Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.145 ) |
- 日時: 2010/09/12 01:24:36
- 名前: 孝(たか)
- ライ「先攻は俺からみたいだな!ドロー!手札から、増援発動!デッキからレベル4以下の戦士族を手札に加える。切り込み隊長を手札に加える。切り込み隊長を攻撃表示で召喚!効果発動!手札からレベル4以下のモンスターを特殊召喚出来る!異次元の女戦士を攻撃表示で特殊召喚!」
隊長ATK1200
女戦士ATK1500
エルフィ「ライお得意のローレベル戦士…」
ももえ「あらぁ?アルフ様のお兄さんは、ANJ(アルカナナイトジョーカーの略)使いの筈では?」
ジュンコ「確か、試験の時はそれでワンキルしてたわよね?」
明日香「いいえ、彼の本来の戦い方は、ローレベルによる速攻型よ。この学園でデュエルしている時も、アルカナでフィニッシュして、相手を惑わせていたのかもしれないわ。」
ジュンコ「なるほど〜流石は明日香さん!!」
明日香「(本当は目の前で見たからなんだけどね…)」
ライ「カードを二枚セットして、ターンエンド!」手札2
エルフィ「私のターン。ドロー!行くよ!永続魔法・神の居城‐ヴァルハラを発動!ヴァルハラの効果で、大天使クリスティアを特殊召喚!」
ライ「いきなり切り札級を出してきた!?でもラッキー!!罠発動!奈落の落とし穴!攻撃力1500以上のモンスターが出た時、そのモンスターを破壊して、ゲームから除外する!クリスティアを除外!」
エルフィ「あらら…まさかもう引いてたなんて…仕方ない。モンスターをセット、カードを2枚セットして、ターンエンド。」手札1
ライLP4000 手札2 切り込み隊長・攻 女戦士・攻 伏せ1
エルフィLP4000 手札1 裏守備1体 伏せ2 ヴァルハラ発動中
氷牙「じゃ、今回初めてアルフに勝ったヴィヴィオにはDP450ポイントを進呈しよう。残るは、ライに神音に神鈴にピチューに凛に俺に鏡夜にレオにエルフィに十代にピカにカービィに…まだまだ沢山いるな。」
ヴィヴィオ「わぁーい!アルフ君に初勝利♪」
氷牙「そして、アルフ。DP1000ポイント進呈するから許せ。そして甘んじて執事になってこい。」
アルフ「ううう…まさかあんなカードまであるなんて…orz」
氷牙「安心しろ。三日の猶予を貰ってやるから。その三日以内に完璧な執事へと教育してやる…フフフ…」
アルフ「僕、将来が不安です。orz」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.146 ) |
- 日時: 2010/09/12 02:00:46
- 名前: ミクニップ
- 今の状態でアニメ知らない俺がデュエルシーン書いても邪魔なだけだと思うが・・・
雷堂「それはアンタにだけは言われたかない台詞だと思うんだが?旦那」 氷「おわっ!?・・・何だピカか。脅かすなよ」 ヴィヴィオ「あ、ピカチュウさん!こんばんわ♪」 雷堂「おう、こんばんわなヴィヴィオ。・・・それでさぁ、旦那。いくらなんでもあれは流石に少し酷いと思うッスよ?」 氷「いや、だが。あれは父上が・・・というか、お前の親父だって、たまにお前の子供にカード渡してるじゃん」 雷堂「そうなんですよねぇ〜・・・なんつーか親父も孫馬鹿だし・・・」
はぁ〜っと、二人はどでかいため息を吐く。
雷堂「・・・でも流石に450はちょっと多すぎないっスか?せめて400か350とか・・・」 氷「黙らっしゃい。家の教育方針に口出すな」 雷堂「そりゃそうっスけどねぇ・・・おい、何処行くんだ手目ぇ?」 アルフ「!?」
そろりと隠れようとしたアルフの前に瞬時に移動する雷堂。
雷堂「おいおい・・・俺らが話してる間に逃げようなんざ良い度胸してんなぁ・・・よし、その執事教育とやら、俺にやらせろや旦那」
そう言って凶悪な笑みを浮かべて拳をベキバキと鳴らすピカさん。
アルフ「え、えっと〜・・・流石に遠慮しときます・・・」 雷堂「なぁに、安心しろ。俺は昔は執事もしてたからなぁ・・・二日、いや1日で完璧執事(パーフェクトしつじ)にしてやっからよ・・・♪」 アルフ「え・・・やめ・・・ちょ・・・ってぎゃああああああああ・・・!!」
拒否権すら軽く無視し、ピカは彼の襟を掴んでそのまま腹に鉄拳入れて気絶させ、そのまま担ぎ上げてしまう。そしてそれを見た二人は、、無言のまま彼の冥福を祈った。
ライ「俺のターン。ドロー!俺はフィールドにカードを1枚裏守備表示でセット。さらにカードを1枚伏せてターンエンドだ」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.147 ) |
- 日時: 2010/09/12 05:55:36
- 名前: 孝(たか)
- エルフィ「私のターン。ドロー!私は強欲な壺を発動。デッキから2枚ドロー!私のセットモンスターを反転召喚。ジェルエンデュオ。この子は天使族モンスターの生贄2体分になる。ジェルエンデュオを生贄に、アテナを召喚!」
ライ「げげぇ!?天使族バーンモンスター!?」
エルフィ「カードを1枚伏せて、ターンエンド」
エルフィはそれだけでターンを終わらせた。
ライ「攻撃しないのか?」
エルフィ「お互いにデッキの内容を把握しているのよ?下手に攻撃したら返り討ちにあうわ。」
ライ「ははは…今更だよな。俺のターン。ドロー!魔法カード・サイクロン!直前に伏せた方のカードを破壊する!」
エルフィ「破壊されたカードは血の代償よ。」
ライ「あぶな…オネストとエレメントの泉が来る前に処理できて良かった〜。俺は手札から、不意打ち又佐を攻撃表示で召喚!」
エルフィ「その召喚にチェーンよ!罠発動!DNA改造手術!効果により、フィールド上のすべてのモンスターは宣言した種族になる!私は天使族を指定するわ!これにより、又佐は天使族として召喚された事になる…アテナの効果発動!天使族が召喚・反転召喚・特殊召喚される度に、"相手に"600ポイントのダメージを与える!行きなさい!天罰てきめん!!」
ライ「うわああああああ」LP4000→3400
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.148 ) |
- 日時: 2010/09/12 16:07:02
- 名前: カイナ
- 翔「ぎゃー! やばいっすー!!」
ジュンコ「アルフ様の一週間執事に一歩近づいた!」
いきなりエルフィの与えたダメージに翔が泣きそうな声をあげ、対照的にジュンコはぐっと拳を握り締める。
ライ「あいたたた……にしてもやばいよなぁ、天使族扱いって事は俺お得意の戦士専用装備が使えないんだろ?」 エルフィ「当然、それ封じるためにも入れてるんだし」
ライの言葉にエルフィはさらりと返し、それを聞いたライはにやっと笑う。
ライ「でも、惜しかったね。手札から[団結の力]を切り込み隊長に装備!」 エルフィ「ここで恐ろしいのはデーモンの斧、団結の力、魔導師の力……その一枚を引き当ててたのね……」 ライ「おうよ! 隊長の攻撃力は2400上昇だ!」
切り込み隊長 攻撃力:1200→3600
切り込み隊長の攻撃力が一気にアテナを超え、エルフィはやれやれと言った笑みを浮かべる。そしてライは一気に攻撃を指示する。
ライ「切り込み隊長でアテナを攻撃!」 エルフィ「残念だけど通さない、リバースカード発動[ドレインシールド]! その攻撃を無効にしてその攻撃力分ライフを回復する」LP4000→7600 ライ「ありゃ……」
ライの攻撃指示と共に切り込み隊長が二刀をアテナ目掛けて振るうがアテナはそれを左手の盾で受け止める。すると盾の形状が変わり、切り込み隊長の斬撃を吸収してしまった。それにライがあららというような表情を浮かべるとエルフィは少し黙った後言う。
エルフィ「念のため言うけど……ライ、切り込み隊長の持つ他の戦士族を攻撃対象に出来ない効果は今使えないわよ? 全員天使族だから」 ライ「……あ、そうだった! ついいつもの癖で!……と思わせて、リバースカード発動[光の護封剣]! これで三ターンの攻撃を封じるぜ。ターンエンドだ……ぶっちゃけガチで忘れてたけどな、サンキュ」
エルフィの言葉を聞いたライは最初こそしまったというような表情を浮かべていたがそれから一転にかっと笑いながらリバースカードをオープン、エルフィの場のモンスターを拘束するように三本の光の剣が現れた。
エルフィ「ホント、適当なんだかしっかりしてるんだか……」
それを見たエルフィは思わずくすりと笑いながらそう呟いた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.149 ) |
- 日時: 2010/09/13 01:41:46
- 名前: 孝(たか)
- エルフィ「私のターン。ドロー。」手札2
エルフィは手札の2枚を見て考え込む。
エルフィ「私は、手札から地砕き発動!相手の場の守備力が一番高いモンスターを破壊する!異次元の女戦士を破壊!」
ライ「くっ…しまった…」
エルフィ「更にもう一枚の魔法発動!抹殺の使徒!裏守備モンスターを破壊して、ゲームから除外するわ!もしもそのモンスターがリバース効果持ちだった場合、お互いのデッキから同名カードを全て除外する。」
ライ「うぐ…俺の伏せモンスターはネクロ・ガードナーだ。」
エルフィ「確か、ライのデッキには1枚しか入ってないから、安心ね。ターンエンド」手札0
ライ「俺のターン!ドロー!やったぜ!手札から、魔法発動!天よりの宝札!」
氷牙「……お前ら、どんだけ最強のドローソースを引くんだよ。俺にもその引きをくれ!!!」
ちょっと涙目の氷牙はレアだと思う。
ライ「お互いに手札は0」
エルフィ「6枚ドローね。」
同時に手札が6枚になる。
ライ「行くぜ!魔法発動!ハリケーン!場の魔法と罠を全て手札に戻すぜ!」手札7
エルフィ「やるわね。ま、破壊されなかっただけマシよね。」手札8
ライ「まだまだ!魔法発動!異次元の指名者!!」
エルフィ「え!?何時の間にそのカードを入れてたの!?」
ライ「へっへ〜ん。ハリケーンとかと組み合わせると結構役に立つからな!俺は、DNA改造手術を選択するぜ!手札を確認させてもらうぜ?」
異次元の指名者 通常魔法 効果 カード名を1つ宣言する。 相手の手札を確認し、宣言したカードが相手の手札に存在する場合、そのカード1枚をゲームから除外する。 宣言したカードが相手の手札に存在しなかった場合、自分の手札をランダムに1枚ゲームから除外する。
エルフィ「ううう…私の手札はこれよ。」
オネスト、DNA改造手術、マシュマロン、神光の宣告者、光神機‐桜花、光の護封剣、光神テテュス、神の居城‐ヴァルハラ
ライ「うお…厄介なカード目白押しだな。特にオネスト。」
エルフィ「こんな時に引き当てるなんてね。運が無いわ。じゃ、改造手術を除外するわ。」手札7
ライ「そんじゃ、速攻魔法・月の書発動。アテナを裏守備に変更だ♪」
エルフィ「ええ!?これじゃオネストの効果が使えないじゃない!?」
ライの十代並みの鬼引きに若干涙目のエルフィ。
ライ「悪いな。まだまだ行くぜ!魔法発動!迷える子羊!子羊トークンを二体守備表示で特殊召喚!更に、団結の力を又佐に装備!俺の場の表側モンスターは4体!よって、3200上昇!」
又佐ATK1300→4500
エルフィ「ちょっ!?なによそのどっかの社長の嫁みたいな攻撃力は!?」
ライ「こんなのも有るぜ!ビックバン・シュートを又佐に装備!攻撃力を400上昇!更に、貫通効果も付く!」
又佐ATK4500→4900
明日香「まさか…ローレベルのモンスターをここまで巨大なモンスターにするなんて…」
ライ「まだまだまだぁ!!!進化する人類を又佐に装備!俺のLPが相手より低い場合、装備モンスターの元々の攻撃力が2400になる!」
又佐ATK4900→6000
エルフィ「こ、攻撃力…6000……!!?」
明日香「デュエルモンスターズ最強の攻撃力を持つ、F・G・Dをも上回る攻撃力ですって!?」
氷牙「お〜…今までで最大の攻撃力だなぁ…」
ライ「悪いな?今回も俺の勝ちだぜ?」
エルフィ「もう!やりすぎよ!私じゃなかったら泣いてるわよ!」
ライ「あははは…悪かったって。今度パフェでも奢るから許してくれって!」
エルフィ「……氷牙さんのロイヤルジャンボミラクルパフェなら許してあげる」
氷牙「俺!?俺が作るのか!?つーか、俺の黒歴史的なパフェを食いたいと言うのか!?」
翔「なんなんすか?そのロイヤル…?」
十代「ロイヤルジャンボミラクルパフェ…それは、約10人前の超級パフェだぜ!俺でも半分食うのがやっとだった!」
翔「どんだけデカイんすか!?ギャ〇曽根くらいしか完食出来ないっすよ!?」
十代「……た。」
翔「え?」
十代「エルフィは、全部食った。」
翔「ちょっ!?どんな胃袋してんすか!?」
氷牙「甘いぞ翔。女性の別腹は男の比ではない!否!まさにブラックホールなのだ!!」
明日香「その例えは少し失礼じゃないかしら?氷牙先生?」
険しい目つきで男性陣を睨む明日香。
氷牙「うむ。確かに、些か配慮が足りなかった。すまん。今度何か作るから許してほしい。」
明日香「……ここに居る全員分でもいいかしら?」
氷牙「うむ。良かろう。」
ライ「……続けるか。」
エルフィ「そうね。」
ライ「又佐で裏守備モンスター・アテナに攻撃!不意打ち御免!」
又佐が腰の刀を抜き、一瞬の内にエルフィの目の前に来ると、伏せられたアテナを一刀両断した。
又佐ATK6000‐アテナDEF800=5200
エルフィ「きゃあああああああああ!?」LP7600→2400
ライ「又佐で連続攻撃!切り捨て御免!!」
又佐はそのまま振り返って、エルフィを横一文字に切り捨てた。
エルフィ「ああああああああ!!?」LP2400→0
勝者! ライ
氷牙「それまで!副将!勝者ライ!最後は大将戦!十代VS明日香!」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.150 ) |
- 日時: 2010/09/13 08:44:12
- 名前: カイナ
- エルフィ「……負けたわ」
ジュンコ「アルフ様一週間執事が……いや大丈夫! 次は明日香さん! あんなドロップアウトに負けるわけないわ!」
ライ「俺らもドロップアウトなんだけど……」
エルフィがやれやれというように呟いているとジュンコが最初うなだれながら、最後力を込めながら声を上げる。それにライは苦笑しながら呟き返した。アルフは未だに気を失っている。
エルフィ「やれやれ……相変わらずね」
明日香「凄い……この前見たとき以上……」
エルフィ「この前? 初対面じゃありませんっけ?」
明日香「え!? あ、いや、その……そう、この前の実技授業の時たまたま見たのよ!」
エルフィの苦笑交じりの言葉に明日香がぼそりと呟くとエルフィは不思議そうに聞き返し、明日香はしまったと思いながらなんとか言い誤魔化す。それを聞いたエルフィはふぅんと呟き、言った。
エルフィ「実技授業は一週間ほど前でしょ? それだけあればライが化けるには充分。まあ十代君もだけど」
明日香「え?」
エルフィ「よく言うでしょ? スポーツとかで強く化ける人の事を犬が狼に、猫が虎になるって。あの二人はそんな次元じゃない。例えるならそう、犬が鷲に、猫が鯨にってレベル」
明日香「もはや突然変異じゃない……」
エルフィ「そういうレベルなの、あの二人は。まあレオさんも実力自体が凄いのに波に乗れば実力以上の力を平然と出せるからライはそれを受け継いでるんでしょ。十代君も……あの凄い二人が師匠だもんね」
明日香「え?」
エルフィ「こっちの話。じゃ大将戦頑張ってくださいね」
エルフィの真剣な眼差しでの言葉に明日香は苦笑を隠せずに呟き、エルフィはふふっと笑ってそう続けた後どことなく寂しそうな表情で呟く。それに明日香が不思議そうな目を向けるとエルフィはにこっと笑ってそう言った。それを聞くと明日香はふぅんと呟いて既にデュエルの準備を整えている十代を見た。
明日香「……楽しめそうね」
彼女はそう呟くと前に出てデュエルディスクを構える。
氷牙「大将戦、十代VS明日香、開始!」
十代・明日香「「デュエル!!!」」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.151 ) |
- 日時: 2010/09/14 02:54:22
- 名前: 孝(たか)
- 青迫「(…ちっ!ディフォーマー使いは倒せたみたいだが、アルカナ使いは無理か…たくっ!あの変態神父は捕まったのはいいが、あいつらもやられちまえばいいのによ)」
氷牙「…………おい。いつまでそこに隠れているつもりだ」
青迫「!?」
翔「はい?氷牙先生。何を言ってるんすか?」
氷牙「そこの茂みに隠れてる奴。さっさと出て来い。最初から居るのは判っているぞ」
青迫「……」
ガサガサと音を立てながら青迫(万丈目の取り巻きB)が出てくる。
ジュンコ「あ!あんたは!?」
青迫「…チッ!…まさかこんな暗闇で見つけるなんて…人外ですか、先生は…」
明日香「(彼はあの時、ジュンコに酷いこと言った…!)」
明日香は青迫を険しい表情で睨みつける。
氷牙「…此処にいるということは、翔に偽のラブレターを渡した犯人はお前か?」
青迫「犯人?…あぁ、そうです。確かに偽ラブレターを送ったのは俺ですが、送ったのは其処の変態神父だけ。そこの眼鏡のドロップアウトの事なんか知りませんね!」
明日香「(じゃあ、偽物のラブレターを彼が書き、それをブレイド警備員に送って此処に来るように仕向け、私達が夜中に出会うようにし、今持ってるカメラでその様子を撮影する!……マズいわ…こんな時間に、男子と女子が会っていると思われたら…!)」
青迫「まったく…!先生、こんな時間に男女が密会しているのに、注意をしないなんて、問題ですよ!」
明日香「(それだけじゃなかった…!氷牙先生が女子生徒と会っているのはもっと大問題だ!なんて人なの!)」
氷牙「……………………」
…氷牙先生は何も言わない。…ただ真っ直ぐ、彼を見つめ何かを考えているようだった。
しばらく、この状況が続くかと思うかと、ふいに誰かの口を開いた…。
レオ「…おい…」
青迫「…な、なんですか…」
それは船酔いからようやく復活したレオだった。
不動の目で見つめられている彼は戸惑う。
レオ「…何の為にデュエルアカデミアに来たんだ?」
青迫「…!?…そ、それは…」
レオ「…今みたいに、誰かを蹴落とすことか?エリートと呼ばれたいからか?…違うだろ…!デュエルが好きだからじゃねぇのか!!」
青迫「…ぁ…」
…今の彼はもう、人を馬鹿にするようないやらしい顔でもなく、プライドを傷つけられた怒りの顔でもなかった…。
…まるで、小さな子供が大切な物を無くしたことに気づき、ショックを受けているようだった…。
氷牙「さっきも言ったが…お前が最初から、此処に居たのは分かっている…アルフ達のデュエルを見てどうだった?…楽しそうだったろ?」
青迫「…ぅう…」
彼の目からは涙さえ浮かべている…。
レオ「…これから十代が、天上院とデュエルをする。…よく見ておけ、お前が此処で何をしたかったのか…思い出させてくれるはずだ」
レオはその言葉とともに、明日香と十代達に向き合った。
レオ「…済まねぇな、十代、天上院。時間をかけて」
明日香「…ふふ、構いません。」
十代「…俺もだ!さぁ明日香!楽しいデュエルをしようぜ!」
明日香「ええ!行くわよ!十代!!」
『デュエル!』
十代「先攻は俺からだな。ドロー!俺は、フォレストマンを守備表示で召喚!カードを2枚伏せて、ターンエンド!」手札3
小手調べに基本プレイでターンを終了した十代。
明日香「私のターン。ドロー!私は、エトワール・サイバーを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札4
対する明日香も、殆ど何もせずに終了する。
十代「俺のターン。ドロー!スタンバイフェイズに、フォレストマンの効果発動!デッキ、又は墓地から、融合を1枚手札に加える!デッキから融合を加えるぜ!」
明日香「フォレストマンが場に居る限り、毎ターン融合を手札に戻せるという訳ね。」
十代「その通り!早速、融合を発動!手札のフェザーマンとバーストレディを融合!現れろ!フレイム・ウィングマン!」
翔「出た!兄貴の切り札!」
青迫「………」
十代「フレイム・ウィグマンで、エトワール・サイバーを攻撃!フレイム・シュート!」
明日香「させない!罠発動!ドゥーブルパッセ!この効果により、フレイム・ウィングマンの攻撃は、直接攻撃扱いとなり、攻撃対象になったモンスターは相手に直接攻撃ができる!」
ドゥーブルパッセ 通常罠 アニメオリジナル 効果 相手モンスターが自分のモンスターに攻撃を宣言した時に発動する事ができる。その攻撃をプレイヤーへの直接攻撃扱いにし、攻撃対象となったモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する。
十代「モンスターを守った!?」
明日香「くぅっ!?行きなさい!エトワール・サイバー!」LP4000→1900
十代「けど、惜しかったな明日香!罠発動!和睦の使者!このターン、俺のモンスターは戦闘では破壊されないし、戦闘ダメージも受けないぜ!」
明日香「なんですって!?(これじゃぁ、モンスターは守れても、ダメージが!!?)」
十代「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札1
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.152 ) |
- 日時: 2010/09/14 18:23:51
- 名前: カイナ
- 明日香「やるわね……なら私も融合を見せましょうか」
十代「えっ?」
明日香「手札から魔法カード[融合]を発動! エトワール・サイバーと手札のブレード・スケーターを融合し[サイバー・ブレイダー]を融合召喚!」
明日香の言葉と共に彼女のフィールドのモンスターが光に包まれ、その光の中から新たなるモンスターが出現する。十代お得意の技、融合召喚だ。
十代「でもフレイム・ウィングマンと同等だぜ?」
明日香「サイバー・ブレイダーの効果発動、パ・ドゥ・トロワ! その効果により相手の場のモンスターが二体だけのときこのカードの攻撃力は倍になる!」
十代「なっ!?」
サイバー・ブレイダー 攻撃力:2100→4200
明日香「大嵐を発動! サイバー・ブレイダーでフレイム・ウィングマンを攻撃、グリッサード・スラッシュ!」
十代「攻撃の無力化が!? うわああぁぁぁっ!!」LP4000→1900
突如発生した大嵐が十代の場の伏せカードを破壊し、そこにサイバー・ブレイダーが突っ込んできてスケートのカッター部分での蹴りがフレイム・ウィングマンを破壊する。あっという間にライフポイントが追いつかれた。
明日香「サイバー・ブレイダーの効果発動、パ・ド・ドゥ! 相手モンスターが一体のみの時このカードは戦闘で破壊されない!」
翔「嘘!? 相手モンスター一体で戦闘破壊無効、二体で攻撃力倍っすか!?」
ももえ「やりましたわ! これで明日香様の勝利は決まりですわ!!」 ジュンコ「アルフ様一週間執事……」
明日香の言葉を聞いた翔が驚いたように声を上げるとももえが両手を組みながら嬉しそうに言い、ジュンコも両手を組みながらどこか恍惚そうな目で呟く。というかジュンコの息がハァハァとおかしくなっておりどこか危険な雰囲気を感じさせている。
ライ「じゅうだーい、頑張れー。弟の貞操がやばい気がするー」 エルフィ「十代くーん、流石にアルフをこの状況で来させるのは色々危険そうだから頑張って出来れば勝ってー」
流石にそれを見たライとエルフィも十代に向けてそう声援を送っていた。
明日香「カードを二枚セットし、ターンエンドよ」
明日香はくすりと微笑むとそう言ってターンを終える。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.153 ) |
- 日時: 2010/09/15 02:29:08
- 名前: 孝(たか)
- 十代「流石だぜ、明日香。女王の名は伊達じゃないって事か」
明日香「別に、私が名乗ったわけじゃないんだけどね。」
十代「そっか。じゃぁ行くぜ!俺のターン!ドロー!フォレストマンの効果で、デッキから融合を手札に加える。」手札3
明日香「やはり、フォレストマンは厄介ね…(早めに対処しないと…)」
十代「手札から、強欲な壺を発動!」
明日香「なんですって!?この状況で引き当てたというの!?」
エルフィ「明日香!十代に常識なんて当て嵌めちゃ駄目!毎回デスティニードローすると考えて!!」
ジュンコ「何よそのインチキドロー運は!?」
十代「インチキって言うな!!行くぜ!魔法カード・融合発動!手札のワイルドマンと、ネクロダークマンを融合!現れろ!E・HEROネクロイド・シャーマン!」手札4
十代の場に、歌舞伎姿のモンスターが現れた。
十代「ネクロイド・シャーマンの効果発動!特殊召喚時に、相手の場のモンスター1体を破壊し、相手の墓地のモンスター1体を特殊召喚する。サイバー・ブレイダーを破壊して、ブレード・スケーターを攻撃表示で特殊召喚するぜ!」
因みに、アニメ効果は生贄だが、OCG効果は破壊になる。
明日香「なんですって!?」
十代「更に、墓地のネクロダークマンの効果発動!このカードが墓地に有る時、一度だけ、レベル5以上のE・HEROと名の付くモンスターを、生贄無しで召喚出来る!来い!E・HEROエッジマン!」
明日香「一気に場を逆転するなんて…全く先が予想できない。」
十代「行くぜ!シャーマンで、スケーターに攻撃!祈祷の一突き!!」
明日香「させない!罠発動!攻撃の無力化!モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルを終了させる!」
十代「駄目か…俺はターンを終了する。」
頭をかいて、苦笑する十代。
しかし、そこには明日香が次はどんな行動を起こすかワクワクしている様子も伺える。
明日香「私のターン!ドロー!……天よりの宝札を発動。」
なぜか明日香のテンションがダウンした。
氷牙「なんでお前ら悉く両者の手札が0の時にそれを引き当てるんだよ」
翔「羨ましいっす。オイラはあのカード持ってないっすから。」
氷牙「ん?翔は持ってないのか?」
翔「持ってないっすよ。天よりの宝札って、結構値がはるっすからね。単品で買うとそれこそお小遣いがorz」
この世界では天よりの宝札はかなりのレアカードに当たり、その価値は傷ありでも1万はくだらない。
氷牙「ほれ。」
翔「?」
氷牙「やるよ。余ってるし。」
天よりの宝札を無償で翔に譲る氷牙。
翔「で、でも、これ結構高いんじゃ!?」
氷牙「遠慮すんなよ。使わないで埃被せるくらいなら、誰かに使ってもらった方がいいからな。」
翔「あ、ありがとうございます!氷牙先生!」
明日香「互いに6枚ドロー!(エルフィの言う通りだとしたら、これで、十代の手札はどんな状況にも対応できるような手札になっているはず…なら、このターンで決める!)儀式魔法!機械天使の儀式を発動!」
氷牙「機械天使だと!?」
レオ「とんでもないものを持ってやがるな天上院の奴。」
翔「何すか?機械天使って?」
レオ「サイバー・エンジェルって名の儀式モンスターを召喚するための儀式カードでな。去年の大会優勝者に配られた希少なカードだ。」
氷牙「そして、サイバー・エンジェルは今の所、三枚存在している。レベル6の弁天と韋駄天、レベル8の茶吉尼(ダキニ)。弁天と韋駄天は攻撃力はレベル4のモンスターと大して変わらない低めの攻撃力だが、どのモンスターも強力な効果を持っている。」
明日香「手札のサイバー・チュチュと、場のブレード・スケーターを生贄に、サイバー・エンジェル‐韋駄天を儀式召喚!韋駄天の効果!特殊召喚に成功した時、墓地の魔法を1枚手札に加える!私は、機械天使の儀式を手札に加えて、もう一度発動!手札の守護天使を生贄に、サイバー・エンジェル‐茶吉尼を儀式召喚!」
韋駄天ATK1600
茶吉尼ATK2700
十代「すげぇ!儀式モンスターの連続召喚!?」
明日香「茶吉尼の効果発動!このカードが特殊召喚に成功した時、相手モンスター1体を相手が選択して破壊する!」
十代「なに!?くっ…俺はネクロイド・シャーマンを選択する。」
翔「凄い効果っすね…墓地の魔法回収に、破壊効果…」
レオ「確かにな。しかも発動する効果はどれも特殊召喚時。死者蘇生や契約の履行で特殊召喚した時にも発動する効果だな」
明日香「フォレストマンを対処したい所だけど、エッジマンを残しておくわけにはいかないわね。茶吉尼で、エッジマンを攻撃!サイバースラッシュ!」
十代「ぐあっ!?」LP1900→1800
明日香「カードを1枚伏せて、ターンエンド」手札0
十代「すげぇ…すげぇよ明日香!こんなにワクワクして、ドキドキしたのは、氷牙さんや、レオさん…紅葉さんとデュエルした時以来だぜ!!」
明日香「紅葉?…まさか、プロデュエリスト・響紅葉の事!?」
十代「あ、あぁ…そうだぜ。」
明日香「まさか、プロと対戦していただなんて…」
十代「さぁ行くぜ!俺のターン、ドロー。」手札7
『クリクリ〜♪』
十代「お、相棒!お前が来てくれたら、怖いもんなしだぜ!行くぜ明日香!フォレストマンの効果で、デッキから融合を手札に加える!更に魔法発動!融合誕生!こいつは、デッキの上から5枚のカードを墓地に送りその中に融合素材がそろっていた場合融合召喚を行う事が出来る!」
融合誕生(フュージョン・バース) 漫画オリジナル 効果 デッキの上から5枚のカードを墓地に送り、その中に融合素材がそろっていた場合、融合召喚を行う事が出来る。
明日香「そんな不確定な融合を行う魔法が有るなんて…!?」
十代「5枚墓地に送るぜ?」
1・ネクロ・ガードナー 2・バブルマン 3・スパークマン 4・カード・ガンナー 5・天使の施し
十代「よっしゃぁ!!俺は、バブルマンとスパークマンを融合!」
明日香「バブルマン…まさか、アブソルートZero!?」
十代「いいや、違うぜ。今回俺が出すのは・・こいつだ!バブルマンに、光属性を融合!現れろ!輝ける光の英雄(ヒーロー)!!The・シャイニング!」
ライ「また新しいHERO!?一体いくつ渡したんだよ氷牙さん!?」
氷牙「ん?え〜と…Zero、ガイア、シャイニングの他に、後二種類の融合系HEROと、効果モンスターは後5種類位は有ったと思うが?」
ライ「もうちょっと自重してくださいよ!?」
氷牙「無理」
ライ「即答されたorz」
十代「更に、ミラクルフュージョン発動!墓地のフェザーマン、バブルマン、スパークマンを除外融合!現れろ!E・HEROテンペスター!!」
明日香「まさか、あんな不確定な融合を実現させるだけでなく、その効果で送られたカードを使って更に別の融合召喚を行うなんて…」
十代「The・シャイニングの効果!除外されているE・HEROの数だけ、攻撃力が300ポイントアップする!フォレストマンを攻撃表示に変更。最後に、サイクロンを発動!伏せカードを破壊するぜ!」
シャイニングATK2600→3500
明日香「なんですって!?きゃあっ?!」
十代「シャイニングで、茶吉尼を攻撃!オプティカル・ストーム!」
明日香「きゃあああああああっ!?」LP1900→1100
十代「テンペスターで、韋駄天を攻撃!カオス・テンペスト!!」
明日香「あああああああ!?」LP1100→100
十代「フォレストマンでトドメだ!アース・タックル!」
明日香「きゃああああああああっ!?」LP100→0
十代「いよっしゃぁ!!明日香!楽しいデュエルだったぜ!ガッチャ!!」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.154 ) |
- 日時: 2010/09/15 09:02:02
- 名前: カイナ
- くっ、シャイニングの口上に「現れよ、輝ける光のヒーロー」ってのを考えてたのに……ちなみにTORNADOは「現れよ、吹き荒れる嵐のヒーロー」、フレイム・ブラストは「現れよ、燃え上がる業火のヒーロー」……。
―――――――――――――――――――― ももえ「そんな、明日香様が……」 ジュンコ「アルフ様一週間執事が……」 アルフ「た、助かったぁ〜……」
明日香が負けた瞬間ももえとジュンコはがくんと肩を落とし、対照的にアルフはほっと胸を撫で下ろす。どうやら十代と明日香が戦っている途中で目を覚ましたらしい。
明日香「私の負けね……ところで、響紅葉とデュエルしたって、本当? 若くして引退したって聞いたんだけど……」
十代「ああ、本当だ。っていうか地元が一緒でさ、俺も一度骨折で入院した事があって、その時に知り合ったんだ。俺がデュエルを始めるきっかけにもなったんだぜ」
明日香が苦笑を浮かべながら呟いた後少し首を傾げながら十代に尋ねると彼はにかっと笑いながら返し、明日香はへぇと驚いたように呟く。
ライ「まあ、というより紅葉さんは俺達全員、共通の師匠って言っても過言じゃないし」
ジュンコ「どういう事?」
アルフ「僕ら全員、紅葉さんに会ってデュエルモンスターズを始めたんだ。最初は紅葉さんに基本を教わって、それから十代君は紅葉さんの知り合いって関係で氷牙先生に、僕達四人は父さん母さんにデュエルを教わってたんだよ」
ももえ「へぇ……ってあら? 四人?……ライさん、アルフ様、エルフィさんの三人では?」
アルフ「え? あ、ああ間違えた三人三人」
エルフィ「まあ、紅葉さんが私達のデュエルの起源と言っても過言じゃないわね」
突如入ってきたライの言葉にジュンコが聞くとアルフが説明、それを聞いたももえは頷いたあと気づいたように尋ね、それを聞いたアルフは少し慌てたように訂正する。そしてエルフィがそう締めくくった。
氷牙「どうだ?」
青迫「……」
そこから少し離れた場、氷牙と青迫、レオがそこに集まっており、氷牙の言葉に青迫は黙る。
レオ「ただ勝つ事を求めるだけじゃ意味がない、デュエルはいつも全力で楽しく。そうすればデッキだって応えてくれる……それをあいつらは身をもって示してるんだよ」
青迫が黙ったところにレオはふっと優しい笑みを浮かべながら言い、また青迫は黙り込んでうつむく、と思ったらすすり泣くような声が聞こえてきた。
青迫「先生……俺…俺ぇ……ひっく…うくっ」
氷牙「どうした?」
苦笑しながら優しく問いかける。
青迫「俺も……楽しいデュエルが…したいです。氷牙先生、レオ先生orz」
氷牙「自分がやりたいって思う事が大事なんだからな、お前がやりたいってんならきっと出来るさ」
青迫「……はい」
氷牙が諭すようにそう言うと青迫はこくんと頷いた後二人に深く礼をして帰っていく。
レオ「そのまま帰して問題ないんですか?」
氷牙「安心しろ、カメラとかを使ってないのは見てて分かっている。告げ口でもされりゃ面倒だがまあなんとかするさ。そもそもしねえだろ」
青迫が帰っていくのを見ながら二人は話し合っており、視点はまた十代達の方に戻る。
十代「んじゃ約束、翔は返してもらうぜ?」
明日香「ええ。この事も水に流してあげる」
ジュンコ「明日香さんが言うから、許してあげるわ……」
十代の言葉に明日香は笑みを浮かべながら返し、ジュンコもどこか悔しそうに呟く。そしてエルフィが翔を縛り付けている縄をほどいた。
翔「アニキ〜皆〜、ありがとう〜」
十代「よしよし」
その瞬間翔は半分泣きながら十代に抱きつき、十代は苦笑しながら彼の頭を撫でる。
レオ「さてと、んじゃとっとと帰るぞ。メリオルや凛さんに見つかったら色々面倒だ。ライ、アルフ、定員オーバーだから俺らは湖のふちを走って帰るぞ」
十代・翔・ライ・アルフ「「「「はーい」」」」
レオの言葉に四人は返事を返すと氷牙、十代、翔はボートに乗り込み、レオ、ライ、アルフは湖のほとりに立つ。まあ距離があるとはいえこの方が三人にとっては船酔いしないだけマシだろう、まだ走って疲れる方がいい。
十代「じゃなー」 ライ「また明日」
明日香「ええ」 エルフィ「もうすぐ進級試験よ、頑張ってね」
十代とライが手を振りながら言うと明日香とエルフィもそう返す。そしてボートが進み始め、レオ達も湖のほとりを走っていった。それを見届けると女子メンバーもすたすたと寮に戻っていく。
ブレイド「あの〜、俺は?……もしもーし、誰かー」
ただ一人、すっかり存在を忘れられているブレイドを除いて。
クロノス「道に迷ったノーネ! ここはどこなノーネ!?」
そして森の中では青迫と同じように彼らのスキャンダルを掴もうとしていたクロノスが道に迷って声を上げていた。 ―――――――――――――――――――― ところで次が進級試験のはずですよね?そこでアルフの黒モードを出させていいでしょうか?なんかこう、未だ根に持っているクロノスがまず一人ずつって感じでたまたま一人でトイレに行っていたアルフをピコハンで頭殴って気絶させ、レッドの癖に試験に来なかったって因縁をつけようとしたがそこで黒アルフが開放され現れるって感じ。 あ、でも黒アルフの性格はあのドSと大幅に変わってるので登場とかは僕に任せてもらえると助かります。
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