Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.71 ) |
- 日時: 2009/09/12 23:22:54
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- シェリー「…あ…う…!?……(どう言えばいいか分からないという表情をしている)」
ルイギ「シェリー…、[あれ]についてはあまり追及はしない方がいいぞ…?」 シェリー「……う、うん……。」
シェリーの賢さが1上がった!
忠「………ってドラクエか〜いっ!!?」
カイ「…何か今、この状況で出て来てはならない奴が出た様な……」 ルイギ「…俺が言うのも難だが、察してやれとしか言えん…。っと、スカル・ウェポンズ=ザ・シックル!!!おらおら、斬り刻んでやるぁ〜♪」
先の幻聴らしき物をあえて無視し、両腕を密度・硬度共に高い骨の鎌に変えて、二刀流で人造アクマ達を滅多斬りにしていくルイギ。
シェリー「…ネオキメラ・ボディ=ドラグナー・カノン…。フルファイヤー…!!!」
そこをシェリーは自らの片腕を、竜の頭を模した大型の大砲に変えて高温の熱線を直線上に照射した。直線上の人造アクマ達を灰塵に帰していく。
レベル1『グギガァァアアアアアア!!?』 レベル3の一人『オノレ…!!われらトテ、ヤラレテバカリデハナイゾ!?コノ[ニードル・マスター]さまノ、いくせんノはりヲうケテミロ!!!』
瞬間、[ニードル・マスター]と名乗ったレベル3アクマは両腕に大量の針を展開させ、フレイルの様に敵であるルイギ達めがけてその腕を振るった。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.72 ) |
- 日時: 2009/09/12 23:47:31
- 名前: カイナ
- カイ「ったく……カノンノはクルミに治癒術かけてやって、ゼロスは念のために護衛についといてくれ……変な事したら半殺しの上ちょ〜っと脚色して後でピチューさんにちくるからそのつもりでな♪」
カイは呆れたように息を吐いた後指示をする。もちろんゼロスに対しては腹黒さをうかがわせる笑みを浮かべる事を忘れておらず、ゼロスは思わず顔を少し青ざめながら頷いた。変な事をしたら間違いなく殺されるだろう、ゼロスはそう直感していた。カイだけではなく、ピチューにも。というか流石にそんな事やってられる状況ではない。
クルミ「私は大丈夫です!?」
その指示に対しクルミはカイにそう叫ぶが、カイは黙ってクルミの左腕を本当に軽く、普段なら痛みなんて少しも感じないだろうくらいに捻る。するとクルミは思わず痛みを堪えるような表情を表に出し、カイは手を離してから言った。
カイ「気合入ってるところ悪いがまずは治療してもらえ、その後援護してくれりゃあ充分だ。俺だって……いつまでも足手まといのガキンチョじゃねえんだよ」
カイは鋭くアクマを睨みつけて血桜・桜牙丸を構え、飛び出す。それを眺めながらクルミは釈然としない表情を浮かべていたが、ゼロスがその肩に手を置きながら言った。
ゼロス「大丈夫だ、あれでカイ君は強いからよ。実力だけじゃなく、絶対に諦めない心がな。ついでに仲間を守るためならあいつ実力以上の力発揮するぜ。実力自体が結構なものの癖によぉ」 カノンノ「うん。あなたは今はカイを信じて私の治癒術を受ければいいの。はい、傷口出して」 クルミ「……」
クルミはついに諦めたのかカノンノに傷口を見せ、カノンノは素早く治癒術を発動した。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.73 ) |
- 日時: 2009/09/13 02:46:22
- 名前: 孝(たか)
- 鏡夜「やっかましいなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
突如響いた大音量。
その大絶叫だけで20数体のアクマが破裂した。
キーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ
ルイギ「み、耳が!?耳がああああああああああああああ!?!?」
どうやらルイギの鼓膜が破れたようで、耳から血を流し、転げまわっている。
ピチュー「痛い!って言うかもうなんか分からない!?」
同じく耳を押えて吐き気を催すピチュー。
カイやゼロス、クルミ、カノンノ、シェリー達も耳を押えている。
なまじ聴力がずば抜けているピチュー達にはたまったものではない。
獅子の咆哮。 映画・カンフーハッスル参照。
その大絶叫で敵を倒す中国拳法。
鏡夜「人が…せっかく…気持ちよく寝てたのに……ひと月ぶりの休みで…明日には刹那との会場視察が控えてるから寝不足にならないようにしてたのに……"僕の睡眠を邪魔するのは誰?"」
ピシッ…
空気が凍った。
先程まで耳の痛みや吐き気で青ざめていたカイ達の表情が、鏡夜の一言で別の意味で青ざめた。
そう、彼らは知っている。
鏡夜の睡眠妨害をすることが、"どれだけ危険な行為"か…
ピチュー「ま…マズイ」
ルイギ「し、死ぬ…敵・味方問わず…死ぬ?」
カイ「人生の終わりが、睡眠妨害で終えるなんて…」
ゼロス「い、いやすぎる…」
カノンノ「こ、これはもう…」
クルミ「に、逃げよう!」
シェリー「う〜〜」
一行はブンブンと首を縦に振る。
アクマ3「キキキ…暢気に昼寝なんかしやがって…軟弱な」
ルイギ「あいつ……死んだな」
一同『うん、うん。』
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.74 ) |
- 日時: 2009/09/13 13:45:48
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ズドォッ!!!
レベル3『えっ…!?ぐばはっ!!?』
瞬間、いつの間にかレベル3人造アクマの腹を鏡夜のリング・ウェポン[ヴェルグガオル]が貫いていた。何が起こったか分からず絶命するアクマ。
鏡夜「…そこ、うるさいよ?」
レベル2『て、てめ…』 鏡夜「はい、君もだよ?」
ズバアアッ!!!
一瞬で藍染・凱亜を出してレベル2の一体を細細切れにした鏡夜。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.75 ) |
- 日時: 2009/09/13 19:24:56
- 名前: カイナ
- カイ「よし……影縫い」
カイは素早く苦無を取り出し、ルイギの影目掛けて投げる。それと同時にルイギの動きがぴたっと止まり、ルイギは必死にカイに目で訴える。とカイはそれはもうにこやかに笑いながら口を開いた。
カイ「多分あいつら持たないからさ。俺達が逃げ切るまで囮よろしく♪何、不死身だから大丈夫だよ、期待してるよ、ルイギ君」
カイはそう言うと共にカノンノとシェリーの手を掴んで逃げ出し、ゼロスもクルミと共にその場を退く。
ルイギ「ま、待てー!!!」 カイ「十分で効果は切れる!それから全速力で逃げろ!!」
ルイギの悲鳴に対し、カイは無情にそう叫ぶだけだった。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.76 ) |
- 日時: 2009/09/13 20:37:19
- 名前: ミクトラン二世
- クルミ「たぁ!!」
ゴスッ!!
カイ「ぐはぁ!?」 突然、クルミに脇腹を殴られ、終いにはルイギのところまで蹴り飛ばされるカイ。 クルミ「人を囮にするのはいけないことです!!だからカイさんもなってもらいます!!影鎖縛り!!」
シュババババババッ!!!
そしてクルミは高速で印を結ぶ。するとカイの影が大量の鎖の変化し、カイに絡みついて締め上げる。 カイ「ごへぇ!?」 クルミ「みなさん!!今の内に!!」 カノンノ「ごめんねカイッ!!」 カイ「あっ!!ちょっとま・・お〜〜〜いッ!!!!」
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.77 ) |
- 日時: 2009/09/13 21:59:47
- 名前: カイナ
- ルイギ「ふっ、地獄へは道連れだなぁ!カイよ!!あっはははは!!」
ルイギは今の状況を忘れたのかやけになったのか笑い始めるが、カイはとりあえず叫び終えた後ぶつぶつと何か呟いていた。
ルイギ「なんだ?呪詛みたいに呟いてよぉ」 カイ「……ま、呪いってのはいい線いってるな」
カイはルイギの言葉にそう返しながら、額に皺をよせて集中して呟き続ける、すると少しずつ鎖がほどけていった。
ルイギ「なっ!?」 カイ「これでも赤い風の二つ名の前は影使いって呼ばれてた身だ。この類の術なら解除には慣れてる……結構手間取ったけどな。流石はクルミ……」
カイはそう言いながら軽く印を結ぶと同時にルイギの身体が動き出し、ルイギが思わずカイの方を見ると、カイはふんと顔を逸らしながら言った。
カイ「お前を見捨てたままカノンノ達に追いついて、またクルミにぼこられても困るからな……」
カイはそう言うと同時に一陣の風になったかの速さでその場を離脱し、その直後ルイギの耳に遠くからのカイの声が響いた。
カイ「どうした!?もたもたしてたら置いてくぞ!鏡夜さんに殺されても責任取らねえぞ!!」 ルイギ「!お、おう!キメラ・ボディ=ガゼル・レッグ!!」
カイの言葉を聞いて我に返ったルイギは自分の足を獣のものに変えると素早くその場を離脱した。 その背後では不機嫌な鏡夜になすすべなくなぶり殺されている人造アクマ達の悲鳴が響いていた。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.78 ) |
- 日時: 2009/09/14 01:34:50
- 名前: 孝
- 鏡夜「あははははははははははははははは!?あははははははははははははははは!!あっははははははははははははははは」
もうなんか目が血走って、アクマの返り血で段々赤く染まる服。
彼、鏡夜は実は徹夜四日目。
テンションが何かを突き破ったらしく、当分は収まらないだろう。
そこへ偶然通りかかる哀れな者が…
プリニー「はぁ……早く次の就職先探さないと…野良プリニーなんていやすぎッス!?」
不幸の固まりプリニーが来てしまった。
ガシッ…
プリニー「え?」
鏡夜「良いもの見つけた♪」
プリニー「え?ちょっと!?なんなんスかあんた!?オレになんか用ッスか!?」
鏡夜「………えっと……筋肉系の装備を付けて…」 プリニー「おおっ!?なんか力が漲ってきたッス!?」
鏡夜「回復魔法で全快にして………えーーーい♪」
投げた。
キャッチボールを楽しむような声色で、300キロを超える豪速球をアクマの群目掛けて…。
プリニー「筋肉装備はこの為ッスか!?あんまりッス!?」
そして…………
チュドオオオオオオオォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!
超巨大なピンクのキノコ雲を発生させた。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.79 ) |
- 日時: 2009/09/14 19:27:03
- 名前: ミクトラン二世
- ピチュー「あはは・・・病院が・・・・あの野郎・・・・(怒)」
そんな光景を見ているピチュー。そのこめかみには無数の青筋がビシビシと出ていた。 メサイア「あ〜〜あ、い〜けないんだ〜〜〜♪」 ピチュー「黙れシスコン・・・・(怒)!!剛・魔神剣ッ!!」
ドゴォンッ!!!
病院を破壊された怒りで、威力が協力になったピチューの剛・魔神剣が炸裂するが、また避けられる。 ピチュー「逃げんなぁッ!!!!魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神剣魔神けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんッ!!!!!(激怒)」
ズシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャァァァァァァァァァッ!!!!!!
技を避けられ、さらに怒りに満ちて憤怒の形相になったピチューの連続魔神剣が炸裂するが、メサイアはそれも何とか避ける。 メサイア「ちょっ!?危ないって!!(汗)」
ピピピッ!
ふと、メサイアの胸ポケットから音がした。すかさずメサイアは攻撃を避けながらそこから携帯型の通信機を取り出し、耳に付ける。 メサイア「あ、もしもし?ああアンタ達か、どうしたの?ええ〜!?コロニーが?もぅ、しっかりしなさいよ・・・・いや別に謝んなくても良いから。後で一緒にお父様に謝ろ?ね?・・・・え?もう時間?ハイハイわかったから。そんじゃね」
ピッ!
メサイア「ごっめ〜〜ん♪さっき妹達から連絡入ったからもう帰るわ」 ピチュー「待てやぁッ!!!その前にテメェのその面殴らせろやミシェルぅぅぅぅぅぅぅッ!!!!(激怒)」 あんまりメサイアが人の神経を逆撫でするようなことをするので何時もの事務口調が無くなってしまってる。これ以上怒らせたら核を撃ちそうな勢いである。 メサイア「だから本名で呼ぶなって・・・・・本音言うとメサイアちゃんももちっとやりたいけど〜〜〜、アタシの任務って足止めだからこれ以上はねぇ・・・・お姉様に怒られたくないし・・・・・だからこれで我慢してね〜〜〜♪」 そう言った瞬間、メサイアの左右に召還の魔方陣が出現し、そこから異様な姿をしたモンスターが出現する。 ピチュー「・・・・改造モンスターか・・・・どこまで腐ってるんだ奴は・・・・」 メサイア「んな事アタシに言われてもねぇ・・・・・とりあえずアタシはここいらで帰るね、じゃね〜〜〜〜♪」 ピチュー「ああっ!!!待てッ!!!」 ときすでに遅し、メサイアは転送魔法で消えてしまう。 改モン「ぎゃあああああああああああッ!!!!」 ピチュー「ああクソッ!!メンドクサイけど殺るしかないのかッ!!!」
改造モンスター・・・・通称EXモンスター。その名の通り、様々な世界にいるモンスターを様々な方法で改造してさらに凶暴化させた化け物。あるものは属性が追加され体色が変わったり、筋力をあげてあったり、体内に機械を組み込まれたりと様々。なおこの方法は違法で、スミヨシですら躊躇する位である。(なおこいつ等はクルミのリカバリー・オーラで元の姿に戻る)。カービィは任務でこいつ等を捜査している。
改造キングドドンゴ・・・・・リンクの世界にあるデスマウンテンに生息していたキングドドンゴを改造したモンスター。体表が赤くなってひび割れ、頭の角も4本に。さらに前からあった4本の足も無くなってまるで蛇のような姿になり、溶岩の中も泳げるようになった。さらには体内に内蔵された火炎装置により全身から炎を出したり、火炎攻撃も強化された。
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Re: スマブラIMPACTO! 五の書! ( No.80 ) |
- 日時: 2009/09/16 19:39:00
- 名前: ていと
- 一方、こちらでは。
ライナス「台本?・・・なんだそれは」
クェイド「君は・・・この世界についてどれだけ知っている?」
ライナス「・・・ただの混沌。いつでも戦いが起こってもおかしくないし、何もかもが狂った世界。ま、俺が狂ってる、というのもあるかもしれないが」
クェイド「ふむ、君の認識はそんなものか。では、世界はなぜ動き続けていると思う?この世界は、人間なぞに動かせるものではない。普通は、流れにも乗らず固まったまま・・・」
ライナス「・・・・・・」
クェイド「・・・話は変わるが、僕は、昔ある研究をしていた。人類の未来。それさえわかれば・・・予測できるのなら、よりよい未来が、見つけることができるはずだ、と。・・・・・・だが」
クェイドの周りを、力が回り始める。
クェイド「結末はすべて悲惨だった・・・。人類は・・・世界は、そのうち滅亡する。・・・なんども、探した。見つけたかった!生き残る道!皆が幸せになれる、そんな結末を!!・・・しかし・・・なかった」
ライナス「・・・そんなものにいらついているのか?ばかばかしい。いずれ人は死ぬ。なら・・・いつ死んでも同じだろう?」
クェイド「・・・ああ・・・。別に僕はそんな結末に怒ってるんじゃない。一番憎いのは・・・台本なんだ」
ライナス「・・・・・・?」
クェイド「さっきの質問だ・・・。この世界はなぜ、動いていると思う?」
ライナス「・・・・・・知らん。俺は、俺の道を行く。世界も他人も関係ない。・・・まあ、おれ自身も世界から少し外れてるしな」
クェイド「ク、ククク・・・!やはり君は最高だ!その答え、そう、その答えこそ僕が一番ほしいもの!!人は自由に踊るべき!!人は皆・・・思い思いの役を演じてこそ!!・・・なのに・・・。台本が・・・それを駄目にしてしまう」
クェイドの周りにある力は、ただ、絶望と怒り、悲しみを増していく。
クェイド「そも!!君たちの服装、思想、感情!!それらはすべて君たちのものかね!?君たちは、君たちは本当にソレヲしたい、本当にそれを望んだのかね!?」
ライナス「・・・何を・・・?」
クェイド「ク、クククキキキキ・・・ッ!!!貴様のせいだ、神よ!!貴様のせいで、このすばらしい役者たちは、ただの操り人形と数式の集まりと化し、すばらしいはずの舞台はただのお遊びに成り下がった!!!すなわち!!」
クェイドの絶望は、とまらない。
クェイド「不死身の男が現れたことも!!その男を慕う少女が暴走することも!!一人の少年がやがてもう一人の鏡写しのような少年と争うことも!!その少年と鬼がたまたま争うことも!!少年が、いずれ、ある組織でその少年と再会したことも!!隊長と忍びの少年が出会うことも!!そして、僕と会うことも!!そして・・・そして・・・」
クェイドはただ、涙を流す。絶望に打ちひしがれながら。
クェイド「愚かにも神の理に挑んだ男が・・・惨敗したことまで・・・台本に書かれていたのであれば・・・なんて・・・・・・なんて、儚く、脆いのだ、この世界は・・・・・・・・・」
ライナスは何もいえない。 ただ・・・絶望があたりを包んでしまっていた。
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