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異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕
日時: 2011/05/30 23:07:23
名前: 孝(たか)

とうとうシンクロ解禁。

一応GXなので…

サイバー・ドラゴン系

サイバー・ダーク系

サイバー・エンジェル系

宝玉獣系

ヴォルカニック系

化石(中生代騎士など)系

青眼の白龍系

三幻神

三幻魔

ブラマジガールは不可。

雲魔物系はOK

ブラックマジシャンはOK

古代の機械系神楽坂編終了したので使用可能。

エレメンタルヒーロー系はOK

イービルヒーローは不可。

D・HERO系不可

などのカードは原作キャラのみ使用出来る様にしてありますので、お気を付けください!!

特定のキャラの好感度次第でそれ系統のカードを"魂のカード"として受け取るのはありです。


そして、このリレー内では……

"表側守備表示での通常召喚"が可能です。

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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.55 )
日時: 2011/07/28 13:15:40
名前: カイナ

アルフ「僕のターン、ドロー」
翔「さあ、僕のビークロイドのパワーにディフォーマーで勝てるかな?」

アルフの言葉に翔はへへ〜と得意気な言葉で返す、するとアルフはくすりと笑った。

アルフ「……僕は[ジャンクBOX]を発動、その効果で墓地からD・モバホンを特殊召喚。この効果で特殊召喚されたディフォーマーはエンドフェイズ時に破壊される。そしてモバホンの効果発動、ダイヤル・オン!」

アルフの場にさっき倒されたモバホンが姿を現し、電波を発し始めると共にどこからともなく現れたサイコロが転がる。それは五の目を示していた。

アルフ「デッキを五枚確認、その中にいたディフォーマー[D・チャッカン]を特殊召喚!」
翔「よし、まだ大丈夫……」
アルフ「と思ったら甘いよ? 僕は[ジェネクス・コントローラー]を召喚!」
メンバー一同『ジェネクス!?』

翔の言葉に笑いながらそう返すアルフの場に現れたのは不思議なコントローラー、その姿を見たメンバー全員が同時に声を上げる。アルフのデッキはディフォーマー、それにジェネクスが入っているはずない。少なくともさっきのライとのデュエルまでは……。

アルフ「ディフォーマーの展開力は凄いし、シンクロ召喚も使えるように入れといたんだ。いくよ、レベル1地属性のモバホンとレベル3炎属性のチャッカンにレベル3のジェネクス・コントローラーをチューニング! シンクロ召喚、[A・ジェネクス・トライフォース]!!」

アルフの場にいる三機の機械が光に包まれ、銀色ボディのロボットを造り出す。

アルフ「いくよ、A・ジェネクス・トライフォースでジェイデッカーを攻撃! この瞬間トライフォースの効果発動、ジオ・フォース! このカードのチューナー以外のシンクロ素材に地属性モンスターが使われた時、相手はこのカードの攻撃時ダメージステップ終了時まで魔法・罠を発動できない!」

クロノス「ワタクシーの、アンティーク・ギアのような効果なノーネ!?」

アルフの効果説明を聞いたクロノスはそう声を上げる。

アルフ「いっけー、トライフォース・バスター!!」
翔「戦闘ダメージは適用される……でもジェイデッカーは一ターンに一度破壊されない!」LP4000→3800
アルフ「ちぇっ。あ、ちなみにトライフォースは炎属性モンスターをチューナー以外のシンクロ素材にした時、相手モンスターを破壊した時にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与える効果、サーマル・フォースがあるから注意してね?」

十代「フレイム・ウィングマン!?」

トライフォースの右腕のバスターから放たれた光線を受けたジェイデッカーはなんとか持ちこたえるがその光線が翔に届いてダメージを与える。それにアルフは残念そうに肩をすくめた後補足説明、その効果内容を聞いた十代はさっきのクロノスのような声を上げた。

アルフ「トライフォースの効果はもう一つあるけど……まあ今回は適用されないし割愛するね?」
翔「あ、うん……」
アルフ「強欲な壷を発動、カードを二枚ドロー。カードを二枚セットして、ターン終了」手札二枚
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.56 )
日時: 2011/07/28 19:27:11
名前: 孝(たか)

翔「僕のターン!ドロー!…永続魔法『未来融合‐フューチャー・フュージョン‐』を発動!融合モンスター1体を選択し、デッキからその融合素材を墓地に送り、2ターン後の僕のスタンバイフェイズに特殊召喚するよ!僕は、『スーパービークロイド ビルドタイガー』を選択して、デッキから、『クレーン・ロイド』『ショベルロイド』『ダンプロイド』を墓地に送るよ!そして、ビルドタイガーの効果!ビルドタイガーの融合方法は、融合を使用する以外にも、クレーン、ショベル、ダンプロイドが同時に墓地に送られた時に、融合召喚する事が出来るんだ!」

アルフ「なんだって!?」
翔「いくよ!ブレイブアップ!ビルドタイガー!!」

ダンプロイド『ぬおおおおおおおおお!!』

ダンプロイドが赤い筋肉ムキムキの人型に変わり、ポージングをとると、両足に変形する。

ショベルロイド『ホアチャアアアアアアアアアア!!!』

ショベルロイドが人型に変わった後、もう一度ショベル形態に戻り、両腕に変形する。

クレーンロイド『ぬううううううううん!!!』

クレーンロイドが人型に変形した後、クレーンが外れ、胴体と頭に変形する。

三体が合体し、ボディビルを披露した後…

『ビルド!タイガアアアアアアアアアアア!!!』

胸は虎の顔をモチーフにした物へ変わった。

ビルドタイガーATK2200


翔「ビルドタイガーが融合召喚に成功した時、デッキから『ロイド』を二枚まで手札に加える事が出来る!デッキから、『ジャンボロイド』と『ジェットロイド』を手札に加える。」
アルフ「手札増強能力!?」

翔「まだだよ!場のビルドタイガーと、手札のジェットロイドを墓地に送って、融合召喚!ブレイブアップ!『スーパービークロイド スーパービルドタイガー』!!」

ジェットロイドがビルドタイガーの背中、両足の底、胸のパーツに分裂してドッキング。

『スーパー…ビルド!!タイガアアアアアアアアアアアア!!!』

再びボディビルを披露し、飛行能力を備えたスーパービークロイドへ合体した。

SPビルドATK2800

翔「スーパービルドタイガーの効果発動!このカードが表側表示で存在する限り、『ロイド』と名のつくモンスターの攻撃力と守備力は、レベル数×100ポイントアップする!」
アルフ「なんだって!?」

ジェイデッカーATK2300→3000
SPビルドATK2800→3600

翔「更に、1ターンに1度、墓地のロイドを2枚デッキに戻して、デッキから1枚ドロー出来る!僕は、墓地のダンプロイドとクレーンロイドをデッキに戻して、ドロー!」手札5
アルフ「墓地回収と手札増強に攻守上昇効果!?」

翔「まだまだぁぁぁ!!手札の『レスキューロイド』と『キューキューロイド』を墓地に送り、『スーパービークロイド デュークファイヤー』を融合召喚!ブレイブアップ!デュークファイヤー!!」

消防車が頭部から足先まで変形し、救急車が両腕に変形する。

『デュークファイヤー!!』

翔「そして、魔法カード『パワー・ボンド』!機械族専用融合カードだよ!ジェイデッカーとデュークファイヤーを融合!『スーパービークロイド ファイヤージェイデッカー』を融合召喚!ブレイブアップ!『ファイヤージェイデッカー』!!」

デュークファイヤーがバラバラに分裂し、ジェイデッカーの両腕の武装と、両足の底、胸、頭部のパーツとなり、ドッキング。

『ファイヤージェイデッカー!!!』

FジェイデッカーATK3800→4800→8600

アルフ「攻撃力8600!?」
翔「ファイヤージェイデッカーは、ジェイデッカーとデュークファイヤーの能力を受け継いでいる!1ターン1度、破壊されない効果と、戦闘で破壊したモンスターを墓地に送った時、その攻撃力分のダメージを与える効果!」

アルフ「単純だけど、強力な効果には違いないね…」
翔「これで最後だよ!『ホワイトバイクロイド』を通常召喚!そして、ホワイトバイクロイドを、ファイヤージェイデッカーにユニオン装備!ファイヤージェイデッカー・マックスキャノンモード!」

FジェイデッカーATK8600→9600

アルフ「9600!?」
翔「ホワイトバイクロイドを装備したモンスターは、攻撃力が1000ポイントアップして、戦闘で破壊したモンスターを墓地に送った時、その攻撃力分のダメージを与える効果を付加する。つまり…」

アルフ「同じ効果が重複された事で、効果ダメージが倍増する!?」
翔「その通り!ファイヤージェイデッカーで、トライフォースを攻撃!マックスキャノン!!ファイヤアアアアアアアアア!!!!」

ファイヤージェイデッカーが脇に抱えたマックスキャノンをトライフォースに向けて発射した。

アルフ「罠発動!『和睦の使者』!モンスターは戦闘で破壊されず、戦闘ダメージも0になる!」
翔「惜しい!僕は罠カード『ピケルの魔法陣』を発動!このターンのエンドフェイズまで、僕が受ける効果ダメージを0にする!よって、パワー・ボンドの効果ダメージは0!僕はターンエンド!」手札1
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.57 )
日時: 2011/07/29 21:26:08
名前: カイナ

アルフ「ファイヤージェイデッカーは一ターンに一度のみ破壊されない効果、ユニオン状態のホワイトバイクロイドは破壊身代わり効果がある……つまりファイヤージェイデッカーは今のとこ実質二回までの破壊耐性を持つってわけだよね? 戦闘効果両方で」
翔「そうだよ」

女子生徒A「卑怯者ー!」
女子生徒B「負けちゃえオシリスレッドー!」

アルフ「卑怯じゃないし、僕もレッドなんだけど……ごめんね、翔君?」
翔「うん……ちょっと慣れてきたッス……」

アルフの確認の言葉に翔は素直に頷く。それを聞いたアルフはふ〜んと呟いた後デッキに指をかけた。すると突然アルフファンの女子生徒から翔目掛けてそんなヤジが飛び、アルフが苦笑いを浮かべながら翔に謝ると彼もため息をつきながら返す。そしてアルフは改めてデッキに指をかける。

アルフ「僕のターン、ドロー……よし」

アルフはカードをドローして手札に加え、手札を眺め回しながら考え込むとうんと頷いてよしと言う。そして手札の一枚を手に取った。

アルフ「魔法カード[天使の施し]、カードを三枚ドローし、二枚捨てる。そして[ジャンクBOX]を発動! それにチェーンしてリバースカードオープン[リビングデッドの呼び声]、さらにチェーンして[サモンチェーン]発動! チェーン3以降発動可能な速攻魔法で、このターン合計三回までの通常召喚が可能となる! チェーン処理をして、リビングデッドの効果で墓地からD・モバホンを、そしてジャンクBOXの効果で墓地からD・キャメランを特殊召喚!」
翔「キャメラン!?……天使の施しの時に……」

アルフは一気にチェーンコンボを使い、次に最後の手札を手に取る。

アルフ「後は運試しだ! [命削りの宝札]を発動し、手札が五枚になるようドロー!」

アルフは一気に手札を五枚に増やす。サモンチェーンの力によってまだ三回の通常召喚権が彼にはある、それを生かすことが出来るかが彼の勝機に繋がっていると言っても過言ではないだろう。そして手札の一枚を見たアルフはよしと頷く。

アルフ「[D・ライトン]を召喚し、レベル7のトライフォースとレベル2のキャメランをレベル1のライトンにチューニング! 闇の兵器よ、汝は光の侵略へと対抗する最後の力! 希望の闇よ、絶望の光を塗りつぶせ! シンクロ召喚!! 起動せよ、[A・O・J ディサイシブ・アームズ]!!!」

アルフの場の三機の機械が闇に包まれ、その中から現れたのは巨大な兵器。その攻撃力は3300、本来ならばフィールドを制圧するのに充分だが今の状況ではこれですら小さく見えてしまう。

アルフ「モバホンの効果発動! ダイヤル・オン……出た目は3、デッキを三枚めくって。よし、[D・スコープン]を守備表示で召喚! スコープンは守備表示でフィールドに存在する時レベルを4として扱う。そしてレベル1のモバホンにレベル4となったスコープンをチューニング! 汝は冷たき闇より生まれし殺戮兵器。冷酷無慈悲、闇に逆らうものは全て滅ぼせ! シンクロ召喚! 蹂躙せよ、[A・O・J カタストル]!!」
翔(……こ、怖い……)

新たにアルフの場に同調召喚されたのは正義を名乗る闇の兵器、しかしそれの召喚に至る彼の口上はそれを行うアルフの表情、声質からも妙に恐ろしさを感じ、思わず翔は身震いをしてしまっている。

ももえ「アルフ様……勇ましいですわ」
ジュンコ「ええ、こういうアルフ様も素敵……」
アルフファンクラブメンバー『アルフ様ー!! かっこいいー!!!』

恋は盲目とはよく言ったもの。客席のももえとジュンコはハートマークを乱舞させ昇天しそうな表情でそう呟いており、アルフファンクラブメンバーはアルフに声援を送っていた。

アルフ「いくよ、魔法カード[エレメント・チェンジ]を発動! このターンのエンドフェイズまでフィールド上のモンスターを僕が宣言した種族に変更する。僕が宣言するのは光属性! そして翔君の場のモンスターが光属性になったことによりディサイシブ・アームズの第二の効果発動! 手札を一枚捨て、相手フィールド上の魔法・罠を全て破壊する! ディサイシブ・アームズ……撃てぇっ!!」
翔「うわああぁぁぁっ!!」

アルフの宣言と共にフィールド上のモンスター達に後光がさし始め、続けての彼の指示を聞いたディサイシブ・アームズは命令に従って翔の魔法・罠ゾーンに砲口を向ける。そして闇の弾丸が発射され、その一撃が翔の場の魔法・罠、そしてその余波がファイヤージェイデッカーに装備されていた状態のホワイトバイクロイドを破壊する。

ファイヤージェイデッカー 攻撃力:9600→8600

アルフ「いくよ、バトル! ディサイシブ・アームズでファイヤージェイデッカーを攻撃、そのダメージステップ時に手札から速攻魔法[収縮]を発動、ファイヤージェイデッカーの元々の攻撃力を半分にする!」

ファイヤージェイデッカー 攻撃力:8600→2900

翔「くっ!……でも、ファイヤージェイデッカーは一ターンに一度破壊されない!」LP3800→3400
アルフ「さらに、カタストルでファイヤージェイデッカーを攻撃、その効果により闇属性以外のモンスターはダメージ計算を行わず破壊する!」
翔「くぅっ!!」

観客『おおおぉぉぉぉ!!!』

あの攻撃力のファイヤージェイデッカーをワンターンで除去した。それに観客達が沸き立つ。

アルフ「魔法発動、[貪欲な壷]! 墓地のモンスター。トライフォース、キャメラン、ライトン、モバホン、スコープンをデッキに戻してシャッフル、さらに二枚ドロー!……サモンチェーンの効果でまだ二回召喚権がある、僕は[D・リモコン]と[D・ラジオン]を召喚し、レベル4のラジオンをレベル3のリモコンにチューニング! 聖なる守護の光、今交わりて永久の命となる。シンクロ召喚! 降誕せよ、[エンシェント・フェアリー・ドラゴン]!!」

さらにアルフの場に古代の妖精龍が姿を現す。これでアルフの場には攻撃力3000オーバーモンスターに守備力3000の壁、そして闇以外のモンスターを問答無用で破壊する殺戮兵器が並んだ事になった。

アルフ「……ターン終了」手札零枚

そしてアルフは後は野となれ山となれと言わんばかりに肩をすくめてそう宣言した。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.58 )
日時: 2011/08/06 03:20:32
名前: 孝(たか)

翔「僕のターン…ドローーーー!!」

シュピン!!という勢いをつけてカードをドローする翔。

翔「僕は、モンスターを反転召喚!」
アルフ「1ターン目から伏せていたモンスター…」

翔「『魔装機関車デコイチ』!デコイチのリバース効果発動!カードを1枚ドローするよ!」手札3

デコイチATK1400

翔「そして、デコイチをリリースして、『ジャンボロイド』をアドバンス召喚!更に効果発動!ジャンボロイドが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキ・墓地からレスキューロイドと『ラダーロイド』を手札に加える事が出来る!墓地からレスキューロイドを、デッキからラダーロイドを回収!更に、SBT(スーパービルドタイガー)の効果で、レベル分攻守が100上昇!」手札4

ジャンボATK2000→2500

翔の場にジャンボジェット機が召喚された。

翔「更に、魔法カード『廃品回収』を発動!墓地からレベル4以下のロイドを表側守備表示で特殊召喚する!ただし、この効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される!パトロイドの効果!伏せカードを確認させて貰うよ!ミラーフォース!?」
アルフ「またパトロイド…ミラーフォースがばれちゃった…」

翔「なら、魔法発動!『壺の中の魔術書』!お互いに3枚ドローするよ!」手札5
アルフ「ドロー!」手札3

翔「……来た!ライフを500ポイント払って、魔法発動!『二重融合(ダブルフュージョン)(アニメオリジナル)』!」LP3400→2900
アルフ「二重…融合?」

翔「二重融合は、ライフを500払う事で、このターン、2回融合を行えるんだ!」
アルフ「連続融合カードだって!?」

翔「僕は、場のジャンボロイド、パトロイド、手札のラダーロイドとキューキューロイドを融合!!行くよ!火炎合体!!」

レスキューロイドとラダーロイドが、ジャンボロイドの左右の格納庫から発進し、その格納庫が変形してジャンボロイドの足となった。

次にジャンボロイドの前頭部分が2つに割け、肩から肘となる。そこへレスキューロイドとラダーロイドが左右の腕となり、パトロイドが大きく開かれたジャンボロイドの胴体部分へと格納された。

そしていつの間にか現れていた頭部の目に光が宿る。

『火炎合体!ファイヤアアア!ダグ!オン!!』

翔「融合召喚!『スーパービークロイド ファイヤーダグオン』!」

FダグオンATK3200→4000

アルフ「元々の攻撃力が3200…SBTの効果でレベル分上昇して、4000…しかも…」
翔「そして、二重融合の効果で、2度目の融合!手札のパトロイドと、ショベルロイドを融合!行くぞぉ!!剛力合体!!」

搭乗部分が展開し、両腕となり、ショベル部分は右腕の武装となる。

その状態からキャタピラから上の部分が起き上がり、胴体となる。

そして、キャタピラが両足に変形。

胴体が大きく開かれ、パトロイドが搭乗し、閉じる。

角の生えた頭部が起き上がり、瞳に光が灯る。

『剛力合体!!パワアアアア!ダグ!オン!!』

翔「融合召喚!『スーパービークロイド パワーダグオン』!」

PダグオンATK3500→4300

アルフ「攻撃力4300!?そんな…一度に4000を超えるモンスターを出すなんて…」
翔「まだだよ!」

アルフ「えええ!?」
翔「この二体には、更なる力があるんだ!二体のモンスターをゲームから除外!これが、今の僕の本気だ!!超!火炎合体!!」

『超!!火炎合体!!!』

パワーとファイヤーが背中合わせに連結。

ラダーとキューキュー、パワーの下半身が分離し、両足の下駄となって、ファイヤーの足にドッキング。

パワーの両腕がファイヤーの腕となる。

パワーの背中にあった鳥のエンブレムがファイヤーの胸にドッキング。

パワーの胸にあった鬣?がファイヤーの頭部にドッキング。

『ヌウウウウウウウウウウウウウウ!!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

全身にエネルギーがいきわたり、合体が完了する。

『スウウウパアアアアアアア!ファイヤアアアアアア!!ダグウウウオン!!!!』

翔「融合召喚!『グレートロイド スーパーファイヤーダグオン』!!」

SFダグオンATK6000→7200

アルフ「も、元々の攻撃力がろ、6000?!?!」
翔「SFダグオンの効果は3つ!1つ!このカードが攻撃する時、相手の罠効果を受けない!2つ!僕の場に、魔法・罠が無い時、ダメージステップに攻撃力が1000ポイントアップする!3つ!このカードが表側表示で存在する時、1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする事が出来る!」

アルフ「何その破格な効果は!?」
翔「いくぞおお!!スーパーファイヤーダグオンで、ディサイシブ・アームズに攻撃!『スーパーファイヤー・メガ光波!!』」

スーパーファイヤーダグオンが、両手を広げると、胸のエンブレムにエネルギーを集束。

膨大なエネルギーが爆発的に集束され、炎の鳥が一気に射出された!!!

SFダグオンATK7200→8200

アルフ「うあああああああああああ!?!?」LP4000→0
翔「僕の勝ちだ!!!!!」

翔は握りこぶしを上げて勝利宣言をした。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.59 )
日時: 2011/08/13 11:21:32
名前: カイナ

クロノス「ウィナー、丸藤翔!! なノーネ!」
アルフファンクラブメンバー『アルフ様ああぁぁぁ〜!!!』

翔の勝利宣言の直後クロノスがそう声を上げ、アルフファンクラブメンバーは残念そうな声を上げる。そしてクロノスが口を開いた。

クロノス「えー、次のデュエルは……空時アルフVS雷堂焔なノーネ!」

その言葉を聞いた瞬間アルフファンクラブメンバーがピクリと反応する。

ジュンコ「そうよ、またアルフ様の戦う勇姿をこの目で見ることが出来るんだわ……」
ももえ「ええ、残念がるのはまだ早いですわ」

そしてジュンコとももえの言葉と共にアルフファンクラブメンバーが立ち上がる。

アルフファンクラブメンバー『アルフ様ああぁぁぁ!!! 次こそご勝利をおおぉぉぉ!!!』

焔「……なんか、凄ぇ戦いにくい……」

アルフファンクラブメンバーの正に建物を揺らすかのごとく声援を聞いた焔は凄いアウェイな感覚を覚えながらデュエルリングに上った。それを見るとアルフはうんと頷いてデュエルディスクを構え、焔もそれを起動させる。

クロノス「デュエルスタート、なノーネ!」
アルフ・焔「「デュエル!!!」」

焔「先攻はもらう、ドロー!……俺は[M・HERO ダスク・クロウ]を攻撃表示で召喚し、速攻魔法[マスク・チェンジ]を発動! 闇属性のダスク・クロウを変身! 変身召喚、[M・HERO ダーク・ロウ]!! リバースカードを二枚セットしてターンエンドだ」手札二枚

M・HERO ダーク・ロウ 攻撃力:2400

焔の場に闇属性の仮面英雄が姿を現し、その後ろに二枚のカードが伏せられる。そして焔のターンエンド宣言を聞くとアルフはデッキに指をかけた。

アルフ「僕のターン、ドロー……いくよ。一つの命が新たな力を生み出す! 魔法発動、[ワン・フォー・ワン]! 手札のモンスター[D・スコープン]を墓地に送り、デッキからレベル1モンスター、[チューニング・サポーター]を特殊召喚!」
焔「シンクロ補助モンスター!?」
アルフ「開眼したよ、このデッキの戦い方を。低レベルディフォーマーの展開力と連携で攻め、それらを素材として大型のシンクロモンスターに繋げる。魔法発動[機械複製術]! 僕の場の攻撃力500以下の機械族モンスター、チューニング・サポーターを選択し、同名カードをデッキから二体特殊召喚! さらに[ジャンクBOX]、その効果で墓地の[D・スコープン]を守備表示で特殊召喚! この効果で特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに破壊される」

アルフの場に現れたのはディフォーマーでもジェネクスでも、A・O・Jでもない機械モンスター、その姿を見た焔が驚いたように声を上げるとアルフは悟りを開いたかのようにそう言い、さらに二つの魔法で場をモンスターで埋めていく。

アルフ「スコープンは守備表示の時レベル4として扱われ、チューニング・サポーターはシンクロ素材となる時レベル2として扱う事が出来る。レベル2として扱うチューニング・サポーター三体にレベル4となったスコープンをチューニング! シンクロ召喚!! 起動せよ、[A・O・J ディサイシブ・アームズ]!!!」
焔「っ!?」

A・O・J ディサイシブ・アームズ 攻撃力:3300

後攻ワンターン目から攻撃力3300、アルフのデッキ最強クラスのモンスターを呼び出した。それに焔は息を飲む。

アルフ「チューニング・サポーターがシンクロ素材に使われ墓地へと送られた時、僕はカードを一枚ドローする。シンクロ素材となったチューニング・サポーターは三体、よって三枚ドロー! さらに速攻魔法[リミッター解除]! 僕の場の機械族モンスターの攻撃力を倍にする!」

A・O・J ディサイシブ・アームズ 攻撃力:3300→6600

アルフ「ディサイシブ・アームズでダーク・ロウを攻撃! ディサイシブ・キャノン!!」

アルフの言葉と共にA・O・Jの最終兵器の砲口から砲弾が放たれる。これを受けたら焔の敗北、ワンターンキル達成だ。

焔「させん! リバースカードオープン[ガード・ブロック]! この戦闘による俺への戦闘ダメージを0にし、カードを一枚ドローする。さらにダーク・ロウが破壊された瞬間もう一枚のリバースカードを発動、[アージャント・ライン]! 俺の場のモンスターが戦闘破壊され墓地に置かれた時、手札またはデッキからレベル4以下のM・HEROを特殊召喚する。俺はデッキから[M・HERO ファウンティン]を守備表示で特殊召喚!」手札三枚

M・HERO ファウンティン 守備力:1400

ダメージを防いでカードをドローした上、焔の場に新たな仮面英雄が姿を現す。

焔「リミッター解除の効果でこのターンのエンドフェイズにディサイシブは破壊される。それさえしのげればなんとかなるぜ!」
アルフ「甘いね。メインフェイズ2に魔法発動[シンクロキャンセル]! 僕の場のシンクロモンスター一体をエクストラデッキに戻し、そのモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスター一組が墓地に揃っている時、それらを特殊召喚する。戻ってきて、皆! これでリミッター解除のデメリットはリセットだよ。さらに[D・リモコン]を召喚!」
焔「そういえば通常召喚してなかったな……」

焔の言葉にアルフはふっと笑いながらそう言い、発動した魔法の力によってディサイシブ・アームズは光に包まれ、その光がさっきの四体の機械へと分解する。さらにもう一体ディフォーマーが姿を現し、それを見た焔は苦笑ながらにそう呟いた。

アルフ「レベル2として扱うチューニング・サポーター二体にレベル3のスコープンをチューニング! レベル2として扱うチューニング・サポーターにレベル3のリモコンをチューニング! ダブルシンクロ召喚! 出陣せよ[カラクリ将軍 無零]!! 起動せよ[A・O・J カタストル]!! 三体のチューニング・サポーターがシンクロ素材として墓地にいった事によりさらにカードを三枚ドロー!」

カラクリ将軍 無零 攻撃力:2700
A・O・J カタストル 攻撃力:2200

十代「すげ……」
三沢「見事なコンボだ」

アルフの場に新たに同調召喚されたのはカラクリ達の将軍と闇以外のものを殲滅する機械兵器。それらに繋がるこのターンのコンボを見た十代と三沢はそれぞれ唖然とした表情と賞賛の表情を見せる。

アルフ「カードを二枚セットしてターン終了」手札三枚
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.60 )
日時: 2011/08/13 20:28:41
名前: ヘルマン

焔「俺のターン。ドロー!速攻魔法『手札断札』を発動!お互いに手札を2枚捨て、2枚ドローする!俺は、手札の「ミニマム・レイ」と、「インクリース」を捨てて2枚ドロー!」手札3
アルフ「僕は、キャメランとパッチンを捨てて2枚ドロー!」手札3

焔「更に魔法カード『火炎地獄』を発動!相手に1000ポイントのダメージを与え、自分は500ポイントのダメージを受ける!」LP4000→3500
アルフ「ううううう!?じ、自分からダメージを…あ、さっき墓地に送ったのは…」LP4000→3000

焔「そう!俺がダメージを受けた事により、墓地のV・HEROインクリースとミニマム・レイの効果で、永続魔法扱いで場に出す事が出来るのさ!更に、罠発動!『ナイトメア・デーモンズ』!俺の場のモンスター1体をリリースして発動する!相手の場に攻守2000のナイトメア・デーモン・トークンを3体特殊召喚するぜ!」

NDTATK2000×3体

アルフ「う…これで僕はモンスターを召喚する事は出来なくなったけど…攻撃力2000が3体も増えたね…」
焔「更に罠発動!『トラップ・スタン』!このターン、罠は発動できないぜ!」
アルフ「……まさか、既に手札に!?」

アルフが焦りの表情を出す。

焔「あぁ…「V・HEROグラビート」を召喚!効果発動!グラビートをリリースして、永続魔法扱いの「V・HERO」2体特殊召喚する!そして、魔法カード「融合」発動!場のインクリースと、ミニマム・レイを融合!来い!「V・HEROトリニティー」!!」

トリニティーATK2500

焔「2体融合の為、攻撃力は元々の数値のままだが、融合召喚に成功した場合、3回攻撃は有効だ!バトル!!トリニティーで、ナイトメア・デーモン・トークン3体に攻撃!トリニティー・クラッシュ!!」
アルフ「うわああああ!?!?ううう…でも、僕のライフはまだ残って…」LP3000→2500→2000→1500

焔「残念だが…もう勝負はついたぜ?」
アルフ「…え?」

焔「ナイトメア・デーモンズの効果は、何もナイトメア・デーモン・トークンを出すだけじゃない。ナイトメア・デーモン・ドークンが破壊された時、相手に800ポイントのダメージを与える!つまり、3体で2400ポイントのダメージだ!」
アルフ「そんな…うわあああああああああああ!!?!?」LP1500→0

ここに来てまさかまさかの、焔の逆転1ターンキル!

クロノス「ウ、ウィナーシニョール焔ナノーーーネェ!!」

焔「へへ!決まったぜ!」
アルフ「あうぅ…まさか2連敗もするなんて…」

焔に負けたのが悔しいのか、連敗した事が悔しいのか、はたまた両方か…それはアルフにしかわからない。

クロノス「最後の試合は、シニョールアルフVSシニョーラヴィヴィオナノーネェ!!(あ、危なかったノーネ。もしここでシニョール焔が負けていれば、代表が全てオシリスレッドになっていたかもしれないノーネ!それだけはなんとか阻止できたノーネ!)」

ジュンコ「アルフ様が、連敗するなんて…でも…」
ももえ「ええ。アルフ様の試合を日に三度もお目にかかれるなんて…わたくし、幸せすぎて気絶してしまいそうですわ!!」

『きゃああああああああああ!!!!アルフ様ああああああああああ!!!!!』
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.61 )
日時: 2011/08/16 09:29:35
名前: カイナ

アルフ「う〜ん、いい感じに回ったと思ったんだけどなぁ……」
ラルフ[まあ、この予選の少し前に組んだ実質テストデュエルだ。そこまで気にしなくてもいいだろ]

一旦デュエルリングを下りながらアルフが呟くとラルフがそう言い、アルフもそうだねと返す。そしてデュエルリングを下りるとうつむきながらふぅと息を吐いた。

ラルフ[大丈夫か?]
アルフ「流石に疲れた……」
ラルフ[お前デッキ調整に夜更かししてた上に真剣勝負でもう三戦だからな……俺が代わろうか? ヴィヴィオには俺から話しとく]
アルフ「……お願い、できる? 自己管理不足のせいとはいえこんな状態で戦うなんて相手に失礼だし……」

ラルフの心配そうな言葉にアルフは息をつきながら返し、それを聞いたラルフはそう呟いた後続けて提案し、それにアルフはこくんと頷くとラルフはおうと返す。そしてアルフが目を瞑って息を吐き心を落ち着かせると少年――ラルフは研ぎ澄ませた目を開け、彼はヴィヴィオの方に走った。

ラルフ「ヴィヴィオ」
ヴィヴィオ「あ、ラルフ君。どうしたの?」
ラルフ「アルフが疲れてきてな、悪いが次のデュエル俺が相手で構わないか?」
ヴィヴィオ「オッケー。私も本気の相手と戦いたいしね」
ラルフ「悪い」

ラルフのお願いにヴィヴィオは二つ返事で了承、それにラルフは悪いと謝りの言葉を入れた後持ってきていた鞄から自分用の左利きデュエルディスクを取り出し、それに自分のデッキを入れると右腕に装着し、アルフのデュエルディスクは鞄に戻す。そして二人はデュエルリングを上がって向かい合った。

ヴィヴィオ「いくよ、ラル……アルフ君!」
ラルフ「ああ。全力でいくぜ!」

ヴィヴィオはとりあえず誤魔化すためにラルフの事をアルフと呼ぶが当の本人が演技せず素の状態で言う。

ももえ「あら? アルフ様の言葉遣いが変わった……」
ジュンコ「ま、まさか……」

ヴィヴィオ(やばっ……)

もちろんそれに違和感を持たないファンクラブメンバーではなくジュンコとももえが声を出し、それを聞いたヴィヴィオが心中で声を出す。他の生徒はともかくレッド寮を目の仇にしているクロノスに知られたらどんな因縁をつけられるか分かったもんじゃない。

ジュンコ「きっとここに来て気合を入れなおしたのね!」
ももえ「もはや負けは許されぬ背水の陣の状態、流石ですわ!」
ジュンコ・ももえ「「それに、勇ましいアルフ様も素敵!!」
アルフファンクラブメンバー『アルフ様ー!! ファイトー!!!』

ヴィヴィオ(た、助かった……)

恋は盲目ゆえの勘違いと言おうか、ジュンコとももえの勘違い発言と明らかに気づいてないファンクラブメンバーの声援を聞いたヴィヴィオはほっと胸を撫で下ろし、ラルフをキッと睨みつけた。

ヴィヴィオ(危なかったよ! 問題なかったとはいえ演技ぐらいしてよ!)
ラルフ(あ、ああ……わ、悪い)

ヴィヴィオの読唇術を読み取ったラルフはこくこくと頷いた後ぺこりと頭を下げて謝る。

クロノス「交流デュエル代表選抜デュエル、最終戦! シニョールアルフVSシニョーラヴィヴィオ、デュエルスタート!! なノーネ!」
ラルフ・ヴィヴィオ「「デュエル!!!」」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.62 )
日時: 2011/08/16 09:30:32
名前: カイナ

ラルフ「俺が先攻をもらうぜ、ドロー!」

クロノスの号令と同時に二人は声を上げ、続けてラルフがそう言ってデッキからカードを一枚ドローする。

ラルフ「一気にいかせてもらうぜ、永続魔法[未来融合―フューチャー・フュージョン]を発動! エクストラデッキから[ワーム・ゼロ]を選択し、デッキからその融合素材としてワーム八種類を墓地に送る。始まりのワームの糧となれ! テンタクルス、アポカリプス、ノーブル、オペラ、ソリッド、イリダン、ミリディス、イーロキン!」

三沢「ぷっ……」
十代「どうした、三沢?」

ラルフの発動した融合魔法カードの力によってラルフの墓地に一気に八体ものワームが墓地に送られ、そのワーム達の名を聞いた瞬間三沢が吹き出し、十代が首を傾げると三沢はくっくっと笑った。

三沢「いや、負ければアルフが代表落ちするような状況だがラルフは随分とリラックスしていると思ってな。冗談をかます余裕があるとは……」
翔「冗談? 何がッスか?」
美海「……あ」

三沢の言葉に翔が首を傾げると美海が気づいたように声を出し、三沢が解説を始めた。

三沢「ワームはそれぞれアルファベットのA〜Zを一つずつ頭文字に持つ。今回墓地に送ったモンスターの頭文字を考えてみろ」
翔「え? えーっとテンタクルスはT、アポカリプスはA……」
風華「えぇっと、T、A、N、O……」
十代「た……」
十代・翔・風華「「「楽しめ(TANOSIME)!?」」」

なんとラルフ、楽しめと頭文字が書くようワームを墓地に送っていた。それに三沢はくっくっと笑う。

三沢「恐らくこの後のコンボなどほとんど考えてないだろう。俺の予想が正しければこれは互いにリラックスして楽しく戦おうとでも言うラルフのメッセージだ」

ヴィヴィオ「ラルフ君……未来融合の素材でメッセージを示してくるなんてね」
ラルフ「最後の代表の席は俺達が争うことになったが、楽しく戦おうぜ? いつどんな相手とでも楽しいデュエルをしろ、紅葉師匠の教えだ」
ヴィヴィオ「私はいつでも楽しくデュエルするつもりなんだけどな〜」
ラルフ「そりゃ悪かった。魔法カード[死者蘇生]を発動、墓地から[ワーム・イリダン]を特殊召喚。さらにモンスターをセットし、カードを二枚伏せる。イリダンの効果は俺の場にカードがセットされるごとにイリダンにワーム・カウンターを一つ置く。つまりモンスター一体、魔法・罠二枚のカードが伏せられたことにより三個のワーム・カウンターをイリダンに乗せるぜ。ターン終了だ」手札一枚

ワーム・イリダン 攻撃力:2000 ワーム・カウンター数:0→3

ヴィヴィオ「私のターン、ドロー……こっちもいくよ! 私は手札を一枚捨てて[THE・トリッキー]を特殊召喚! さらにチューナーモンスター[ジャンク・シンクロン]を召喚し、効果発動! このカードの召喚成功時、墓地からレベル2以下のモンスター一体を効果を無効化し、特殊召喚する。私はさっき捨てた[ボルト・ヘッジホッグ]を特殊召喚! レベル5のトリッキーとレベル2のヘッジホッグにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング! シンクロ召喚! 咆哮せよ、[聖王竜セイバー・ドラゴン]!!」

またもやワンターン目からレベル10のシンクロモンスター召喚に繋げてきた。

ヴィヴィオ「いっくよー、セイバードラゴンでワーム・イリダンを攻撃! セイクリッド・クラスター!!」

その言葉と共にイリダンを複数の宝玉が囲み、その宝玉の一つを狙って聖王竜が光線を吐き出す。

ラルフ「甘い、トラップ発動[くず鉄のかかし]! その攻撃を無効にする!」

するとその宝玉の目の前にくず鉄で出来たかかしが現れ、光線を防ぐ。そしてかかしの姿が消えた。

ラルフ「かかしは効果発動後墓地にいかず再度セットされる。そしてくず鉄のかかしがセットされたことによりイリダンにワーム・カウンターを一つ乗せるぜ」

ワーム・イリダン ワーム・カウンター数:3→4

ヴィヴィオ「むー、なら速攻魔法発動[サイクロン]! さっき伏せられたくず鉄のかかしを破壊する!」

ヴィヴィオは攻撃が通らなかったことにむくれているのか頬を膨らませた後速攻魔法を発動、その竜巻がくず鉄から出来たかかしを粉々に吹き飛ばした。するとラルフはにやりと笑う。

ラルフ「甘いって言ったろうが」
ヴィヴィオ「え?」
ラルフ「かかしは囮、本命はこいつだ! リバースカードオープン[超古代生物の墓場]!!!」

十代「イヤアアアァァァァ!!!」

ラルフの発動した永続罠を見た瞬間悲鳴を上げたのはヴィヴィオではなく何故か十代、それに翔と三沢がきょとんとしていると十代はがくがくと震え出し、ライはため息をついて説明した。

ライ「十代、ラルフの操るあのカードにトラウマあるんだよ」
翔「えぇ!? あんなカードに!?」
三沢「確かあのカードの効果は……まさか」

ライの言葉に三沢が勘付いた声を出すとライはうんと頷く。

ライ「十代の主力は融合E・HERO、そしてあの墓場は特殊召喚されたレベル6以上モンスターの攻撃宣言と効果発動を防ぐ効果があるんだ」
十代「せ、せっかく召喚したフレイム・ウィングマンが、サンダー・ジャイアントが……」
ライ「つまり融合HEROのほとんどが身動きとれず嬲り殺しだ。しかもラルフのデッキは、上級は墓場の影響を受けないレベル5、最上級たってアドバンス召喚じゃないと意味がないNEPTUNEとリリース軽減が出来るキングやクイーン程度だから特殊召喚はあまりやらない。つまりほとんどデメリットなしなんだよ。あのワーム・ゼロだって融合召喚はおまけでほとんど未来融合による墓地肥やし要員だしな、困るなんてゼロが場に出たときやクィーンの効果で高レベルワームが特殊召喚されるぐらいだ。まあ、そういう場合ほとんど躊躇いなくリリース要員に回してるし、墓場の能動的な墓地送り方法もあるしな」
三沢「上手いデッキを組んだものだ……」

十代が頭を抱えてうずくまりながらそうぶつぶつと呟いているとライは説明を続け、それに三沢はふぅとため息をついてそう答えた。

ヴィヴィオ「うぅっ、カードを一枚セットしてターン終了」手札一枚

そう呟くとカードを一枚セットしてターンを終えた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.70 )
日時: 2011/08/20 21:34:20
名前: 孝(たか)

ラルフ「俺のターン!ドロー!良し!カードを1枚セット。そして今セットした魔法カード『天使の施し』を発動!3枚ドローして2枚捨てる!俺は手札の「ワーム・ヤガン」と「ワーム・ゼクス」を捨てる。そして、カードをセットして、セットした魔法カード『強欲な壺』を発動!更に2枚ドローだ。」手札2

ワーム・カウンター4→6

通常魔法のメリットを使い、イリダンのカウンターを増築していく。

ラルフ「イリダンの効果発動!ワーム・カウンターを2つ取り除き、相手の場のカードを1枚破壊する!聖王竜を破壊だ!」

ワーム・カウンター6→4

シーーーーーーン………

ラルフ「なに!?何故破壊されない!?」
ヴィオ「……残念だったね!「超古代生物の墓場」は、あくまで効果の発動と攻撃宣言を行えないだけ…永続効果は無効にできないんだよ!そして、聖王竜には、永続効果が2つある!1つは、私の戦士と魔法使いの攻撃力上昇効果。2つ目は、相手の魔法・罠・モンスター効果では破壊されない効果だよ!」

ラルフ「くっ…カウンターを無駄にしちまったか…俺はモンスターを反転召喚!『ワーム・カルタロス』!リバース効果発動!デッキからレベル4以下の「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター1を1枚手札に加える。俺は「ワーム・ゼクス」を手札に加える。更に、カルタロスをリリースして、「ワーム・キング」をアドバンス召喚!」

キングATK2700

ラルフ「…ターンエンド…」手札2
ヴィオ「私のターン!ドロー!……私は、カードを2枚伏せて、ターンエンド…」手札0

墓場のせいでレベル10である聖王竜は攻撃宣言を行えず、ドローしたカードもモンスターですらなかった。

ラルフ「俺のターン、ドロー! そしてこのスタンバイフェイズ時に未来に決められし融合が発動する!」

ジュンコ「未来から決められた……まるで運命!」
ももえ「ああ、私もアルフ様と未来に結ばれる関係になりたいですわ……」

ラルフ「……いくぜ! 未来融合!」

ラルフの宣言を聞いたジュンコとももえが何を妄想したのか知らないが、頬を赤く染めながらそう言っているのを聞いたラルフは、心中のアルフが疲れて眠り込んでるのを確認するとスルーする事に決め、力強く宣言した。

それと共にフィールドの天井に暗雲が立ち込めた。

ラルフ「ゼロ、それは全ての始まりにして、全ての終わりを意味する言葉! さあ虚無なるワームよ、今ここに現れ終わりの始まりを示すがいい!! 全てを飲み込め、『ワーム・ゼロ』!!!」

ラルフの口上が進んでいくと共に暗雲に円形の大きな穴が開き、巨大な漆黒の球体がゆっくりとラルフの場に降りてくる。

ラルフ「ワーム・ゼロの攻撃力は融合素材としたワームの種類×500ポイント。今回は八種類のワームを融合素材としたためその攻撃力は8×500で4000になる!」

ゼロATK0→4000

ヴィヴィオ「TANOSIMEだね。分かりやすくていいね」
ラルフ「……う、うっせぇ」

ラルフの言葉にヴィヴィオが笑いながら言うとラルフは自分で少し気取ったのが分かりやすかったのか、或いは寒いネタと分かっているのか小さな声でそう呟いていた。

ラルフ「さらにワーム・ゼロには融合素材にした種類によって三つの効果が適用されるが全て起動効果。墓場がある今、使いようがないから今は割愛しておく。イリダンの効果!ワーム・カウンターを2つ取り除いて、ヴィヴィオの右側の伏せカードを破壊するぜ!」

ワーム・カウンター4→2

ヴィオ「残念!破壊されたのは罠カード「リミッター・ブレイク」!このカードが墓地に送られた時、手札・デッキ・墓地から『スピード・ウォリアー』を特殊召喚するよ!私は、デッキから特殊召喚!」

S・ウォリアーDEF400

ラルフ「くっ…もう一度イリダンの効果!カウンターを2つ取り除いて、スピード・ウォリアーを破壊だ!」
ヴィオ「きゃっ!?」

ワーム・カウンター2→0

ラルフ「更に、永続魔法「一族の結束」を発動!墓地の元々の種族が1種類の場合、俺の墓地と同じ種族の表側表示モンスターは攻撃力が800ポイントアップする!俺の墓地と場にいるモンスターは全て爬虫類だ!」

イリダンATK2000→2800
キングATK2700→3500

ラルフ「キングで、聖王竜を攻撃!アブダクト・ストーム!」
ヴィオ「罠発動!『次元幽閉』!攻撃してきたモンスター1体をゲームから除外する!」

ラルフ「くっ!?…ターン、エンド。」手札2

聖王竜を除去出来れば確実に勝機が上がると思えば、もう一枚の伏せが本命であった。

ヴィオ「私のターン!ドロー!魔法カード『強欲な壺』を発動!更に2枚ドロー!良し!続いて、魔法カード『壺の中の魔術書』を発動!互いのプレイヤーは3枚ドロー!」

ラルフ手札2→5
ヴィオ手札1→4

ヴィオ「魔法カード『セイクリッド・クラスター』を発動!聖王竜が居る時のみ発動でき、相手のモンスター又は魔法・罠を全て破壊する!私は、ラル…アルフ君の魔法・罠を全て破壊する!!放て!セイクリッド・クラスター!!」

聖王竜の周りに飛ぶ宝玉が周囲に散らばり、ブレスを吐くと、ラルフの場の魔法・罠を全て消し去った。

ラルフ「っ!?しまった!?」

魔法と罠が全て破壊され、未来融合と一族の結束、超古代の墓場が無くなった事で、イリダンの攻撃力は元に戻り、未来融合の効果で顕現したワーム・ゼロは朽ち果て、墓場の効果で抑制されていた☆6以上の聖王竜が真価を発揮する!

イリダンATK2800→2000

ヴィオ「聖王竜で、イリダンを攻撃!!セイクリッド・クラスター!!」
ラルフ「ぐああああああああああ!?」LP4000→3000

ヴィオ「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」手札1
Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.71 )
日時: 2011/08/21 15:37:36
名前: カイナ

ラルフ「俺のターン、ドロー」

ラルフの場はがら空き、しかしラルフは笑いながらカードをドローしていた。

アルフ[ほはよー……]
ラルフ(おう、起きたか)

すると彼の心の中でぐっすり眠っていた主人格――アルフが目を覚まして欠伸しながら声を出し、それにラルフが心中で声をかける。

アルフ[わ、眠ってる間に大ピンチだね]
ラルフ「まあな。まずはとりあえず[貪欲な壷]を発動、墓地のカルタロス、イリダン、ゼクス、ヤガン、ゼロをデッキに戻し、カードを二枚ドロー……よし、魔法発動[大嵐]! 全ての魔法・罠を破壊する!」
ヴィヴィオ「くっ!」

まずラルフは壷の中に五体のワームが吸い込まれていくのを見た後二枚のカードをドローし、一枚の魔法カードを発動、それと共に嵐が巻き起こり、全ての魔法・罠が破壊されていく。

ラルフ「[エーリアン・ソルジャー]を攻撃表示で召喚、この召喚時に手札の[エーリアン・ドッグ]の効果発動! ドッグはエーリアンの召喚成功時手札から特殊召喚できる。ドッグを特殊召喚しこの瞬間ドッグの効果発動! この効果でのドッグの特殊召喚に成功した時、相手モンスターにAカウンターを二つ置く! おっと、そいつにチェーンし速攻魔法[「A」細胞散布爆弾]発動! エーリアンを破壊し、そのレベルの数だけ相手モンスターにAカウンターを置く。さらにチェーンし、速攻魔法[サモンチェーン]! チェーン3以降のみ発動可能な速攻魔法でこのターン三回まで、残り二回の通常召喚権を得る!」

三沢「なんというコンボ……無茶苦茶だ」
十代「あれがああなってこうなって……う〜、頭こんがらがってきた……」

なんとドッグの誘発効果発動に始まり一人でチェーンを3つ詰んでいる。それに三沢がそう呟くと十代は頭の上で何かがぐるぐると渦巻いていそうな表情でそう言っていた。

ラルフ「チェーン3のサモンチェーンの処理はとりあえず終了。チェーン2の散布爆弾の効果でドッグを破壊しそのレベル数、三つのAカウンターを星王竜に乗せる。そしてチェーン1のドッグの効果でさらに二つのAカウンターを星王竜に乗せるぜ」

星王竜セイバードラゴン Aカウンター数:0→5

ドッグの身体が突如内部から爆発、その破片がプルプルと動き出し五つの細胞がぐちゃぐちゃと聖王竜にくっついた。

ラルフ「魔法カード[天よりの宝札]、その効果で互いのプレイヤーは手札が六枚になるようにドロー」
ヴィヴィオ「一気にゼクス一枚だった手札が六枚に……私もドロー」

ラルフ 手札:一枚→六枚
ヴィヴィオ 手札:一枚→六枚

さらにお互いの手札を一気に増強させる。すると聖王竜についていた細胞が二つ、ラルフの場に向かう。

ラルフ「フィールド上のAカウンター二つを使い、[エーリアン・リベンジャー]を特殊召喚! そしてリベンジャーの効果発動! 相手フィールド上に存在する全てのモンスターにAカウンターを乗せる。リベンジャー、A細胞発射!」

ラルフの言葉と共にリベンジャーの身体から不気味な細胞が聖王竜目掛けて発射され、ぐちゃっと気持ち悪い音を立てて付着する。それに観客は無言になってしまった。

聖王竜セイバードラゴン Aカウンター数:5→3→4

アルフ[相変わらず、ソリッドビジョンだと絵的に気持ち悪いね]
ラルフ「(るせえ、しょうがねえだろうが…)…さあこっからだ! リベンジャーとソルジャーをリリース! 冷たき暴君よ、影となりて具現せよ!! [The tyrant NEPTUNE]!!!」

十代「ラルフの切り札キター!!!」
三沢「気のせいか、俺はラルフのデュエルでよくあれを見るような……」
翔「そういえばトドメの時とかは、むしろあれしか見てないような……」

二体のエーリアンが影に飲み込まれ、全てを奪い去る冷たき暴君が具現する。それに十代が声を上げると三沢と翔は首を傾げながらそう呟いていた。

ラルフ「NEPTUNEの攻撃力・守備力はリリースしたモンスターの元々の数値の合計。さらにNEPTUNEのアドバンス召喚に成功した時、リリースに使用した効果モンスター一体と同名カードとして扱い、同じ効果を得る! 異星の復讐者、エーリアン・リベンジャーの名と力を奪い取れ! NEPTUNE!!」

NEPTUNE(エーリアン・リベンジャー) 攻撃力:0→4100

ラルフ「そして、NEPTUNEが奪い取ったリベンジャーの効果発動! 相手モンスター全てにAカウンターを一つ乗せる!」

聖王竜セイバードラゴン Aカウンター数:4→5

ヴィヴィオ「ぐっ……でも、いくら高い攻撃力でも、いくらカウンターを乗せてもそっちの攻撃時に聖王竜の効果で相手の攻撃を無効にし聖王竜を除外すればカウンター数もリセットされるよ!」
ラルフ「なら、その効果を無効にするまでだ。サモンチェーンの効果により俺はまだ残り一回の召喚権がある。俺が召喚するのは[エーリアン・マーズ]!」

ヴィヴィオの言葉に対しラルフはにやりと笑いながら返し、一体のエーリアン――なんかタコっぽい――を召喚する。

ラルフ「マーズがフィールド上に存在する限り、マーズ以外のAカウンターが乗っているモンスターの効果は無効となる」
ヴィヴィオ「なっ……」
ラルフ「ま、攻撃無効効果は自らを除外する事をコストに発動するという関係上マーズの効果適用外、無効に出来ないがな」
ヴィヴィオ「だったら……」

マーズが現れたと思ったら聖王竜にくっついているA細胞が聖王竜から力を奪い取っていく。それを見ながらラルフが説明するとヴィヴィオはそう声を上げ、ラルフが続けて説明するとヴィヴィオは訳が分からないというように首を傾げる。

ラルフ「俺が無効にするのはさっきの墓場と逆、って事だ。魔法カード[死者への手向け]を発動! 手札を一枚捨てる事で相手モンスター一体を破壊、聖王竜の破壊耐性はマーズが封じている!」
ヴィヴィオ「っ!」

ラルフの言葉を聞いたヴィヴィオは息をのみ、それと共に地中から現れた包帯が聖王竜に巻きついていき、地中に沈めていく。これでヴィヴィオの場ががら空きになった。

ラルフ「いくぜ、NEPTUNEでダイレクトアタック! 奪い去れ! 崩壊の鎌、シクル・オブ・ルーイン!!!」
ヴィヴィオ「きゃああぁぁぁっ!!!」LP4000→0

ラルフの攻撃指示と共にNEPTUNEは崩壊の鎌をヴィヴィオ目掛けて振り下ろす。その一太刀がヴィヴィオのライフを一瞬で奪い去った。

ラルフ「っし! 俺の勝ちだ!!」

そしてラルフは小さくガッツポーズを取り、そう宣言した。

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