Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.40 ) |
- 日時: 2007/06/21 12:00:13
- 名前: 竜崎総久◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://ameblo.jp/html202/
- 了解しました!
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.41 ) |
- 日時: 2007/06/24 17:26:06
- 名前: 竜崎総久◆OMBM0w5yVFM
- では書きます!
● 「ひばっち、散歩に行ってみんか?」 「…は?」 藪から棒に何なんだこいつは。 雲雀は怒った声を出しそうになるのを、すんでのところで抑えた。それに、嫌だと言ったところでこの女神は聞かないだろう。 「……良いけど。」 「まことか!?では参ろう!」 何だこの調子の良い女神は。 「…何処に行くんだ?」 「ひばっちの好きな所で良いぞ。何処が良い?」 何処……。 雲雀の頭にまず浮かんだのは、海だった。 …そういえば、あいつは――あの天然プリンセス…ティアナだったかは、海に行ったんだろうか。 ……そしたら、海に行けば逢えるかな。 こいつと共に居ることになったら、あいつらには何も別れを告げられなくなってしまう。 ……それだったら、可能性は低くても、接触してみる価値はあるか…。 「……海。」 これで今生の別れになるかも知れないから。 あいつらには、何か一言言うべきだと思った。 ● 以上です! な、なんかまたまたまた意味不明に……! 夜雲様次お願いします!
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.42 ) |
- 日時: 2007/06/26 09:56:47
- 名前: 夜雲
- ●了解しましたー!
連れ立って海へ向かったティアナとハーヴェン、 それから誘拐された雲雀以外の仲間達は、宿屋の一階に位置する食堂に集まっていた。 簡素だが居心地のいい空間に、沈黙が降り立っている。 …仲間達の視線を一心に受けているのは、南国めいた風貌の少女。 つり目気味の黒い瞳、金がかった栗色の髪。 露出の高い衣装の代わりといわんばかりにごてごてと飾りを纏っている。 彼女の名前は心々(シンシン)。雲雀を誘拐した女神に仕えるものである。
「…で、お話って何でしょう」 「うむ。女神様直々の申し出を伝えに来た。有難く聞け」
イリアが切り出した言葉に、あっさりと答える心々。 仲間たちの空気がぴりりと尖ったのを知ってか知らずか、不敵に笑う。
「女神様は愛人がまだ仲間に捉われていると考えておる。そこでだ、お前達、旅を中止してこの町に永住してみんか? 生活は保障する。女神様がいる限りこの街は安全じゃ」
「…雲雀をここに留めるために、私達も留めようっていうの?」
風華が冷たい語調を隠しもせずに言う。 誰もが納得できていないようだった。 当然だ、雲雀を愛人にしたいがために、世界を見捨てる女神様なんて聞いた事がない。 本当に神なのかすら、怪しい―――。
「…そんな理由で世界を放棄するわけにはいきません。 そう簡単に捨てられる程―――簡単な旅をしてきたつもりもありません」
●続きます
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.43 ) |
- 日時: 2007/06/26 09:57:07
- 名前: 夜雲
- ●続きです
イリアの言葉を予想していたらしく、心々は満足げに微笑んだ。 彼女が…彼女達が何をしたいのかイマイチよくつかめない仲間達は、そろって眉を顰める。 心々は す、と手をあげ、優しげな微笑みのまま、言う。
「ならば仕方ない。選ばせてやろう。 諦めて先程の要求どおりこの街に永住するか、 女神様の愛人を置いて今すぐこの街を出てゆくか、 下手に足掻いて―――怪我をするか、どれがいい?」
次に心々が手を下ろした時、大勢の仮面をつけた連中に囲まれていた。 雲雀を誘拐した時とは違い、今は鋭い殺気を放っている。 …どうやら戦闘せずにやり過ごす方法は、無いらしい。 其々が武器を構える中、唯一非戦闘員のイリアはまっすぐに心々を見つめ、問う。
「…何故そこまでするんですか? 女神はあなた達にとって―――あなたにとって、何なんですか?」
重い雰囲気が圧し掛かっているにも関わらず、 心々はまるで無邪気な子供のように屈託無く笑った。
「女神様は何にもなれないが何にもなれる。 わらわにとって女神様は、大切な大切な姉妹のようなものじゃ。 他の誰かにとっても、夫だったり妻だったりペットだったりするだろうがな」
だから何をしたって幸せにしてやりたいのよと。 自分勝手だけれどまっすぐな理由を吐いて、 どこに隠していたのか知らないが、鋭いナイフを取り出した。
●終わりです。お次の桜さんお願いします!
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.44 ) |
- 日時: 2007/07/09 01:02:09
- 名前: 桜
- 参照: http://mist26.jugem.jp/
- ●遅くなってしまってすみません!書きます。
何か、何か一言言い残せはしまいかと、半ば諦め紛れに海へ来てみたものの、誰かを探すような気持ちにはなれずに波打ち際に佇む。 そんな俺をよそに、あの無責任な女神は楽しそうだ。
「うむ…相変わらず美しい海じゃ!」 「そういや、お前が護ってる街なんだよな」 「……なかなかのもんじゃろ?」
笑顔がいちいち胸に刺さる。 愛おしいのに、苦しくさせるのだ。 腹を内側から引っ掻くような鈍痛と共に、再び声が頭の後ろの方で低く響く。
―――見苦しい、見苦しいぞ…
痛みを隠すよう、取り繕うことには慣れている筈だった。 それなのに、声が聞こえると同時に女神の表情が曇ったように思えた。
―――お前は彼女を突き放しておいて、未だ面影を追うのだな?
「…ひばっち、我は虫下しも心得ておる」
女神の雰囲気が一変する。 気付けば腹の傷を、着衣の上からなぞられていた。 着流しの下に、呪符と包帯を着けているため傷跡は手触りのみでは分からない。 それにも関わらず女神のすらりとした指は、迷いもせず正しく斜めの傷を辿る。
女神とはいえ……こいつは一体何者なんだ?
様々な考えが頭の中を錯綜する。 俺はどうなってしまうんだろう?
「良い機会じゃ。 こんな厄介なもの、消してやろうぞ」
目を合わせて、微笑む。 暖かい種類じゃない、どこか恐ろしい力を感じさせる表情。 ぐ、と力を込めた手の平で傷の位置に触れてきた手首を掴んで引き寄せた。無意識だった。
「…、……ひばっち?」 「………悪ィ」
華奢な身体を抱きしめた。 あいつにはしてやれなかったこと。 再び逢えても、多分こんな事は出来ないだろう。
「俺には……出来ねぇ」 「………」 「色々やっちまったこと放り出して、立ち止まれる訳ねーんだ」 「…ど…、どういう意味で……」 「…………一緒には…、居てやれない」 「………そうか…」
ズキリ、と頭が痛む。 腹の中で化け物が嗤ったような気がした。
● 断ったあとの女神の反応が気になりどころっていう…! お次よろしくお願いします♪
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.45 ) |
- 日時: 2007/07/19 13:14:41
- 名前: 夜雲
- 流れていたのでご連絡。
今日中に灯さんからの書き込み・連絡がなければ お次の竜崎さんにお願いします。
ではでは
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.46 ) |
- 日時: 2007/07/24 12:47:17
- 名前: 竜崎総久◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://ameblo.jp/html202/
- ではでは書きます☆
● 「………そうか…わかった。」 女神の答えはあまりに呆気なかった。 本当に良いのかと、不安になったほどだ。 「…良いのか?」 雲雀は思わず聞いた。 「嫌だと言ったところで、…ひばっちは、聞かぬだろう?」 それに、と、叶は宿のある方向を顧みる。 イリアたちが居る、あの宿を。 「我が何をせずとも、あいつらがきちんとやってくれるじゃろうて。」 静かで、美しくて、どこか切なげな、声。 その意味を知った雲雀は、思わず走り出していた。 ……まずい。 このままでは、俺はまた大切な奴らを失ってしまう。 …そんなのは、嫌だ。 そんな、見方によってはひどく自分勝手な想いが、今の雲雀を動かしていた。
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.47 ) |
- 日時: 2007/08/02 17:17:20
- 名前: 夜雲
- 夜雲です。
ちょっと夏風邪ひいてしまったようなので(汗) 飛ばしてください。 用件だけで失礼します。
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.49 ) |
- 日時: 2007/09/19 09:35:13
- 名前: 竜崎総久◆OMBM0w5yVFM
- 上げです!
皆さんどうされたんでしょうか……?
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Re: オリジナルでリレー小説しています4 ( No.50 ) |
- 日時: 2007/12/25 03:20:46
- 名前: 桜
- 参照: http://mist26.jugem.jp/
- ……随分と長いこと来てなかった…!きゃーごめんなさい…。
取り敢えず上げておきますね…!
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