Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.207 ) |
- 日時: 2010/09/28 18:30:22
- 名前: カイナ
- 十代「俺のターン、ドロー! よし、一気に決めるぜ! スタンバイフェイズにフォレストマンの効果で墓地から融合を手札に加え、魔法カード[融合]発動!!」
バルバトス「魔法なぞ使ってんじゃねえ!! カウンタートラップ[マジック・ジャマー]発動ォ!!! 手札を一枚捨てて魔法の発動を無効にし破壊するぅ!!!」
十代「げっ!?」
十代の発動した融合魔法がバルバトスの放った罠によって破壊、それに十代はげっとしたように目を見開いた。
レオ「封魔の呪印とかじゃなくてよかったですね……」 氷牙「ああ、もし融合が腐ったら十代のデッキじゃまずい……」
バルバトス「アルテミスの効果でカードドロゥ!」
十代「くそっ、オーシャンを守備表示で召喚――」 バルバトス「――縮こまってんじゃねえ!! リバースカード発動[最終突撃命令]! 全ての表側表示モンスターは攻撃表示になり表示形式は変更できなくなる!!」 十代「嘘だろ!? カ、カードを一枚セットしてターンエンドだ……」
オーシャンを守りの体形で召喚した瞬間バルバトスがさらなる罠を発動し、全てのモンスターが攻撃態勢を取る。それに十代はまた声を上げた後苦虫を噛み潰したような表情を見せてターンを終えた。
十代手札3&ヴィヴィオ手札4LP7250 フィールド フォレストマン、オーシャン全て攻撃表示、モンスター一体裏守備表示 伏せ三枚
タイタン手札3&バルバトス手札3LP8000 フィールド 豊穣のアルテミス攻撃表示 伏せ1 フィールド魔法・万魔殿、永続罠・最終突撃命令発動中。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.208 ) |
- 日時: 2010/09/28 19:14:21
- 名前: ミクニップ
- タイタン「私のターン!ドロー!・・・装備魔法発動!!『堕落(フォーリン・ダウン)』!貴様のオーシャンを貰うぞぉぉぉい!」手札3
堕落 装備魔法 自分フィールド上に「デーモン」という名のついたカードが存在しなければ このカードを破壊する。このカードを装備した相手モンスターのコントロールを得る。相手のスタンバイフェイズ毎に、自分は800ポイントダメージを受ける。
さらに伏せてあったカードを発動し、黒いオーラに包まれたオーシャンはそのままタイタンの前までくる。
ヴィヴィオ「ああ!!オーシャンが!?」 十代「クッ・・・!!」 タイタン「まだまだぁぁ!オーシャンを生贄にし、暗黒の雷と共にいでよ!迅雷の魔王−スカル・デーモン」手札2
黒い雷に打たれたオーシャンは消滅し、そこから禍々しい新たなデーモン・・・迅雷の魔王−スカル・デーモンが出現する。
迅雷の魔王−スカル・デーモン 効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200 このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。 このカードが相手のコントロールするカードの効果の対象になり、その処理を行う時にサイコロを1回振る。1・3・6が出た場合、その効果を無効にし破壊する。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.214 ) |
- 日時: 2010/09/29 18:10:58
- 名前: カイナ
- タイタン「ゆくぞぉう!! スカル・デーモンでフォレストマンを攻撃ィ!!!」
十代「借りるぜヴィオ! リバースカード発動[炸裂装甲]! 攻撃モンスターを破壊する!!」 タイタン「無駄だぁ!! スカル・デーモンの効果発動! このカードが相手のカード効果の対象となった時その処理の際にサイコロを振り、1,3,6が出ればその効果を無効にし破壊することができる!!」 十代「なにっ!?」
タイタンの攻撃に対して十代はそう言ってヴィヴィオが伏せたカードを発動、しかしそれに対してタイタンがそう宣言、それに十代が驚きの声を上げている間にタイタンは自分の懐からサイコロを取り出した。そしてそれはコロコロと転がって3の目を示した。
タイタン「出た目は3、よって炸裂装甲の効果は無効となる! スカル・デーモンよ、フォレストマンに闇の雷を与えよ!!!」 十代「ぐああぁぁぁっ!!」LP7250→5750 タイタン「さらにアルテミスで守備モンスターを攻撃!!」
タイタンの指示と共に放たれた闇の雷がフォレストマンを破壊し、その雷を十代は身に受ける。そしてタイタンの追撃指示と共にアルテミスはヴィヴィオの伏せた守備モンスターに突進していた。
アウス[……]
守備モンスターは地霊使いアウス、しかも最終突撃命令で攻撃状態を余儀なくされており、その攻撃力はアルテミスに及ばない。デーモン・ビーバーと共に力をあわせてアルテミスに反撃しようとしたもののあえなくやられてしまう。
アウス[ごめんなさい……」 ヴィヴィオ「うぅ……」LP5750→4650
倒れこんだアウスは小さくそう呟くと消えていった。
メリオル「……あれ? 今アウスが……」 氷牙「ああ、この前のヴィヴィオのデュエルから思っていたが……やっぱり」 レオ「精霊か」
メリオルの言葉に氷牙が深く頷きながら他の者に聞こえないよう返す。彼の言葉にレオもそう呟き返した。
ライ「あれ? 翔、今アウスが喋らなかったか?」 翔「え? 何言ってんすか、そんな訳ないでしょ?」 ライ「だよな……空耳かな?」
ライが翔に尋ねると翔は不思議そうな表情をしてそれに返し、ライは首を傾げながらそう呟いた。ちなみにアルフとエルフィも首を傾げている。するとデュエルフィールドのタイタンがくっくっくっと不気味に笑い始めた。
タイタン「闇のゲームの恐ろしさはここからだ! 貴様らのライフが減っていくごとに貴様らの身体も消えていく。ゆっくりとなぁ!!!」
ヴィヴィオ「か、身体が!?」 十代「うおぉぉ!?」
そう言ってタイタンが偽者の千年パズルを掲げるとヴィヴィオと十代は驚いたような悲鳴を上げる。二人の身体が少しずつ透けていっていた。
タイタン「恐ろしいか!? ライフが尽きた時貴様らの命も――」 十代「――身体が透けた!? すっげぇ! どうなってんだ!?」
タイタンのシリアスな言葉を遮って十代が興味津々な声で叫ぶ。恐怖なんて微塵もない、むしろどこか楽しんでいる口調だ。それにタイタンは思わず黙り込む。
タイタン「……タ、ターンエンドだ……」
そしてため息をつきながらぼそりとそう呟いた。
氷牙「……妙だな」 レオ「ええ、やっぱ闇のゲームにしちゃ重々しい空気が微塵もないし、あの千年パズル……」 メリオル「それもそうだけど、さっきのサイコロもよ。デュエルディスクにはダイスロールのビジョンシステムも搭載されている。それなのにわざわざ自前のサイコロを使うなんて……」 レオ「ああ。そういうのにこだわりがあるギャンブラータイプか、あるいは……イカサマのためか」 氷牙「流石に一度だけじゃ決め付けられん。この闇のゲームもそうだが、もう少し様子を見た方がよさそうだな……油断するなよ」 レオ・メリオル「「はい」」
氷牙の呟きに合わせてメリオルとレオもこの三人のみに聞こえるよう話し合い、最後に氷牙が真剣な表情で呟くと二人も声を潜めて返した。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.215 ) |
- 日時: 2010/09/30 03:06:50
- 名前: 孝(たか)
- 十代「ライフ結構削られたな…それに…」
チラリと明日香の方を見る十代。
それに気付いたのはバルバトス。
バルバ「このぉ小娘が気になるのか?ならばこうすればどうだ?」
パチンッと、指を鳴らすと、棺桶の蓋が閉じ、地面に埋まっていくではないか…
ヴィヴィオ「あなた、明日香さんをどうする気!?」
バルバ「別にどうもせんよ。だが、貴様らが負ければあの小娘の命は無ぁい…」
十代「お前ら…絶対に許さねぇええええええええええ!!!!!」
十代が咆哮の如き叫びを上げる。
十代「俺のターン!ドロー!!サイクロンを発動!その伏せカードを破壊するぜ!」
タイタン「なにぃ!?スキルドレインが!?」
十代「E・HEROエアーマンを召喚!第二効果、デッキからHEROと名の付くモンスターを一枚手札に加える!俺が加えるのは…エッジマン!更に融合を発動!手札のエッジマンと、スパークマンを融合!E・HEROプラズマヴァイスマンを融合召喚!」
翔「やった!!スカル・デーモンの攻撃力を超えたっす!」
ライ「ここからが十代達の本領発揮だ!」
十代「リバースカードオープン!強欲な瓶!デッキから1枚ドローする!来たぜ!!強欲な壺を発動!!更に2枚ドロー!!」
バルバ「なんだと!?運の良い奴め…」
ヴィヴィオ「代ちゃん!このカードも使って!!」
そう言って、ヴィヴィオはもう一枚の伏せカードを指差す。
十代「サンキュウ!ヴィオ。リバースカードオープン!無謀な欲張り!デッキから2枚ドローする代わりに、2ターンの間ドローフェイズをスキップする!」手札5
タイタン「一気に手札を増やすだと!?」
十代「プラズマヴァイスマンのモンスター効果発動!手札を1枚捨てる事で、相手の攻撃表示モンスター1体を破壊する!手札から、クレイマンを墓地に捨てて、スカル・デーモンを破壊する!」
タイタン「馬鹿め!スカル・デーモンの効果を忘れたか!」
十代「悪いな。スカル・デーモンの効果にチェーンして、禁じられた聖杯を発動!モンスター一体の効果をエンドフェイズまで無効にして、攻撃力を400ポイントアップさせる。」
レオ「うまいぞ!同一チェーンでは、同じ効果は使えない。」
メリオル「しかも、発動させた禁じられた聖杯の効果で、スカル・デーモンの効果は無効。」
十代「つまり、スカル・デーモンは破壊される!ミョルニル・ハンマー!!」手札2枚
プラズマヴァイスマンは右の拳を高々と掲げ、雷を纏った拳でスカル・デーモンを叩き潰した。
迅雷の魔王が雷撃で破れるとはこれいかに…
タイタン「くぅ!!だが、万魔殿の効果により、デッキからスカル・デーモンよりレベルの低いデーモン…ジェノサイド・キング・デーモンを手札に加える。」
十代「まだまだ!!更に、手札からミラクルフュージョンを発動!墓地のクレイマンと、スパークマンを除外融合!現れろ!輝ける英雄!!E・HERO Theシャイニング!!」手札1
バルバ「ぬぁぁぁっ!?眩しい!?」
シャイニングの放つ光に、目を瞑るバルバトスとタイタン。
十代「シャイニングのモンスター効果!除外されている「E・HERO」と名の付くモンスターの数だけ、攻撃力が300ポイントアップする!」
シャイニングATK2600→3200
タイタン「攻撃力3200だと!?」
十代「くらえ!!シャイニングで、アルテミスを攻撃!"オプティカル・ストーム"!!!」
タイタン「ぐああああああああ!?」LP8000→6400
十代「更に、プラズマヴァイスマンで、ダイレクトアタック!!ライトニング・グレイヴ!!」
タイタン&バルバ『ぐああああああああああああああああ!!!』LP6400→3800
アルフ「ライフが逆転した!!」
隼人「これで一安心なんだな!」
氷牙「ん?おい!どう言う事だ?何故お前らのライフが削られたのに身体が消えていない!」
タイタン「チッ…これを見ろおお!!」
そう言って、タイタンは千年パズルと思わしき物をつきだす。
その瞬間、千年パズルから光が…
スカーーン!!!
タイタン「なっ!?」
発せられると思われた瞬間、タイタンの手から千年パズルが消えた。
氷牙「さて…説明して貰おうか?貴様等が千年パズルと言っていた物が、何故こんなメスで砕けたのかを…」
タイタンの手から消えた千年パズルは、壁際の方でメスが突き刺さり、砕けていた。
タイタン「く…ぬぅ…」
氷牙「千年アイテムは決して砕けぬはずの特殊金属…それが、たかだか特注のメスで砕ける筈がない。」
タイタン「わ、私の千年パズルが…」
氷牙「そろそろ茶番は終わりにしてくれや…もしも本当にそれが千年パズルだと言うのなら、勿論、千年アイテムがいくつあるかも判るよな?」
タイタン「そ、それは…な、七…」
『!?』
生徒達がそれに反応してしまった。
レオ「お前ら、あんな自信なさげな答えに反応するな。」
鏡夜「じゃあさ、それらを七つ集めたら、どうなるか勿論知っているよね?」
今までうたた寝していた鏡夜が此処で出てきた。
タイタン「せ、千年パズルを七つ集めたら…」
鏡夜「アウト。終わり、残念でした。」
タイタン「なんだと!?まだ答えてはいないぞ!?」
十代「そうか!そういう事か!!」
タイタン「なに!?」
十代「確かに、千年アイテムは七つあるけど、千年パズルが七つあるわけじゃない!!」
鏡夜「そういう事。それに、ほら。十代君。自分の身体、見てごらんよ。」
十代「え?あ…元に戻ってる!?そうか!!これは闇のゲームなんかじゃない!ただの手品だったんだな!?」
メリオル「どうりで、闇のゲームにしては、重々しさの欠片もないわけね…」
レオ「ただのイカサマデュエリストだったってわけか!?」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.216 ) |
- 日時: 2010/09/30 10:20:39
- 名前: カイナ
- タイタン「ば、ばれてしまってはしょうがない……逃げるぞ!」
バルバトス「お、おう!」
氷牙「はっ、待て!!」
タイタンとバルバトスはそう言いあうと逃げ出そうとし、それにいち早く氷牙が反応する。しかしその次の瞬間タイタンとバルバトス、そして十代とヴィヴィオがデュエルを行っていた床に一つの眼が映し出した。
鏡夜「これは、ウジャット眼!?」
床に輝いたウジャット眼に気づいた鏡夜がそう言った次の瞬間闇がドーム状に広がって四人を包み込んだ。
十代「な、なんだぁ!?」 レオ「お前ら、まだ何か仕込んでたのか!?」
十代が素っ頓狂な声を上げるとレオが声を荒げる。しかしタイタンとバルバトスは自分達自身訳が分からないというような表情で首を横に振っていた。
バルバトス「ち、違う!」 タイタン「わ、私達も何がなんだか……」
バルバトスとタイタンが首を横に振ってそう弁明していると闇のドームから不思議な黒い物体が降ってきて四人を取り囲んだ。
十代「わ、わ、わぁっ!?」
思わず十代はヴィヴィオを自分の方に抱き寄せながら中央へと向かう。タイタンとバルバトスは唖然としたように口をポカンと開いていた。するとその黒い物体がポカンと開いていた二人の口の中に無理矢理進入してくる。
タイタン「グ、オゥッ!?」 バルバトス「ガ、アッ……」
すると二人の目つきがおかしくなっていく。まるで何かに操られていくような、妙な目に。
鏡夜「どうやら、闇のゲームを偽ったせいで罰が発生したみたいだね。俗に言う罰ゲームだ」 氷牙「暢気に構えている場合じゃないだろう!?」 レオ「くそっ!!」
それを見ていた鏡夜がなるほどというように分析、説明していると氷牙が叫び、レオは腰の木刀を抜き放つとドームに叩きつける。しかしその一撃はあっさりと弾き返されてしまった。
レオ「くそっ!」 メリオル「十代君! ヴィヴィオちゃん! 逃げて!!」
十代「逃げろっつったって!?」
レオが悪態をつく横でメリオルが叫び、十代はヴィヴィオを抱きかかえながら叫ぶ。タイタンとバルバトスは目がおかしくなっており、自分達も黒い物体に囲まれている。ドーム内は密閉空間、逃げ場なんてどこにもなかった。
?????[クリ〜!] 十代「ハネクリボー!?」
すると十代のデッキの中からハネクリボーが姿を現し、十代が驚いた声を上げるとハネクリボーは光を放ち、黒い物体を追い払う。その光が辺りを包み込んで思わず全員が目を瞑ってしまった。
氷牙「う……なんだ?」
最初に目を開けた氷牙が見たのは闇のドームが消え、その真ん中で十代とヴィヴィオが倒れている状態。しかしタイタンとバルバトスの姿はどこにもなかった。というか周りの全員が倒れている。
氷牙「一体どういう……起きろレオ! 鏡夜!」
氷牙は少し考えた後とにかくと手近にいたレオと鏡夜を文字通り叩き起こす。ちなみに鏡夜は氷牙のパンチを受けて目を開け、レオは反射的にかわして目を開けた。
鏡夜「……あれ? タイタンとバルバトスは?」 氷牙「知るか。とにかく皆を起こすぞ」 レオ「何があったんだ? さっきのハネクリボーも恐らくは精霊だろうけど……」 氷牙「だろうな。まあ適当にごまかしておこう」
鏡夜の問いに氷牙はそう答えて十代の方に歩き出そうとし、レオが首を傾げながら呟くと氷牙はまたそう返す。 そして全員を起こしてから棺桶の中にいた明日香を助け出すとじゃんけんで負けたレオが背負う事になり、一端女性陣を女子寮に送っていってから彼らはレッド寮に帰っていった。
その頃先ほどまで一行がいた廃寮、彼らが出て行くのとほぼ入れ替わりに一人の赤い服を着た青年と青い服を着た少女が廃寮に入っていき、何かを調べていた。
??「ここで何かあったみたいだが……もう全部終わった後みたいだな」 ????「カイ〜、眠いよぉ〜」
赤い服―レッド寮の服の青年の呟きに青い服―ブルー寮の服の少女が目をこすりながら眠たげな声で返すとカイと呼ばれた青年はあぁと返す。
カイ「分かったよカノンノ、もう夜も遅いしとりあえずカノンノが所属する事になった女子寮に行くか」 カノンノ「うん〜」
カイの言葉に少女―カノンノは頷くとくぅと眠りだし、カイはやれやれと苦笑を浮かべると彼女を背負って女子寮の方に向けて歩いていった。 ―――――――――――――――――――― 修正はこんなもんでいいですか?僕なりに調べたところなんか偽りの闇のゲームの裁きの後デュエル続行があったみたいですけど……もういいですよねそれ!?別に些細なとこっぽいからそこはオリジナル展開でもいいですよね別に!? カイとカノンノの登場場所も変えときましたんで、次に会う時は初対面って事になりますのでお気をつけください。ちなみにカイには少々特異な設定をつける予定ですがいいと思いますかね?あっちでいうアテナ的な。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.217 ) |
- 日時: 2010/10/04 03:08:15
- 名前: 孝(たか)
- 十代達が去った後…
クロノス「ヌフフフフ…奴ら、今頃遊城十代達をコテンパンにしているはずナノーネ…」
ぎぎぃぃぃぃぃ…
扉を開け、先程まで十代達がいた部屋に入るクロノス。
クロノス「誰もいないノーネ…奴ら、失敗しやがったノーネ。むむむ?」
ふと、クロノスの足元に紙切れが落ちているのに気付き、拾ってみるクロノス。
クロノス「請求書、クロノス・デ・メディチ様…金は払ってないケード、貰っておくノーネ。カンピオーネ。」
コツコツと足音を響かせて、クロノスは帰っていった。
その日の翌朝…
ドンドンドンドンドンドン!!!!
レッド寮の場合…
?「出て来い!!此処に居るのは判っているぞ!!!」
?「早く開けろ!!抵抗しても無駄だぞ!?」
グラサンの黒服集団がレッド寮に押し掛けてきた。
氷牙「ウルセーな…今何時だと思ってんだよ?」
?「氷牙・アンヴィレントだな!遊城十代、丸藤翔、空時アルフ、空時ライ。及び空時レオと氷牙・アンヴィレント!規則違反により、貴様らに退学と退職を伝えに来た!!」
氷牙「あっそ」
パタン…
『………………』
事も無げに扉を閉じた氷牙。
その行動に、倫理委員会一同は唖然としていた。
『なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?』
余りの出来事に、倫理委員会は再起動に時間がかかった。
イエロー寮の場合…
ドンドンドンドンドンドン!!!!
?「出て来い!!此処に居るのは判っているぞ!!!」
?「早く開けろ!!抵抗しても無駄だぞ!大人しく出て来い!?」
ズドンッ!!!
?「グペッ!?」
扉が吹き飛び、倫理委員会の男が無様な声を上げながら吹き飛んだ。
?「貴様!抵抗するなとガピャッ!?」
グシャッっと、鈍器で殴られた様な音を上げて、又一人倒れた。
鏡夜「眠い…誰?…僕の…安らぎを…邪魔する…害虫…どこ?」
ガタガタガタガタガタガタガタガタ……
三沢「た、大変だ…」
倫理委員会と同様に、一部始終見ていた三沢もガタガタと震えていた。
ブルー寮の場合…
ヴィヴィオ「すやすや…すやすや…」
ジュンコ「すーすー…」
ももえ「すー…すー」
六つ子女子組「すぴ〜…すぴ〜」
何事も無く寝ているのだった。
再びレッド寮…
委員会「でてこおおおおおおおおおい!?」
氷牙「やかましいわああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
ストトトトトトトトトトトトトトっ!!!
『はう!?』
倫理委員会全員の額に寸分違わず麻酔針を投げ刺し、文字通り眠らせる氷牙だった。
朝、レッド寮の前に黒服男女の軍団が寝ていてパニックになるレッド寮と…
イエロー寮の前に死屍累々の黒服男の集団に驚き阿鼻叫喚の地獄絵図を目撃するイエロー生徒が居たとか…
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.219 ) |
- 日時: 2010/10/04 19:06:01
- 名前: ミクニップ
- 数分後・・・
雷堂「・・・で、何?お宅らそんな理由で安眠妨害し、なおかつ寮の生徒に迷惑かけた訳?ふ〜ん?」
とりあえずあの後傍迷惑なグラサン共をとっちめ、現在は雷堂の監視下で全員正座させられていた。
グラサン「いや、その・・・何というか、自分らも此が仕事でして・・・これしなきゃおマンマ食べられないと言うか何というか・・・」 雷堂「仕事?他人の安眠を邪魔するのが仕事?へぇ〜〜?そりゃあ大層なこったぁねぇ〜〜?」
パンの仕込みで2時ごろから起きて、やっと寝付いたのがさっきより20分前だった彼にとってはかなりの苦痛でもある。
雷堂「・・・今度こんな事してみろ・・・どうなるかわかってんだろうなぁ?」
『ひぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!』
あまりにも迫力のある顔で脅され、涙ながらに退散するグラサン達。
雷堂「ケッ、一昨日来やがれ。・・・ほい、やっと退散したっスよ旦那〜?」
グラサン達が退散したのを見計らい、そのまま振り向く雷堂。そこには氷牙が胡座掻いており、その隣では抱き枕抱いて眠ってる鏡夜が居る。
氷「ふぅ・・・、やっと帰ったか」 雷堂「お陰様で。・・・にしても、また寝てるよ鏡夜の兄貴。エリーの奴が見たらすぐさま叩き起こされるぜ、こりゃぁ?」 氷「・・・あんまり思い出させないでくれ。あれは心臓に悪かったから」
何だか嫌なものを思い出したらしく、顔を真っ青にする氷牙。
雷堂「・・・にしてもクロノスの野郎、本格的に乗り出しましたなぁ」 氷「ああ、見られてたのは薄々勘付いていたが・・・、まさかこうも大胆に乗り出すとは・・・」 雷堂「まったく。だから何時も程々にって言ってるじゃないッスか」 氷「あっはは・・・面目ない」
苦笑しながら謝る氷牙を見てため息を吐く雷堂。
雷堂「・・・じゃあ俺、これからあの野郎と話つけて来るぜ?とりあえず十代達の退学免除条件とお二人の退職免除条件を作らせないといけないし」 氷「おう。頑張ってくれ」 雷堂「他人事みたいに言わないでくれよ旦那。アンタらの未来掛かってるんだから。本当ならそのまま無条件で退職っすよ?皇牙の親方だって怒るッスよ?」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.220 ) |
- 日時: 2010/10/04 19:28:57
- 名前: 孝
- 氷牙「おいおいピカ。俺の本業忘れてないか?」
雷堂「………あぁ、そうでしたね……海馬コーポレーションやインダストリアル・イリュージョン社すら手玉にとる世界の実業家さんでしたねぇ〜〜」
氷牙「何言ってんだ……お前だって、パンは趣味の一環じゃねぇかよ……雷堂(スパーク)財団の次期当主さんよぉ」
雷堂「それは言わんでくださいよ旦那。」
氷牙「悪い悪い。んじゃ、頼んだぜ……そろそろ、俺達も本格的に計画を進める必要があるな?」
雷堂「そうっすね旦那」
レオ「そうですね」
鏡夜「Zzzz…そう…Zzzz…だね…Zzzz」
寝言で返事をする珍妙な特技を披露する鏡夜だった。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.223 ) |
- 日時: 2010/10/05 12:22:59
- 名前: ミクニップ
- 雷堂「・・・会社(あっち)は親父なんだけどなぁ・・・じゃあ行って来る」
氷「おう、行ってらっしゃい」
とりあえず挨拶を済ませ、クロノスの所に向う雷堂。
数十分後・・・
十代「・・・制裁デュエル〜?」 雷堂「ああ。それが退学回避の方法らしい」
あの後全速力で向った雷堂。その時に話し合いで行った結果、十代達がタッグでクロノス達が決めた相手に^勝たなければならないという事になったらしい・・・。
レオ「全く・・・、聞けばお前もそれに承諾したらしいが?」 雷堂「まぁまぁ、堅いこと言うなよレオっち〜。とりあえず此をクリアすれば此奴らの退学も免除できるんだしよぉ〜。それにさっき偶然捕まえた美春も練習相手になってくれるらしいし」 美春「あ、おはようございます」 レオ「レオっちって呼ぶな。それと第三者を引っ張り出すな」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.224 ) |
- 日時: 2010/10/06 11:45:47
- 名前: 孝
- 氷牙「それで?組み合わせとかは強制か?」
雷堂「あぁ、組み合わせはクロノスが決めた。一組目は十代と翔のタッグ。」
氷牙「十代と翔か……確か、翔のデッキは、ロイド系だから…相性はなかなかだな。」
HEROとロイドはそれなりに相性が良いのである。
雷堂「次に、旦那とライのタッグ、レオとアルフのタッグだ。」
氷牙「ん?俺はライとなのか?まぁ、誰と組んでも、そうそう相性の悪い組み合わせは無いわな。……罠重視のデッキ組む奴以外とは。」
レオ「俺はアルフとか……う〜む…Dと悪魔か…なかなか厄介な組み合わせになったもんだな。」
自分とアルフのデッキは系統は違えどビートダウン。
即攻性と速攻性。
うまく噛み合うことはできるのだろうか?
雷堂「あと、鏡夜の兄貴は……その……」
鏡夜「ん〜〜?僕のパートナーは?誰なの?」
雷堂「神鈴です」
一同『…………………』
長い沈黙が下りた。
鏡夜「君は僕に、刹那以外の娘に貞操を捧げろと言うのかい?」
雷堂「いやいや、そんな事言うわけ無いでしょう!?俺だって抗議したんすよ!?」
氷牙「だが、俺の長女を鏡夜に近づけさせるのは、危険だぞ。主に鏡夜の貞操が…」
レオ「ですね。義理とは言え、叔父に恋愛感情を持ち、それに過剰に反応するあの娘がパートナーというのは…」
氷牙「普段は温和しいが、鏡夜が絡むと激しくぶっ飛ぶからなぁ…」
レオ「と、言うより、あの娘は今回の事と全く関係ないんじゃぁ…?」
雷堂「クロノスの嫌がらせでしょう。兄貴の平常心を神鈴を使って取り払い、プレイミスを誘う魂胆かと」
氷牙「だろうなぁ…」
レオ「でしょうね…」
三者三様の溜め息が漏れる。
鏡夜は固まって気絶寸前だ。
神鈴・D・アンヴィレント…氷牙と凜の娘にして、鏡夜の姪。
小さい頃は可愛く、可憐で清楚を地で行く娘だったのだが、誘拐された経験があり、それを助けた鏡夜に惚れ、以降、鏡夜に対して過剰な求愛行動をとる。
その振る舞いは、まるでキスターミネーター。
氷牙「これは、何かを餌にして神鈴の暴走を緩和させんと……俺が鏡夜に殺される……」
カタカタと小刻みに震える氷牙。
雷堂「俺も、何か良い案がないか検討してみます。」
レオ「俺も、考えます」
氷牙「お前ら……頼りにしてるぜ!」
切実にそう願う氷牙だった。
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