Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.72 ) |
- 日時: 2010/11/17 09:52:38
- 名前: カイナ
- クロノスがそう宣言したにもかかわらず出てくる人がいない、それにクロノスがあれっとゲストの待機場所を見ると凛が声をかけた。
凛「クロノス先生、エリオ君とキャロちゃんはここに向かう船がいきなり整備不良で決行になったと連絡があって校長が迎えの高速ヘリを飛ばしました。あと十分くらいで到着すると思うんですが」 クロノス「あ、そうなノ〜ネ? それじゃ仕方ないノ〜ネ、予定を繰り上げて先にレオ&アルフチームのデュエルを行うノ〜ネ」 女子『アルフ様あああぁぁぁぁ!!!』
クロノスがアルフの名前を出したその瞬間アルフファンの女子生徒から歓声が響き渡り、クロノスは思わず耳を塞ぐ。もはやジャンボジェットの滑走路にいるのと大差ない状態になっていた。
レオ「……アルフ、いけるか?」 アルフ「うん、いけるいける!」
レオの言葉にアルフはにこっと微笑みながら返し、レオがよしと頷くと二人は前に出る。それと共に相手側からも二人の男性が出てきた。一人はワイルドな風貌の海の男というにふさわしい青年、もう一人は不気味な雰囲気を漂わせる青年。そしてレオとアルフもそれぞれと挨拶する。
梶木「わしは梶木漁太じゃ!」 骨塚「骨塚だぞぉ」 アルフ「空時アルフです」 レオ「空時レオだ」
四人はそれぞれ挨拶すると梶木とアルフ、骨塚とレオが握手をしてからそれぞれの位置に戻ってデュエルディスクを起動する。
四人『デュエル!』 梶木「先攻はもらうぜよ! わしのターンドロー!」
四人の掛け声の直後いち早く梶木がそう言ってカードをドローし、手札を見る。
梶木「フィールド魔法[海]を発動じゃ! そしてモンスターを攻撃表示!」 アルフ「えっ!? モ、モンスターが見えない!?」 梶木「これぞわしのシーステルス戦法じゃ!」
梶木の言葉と共にフィールドに海が広がっていき、さらに梶木の言葉によるとモンスターが召喚されたらしいがその姿を確認する事は出来ず、アルフが驚いた声を上げると梶木は得意気にそういった。
凛「ちなみに今回の方式では物理攻撃、魔法攻撃そして飛行能力の有無等の区別は難しいと判断するため原作における歩行モンスターの進入不可能、魔法攻撃できないモンスターの攻撃を封じる等は封じられております」 メリオル「要するに戦闘自体に支障はありませんが海対応の相手のステータス、効果等の情報は戦闘に入るまで分からないというわけです」
以上、少々メタ発言付きの説明でした。
梶木「そして永続魔法(フィールドバリア)を発動し、リバースカードを一枚セットしてターンエンドじゃ」
やはり発動されたカードも伏せられたカードも荒波に遮られてよく見えない。そして梶木はターンを終了した。
アルフ「僕のターン」 女子『アルフ様ぁ! 頑張ってぇー!!』
アルフの宣言と同時に女子から声援が響き、アルフは若干集中が途切れた様子を見せ梶木達を見て苦笑した。
アルフ「なんかごめんね、騒がしくて」 梶木「カッカッ、賑やかでええぜよ」
アルフの言葉に梶木は笑って返し、アルフもくすっと笑うと真剣な表情でカードをドローし手札を見た。
アルフ「D・モバホンを召喚して効果発動! 出た目は3、三枚デッキをめくってその中にいたD・ラジオンを攻撃表示で特殊召喚! ラジオンが攻撃表示の時僕の場のディフォーマーの攻撃力は800上昇する。さらにモバホンにデーモンの斧を装備してリバースカードをセット、ターンエンド」
D・モバホン 攻撃力:100→1900→1700 D・ラジオン 攻撃力:1000→1200→2000
アルフの場に二体のモンスターが並んで彼はターンを終了し、それを聞いて骨塚はカードをドローした。
骨塚「俺のターン、ドローだぞぉ。俺はモンスターを守備表示でセットし、カードを一枚伏せてターンエンドだぞぉ」
骨塚の言葉と共にモンスターがセットされた状態で現れる。こっちはちゃんと確認できるもののやはり伏せカードは荒波の影響でよく見えなかった。
レオ「俺のターン、ドロー……ゴブリンエリート部隊を攻撃表示で召喚し、カードを二枚セットしてターンエンドだ」
レオの場に騎士風の鎧を着たゴブリン達が姿を現し、その後ろに二枚の伏せカードが置かれる。それから彼はターンを終了した。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.75 ) |
- 日時: 2010/11/22 23:54:59
- 名前: カイナ
- 梶木「わしのターン、ドローじゃ!」
一回りして梶木にターンが戻り、彼はカードをドローすると手札を見比べ、その一枚を手に取った。
梶木「モンスターを攻撃表示で召喚! バトルじゃ!」 アルフ「モンスターが見えないってのに!?」
梶木は新たなモンスターを召喚してバトルを宣言、アルフの声をよそに梶木はアルフの場のモンスターを指差した。
梶木「いくぜよ!」
その言葉と共に梶木の場から何かの魚影が動き、アルフはくっと身構える。モバホンも不釣合いなデーモンの斧を握りながら辺りを見ていたが、なんとアルフの背後から何かが跳ねる。
アルフ「後ろ!?」 梶木「行くんじゃ、レインボーフィッシュ! D・モバホンに攻撃!」 アルフ「そうはいかない! リバースカードオープン[D・バインド]! 僕の場にディフォーマーがいる限り相手のレベル4以上のモンスターは攻撃できず、表示形式も変更できない」 梶木「かーっ惜っしいのぉ! ターンエンドじゃ」
アルフが背後に目を向けたときには虹色の魚がD・モバホンに攻撃狙いを定めており、そのモバホンはまだ気づいていない様子。それを見たアルフは瞬時に伏せていたカードで対処し、攻撃を防がれたレインボー・フィッシュはまた海に潜って梶木の元へと戻っていく。それを見た梶木は残念そうに額に手をやって声を出した後ターンエンドを宣言した。
アルフ「僕のターン、ドロー。よし、[D・ボードン]を召喚し、バトル! ボードンが攻撃表示で存在する限り僕のディフォーマーはダイレクトアタックが可能になる! 連続ダイレクトアタック!」
アルフは梶木を指差して攻撃を指示し、それと同時に彼の場のディフォーマーが一斉に梶木に向かっていく。とその次の瞬間海が渦を巻き出した。
梶木「リバースカード発動[竜巻海流壁]! 海が存在する限りわしへの攻撃ダメージは0になるぜよ!」
梶木の目の前に海水が竜巻となって巻き上げられ、彼を守る壁となる。しかしそれによって彼の場を隠す海もなくなったため彼の場も丸見えになった。
レオ「レインボー・フィッシュに深海王デビルシャーク、おいおいフィールドバリアもあるのかよ……」
レオが冷静に梶木の場の確認できるカードを確認して声を上げるとその直後攻撃が止められたためか海水は元に海に戻る。またモンスターとカード達は荒波に隠された。
アルフ「……ターンエンド」
アルフは手札とにらめっこして少し考えた後肩をすくめてそう宣言した。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.76 ) |
- 日時: 2010/11/23 04:08:39
- 名前: 孝(たか)
- 超深海王? 深海王でしょ?
骨塚「俺のターンだぞ。ドロー。手札から、魔法カード・手札抹殺を発動なんだぞぉ。タッグデュエルだから、この場合、ターンプレイヤーと相対しているプレイヤーが効果を受けるぞぉ」
アルフ「この場合、直前のターンプレイヤーである僕と、骨塚さんですね?」
骨塚「そうだぞぉ。俺は4枚捨てて、4枚ドローだぞぉ。」
アルフ「僕は3枚です。」
骨塚「更に手札から、魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動だぞぉ。手札のモンスターカード・ワイトを墓地に捨てて、デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚するぞぉ。」
ブルー生徒1「ワイト!?あんな最弱カード入れてるのにプロなのかよ!?」
青迫「馬鹿野郎!ワイト使いって事は、あのカードに決まってるだろ!」
十代達によって改心した青迫がブルー生徒に注意する。
それを聞いたレオは口を綻ばせた。
骨塚「勿論だぞぉ。ワイトを馬鹿にする奴は、ワイトになくんだぞぉ。デッキから、ワイトキングを特殊召喚!ワイトキングは、自分の墓地の「ワイト」・「ワイトキング」の数×1000ポイント攻撃力が上昇するんだぞぉ」
アルフ「貴方は先程、手札抹殺やワン・フォー・ワンで5枚のカードを墓地に送った…」
骨塚「そうだぞぉ。そして、手札抹殺で墓地に送った4枚の内、1枚はワイトキング、1枚はワイト夫人なんだぞぉ。ワイト夫人は、墓地ではワイトとして扱う。だから、墓地のワイト達の合計は3体。」
レオ「攻撃力3000。」
骨塚「レベルは1だから、D・バインドも潜り抜けんるんだな。更に、光学迷彩アーマーをワイトキングに装備するぞぉ。レベル1のモンスターにのみ装備出来て、装備モンスターは直接攻撃できるようになるぞぉ。」
アルフ「なんだって!?」
骨塚「ワイトキングで、君にダイレクトアタックなんだぞぉ!ホーンデット・ナイトメア!!」
レオ「させるか!!カウンター罠!攻撃の無力化!モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる!」
アルフ「ありがとう。父さん。」
レオ「気にするな。助け合うのがタッグだ。落ち着いていけ。」
アルフ「うん!」
骨塚「防がれたんだぞぉ…カードを1枚セットして、ターンエンドだぞぉ」手札0
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.77 ) |
- 日時: 2010/11/26 00:26:28
- 名前: カイナ
- レオ「俺のターン、ドロー。よし、魔法カード[高等儀式術]発動、デッキから通常モンスター、レベル4のデーモン・ソルジャー二体を儀式の生贄に捧げ、[闇の支配者―ゾーク]を儀式召喚!」
レオは引いたカードを即座に発動、その言葉と共に彼の場に闇が現れ、その闇の中に悪魔の兵士が飲み込まれていくと闇が弾け飛んで中から闇の支配者が姿を現した。それを見ていた観客席のももえがふと口を開く。
ももえ「そういえば、レオ先生って闇の支配者との契約みたいな正規の儀式魔法を使わないんですわね。あれなら手札に高レベルモンスターしかない場合もレベル以上だから平気ですのに」 桐岡「レオ先生のデッキにはあのゾークの他にデミスがいて両方ともレベルは8、そして先生のデッキには奈落との契約がある。例えばゾークが手札にあるのにエンド・オブ・ザ・ワールドが来たりその逆って事故がおきたらいけないじゃない。それに先生のデッキはいつでも儀式の生贄がレベル8になるよう工夫されてるんだから、高等儀式術用の通常モンスターは皆レベル4だし」
ももえの言葉にオベリスクブルー女子生徒の一人――桐岡がそう説明すると彼女に周りの視線が集中し、ジュンコがぼそりと言った。
ジュンコ「麻季……あんた随分詳しいわね……」 ももえ「そういえばレオ先生って氷牙先生や鏡夜先生の影に隠れますけど結構イケメンですわね♪」 桐岡「あっ!? ち、違う! アタシも悪魔族デッキ使いなんだからレオ先生のを参考にしようって思って少し観察してたの!! オシリスレッド担当とはいえ実力は確かなんだし!」
ジュンコの言葉にももえがにこにこ微笑みながら言うと桐岡は顔を真っ赤に染めながら声を上げる。といつの間にかいたメリオルがくすくす笑いながら口を開いた。
メリオル「あらあら、そういえばレオって昔っから意外ともてるのよね。でも今は私の夫なんだから奪い取らないでね?」 桐岡「だ、だから違いますってばぁ!!」
メリオルの言葉に桐岡はまだ真っ赤な顔で叫び声を上げる。その間にデュエルも進んでいた。
レオ「ゾークの効果発動! サイコロを振ってその出目で効果は決定する、ダイスロール!」
彼の宣言と同時にフィールドを不気味な雰囲気漂うサイコロが転がる。その出目は一を指していた。
レオ「一の目の効果、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する! ラスト・ゾーク!!」
その言葉と共にゾークは闇の力を結集、相手のフィールドに叩き込んだ。ちなみにタッグデュエルの効果でも両方の相手に効果が及び、海の中にまで闇の力が叩き込まれる。しかし海の中には一匹の魚影が残っていた。
梶木「深海王デビルシャークは一ターンに一度だけ対象を指定しない効果では破壊されんぜよ!」 レオ「分かってる、まあワイトキングを破壊できただけよしとしよう。あいつは戦闘じゃワイトがいる限りしぶとく復活してくるからな」
梶木の宣言に答えるようにデビルシャークが海から跳ねて姿を見せ、レオはふっと笑みを浮かべてそう返した。
エルフィ「相変わらず派手ね、レオさん」 メリオル「そういえば昔からレオがゾークを使って六の目を出したとこって見たことないわね」 桐岡「相手モンスターが一体なのに一の目で全体破壊って贅沢な事が何回かあったっけ……あっ」
エルフィの言葉にメリオルが思い出したように言い、桐岡がなんともなさげな声で続けると直後彼女は失言に気づいて口を手で塞ぐ。しかし時既に遅く周りの女子達は皆彼女を見てにやにやと微笑んでいた。
桐岡「な、なによ!? あんな六分の一の確率で仲間もろとも自滅するような、そもそも何体破壊できるかも分かんないような不安定なカードを使うなんてばっかじゃないのって思ってただけよ!!」 メリオル「麻季ちゃん、レオって肉料理が好きだから持っていってあげたら喜ぶわよ? あとドローパンじゃステーキとかハンバーグとか肉系が好物で逆に野菜は苦手なの」 桐岡「えっ、そうな……デュ、デュエルとか、関係ないでしょ!!……肉が好きなんだ、そして野菜は苦手……」
にやにやに耐え切れなくなったのか桐岡はそう声を荒げて怒鳴った後にメリオルがそうさらりと言うと彼女は一瞬顔を輝かせるが気づいたように叫ぶ。しかしその後にぶつぶつ自分に言い聞かせるように小さく反復して呟いており、メリオルはくすくすと微笑んでいた。
レオ「さてと、ゾークでデビルシャークを攻撃! 魔手刀閃!」 梶木「うわったたた!!」
レオの指示と同時にゾークはその闇を纏った手刀で海を割り、デビルシャークをいぶり出すともう片方の手の手刀でデビルシャークを斬り裂き、衝撃波で梶木のライフも削り取ろうとするがそれは海流の渦壁が防いでくれる。
レオ「ゴブリンエリート部隊で骨塚にダイレクトアタック!」 骨塚「そうはいかないんだゾォ! リバースカード発動[リビングデッドの呼び声]、その効果で墓地のワイトキングを特殊召喚するんだゾォ!」
レオの言葉を聞いた騎士風のゴブリン部隊は骨塚に突進していくが彼は伏せていたカードを発動し、それと共に彼のフィールドにさっき闇に飲み込まれたはずの無数の骨と紫色の布が出てくる。そして骸骨は一気に組みあがると布を纏って立ち上がった、当然攻撃力は先ほどの通り3000だ。
レオ「ちっ、巻き戻しによって攻撃を止めて効果によりゴブリンエリートは守備表示に変更、モンスターをセット。ターンエンドだ」
レオは舌打ちを叩くとモンスターを一体セットしてターンを終えた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.78 ) |
- 日時: 2010/11/27 06:53:03
- 名前: 孝(たか)
- 梶木「わしのターンじゃ!ドロー!わしはヒゲアンコウを召喚じゃ!!さぁ見るぜよ!わしの切り札の登場じゃ!!」
アルフ「え!?」
梶木「わしのフィールド上の"海"、"竜巻海流壁"、"水属性モンスター全て"を墓地に送り、このカードを特殊召喚するぜよ!!来い!!深海の暴君 タイラント・リヴァイアサン!!!」
深海の暴君 タイラント・リヴァイアサン レベル10 効果 水 海竜族 ATK3200 DEF3000 オリジナル 効果 このカードは通常召喚出来ない。 自分フィールド上の表側表示で存在する、海、竜巻海流壁、水属性モンスター全てを墓地に送った時のみ、手札から特殊召喚出来る。 このカードは、フィールド又は墓地に海が存在する限り、カードの効果では破壊されない。 このカードは、1ターンに1度、戦闘では破壊されない。 1ターンに1度、墓地の水属性モンスターを2体除外する事で、以下の効果を1つ選んで発動できる。 ・デッキから2枚ドローし、その後で1枚捨てる。 ・相手フィールド上のカードを2枚まで選択して、持ち主の手札に戻す。 ・このカードが表側表示で存在する限り、相手は1ターンに1度しか、魔法・罠を発動できない。
氷牙「なっ!?あのカードは!?」
十代「氷牙さん。何か知ってるのか?」
氷牙「深海の暴君…プラネットシリーズのタイラント・ネプチューンと対をなすカードと言われている程、強力な海竜族モンスターだ。」
十代「タイラント・ネプチューンと!?」
梶木「手札から速攻魔法・サイクロンを発動ぜよ!D・バインドを破壊!いくぜよ!!タイラント・リヴァイアサンで、ゾークを攻撃!無限大海嘯!!」
突如発生した大津波が、ゾークを襲う。
レオ「グアアアアアアアッ!?」LP4000→3500
梶木「カードを1枚伏せて、ターンエンドじゃ!」手札0
アルフ「僕のターン!ドロー!魔法発動!大嵐!フィールド上の、全ての魔法と罠を破壊する!!」
骨塚「そんな!?ワイトキングがまたやられたんだぞぉ!?」
アルフ「モンスターをセット、カードを1枚セットして、ターンエンド。」
骨塚「俺のターンだぞぉ!ドロー!ヒヒヒ…魔法発動!命削りの宝札を発動するぞぉ!手札が5枚になるようにドローして、5ターン後のスタンバイフェイズに、手札を全て捨てるんだぞぉ!」
アルフ「そんな!?このタイミングで!?」
レオ「まずいな…深海の暴君に、アンデットの組み合わせで、こうも厄介なコンビネーションを使いこなすとは…伊達にプロ名乗ってないな」
骨塚「ヒヒヒ…手札から、魔法発動!生者の書‐禁断の呪術‐!自分の墓地のアンデット一体を特殊召喚し、相手の墓地のモンスターカードを一体除外するんだぞぉ!俺は墓地から、ワイトキングを特殊召喚!更に、アルフの墓地のモンスター…D・パッチンをゲームから除外するんだぞぉ!」
アルフ「パッチン!?」
墓地のパッチンが禁断の呪術により、腐敗する。
骨塚「ゾンビ・マスターを召喚!効果発動!手札のモンスターを1枚捨てて、墓地の☆4以下のアンデットモンスターを1体特殊召喚するんだぞぉ!手札のワイトを墓地に捨てて、二体目のワイトキングを特殊召喚するぞぉ!」
ワイトキング×2 ATK3000
ゾンビ・マスター ATK1800
タイラント・リヴァイアサン ATK3200
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.79 ) |
- 日時: 2010/11/27 11:43:33
- 名前: カイナ
- 骨塚「いくゾォ! ワイトキングでゴブリンエリート部隊に攻撃だゾォ!!」
骨塚は一気に攻撃を指示したがそれを聞いた瞬間レオはにやりと笑った。
レオ「リバースカードオープン[死のデッキ破壊ウイルス]! 守備モンスター、ジャイアントウィルスをウイルスの媒体にし相手のフィールド、手札、これから三ターンのドローカード全てを確認し攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する! ちなみに手札確認はこの場合ターンプレイヤー、つまり骨塚だけが対象になる」
ゾンビ・マスターの攻撃の寸前にジャイアントウィルスの身体が死のウイルスに蝕まれ、ゾンビ・マスターにワイトキング二体、そしてタイラント・リヴァイアサンにまで広がっていく。
梶木「タイラント・リヴァイアサンはフィールドまたは墓地に海がある限りカード効果では破壊されん、大いなる海がわしらを守ってくれるんじゃ!」 レオ「ああ。とはいえアンデット軍はウイルスで全員死滅だぜ?」 アルフ「もう死んでるけどね」
梶木の言葉にレオは頷いた後骨塚の方を指差しながら決め、アルフがツッコミを入れて締めた。
骨塚「むぐ……真紅眼の不死竜と闇竜の黒騎士が……タ、ターンエンドだゾォ」
骨塚はむぐぅと呟いてターンを終える。残る一枚はピラミッド・タートルだったためウイルスの魔の手は逃れたが防御の手がないのはこれでまる分かりだ。
レオ「やれやれ、流石はプロだ」 梶木「わしの本業は漁師やけどな」
レオの言葉に梶木がツッコミを入れ、レオはくすりと微笑んだ。
レオ「とはいえ負けるつもりはないけどな。俺のターン、ドロー! [幻銃士]を召喚し効果発動! 召喚に成功した時俺の場のモンスターの数まで銃士トークンを特殊召喚する。そして魔法カード[命削りの宝札]!」 骨塚「嘘だゾォ!?」 レオ「あいにくマジだ! 手札が五枚になるようドロー!……面白い」
レオは素早く五枚のカードをドローし、ふっと笑う。そして手札の一枚を手に取った。
レオ「魔法カード[二重召喚]を発動、これによりこのターンもう一度通常召喚を行える。幻銃士と銃士トークンを生贄に捧げ、今ここに現れよ[The suppression PLUTO]!!」 氷牙「プラネットシリーズ!?」
レオの言葉と共に現れたモンスターを見た氷牙が驚きの声を上げ、レオはくすりと冷たい微笑みを浮かべた。
レオ「PLUTOの効果発動。一ターンに一度カード名を宣言し、相手の手札にそのカードが存在する時相手フィールド上のカード一枚のコントロールを得る。なおこの宣言には相対するターンプレイヤー、即ち骨塚が対象になりコントロール奪取は全フィールドが対象になる」
レオの説明を受けた骨塚はびくりとなる。ついさっきのウイルスコンボで自分の手札は筒抜けだ。
レオ「俺が宣言するのはピラミッド・タートル」 骨塚「あ、あるゾォ……」 レオ「よって俺は相手フィールド上のカード[タイラント・リヴァイアサン]のコントロールを得る!」 梶木「わしの切り札がぁ!?」
レオの宣言に骨塚はがくんとうな垂れながら手札を見せ、レオはそれを確認するとタイラント・リヴァイアサンを指差して言い、PLUTOの不思議な力に当てられたのかリヴァイアサンはレオのフィールドに向かう。それに梶木は悲鳴に近い声を上げていた。
レオ「PLUTOで梶木にダイレクトアタック! Three Satellites!!」 梶木「だああぁぁぁっ!!」LP4000→1400 レオ「止めだ! タイラント・リヴァイアサンでダイレクトアタック! 無限大海嘯!!」 梶木「のぎゃあああぁぁぁぁ!!!」LP1400→0
一瞬梶木のライフは0となった。これでレオ&アルフVS骨塚の二対一だ。
レオ「カードを二枚セットして、ターンエンドだ」 ―――――――――――――――――――― ところでPLUTOのコントロール奪取能力って永続なんですか?OCG化されてないのは知ってますが漫画の現物すら見たことないんで判断できないんです。漫画遊戯王GXのwikiではエンドフェイズまでと書かれてないから永続と判断してますが……エンドフェイズまでだったらどうにかしてリヴァイアサンを墓地に送っときたいですし。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.80 ) |
- 日時: 2010/12/01 23:42:33
- 名前: カイナ
- 骨塚「お、俺のターン、ドローだゾォ」
レオ「デッキ破壊ウイルスの効果、ドローカードを確認させてもらうぜ」
レオのエンド宣言の後動いたのは骨塚、彼がカードをドローするとレオがそう言い、骨塚はどよ〜んとした表情でドローカードを見せる。ドローカードはミイラの呼び声だった。
骨塚「ピラミッド・タートルを守備表示で召喚して、ターンエンドだゾォ」 アルフ「僕のターン、ドロー!」
骨塚がモンスターを召喚してターンを終了するとアルフがカードを引く。そのカードを見たアルフはにこりと微笑んだ。そしてアルフは動き出す。
アルフ「モバホン効果発動、攻撃表示の時サイコロを振って出た目の数デッキをめくり、その中にレベル4以下のディフォーマーがある場合一体特殊召喚する。その効果で特殊召喚するのは[D・ラジオン]! そして裏守備のラジオンを反転召喚!」
アルフの言葉と共に残り一体のラジオ型ディフォーマーが姿を現した。
D・モバホン 攻撃力:100→2500 D・ラジオン 攻撃力:1000→3400 D・ボードン 攻撃力:500→2900
氷牙「終わったな」 翔「え? ピラミッド・タートルはリクルートモンスターっすから連続リクルートでこのターンくらいどうにかして――」 氷牙「――ボードンの効果」 翔「あ」
氷牙の呟きに翔が聞き返すと氷牙が呆れたようにまた諭すように言い、それで翔は気づく。
アルフ「ボードンが攻撃表示で存在する限り僕の場のディフォーマーはダイレクトアタックが可能になる! 全軍攻撃!」 骨塚「うぎゃああぁぁぁ!!!」LP4000→0
アルフの指示と共にディフォーマー達はボードンの先導でピラミッド・タートルの防壁を潜り抜け骨塚に直接攻撃を叩き込む。総攻撃力15600のオーバーキルだ。
クロノス「ウィ、ウィナー……レオ&アルフ、ナノ〜ネ……」 女子『アルフ様ぁー!!!」
クロノスの宣言に決めたのがアルフだったためか女性陣が声を上げ、アルフは慣れたように笑顔で手を振って返すとレオと共に退場していった。
クロノス「さ、さてお次は……ようやく到着最年少プロタッグデュエルコンビ! エリオ&キャロコンビ! 対するは鏡夜&神鈴コンビナノ〜ネ!」
その声が会場内に響くが、ライはきょろきょろと周りを見回す。鏡夜の姿がなかった。
ライ「氷牙先生……鏡夜先生は?」 氷牙「できればぎりぎりまで神鈴と会いたくない、と隠れてる。呼ばれたら連絡をくれとの事だ」
ライの言葉に氷牙はそう言ってPDAの連絡機能を入れる。それを聞いたライやアルフ、十代達は苦笑を浮かべていた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.81 ) |
- 日時: 2010/12/02 00:09:48
- 名前: ミクニップ
- 焔「あはは・・・。鏡夜師匠(レーラァ)、ご愁傷様です(汗)」
元師匠の災難を察し、苦笑する焔。
雷堂「・・・ん?」 氷牙「どうした、ピカ?」 雷堂「あ、うん。何でも無いっスよ旦那(あれ?確かさっき神鈴に拉致られた兄貴見たけどなぁ・・・?)『FULL FORCE、昨日より速く♪走るのが条件♪』あ、メールだ」 ライ「(FULL FORCE!?)」 翔「(どんだけライダー好きなの!?)」
雷堂「ふんふん・・・わかった」 氷「?誰からだ」 雷堂「外にいる佐助達。何でもエリオ&キャロコンビが到着したから、今は此処までエスコートしてるとか」 氷「そうか」 雷堂「それと余談だけど、その途中で神鈴に捕まって森の奥に連れてかれようとしてる兄貴も見たとか」 氷「すぐに連れ戻す」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.83 ) |
- 日時: 2010/12/02 05:43:36
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙「まったく…神鈴。お前ドサクサに紛れて何してんだ?余計に鏡夜に嫌われるぞ?」
神鈴「嫌!!!それだけは嫌!!鏡夜兄様に嫌われたら、私…私…」
氷牙「それにだな、鏡夜にはもう桜咲刹那という立派な婚約者が…」
神鈴「そう…そうね…あの白烏…串刺しにして焼き鳥に…」
氷牙「やった瞬間に、お前は鏡夜に二度と笑顔を向けてくれなくなるな。」
神鈴「イヤアアアアアアアアアアアアア!?!??!」
氷牙「……はぁ〜。いい加減諦めろ。鏡夜はお前の伯父なんだぞ?伯父と姪は結婚できん。諦めて他の男を探せ。諦めないなら無理矢理にでも見合いを勧められるぞ?爺辺りに…」
誰だよ爺って…汗
神鈴「イヤイヤイヤアアア!!!鏡夜兄様じゃないとイヤアアアアアア!!!」
氷牙「……このデュエルで無傷で勝てば鏡夜の所に養子になるってのはどうだ?義理の親子としての絆が出来るぞ?」
神鈴「う……」
氷牙「それとも、鏡夜の義妹になるか?恋人としての絆は永遠ではないが、義兄妹ならそう簡単には切れないぞ?」
神鈴「うううううう……」
だんだん氷牙の口車に乗せられつつある神鈴。
パチンッ!
氷牙が指を鳴らす。
神鈴「はっ!…あ、あれ?お父様?私は一体…」
キョロキョロと辺りを見回す。
氷牙「ほれ、今からお前と鏡夜でタッグを組んで、制裁タッグデュエルだろ。待たせていいのか?」
神鈴「あぁ!!そうだった!久々に鏡夜兄様と組めるのに、グズグズなんかしてられない!じゃあね!お父様!」
氷牙「おう。行ってこい。相手はキャロとエリオの最年少最強タッグだ。」
神鈴「え!?あの子達が相手なの!?久々に抱擁しようかしら?」
氷牙「ほれ、行った行った。」
神鈴「は〜い!」
ピカ「……旦那?今何を?」
氷牙「………ちょっとした催眠誘導…」
ピカ「…いつもどこからそんな技術持ってきてるんです?」
氷牙「禁則事項って事で…」
ピカ「……了解っす。」
両タッグが向かい合う。
エリオ「お久しぶりです!鏡兄さん!鈴姉さん!」
キャロ「お久しぶりです!」
鏡夜「うん。久しぶり。プロになってからもう2年だっけ?」
エリオ「はい!鏡兄さん達に指導してもらったおかげで、順調に勝ち進んでます!」
神鈴「そっか。キャロ。プロは大変?」
キャロ「はい。とっても忙しくて、フェイト義姉さん達に会えないのは淋しいですが…沢山の強い人達と闘えて楽しいです!」
神鈴「それを聞けて安心したよ♪…じゃぁ…始めようか!」
エリオ「はい!エリオ・テスタロッサ!」
キャロ「はい!キャロ・ル・テスタロッサ!」
「「いきます!!」」
『『デュエル!!』』
キャロ「私のターン!ドロー!」
キャロ→鏡夜→エリオ→神鈴の順です。
キャロ「カードを3枚セット、仮面竜を守備表示で召喚して、ターンエンドです!」手札2
鏡夜「僕のターン!ドロー!プロミネンス・ドラゴンを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せて、ターンエンド!この瞬間、プロミネンス・ドラゴンの効果発動!このカードが表側表示で存在する時、自分のエンドフェイズごとに、相手に500ポイントのダメージを与える!"小炎竜"」
キャロ「きゃぁっ!?」LP4000→3500
エリオ「キャロ!?」
キャロ「この瞬間、伏せカードを発動します!罠カード・反撃の咆哮!その効果で、私の場の表側表示のドラゴン族モンスターを1体選択します。そのモンスターの元々の守備力の半分のダメージを相手に与えます!仮面竜を選択します。仮面竜の守備力は1100。その半分、550ポイントのダメージを与えます!」
鏡夜「うわ!?やるね!」LP4000→3450
キャロ「まだです!この効果で、500ポイント以上のダメージが発生した場合、デッキから1枚ドローして、それが☆2以下のドラゴン族モンスターなら、表側守備表示で特殊召喚できます!ドロー!…私が引いたのは、白銀竜の雛!レベルは2です!条件を満たしたので、特殊召喚!」
十代「お。もう白銀竜の雛が来たぜ!」
ライ「早いな。流石、竜召喚師の異名は伊達じゃないな。」
アルフ「今の所、キャロとエリオは鏡夜さん、氷牙さん、父さん、紅葉さん、僕と兄さん、十代君以外に、負けた事ないからね…」
明日香「貴方達、あの最年少プロとも対戦経験があるの!?」
ライ「あるも何も…」
十代「あの二人をプロデビューさせたの、氷牙さんと紅葉さんだしなぁ…」
明日香「(本当に何者なのよ…氷牙先生は…)」
冷や汗を流しながら、氷牙を見やる明日香だった。
エリオ「ボクのターン!ドロー!雷少年を攻撃表示で召喚!雷少年は、召喚に成功した時、相手の場に2枚以上、魔法・罠が伏せられていた場合、1枚を破壊します。右のカードを破壊!」
鏡夜「わわ!伏せカードは、バックファイアだよ。」
エリオ「くっ…この効果で、罠を破壊した場合、ボクのエンドフェイズに破壊されます。だけど…装備魔法!風雷の槍・ストラーダを、雷少年に装備!このカードは、戦士族又は魔法使い族にのみ装備できます。装備モンスターの属性に、風属性を加え、更に、雷族としても扱います。そして、装備モンスターの攻撃力を600ポイントアップさせ、バトルフェイズ中2回まで攻撃できます!」
雷少年ATK1200→1800
神鈴「随分攻撃的な装備ね…」
エリオ「まだです!ストラーダを装備した雷少年を生贄に、手札から雷槍の騎士見習いを特殊召喚します!そして、雷槍の騎士見習いが自身の効果で特殊召喚に成功した時、墓地の風雷の槍ストラーダを装備します!」
雷槍の騎士見習いATK2000→2600
エリオ「カードを1枚伏せて、ターンエンドです!」手札2
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.84 ) |
- 日時: 2010/12/13 05:39:40
- 名前: 孝(たか)
- 神鈴「私のターン!ドロー!私は、手札からハーピィ・クィーンを墓地に捨てて、効果発動!デッキから、フィールド魔法・ハーピィの狩場を手札に加えるわ!」
エリオ「いきなり狩場が!?」
キャロ「正直、まずいね…」
神鈴「更にハーピィの狩場を発動して、ハーピィ・レディ1を攻撃表示で召喚!狩場の効果発動!ハーピィ・レディ又はハーピィ・レディ三姉妹が召喚・特殊召喚される度に、フィールド上のカードを1枚破壊するわ!キャロの右側の伏せカードを破壊!」
キャロ「きゃぁっ!?うう…破壊されたカードは荒野の大竜巻です!セットされた状態で破壊された時、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を破壊します!プロミネンス・ドラゴンを破壊します!」
鏡夜「うわっ!?…キャロ、前より強くなったね!」
キャロ「ありがとうございます!」
嬉しそうに笑いながら返事をするキャロ。
神鈴「ムゥ〜。ハーピィ・レディ1は、表側表示で存在する限り、風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップするわ。手札から、万華鏡−華麗なる分身−を発動!ハーピィ・レディが表側表示で存在する時、手札かデッキからハーピィ・レディ三姉妹を特殊召喚するわ!デッキから特殊召喚!そして、再び狩場の効果が発動!エリオのセットカードを破壊するわ!」
エリオ「させません!その効果にチェーンして、リバースカードオープン!鎖付き爆弾!このカードは攻撃力500ポイントアップの装備カードとなり、自分フィールド上のモンスターに装備します!雷槍の見習い騎士に装備します!そして、チェーンが組まれ、装備カードとなった鎖付き爆弾が他のカードの効果で破壊された時、全フィールド上からカード1枚を破壊します!ハーピィの狩場を破壊します!」
神鈴「あちゃぁ…失敗しちゃった。ごめんなさい鏡夜兄様…」
しょぼ〜んとした空気を醸し出す神鈴。
鏡夜「気にしなくていいよ。まだ始まったばかりじゃないか!」
神鈴「……うん!カードを二枚伏せて、ターンエンド!」手札1
キャロ「私のターン!ドロー!スタンバイフェイズに効果発動です!自分フィールド上に、「白銀」と名の付くモンスターが表側表示で存在する時、そのカードを墓地に送る事で、このカードは手札から特殊召喚出来ます!白銀竜の雛を墓地に送り、手札から白銀の幼生竜を特殊召喚!」
幼生竜ATK1900→2200 ハーピィ・レディ1ATK1300→1600 ハーピィ・レディ三姉妹ATK1950→2250
キャロ「メインフェイズに移ります!手札から、強欲な壺を発動します!ドロー!更に手札から、速攻魔法・手札断殺を発動します!互いのプレイヤーは、手札を2枚捨てて、その後で2枚ドローします!本来なら、ターンプレイヤーである鈴お姉さんですが、鈴お姉さんの手札は1枚。ですが鏡夜さんは手札が3枚。このデュエルはタッグである為、強制的にパートナーである条件を満たす相手に移し変わります!」
注:これはタッグフォースルールではありません。
鏡夜「流石、最年少タッグ最強コンビ…タッグデュエルは何枚も上手だね!僕は手札の業火の結界像とUFOタートルを捨てて2枚ドロー!」
キャロ「私は、手札の竜魂召喚と、儀式魔人ディザーズを捨てて、2枚ドローします!そして、儀式の準備を発動します!デッキから、レベル7以下の儀式モンスターを手札に加え、その後墓地の儀式魔法を1枚手札に加える事が出来ます。デッキから、レベル6の儀式モンスター白銀竜フリードリヒを加え、先程捨てた竜魂召喚を手札に加えます!」
十代「来るぞ!キャロの使役竜!」
アルフ「うん。あれが出ると、厄介だよね。」
ライ「しかも、墓地には儀式魔人ディザーズが居る。」
明日香「使役竜?それは一体…」
十代「まぁ見てろって。出るぜ。伝説のデュエリスト・海馬瀬戸の青眼の白龍にも負けないカッコいいドラゴンが…」
明日香「青眼の白龍にも負けないですって!?」
キャロ「儀式魔法!竜魂召喚を発動します!手札の白銀竜フリードリヒを選択します。手札のレベル5のバイス・ドラゴンと、墓地のレベル1の儀式魔人ディザーズを生贄に…白銀竜フリードリヒを儀式召喚します!(行くよ!フリード!!)」
『ギャウ!!』
キャロの精霊たるフリードリヒがキャロに任せろとでも言うように鳴く。
キャロ「蒼穹を走る白き閃光、我が翼となり天を翔けよ。子よ、我が竜、フリードリヒ……『竜魂召喚』!」
フィールドに竜の紋章が描かれた魔法陣が現れ、その中から白銀に輝く竜が姿を現す!
キャロ「ディザーズの効果!儀式モンスターの儀式召喚を行う場合、その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター1体として、墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事ができます。そして、このカードを儀式召喚に使用した儀式モンスターは罠カードの効果を受けません。」
フリードリヒATK2600→2900
キャロ「そして、フリードリヒは、相手からの魔法効果を受けず、バトルフェイズ中に2回攻撃が出来、戦闘で破壊し、墓地に送ったモンスターの守備力の半分のダメージを相手に与えます!」手札1
キャロ「バトルです!フリードリヒで、ハーピィ三姉妹と、ハーピィ1に攻撃です!ブラスト・レイ!二連弾!」
フリードリヒの口から炎のブレスが飛び出し、ハーピィ・レディ達を焼き尽くす。
フリ2900−三姉妹2250=650+2100÷2(効果ダメージ)=1700ダメージ。 フリ2900−ハーピィ11600=1300+1400÷2(効果ダメージ)=2000ダメージ。
神鈴「させないわ!罠発動!ピケルの魔法陣!エンドフェイズまで、私の受ける効果ダメージは0になる!よって、3700ダメージの内、効果ダメージ分の1750は無効!戦闘ダメージ1950だけよ。」LP4000→2050
フリードリヒATK2900→2600
キャロ「でも、まだエリオ君の雷槍の見習い騎士が残ってます!見習い騎士で、鈴お姉さんを攻撃です!スピーア・アングリフ!」
神鈴「甘いわよ!罠発動!ガード・ブロック!ダメージ計算時に発動出来、戦闘ダメージを0にして、デッキから1枚ドロー!」手札2
キャロ「まだです!幼生竜で、直接攻撃です!ブラスト・ファイア!」
鏡夜「罠発動!永続罠ファイヤー・ウォール!直接攻撃される時、墓地の炎族モンスターをゲームから除外する事で、そのモンスターの攻撃を無効にする!墓地から業火の結界像を除外!」
キャロ「うう…手札を1枚伏せて、ターンエンドです。」手札0
キャロ&エリオLP3500&4000 手札0&手札3 フィールド 白銀竜フリードリヒ攻、白銀の幼生竜攻、仮面竜守、雷槍の見習い騎士攻 伏せ1枚
鏡夜&神鈴LP3450&2050 手札3&手札0 フィールド モンスター無し 伏せ無し ファイヤー・ウォール発動中。(スタンバイフェイズごとに500払う。払わなければ、このカードを破壊する。)
次は鏡夜のターンです。
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