔法カード『壺の中の魔術書』を発動!お互いに3枚ドロー!」

アルフは3連続でドロー補助カードを引き当て、一気に手札が6枚に増えた。
かく言うライも手札が6枚に増える。

アルフ「ちょっと遅かったけど、速攻魔法『サイクロン』!スピリット・バリアを破壊!これでダメージを与えられる。」
ライ「ちっ!やるな!」

アルフ「更に、フィールド魔法『D・フィールド』を発動!」
ライ「げ!?俺のフィールドが破壊された!?」

戦場だったフィールドは、ディフォーマー達の機械の世界へと変貌した。

アルフ「3体のモンスターを攻撃表示に変更!この瞬間、D・フィールドの第1の効果!フィールド上のモンスターの表示形式が変わる度に、D・カウンターを一つ置き、その数×300ポイント、ディフォーマーの攻撃力がアップする!3体分だから、カウンターが3つ乗るよ。」

クィーンATK2800→2300
ジャックATK3200→2700
ガイアナイトATK3900→3400
シュヴァリエATK3200→2700

カウンター0→3=900
ラジオンATK1000→1800→2700
モバホン×2ATK100→900→1800

アルフ「モバホンの効果!ダイヤル・オン!出た目は2!くっ…ディフォーマーが居ない為、シャッフルするよ。2体目のモバホンの効果!ダイヤル・オン!出た目は5!よし!『D・パッチン』を攻撃表示で特殊召喚!」

パッチンATK1200→2000→2900

アルフ「更に、パッチンの効果発動!ディフォーマーをリリースして、相手の場のカード1枚を破壊する!モバホンをリリース!連合軍を破壊!」
ライ「やば!?」

クィーンATK2300→1500
ジャックATK2700→1900
ガイアナイトATK3400→2600
シュヴァリエATK2700→1900


十代「モンスター達の攻撃力が逆転した!?」
カイ「ディフォーマーの展開力と豊富な効果には驚かされるな…」


アルフ「チューナーモンスター『D・スコープン』を攻撃表示で召喚!スコープンの効果!攻撃表示の時、1ターンに1度、レベル4以下のディフォーマーを特殊召喚出来る!『D・マグネンU』を特殊召喚!僕も見せてあげるよ!レベル3のマグネンUとレベル1のモバホンに、レベル3のスコープンをチューニング!」

☆3+☆1+☆3=☆7

アルフ「"聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる。シンクロ召喚!降誕せよ、エンシェント・フェアリー・ドラゴン!"」

フェアリーDEF3000

ライ「守備力3000!?」
アルフ「へへ!魔法カード『ジャンクBOX』発動!墓地のレベル4以下のディフォーマーを特殊召喚する!モバホンを特殊召喚!効果発動!出た目は6!良し!2体目のパッチンを特殊召喚!パッチンの効果で、モバホンをリリース!パワー・ツール・ドラゴンを破壊!」
ライ「甘いぜ!パワー・ツール・ドラゴンの第2の効果!こいつに装備カードが装備されている時、その装備カード1枚を墓地に送る事で、破壊を無効に出来る!ブレイク・ドローを墓地に送って破壊無効!」

アルフ「だけど、これで護る物は何も無くなったね」
ライ「さぁ、どうだろうな…」

二人は互いに不敵な笑みを浮かべる。

アルフ「バトル!!1体目のパッチンで、クィーンズ・ナイトを攻撃!フライング・アタック!」
ライ「ぐぅ!?」LP4000→2600

アルフ「続いて、2体目のパッチンで、ガイアナイトを攻撃!フライング・アタック!」
ライ「がぁ!?」LP2600→2300

アルフ「ラジオンで、キングス・ナイトを攻撃!」
ライ「惜しかったな…エンシェント・フェアリーを出さなけりゃ倒せたかもしれないのに…」

アルフ「手札から速攻魔法発動!『リミッター解除』!!更にチェーンして、速攻魔法『コード・チェンジ』を発動!」
ライ「なぁ!?」

アルフ「コード・チェンジは、カードテキストに記されている対象種族を変更出来る!リミッター解除の対象を機械族から雷族に変更!よって、僕の場の雷族モンスターの攻撃力は、倍になる!つまり、ラジオンの攻撃力は…5400!!いけぇ!ラジオン!サンダー・パンチ!!」

ライ「うあああああああああ!?」LP2300→0

クロノス「ウィナー!空時アルフナノーーネェ!!」


『『『きゃああああああああああああああああ!!!アルフ様あああああああああああ!!!』』』

アルフの勝利と同時に、女子の大歓声により、文字通り会場が震えた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.24 )
日時: 2011/06/28 19:03:24
名前: カイナ

アルフ「か、勝った……」
ライ「ちぇー」

ほっと安堵の息を吐いているアルフを見ながらライは両手を後ろに回して口を尖らせながらそう声を出す。そして二人がデュエルリングを下りていき、アルフの勝利を喜ぶ歓声が消えてからクロノスが口を開いた。

クロノス「あぁびっくりしたノーネ、心臓止まるかと思ったノーネ……」

鏡夜「わー凄い、さっきの声援だけで震度限りなく4に近い3を記録してるよ」
氷牙「弱い地震起こすのかここの生徒の女子達は……」

クロノスがそう呟いている間に鏡夜が何故か携帯していた携帯型地震計を見ながら言うと氷牙がそう返す。そしてクロノスが口を開いた。

クロノス「それじゃ次行くノーネ! シニョール雷堂焔VSシニョーラ雷堂美海!」

美海「つ、ついに、私……」
翔「が、頑張って! 僕と一緒に代表になろう!」
美海「翔……うん、頑張る」

いざ自分の番になって緊張してきたか美海が声を震わせると先ほど一回戦を勝ち抜いた翔が元気付けるように言い、それを聞いた美海は僅かに微笑んでそう返すとデュエルリングを上がっていった。

十代「頑張れよ、焔! 楽しいデュエル見せてくれ!」
焔「おう。十代、お前に新しい英雄の姿を見せてやる」
十代「へ?」

十代の言葉に焔がそう言い、それに十代が呆けた声を出すがその頃には焔はデュエルリングを駆け上がっていた。

焔「さぁって、やるぜ!」
美海「うん!」

クロノス「デュエルスタート!! なノーネ!」
焔・美海「「デュエル!!!」」

焔と美海はクロノスの合図と共に声を張り上げる、先ほどの空時兄弟に続き今度は雷堂姉弟の戦いだ。

美海「私の先攻、ドロー。私はフィールド魔法[伝説の都 アトランティス]と永続魔法[ウォーターハザード]を発動、伝説の都アトランティスの効果で場と私の手札の水属性モンスターのレベルは1下がり、攻撃力、守備力は200ポイント上昇する。そしてウォーターハザードは私の場にモンスターがいない時、手札から水属性モンスターを一体特殊召喚できる。私はウォーターハザードの効果で手札から[マーメイド・ナイト]を攻撃表示で特殊召喚、さらに[ニードル・ギルマン]を召喚する。ニードル・ギルマンが表側表示で存在する限り私の場の魚・海竜・水族モンスターの攻撃力は400ポイント上昇する。カードを一枚セット。ターン終了」
焔「俺のターン、いくぜ! ドロー!」

マーメイド・ナイト 攻撃力:1500→1700→2100 レベル4→3
ニードル・ギルマン 攻撃力;1300→1500→1900 レベル3→2

突然フィールドが古より海底に存在する伝説の都へと変化し、さらに美海の場に二体のモンスターが並びカードが一枚伏せられる。それを確認した焔はデッキからカードをドローした。

焔「カードを一枚セットして魔法カード[手札抹殺]を発動! 互いのプレイヤーは手札を全て墓地に送り、墓地に送った枚数カードをドローする」

焔がそう言って魔法を発動すると焔は手札を四枚捨て、美海は一枚手札を捨てその分だけ新たにカードをドローする。そして焔は手札を一枚取った。

焔「こいつが俺のヒーローだ! 来い、[M・HERO 烈火]!!」

その言葉と共に現れたのは仮面を被ったヒーロー、その姿を見た翔が不思議そうな声を出した。

翔「M・HERO?」
十代「すっげぇ! 新しいヒーローかぁ!!」

鏡夜「へ〜M・HEROねぇ。焔君も大分珍しいHEROを使うもんだ」

翔が不思議そうな声を出しているのに対し十代は目をキラキラと輝かせて声を出す。そして鏡夜は首を少し傾けながらそう呟いていた。

焔「手札から速攻魔法[マスク・チェンジ]を発動! 俺の場に存在するHERO一体を墓地に送り、そのHEROと同じ属性のM・HEROをエクストラデッキから特殊召喚する! 烈火を変身!!」

焔の言葉と共に烈火が飛び上がり、燃え上がる炎に包まれる。そしてその炎の中から一人のHEROが飛び降りた。

焔「燃え上がれ! [M・HERO 剛火]!! 剛火は俺の墓地に存在するHEROの数×100ポイント、攻撃力を上昇する。俺の墓地にいるHEROは烈火、インクリース、ミニマム・レイの三体、よって300ポイント攻撃力が上昇するぜ!」

M・HERO 剛火 攻撃力:2200→2500

焔「剛火でマーメイド・ナイトを攻撃! 飛蹴爆炎脚!!」
美海「リバースカード発動、[攻撃の無力化]。攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了する」

攻撃指示を聞いた剛火は加速をつけて飛び上がるとその勢いで炎を纏った飛び蹴りを人魚騎士目掛けて叩き込もうとする、しかし美海は冷静に対応して剛火の攻撃を不思議な障壁で防いだ。

焔「くそっ、カードをもう一枚伏せてターン終了だ」

それを見た焔は残念そうに悪態をついた後二枚のカードを伏せてターンを終えた。
――――――――――――――――――――
ちなみに焔の使用しているM・HEROの効果については基本OCGはOCG効果、それ以外は遊戯王対戦記・カード開発局(No.44)のミク二ップさんの記事を参考にする予定です。下級の効果は間違いなく非公式でしょうがあらかじめご了承ください。
ついでに焔のデッキは勝手ながらE・HEROは無しで、M・HERO以外にV・HEROも使うという漫画版十代とエドのHERO混合デッキをイメージしておりますのでよろしくお願いします。駄目なら言ってくださいねミク二ップさん。それでは。

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |