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異世界大戦記〜その4〜
日時: 2009/09/25 21:21:02
名前: カイナ

カイナ「だから……新しいの出しましょうよ!最後に書いた人かその一つ前辺りの人!なんか気になる……」

レオ「んで、今回は俺達か……究極属性魔王神、氷牙・アンヴィレントと古の三邪神が一人、ネクロス・マスク」
メリオル「その因縁の戦いについに決着が?」
ライ「そして、この戦いはこれで無事に終結するのか」
アルフ「異世界大戦記、その4」

レオ・メリオル・ライ・アルフ「「「「スタート!!!!」」」」
カイナ「また取られたよ……ま、いいか」

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Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.1 )
日時: 2009/09/25 21:51:19
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ネクロス「…本当に済まないと思っている…。だから、せめて…この命をも捨てる気で…[全力]でかかろう…!!貴様にとっての悪を演じてやろうぞ!!?そして、見事敵討ちを果たして見せろ、氷牙・アンヴィレント!!!…ぬうううぉおおおおおおおおおあああああああああああああ!!!!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!

氷牙「ぐっ…うおおおおおっ!!!」

スミヨシ「ぐうっ…(社長…一体何をする気だ…!?)」
スティル「…やばい…。ヤバ過ぎる…!!ここにいる奴等全員ホントに死んじまう…!!!」

ネクロス「おおっ、ぐううおおおおおおおおお…!!!!」

メギメギッ、ゴキキッ!!!

何と、さっきまでと一段違う魔風で斬りかかった氷牙を吹き飛ばしたネクロス。だが、その風貌がどんどん魔獣のそれに変わりつつあった。腕から黒い毛が生え、顔も仮面が割れる程に膨張してまさに獣と呼ぶに相応しいものとなった。
身体もどんどん大きくなり、身に着けているものも破れてしまう程の巨体へとなっていった。

ネクロス「…フシュウウ〜…!!!グオオオオオオオオオオオオオ〜〜〜〜ンッ!!!!」

ゴオオッ!!!

勇輝「…あ…あ…」

絵美里「ぎにゃあ〜!!何あれ〜!?」
修治「すげー変身しちまったぞ、ネクロスの奴!?」
章悟「…うっ?…何だ…このだるさ…まさか!?」

ネクロス「グルルルル…!!!シュウウウウゥウ〜…」

魔獣化したネクロスは、深呼吸をした瞬間、勇輝達は疲労にさいなわれた。まるで、ヨミのエネルギードレインの様に………。
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.2 )
日時: 2009/09/25 23:23:32
名前: カイナ

レオ「ちっ……全員退避するぞ!このままこの場に残ってたらやばい!!」
勇輝「うぅ……」
カイ「くそっ、分身が上手く作れない……ゼロス!天使化しろ!!」
ゼロス「ガルゼムとかいうやつのせいで天使化できねえんだっつうの!」

レオの指示を聞くと勇輝達は疲れた身体に鞭を打っているかのように動き出し、カイはすぐにゼロスに指示をするがゼロスは喚くように返す。

ヴォルフ「旦那!こっちは敵がいねえ!!」

するとどこからか現れたのか黒毛の狼―ヴォルフが声を上げる。ちなみに作者である僕自身存在を綺麗に忘れていたのは全くの余談だ。

カイ「よし!でかした!」

カイはヴォルフの言葉を聞くとカノンノを横抱きにして走り出し、ゼロスも同じようにしいなを抱いて走っていく。ライもエルフィの手を引いてその後に続き、そしてアルフは少々乱暴だが勇輝達を氷で出来たそりの上に乗せるとそれを思いっきりライ達が走っていく方目掛けて殴り、滑らせていった。

勇輝「わぁー!?」
アルフ「ごめん!手段選んでたらまずそうだから!!」

アルフもその後に続いて走って行き、レオとメリオルはしんがりを二人揃って走っていった。
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.3 )
日時: 2009/09/27 18:54:36
名前:

氷牙「その姿…あの時と同じ………!!」

その姿を確認した途端、氷牙は駆け出す!


氷牙「でえぇぇぇぇぇぇりゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ルミナスアークをネクロスの胴体と同程度まで膨張させ、一気に振り下ろした。

ガッキィィィィンッ!!


しかし、ネクロスの体毛により、通常の核鉄から精製されたルミナスアークは呆気なく砕けた。


氷牙「何!?くっ!」
鏡夜「氷牙!僕に合わせて!」

氷牙「っ!?おう!」


鏡夜「遙か天空に聳える光…」

氷牙「遙か深淵に佇む暗闇…」

同種の上位魔法の準備に取りかかる。


鏡夜「闇をかき消す太陽神アポロンの名の下に…」

氷牙「光を打ち消す暗黒神ディアボロスの名の下に…」


鏡夜「愚かなる愚者に、裁きの鉄槌を!」

氷牙「愚かなる愚者に、絶望の鉄槌を!」


鏡夜「光あれ!」
氷牙「闇に沈め!」

鏡夜「アポロニア・ヘルフレイム!!(破滅の炎塵)」

氷牙「ディアボリック・ヘルダスト!!(破滅の氷塵)」



炎と氷の相反するが故の相乗効果魔法。

急激な温度変化による耐久劣化現象。

例えば、空のペットボトルに熱湯を入れて温める。
そこに冷水をかけると…一気に潰れます。

やってみると地味に楽しかったりするが、よい子のみんなは真似してはいけません。

多分学校の理科あたりで習うはず…


ネクロス「グロロロロロォォォォォォォォッ!?」


灼熱と冷気でもがくネクロス。

氷牙「武装錬金!削岩機(ドリル)の武装錬金・マグナム・テンペスト」


左腕に巨大なドリルを装着。


ギュイィィィィィィィィィンッ


バタバチと帯電し、赤熱化していく。


氷牙「うおおおぉぉぉぉぉっ!!天元・突破!!!」


超高速回転+赤熱+帯電+突進力+貫通力=粉砕!!


氷牙「くらえぇぇぇぇぇ!!」

氷牙はネクロスに突っ込んで行った!!
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.4 )
日時: 2009/09/27 23:48:38
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ネクロス「ガァアアアアアッ!!!」

しかし、ネクロスはダメージをも堪え、氷牙の武装錬金に真っ向から迎え撃つ。周囲からできるだけ吸収した生命力を魔力に変換して、拳に集束させて放った。

ズガァアアァァァァンッ!!!!

破壊こそはされなかったものの、多少ドリルの軌道がずれてしまい氷牙はネクロスの横を素通りしてしまう。
だが、それでもネクロスの腕はドリルによってかなりえぐられてしまったが、驚異的な再生力で傷が見る見るうちに治っていく。

ネクロス「グルルルル…!!!」
氷牙「…ちっ。」





スティル「…やべえ…、おいフェイロン!!起きろ、フェイロン!?」
スミヨシ「…むうぅ…このままではこちらがやばいな…。この怪我の上に社長のあの[全力]を出している今…フェイロンの命は…」

ヨミ「…うう…ん?あれ…僕は…ってあれ何!?もしかして、社長なの!?僕が気絶してる間に何が起きたのさ!!?…それに、何か身体がだるい…。」
ガルゼム「…社長の、能力による生命力吸収だ…!!この場に長くとどまっていては、まずい…。」

スティル「…だけど、俺は今の社長を放ってはおけない…。だから、俺だけは残る。」

ガルゼム「(…せめて、ゼロス殿に使った魔導具を解いておいた方がいいな…。)残るならば、我ら六大幹部全員で残ろう…。我等が築いてしまった罪は、我らで背負って往こう。」

スミヨシ「…はああ、こうなってしまっては最早復讐など、どうでも良い…。」
ディロム「…まだまだ、異世界の全ての技術を研究し尽くしたかったですねぇ…?」
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.5 )
日時: 2009/09/27 23:54:29
名前: カイナ

レオ「ここまで離れてりゃ大丈夫だろうが……あの幹部達が氷牙さん達に向かっていった瞬間こっちも出るぞ……行けるという自信がある奴だけな。無理だと思った奴は怒らないからここで待ってろ」
ライ「俺は行くよ。身体は十分元気だ」
カイ「ああ……」
ヴォルフ「グルル……」
ゼロス「ん? お、身体が軽い。天使化が出来るようになったみたいだ」

一方、ネクロスのエネルギードレインの効果が届かない闘技場の隅でレオ達はそう話しており、レオが話すまでも無くライとカイとヴォルフはいつでも援護に走っていけるよう準備をしていた。
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.6 )
日時: 2009/10/01 02:52:21
名前: 孝(たか)

氷牙「く…はぁ、はぁ…」

鏡夜「はぁ…はぁ…」


あれから、幾度もネクロス・ビーストに手傷を負わせるも、驚異の回復力で再生していく邪神に、氷牙達は苦戦していた。


氷牙「クソッ…この程度なのか…? 俺は、未だに父上に届いていないのか!?」

氷牙はネクロス・ビーストに致命傷を与える事ができずに、憤ってしまう。

氷牙「クソッ!!クソッ!!クソオオオオオオオオオオッ!!!目の前に仇がいるのに、仇もとれないままなのか…? 諦めるかよ…諦めてたまるかよ!?鏡夜…」

鏡夜「…なに?」

氷牙「封印を解く」

鏡夜「…本気?」

氷牙「あぁ…俺も、ヴィクターWになる。お前にも、負担がかかるかもしれない…」

鏡夜「まぁ多少はね…?」

氷牙「それに、折角この場からあいつらを遠ざけたんだ。今のうちにヴィクター化して、早々に決着付けねぇと…あいつらの事だ。勇者風ふかして、助けにきたとでも言って加勢する気だろうしな」

氷牙は苦笑しながら、まだ会って数時間程度しか経っていない勇輝達や、レオ達の性格を把握していた。


鏡夜「まぁ…仮にやってきたとしても…逆に足手まといだと思うよ?彼…ネクロスだっけ?あれのドレイン対象が増えて、更に強化されかねないしね?……いいよ。ヴィクター化を許可するよ」


氷牙「……悪いな・・・」

鏡夜「長年の腐れ縁だしね。…武運を祈るよ副隊長?」

氷牙「お互い様だろ?総隊長?」


お互いに軽口を叩き合う二人。


氷牙「…行くぞ…第一、第二、第三封印・解!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!


一気に氷牙の魔力が噴き出す。

一体どこにそんな魔力を隠し持っていたのか?


目算だけでも、10,20いや、40倍近く魔力が跳ね上がっていく。




ディロム「む?!な、何だこの数値は!?」

スミヨシ「どうしたんじゃ?」

ディロム「私のス○ウターが奴の魔力の計測を行っているのだが…」

いや、スカ○ターって…

ディロム「奴が戦闘を開始した直後は、8千程度だった。それが…」

ガルゼム「?どうした?」

ディロム「ものすごい勢いで上昇していってるのですよ…まさに、一瞬で、9桁…」

ガルゼム「9桁!?一億だと!?馬鹿な!?」

そうしている間にも、スカウ○ーの数値は上昇していく。

そして…

ディロム「そ、そんな…」

ガルゼム「どうなった?!」

○カウターの数値が止まった。


ディロム「な、何かの間違いだ…そう、間違いなのだ!?そうでなければありえない!?」

ガルゼム「ええい!どうなったと言うのだ!?」

ディロム「13桁…3兆7,493憶9,926万7,623…そして、私のス○ウターの計算によれば…まだ上が…いえ、そんな生易しいものじゃない…こ、これでも、全力全開の、約4割未満…まだ6割以上もの上があるなどと…誰が信じられるか!?」

ディロムは機械の体を抱きしめ、震えを堪え様としていた。


ガルゼム「ば、馬鹿な…そんなもの…そんな魔力を内包していながら、人型生物として存在しているだと!!?」

本来、どんな魔族や悪魔だろうと、大体が2百万前後。
強力な魔王や悪魔王でも、四千万前後といった所か?

しかし、今の氷牙はそれらをあざ笑うが如き馬鹿げた魔力値をはじき出した。

氷牙「武装!錬金!神槍の武装錬金…ロンギヌス!!」

禍々しく、それでいて神々しい波動を放つ三又の槍…神槍ロンギヌス。

ロンギヌスを構え、肌が赤銅色に染まり、頭髪が蛍火色に輝き…瞳の色も、翡翠に輝く…

ヴィクターW・魂を凌駕した者。

氷牙はその瞳をネクロス・ビーストに向け…


氷牙「決着をつけるぞ…邪神・ネクロス。」


ロンギヌスを構え、睨みつけるのだった。
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.7 )
日時: 2009/10/01 10:37:47
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「…てか、スミヨシの喋り方が違ってませんか!?あと、ディロムは終始敬語なんですけど…更にスカ○タ―て…[ドラ○○・ボール]かいっ!!?」





ネクロス「グルッ!?」

魔獣のそれと化したネクロスも、氷牙の封印解除により解放された魔力に気づき、警戒の体勢を崩さなかった。
それだけ、自分の命を本気で取りかねない程の脅威と認識したのだろう。

それは、闘技場の隅に運ばれた面々も同じことだった。

勇輝「…ああ…!!」
絵美里「に”ゃあ〜!!?何これ、何これっ!!?」
章悟「…これって…氷牙さんの…魔力…!?」
修治「うおお…、もしかして俺ら…最早邪魔者でしかねえんじゃね?」

ゼロス「えー…、どんだけ何でも超人だよあの人等…?」
カイ「…章悟の言う通り、今の俺らは邪魔者かも知れない…。今行ったところでネクロスの糧になるのがオチだ…!!」
カノンノ「…う、うん…。」

テンバ「うっひゃ〜…。氷牙はん、まさかこないな魔力内包しとったとはなぁ〜?」
ルイギ「…これはさすがに、あの邪神も終わり…か。」
シェリー「………む〜…、…あの邪神…ホントに邪神…かな…?」
ルイギ「…それ、どういう事だ?」
シェリー「……あの邪神…死にたがってる…みたいな…気がする…。うまく…言えないけど…悲しいのと…苦しいのと…色々なのが、混ざってる…。」





ネクロス「グ…ルル…グウウウウウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.8 )
日時: 2009/10/01 17:21:56
名前: カイナ

レオ「おーすげぇな、感じられる魔力だけでメリオルの軽く数百倍。雷神憑依・極を使えば少しは援軍になれると思ったけど。俺もまだまだ甘い」
メリオル「本当……今まで戦ってきた強敵が可愛く感じられるわ……味方でよかった」

レオはどこか楽しんでいるかのような調子でそう言い、メリオルもどこか安堵そうな調子で返す。ちなみにライやアルフ、エルフィはもう既に唖然としており何も言うことが出来なかった。
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.9 )
日時: 2009/10/01 21:08:17
名前:

勇輝「あ……あぁ…そんな…こんなに…」

章吾「こんなに、差があるなんて…」

絵美里「私達……あんな人達と試合する可能性もあったんだ?」

修治「は、ははは……なんか、俺達の旅って……あの人等に比べたら、ただの旅行に思えてきたぜ…orz」

四聖獣騎士全員がorzなポーズで乾いた笑いを漏らしていた。


この時、誰が気付いていたであろうか?

勇輝四聖獣騎士の一人が、氷牙の魔力に触発され、心の底に闇を抱え始めたなどと…
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.10 )
日時: 2009/10/06 12:22:24
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ネクロス「…フウゥウウウ…!!!」

メギメギッ!!

氷牙「むっ?(姿がまた変わった…。)」

氷牙のその姿を見て、ネクロスは深呼吸と同時にいくらか獣の部分を無くした姿へと変化した。

ネクロス「…ふふ、これで心おきなく[全力]でお前と戦り合える…皇牙の代わりに…とは言えんが、彼の息子の元服の儀…果たせるぞ…!!」

そう言って、ネクロスは瞬時にネビロム・ウェポンズで二本の剣を生成した。それが纏う魔力はかなりのものとなっている。まさに本気の本気である。

ネクロス「…往くぞ…!!!」

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