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異世界大戦記7
日時: 2010/06/29 02:54:38
名前: 孝(たか)

鏡夜「封印されし記憶が蘇り、復讐鬼となった氷牙」

誠「ヴィヴィオ達の気転により、正気を取り戻す氷牙。」


氷牙「かつて、修復した夜天の魔導書を盗み出す手引きをし、主を変えた魔剣ベフフェゴールに宿る魂・アモン」

孝「逃げだされはしたが、すぐさまリィンフォースU達に捕縛されたダークゼロ達」


誠「アリシアとダークゼロ達の関係は?」

孝「鏡夜とアモンの仲違いした訳は?」

鏡夜「氷牙と仲間達とのこれからの接し方は?」

氷牙「一時凌ぎで虚数空間へと閉じ込めた謎のモンスターの正体とは?」

孝&誠「謎が謎を呼び…」

鏡夜&氷牙「闇に蠢く敵の思惑とは…」

孝&氷牙「異世界大戦記…」

誠&鏡夜「その7…始まります。」


なのはっぽくあらすじ書いてみました。

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Re: 異世界大戦記7 ( No.111 )
日時: 2010/10/11 12:23:09
名前: カイナ

その頃トレーニングルーム、他の場所が慌しい中そこではカイが黙々とポケモン達と共に訓練を行っていた。

カイ「キモリ、電光石火からはたく!」

カイの指示を受けたキモリは瞬時にサンドバッグに突進し、さらに回転して尻尾でサンドバッグをはたく。そこにイトマルが出てきた。

カイ「よし、そこに毒針!」

それと同時にカイが指示、イトマルの口から発された毒針は全てがサンドバッグに刺さる。

カイ「これを先手のパターンの一個に置くとして……ストライクとツチニンのコンビは……」
レオ「やってるな、他の奴らは忙しく手伝ってるってのに」
カイ「レオさん……」

サンドバッグに刺さった毒針を一本残らず回収し、サンドバッグ付近を掃除しながらカイがぶつぶつと呟いているとそこにレオが現れ、カイが妙な表情を見せると彼は笑いながら返した。

レオ「気にすんなって、俺みたいな戦うしか出来ない奴は手伝いも出来なくってね、避難してきただけだ。エリーさんからポケモンをもらったそうだな?」
カイ「ええ……カノンノを助けるまでは今まで築いてきた戦士としての誇りやプライドなんて捨てます。どんな手を使ってでもカノンノは絶対に助け出す……」
レオ「……そうか」

レオのへらへらとしながらの言葉に対しカイは必死そうな表情で呟き、レオは小さくそうとだけ呟くと懐からモンスターボールを一つ取り出した。

レオ「ドラピオン!」

そして投げたボールの中から出てきたのは全身紫色のサソリが変異したようなポケモン、その後ろに下がりながらレオは口を開いた。

レオ「少しばかり稽古をつけてやる。かかってこい」
カイ「……キモリ、いくぞ! 電光石火!」

レオの言葉にカイはキモリに指示を出すことで返し、キモリは素早く部屋中を動き回る。そして背後からの体当たりが完璧に決まった。

カイ「よし!」

それを見たカイは小さくガッツポーズを取る。しかし対するキモリは表情を歪めており、それに気づいたカイは直後違和感に気づいた。

カイ「キモリ! 逃げろ!!」
レオ「遅い!」

カイの指示をキモリが聞く頃にはドラピオンが背後のキモリを右腕で掴んでおり、そのまま勢いよくキモリを地面に叩きつける。

キモリ「キャ、モ……」

地面に叩きつけられたキモリはその反動でバウンドし、カイの近くまで吹っ飛ばされると気絶した。

レオ「ドラピオンの両腕の爪の力は自動車を簡単にスクラップにするほど。それに捕まれれば逃げるのはほぼ不可能だ。まあ加減はしてるから安心しろ」
カイ「なんで、電光石火はクリーンヒットしたはずなのに……」

レオの説明を受けたカイは信じられないというように呟き、それにレオはああと頷いて返す。

レオ「ドラピオンの特性だよ。こいつの特性はカブトアーマー、生まれつき全身を強固な甲殻が覆っているため急所まで攻撃が届かないんだ。そしてこいつは防御を重点的に鍛えている、うち一番の壁役って訳さ」
カイ「ぐぅっ……ストライク!」

レオの説明を聞いたカイはくっと呟きながらキモリをボールに戻して別のモンスターボールを取り、ストライクを呼び出す。

レオ「今度はこっちからもいくぜ? ドラピオン、クロスポイズン!」
カイ「ストライク、電光石火!」

レオの指示を受けたドラピオンは両腕の爪をストライク目掛けて突き出すがカイはそれをかわしつつ攻撃するよう指示、しかしストライクの鎌はドラピオンの甲殻に歯が立たない。

レオ「無駄だ! こいつの急所は甲殻に覆われていて攻撃は当たらない!!」
カイ「急所がないポケモンって事かよ、そんなのどうやって…(…待てよ、レオさんの台詞、どこかおかしい……そうか! もしかしたら!)」

レオの言葉を聞いたカイは苦虫を噛み潰したような表情を見せるが直後彼の言葉の違和感に気づき、少し考えると一つの仮説に辿り着く。その表情の変化をレオは読み取っていた。

レオ「(気づいたか…)…ドラピオン、攻撃のツボを押して攻撃力を高めろ!」
カイ「ストライク! 剣の舞だ!」

レオはドラピオンに自身の攻撃のツボを押すように指示、カイはストライクに不思議な舞で攻撃力の上昇を指示させる。そしてカイは血桜を抜き、目の前で縦に構えた。

カイ(俺の感覚、その全てを研ぎ済ませろ……)
レオ「いくぜ……ドラピオン、噛み砕く!」

カイは自分の魂――忍刀血桜を構えながら精神を集中し、ストライクもその集中を受けているのかじっと黙る。それを見たレオはふっと笑うとドラピオンに攻撃を指示し、ドラピオンは大口を開けて牙を剥き、ストライクに突撃した。

カイ「ストライク、気合を溜めろ……そして斬り裂く!!」

その言葉と共にストライクは一瞬でドラピオンを斬り抜け、少し間を置いてドラピオンは倒れる。その甲殻には一閃の傷が深く刻まれていた。それを見たカイは安堵の息を吐き、レオはパチパチパチと拍手する。

レオ「合格、そしてご明察。ドラピオンは強固な甲殻によって急所を隠しているだけであり急所がないわけではない。そこを見抜き、斬る。並大抵の技じゃないぞ?」
カイ「は、はい。俺の抜刀術も相手の急所を一撃で斬る技なので……」
レオ「そう。お前の勘や反射神経、鍛え抜かれた技。それら全てを駆使すればこいつらに力を貸せる。ポケモントレーナーってのはポケモンにただ的確な指示を出すだけじゃなく共に鍛えることで共に強くなるんだ…(…とはいえ、まさか一発で鍛え抜かれたドラピオンの急所を斬るなんてな。もしかしたらこれは想像以上かも……)」

レオの拍手しながらの言葉にカイは笑みを浮かべながら言い、それを聞いたレオはよく気づいたというように笑いながらそう説明するがその後に心中でぼそりと呟いた。

メリオル「あ、いた。レオ、倉庫へ積荷を運び入れる人が少ないそうだから手伝って!」
レオ「はいよ。行くぞ、カイ」
カイ「はい!」

そこにメリオルが入り込んでレオに頼み、それにレオは頷くとドラピオンをボールに戻してカイにも言う。カイも頷くとストライクをボールに戻してレオと共に部屋を出て行った。
Re: 異世界大戦記7 ( No.112 )
日時: 2010/10/14 12:22:20
名前: ミクニップ

そして、荷物運びが完全に終わり数分後・・・

[ヴォーテクス−メインブリッジ]



エリー「・・・さて。完全に準備が完了し、これより、全員この基地を抜け出す準備が出来た」
氷『これより俺達は、3つの班に分かれて行動する』

出撃の準備が完了し、エリーに呼ばれてメインブリッジに集まった一同。そしてモニターを通して、氷牙もミーティングに参加している。

エリー「今回の任務は、並大抵の奴とは違う。恐らく死者が出ても可笑しくはない」
氷『だが、これだけは忘れるな。どんな困難な状況でも、最後に笑うのは逆境が変わることを信じた奴だけだ』
エリー「いいか?無茶だけはするなよ?無茶して死んだら、それでこそ真の大馬鹿者だ」
Re: 異世界大戦記7 ( No.113 )
日時: 2010/10/15 18:14:03
名前: ていと

その状況をこっそり眺めてる人が一人。

レイデスト「・・・・・・まあ、どう考えても、MSの仲間じゃねえよな・・・・・・」

さっきまで散々ひどい目にあっていた(?)レイデストである。

レイデスト「お、俺を殴ったあの野郎もいやがる・・・・・・。ま、借りを作っとくってことでいっか」

あいつらは、敵じゃない、そしてあいつらが戦っているのはMSのようないわゆる悪い連中。
はっきり言って、自分はやられておいてそのことをあっさりと流せるような出来た人間ではない。
なら、仕返しに行きたくなるというもの。

レイデスト「敵の敵は味方ってね・・・・・・!」

覚悟を決めると、自分もその作戦に乱入するべく、歩いていった。
Re: 異世界大戦記7 ( No.114 )
日時: 2010/10/15 23:08:02
名前: ミクニップ

エリー「・・・よし!これより、全艦同時転送後、救出班も行動に移してくれ。いいか?この班の最大の目的は攫われたカノンノ・イアハート、シェリー、高町ヴィヴィオの救出及び6つ子達の捜索だ。決して戦闘が目的じゃないぞ?」
レオ「ああ、分かっている。下手に行動を起こせば此方が不利になるからな」
エリー「そうだ。得にカイ、お前が一番心配だが・・・?」
カイ「俺を甘く見ないでくれ。そんなヘマはしない」
エリー「・・・そうか、すまないな」

真剣な表情のカイを見て笑みを浮かべるエリー。

エリー「・・・よし!ミーティングはこれくらいにして・・・そろそろ開始するぞ。いいな?」

『はい!』

レイデスト「(・・・よし、今のうちに・・・!)」
エリー「あ、ちなみに・・・」

取り合えず紛れ込もうとしたレイデストだが、途中でまたエリーが話し始めたので歩を歩むのを止める。そしてエリーはポケットから何やら黒い眼帯のようなものを取り出すと、無造作にカイへと投げ渡す。

カイ「・・・?何だこれ・・・?」
エリー「なに、ちょっとしたお守りだ。もし危険な状況に陥った時には、それを使え。何か役立つ筈だからな」

何だかサムズアップしているエリーに促され、カイは渋々と眼帯を懐にしまい込む。

エリー「・・・よし!これより各員、指定された持ち場に向かい、救出班は第2倉庫へ向かえ!!」

『了解!!』

エリーの命令が飛び、すぐさま行動に移すメンバーと局員。そしてカイ達の後をつけるようにレイデストも向かう。

リィンフォース「あ、少し良いですかカイさん?」
カイ「ん?何だえっと・・・」
リィンフォース「あ、紹介が遅れましたね。私の名前はリィンフォースです。どうぞ、よろしくお願いします」
カイ「ああ、宜しくな」

リィンフォースに呼ばれ、彼女の隣を一緒に歩きながらカイは話を聞く。

リィンフォース「・・・所で、カイさんはユニゾンをご存知ですか?」
カイ「あ?ユニゾン・・・?」

何だかよく分からない単語を聞いたカイは首を傾げる。

リィンフォース「はい。アームドユニゾンデバイスと呼ばれる、特殊なデバイスと融合して、自身の能力を全て上昇させる特殊な能力です」
カイ「ふ〜ん・・・?」
リィンフォース「しかし、これはかなりのメリットが存在する半面、必ずそれ相応のデメリットも存在します。このユニゾンにはAUデバイスと使用者の相性・・・つまり適合能力が必ず存在し、誰でもできるという訳では無いんです」
カイ「ふんふん?」
リィンフォース「そして適合能力が高ければ良いという訳でもありません。たとえ高かったとしても、AUデバイスには特定の武器を得意とし、なおかつそれと同じ、自身が持っている固有属性・・・つまり属性の相性も存在するんです。ですから、仮にユニゾンを成功させても、もしデバイス側の得意な武器が剣で、固有属性が炎の場合、相手は同じく『剣を使った戦法を得意とし、なおかつ炎属性の攻撃を所持している人物』でなければならないんです。ですから、もし炎属性だけが合っていても、武器が違っていたら、デバイス所か融合した人物にも相当な負担が掛かる場合もあります」




・・・あの〜、ユニゾンってこんな感じでしたっけ?sts見てた感じだとこうだって思ったんですが・・・もし違うなら遠慮なく指摘して下さい。
Re: 異世界大戦記7 ( No.115 )
日時: 2010/10/16 00:45:41
名前:

鏡夜「こんなこともあろうかと…こんな物を用意してみました♪」

テレッテレ〜♪

BGMと共に鏡夜が参上。

カイ「うおおわぁっ!?いきなり人の背後に立つなよ!?(全く気配が読めないだと!?)」

鏡夜「細かい事気にしてると禿げるよ?」

カイ「大きなお世話だ!?」

アイン「して、創造主鏡夜。何を用意されたのですか?」

鏡夜「AUDを用意してみました。武装は忍刀。と言っても、モデルはレヴァンティン何だけどねぇ。だから弓にも剣鎖鞭にもなるよ〜因みに属性は無属性」

カイ「は?じゃぁ属性無いのかよ。」

鏡夜「ム。無属性を馬鹿にしちゃいけないよ。かの究極魔法・アルテマも無属性なんだから!」

プンプンと怒る鏡夜。

なんとなく頬笑ましいのはなぜだろうか?

カイ「それとこれと何の関係があるんだよ。」

鏡夜「そのアルテマを組み込んでみました」

カイ「物騒な物持ってくるなよ!?」

即座に距離をとるカイ。

鏡夜「大丈夫だよ。ちゃんと実験は済んでるし。」

カイ「そ、そうか」

鏡夜「精々☆一つ消滅する程度だか」

スパーンッ!!!

氷牙「物騒すぎるわ大ボケ!?何考えてんだお前は!?しかも☆とか可愛く言って誤魔化そうとすんな!?」

近くで聞いていた氷牙がハリセンではたく。

鏡夜「…………痛い」

氷牙「……は!しまった!?」

ダラダラダラと冷や汗を大量に流し始める氷牙。

ギロリ……

蛇に睨まれたカエルの様に硬直する氷牙。

ちなみに、エリー達は鏡夜が叩かれた時点で現実逃避を開始。

早々に出動準備に取りかかった。

その際、視界の外で血達磨になる氷牙が映ったとか。


数分後


鏡夜「まぁ、安心しなよ。君用に調整してるから危険はないよぉ。」

カイ「俺用ってどういう事だ?」

鏡夜「さっき君が治療受けてるときに採血して遺伝子レベルで調整したからねぇ」

カイ「いつの間に!?いつの間に俺採血されたんだよ!?治療つっても回復魔法と湿布とか貼られただけだぞ?!」

鏡夜「え?後ろからプスっと。」

カイ「何もんなんだよアンタは!?」

鏡夜「高位の魔王ですが何か?」

カイ「予想の斜め上とかいうレベルじゃねぇ!?」
Re: 異世界大戦記7 ( No.117 )
日時: 2010/10/16 18:09:23
名前: ミクニップ

スクナ「・・・とりあえず、早く持ち場に戻らねばなりませぬぞ、創造主。暇なのは百も承知でゴザルが?」
チェリク「というか、どうやってお二人はきちゃったんですかぁ〜〜?やっぱり転移魔法ですかぁ?」
サンフィス「ふむ、それが創造主の可愛い・・・じゃなかった。以前にそのようなもの、どうやって作ったのですか?」
リィン「はぁ〜・・・何時も思ってるですけど、鏡夜さんの思考が全く読めないのです・・・」

三者三様で言いたい放題言ってるUデバイス三姉妹達+α。

エリー「・・・というか、そのボロ雑巾持ち帰って早く持ち場に戻れ。これではオチオチ発進すらできんぞ」
氷「・・・だ、誰がボロ雑巾だコラ・・・!」

氷牙をボロ雑巾扱い(まぁ見えなくもないが)しながら指摘するエリー。そのことを指摘した氷牙だが、途中で鏡夜に連れ去られる。


エリー「・・・よし、とりあえずアイツらも持ち場に戻った訳だ。これより全艦、転移魔法で外に出るぞ。各員、行動に移せ!!」

『了解!』

エリーの指揮が飛び、各員はすぐさま行動を開始する。




[???]


???「・・・遂に奴等が動き出すのか・・・」

8つの柱が聳え立つ暗い部屋・・・その内の一つから、しゃがれた老人のような声が響く。

???2「氷の力を持つ魔の王・・・聖王の力を持つ末裔・・・聖なる光が生みだしたる人間・・・何れも我らの脅威となる存在・・・」
???3「それ以外にも、かの創造神が作り上げし光の結集や四聖獣騎士・・・こやつらも厄介なのは変わりない・・・」
???4「クククッ・・・、魔の王や光の結集供はともかく、四聖獣騎士など我がバイオデジモンの前では恐るに足らず!」

柱の内の一つが緑の光を放ち、内側から、ヨレヨレの白衣を着込んだ眼鏡の男を映し出す。それを合図かのように、他の柱にも様々な色のライトが入り、中の人間を映し出す。

???4「聞けば騎士供はただの未熟者ばかりらしい。ならばこれを期に彼奴らを全滅させようではないか!」
???3「自惚れるでないぞ倉田明宏」

赤いライトでライトアップされ、全身が黒い鋼鉄の鎧を着込み、自身の倍ほどあるハンマーを担いだ、長身で初老の大男が、倉田と呼んだ研究者を怒鳴る。

???3「・・・たとえ未熟であろうとも、仮にも奴等は聖獣に選ばれし存在だ。侮れば痛い目を見るぞ?」
アグニム「ハッ!臆したかカジオー!」

5つ目の柱からは紫という悪趣味な光と共にアグニムが出現する。そしてカジオーと呼ばれた男は彼を一瞥するが、興味なさそうに前を向く。

カジオー「・・・これまでの事を考えろ。協力者が一人であるジェイル・スカリエッティの逮捕、ロケット団首領サカキの死亡、マレフィセントの裏切り・・・他にも数えきれない程の失態の数々・・・。これを見てもまだそのような事を言う!助けてやった命をまた粗末にするつもりか!?」
???「確かに、それも一里あるな」

淡いグレーの光を放ちながら、褐色の肌に金色の瞳、そして白い腰まである長い髪をした男が言い放つ。

???「これまでにも、我らは幾度と無く失敗してきた・・・これは由々しき自体だ」
カジオー「ならば分かるであろうアンセムよ。ならば尚更慎重に行くべきだ」
アンセム「いや、その必要は無い」
カジオー「何・・・!?」

予想外の言葉を聴き、驚愕に顔を染めるカジオー。

アンセム「今の奴等は、ネクロスグループ及びラヴレンヌグループと名乗る奴等によりバラバラに飛ばされ、さらにはかの氷の魔王神・・・氷牙・アンヴィレントも過剰な魔力放出でボロボロとなっている、叩くなら今しかあるまい」
カジオー「ふざけるな!!奴等を侮るなど愚の骨頂!!すぐにでも痛い目を見る結果となるぞ!!」
???2「・・・少し黙ってもらおうか・・・武器世界の王・・・」

怒鳴るカジオーを侮蔑するかのような言い方とともに、もう一つの柱から、淡い青い炎が出現する。

カジオー「ズウェート人か・・・聖王を裏切った者無勢が、ワシに指図するでない」

かつては聖王家に使えていたが、心の奥底に眠る憎悪により、聖王家を裏切り、精神体となってもその末裔を執拗に狙う存在・・・異次元人・ズウェート・・・己れの騎士道精神を持ち合わせているカジオーは彼らを好ましく思っていない。

ズウェート「フン、弱き者程吠えるとはな」
カジオー「何だと・・・!」
アンセム「止さないか二人共」

ズウェートの放った言葉がカジオーの神経を逆撫でするが、寸前でアンセムに咎められる。

アンセム「とにかく、これを期に魔法世界と現実世界の双方を叩く。異論のある者はいるか?」
カジオー「だったら、ワシは下ろさせてもらうぞ」

そう言い残し、転送魔法を発動させてそこから消えるカジオー。

アグニム「フン、カジオーめ」
倉田「まぁ良いでしょう。我らは我らであやつ等を倒しましょう」



ダーク・パレス・・・廊下


ダンッ!!

カジオー「クソッ・・・!あやつ等め・・・!」

結果に不満を抱き、壁を殴りつけるカジオー。

???「・・・如何なされましたか父上?」

ふと、何時からそこに居たのか、全身をゴツい鎧で覆い、顔を鉄仮面で隠した、声からして女生と思われる人物が現れる。

カジオー「ファメールか・・・済まない、今は気分が優れぬのだ」
ファメール「・・・また、結果が良くなかったのですね?」

ファメールと呼ばれた女性は事を察し、カジオーを心配する。

ファメール「父上。父上がそのようならば、このファメールも悲しゅうございます。どうかここは耐えましょう、私も同じく耐えます」
カジオー「ファメール・・・。お前はやはり優しい子だな・・・。所で、メフィストが捕えたという小娘達の様子はどうだ?」

小娘達・・・つまりはヴィヴィオ、カノンノ、シェリーの事である。

ファメール「はい。報告によれば三人とも、現在地下牢にて投獄されている模様です。実は、彼女らが投獄されると同時、ある二つの影を見かけたとの報告があります」
カジオー「影か・・・。恐らく小娘達を救いに乗り込んだ者達であろう・・・。とりあえず警備を強化しておこう」
ファメール「はい。そう伝えておきます」

そう言ってファメールは一礼し、その場を後にする。そしてこの時誰が気がついたであろう。この会話を聞いていた者を・・・。
Re: 異世界大戦記7 ( No.118 )
日時: 2010/10/16 18:33:54
名前: ていと

一方、レイデストは。

レイデスト「よしよし。んじゃ、あの忍者野郎についていくか。殴られたとはいえ、大事な人を奪われたと聞きゃあ・・・・・・流石に可哀想だわな」

まあ、実はといえば隙あらば軽い仕返しをしてやろうと思ってはいるのだが。

レイデスト「(そこまで俺、できた人間じゃねーし)」

と、なんだかおかしい方面で納得しているのだった。

レイデスト「(よーし、いっちょ張り切りますか!!)」

こうして。
ほんの少しばかり、人間を超えた力を持つただの民間人は、戦いに赴くことになった。
Re: 異世界大戦記7 ( No.119 )
日時: 2010/10/17 14:04:04
名前: カイナ

???「ん〜? 見せて見せて〜」
カイ「エデン!? てめえ帰ったんじゃねえのか!?」
エデン「ふっ、あの程度の拘束を潜り抜けられないほど鈍った覚えはないのよ!!」

鏡夜から手渡されたAUDを見ていたカイの背後からダオスに連行されたはずのエデンが入り込み、カイが驚いたように叫ぶと彼女は胸を張りながら自慢げに返す。それから刀を貸してと促した。

カイ「何する気だ?」
エデン「あ、影桜もね」

カイがAUDと過去最強の魔物と謳われるソードダンサーとの戦いにおいて血桜が折れた時咄嗟に作ったレプリカ血桜――影桜をエデンに手渡すと彼女はAUDをしげしげと眺め回し、何かを理解したような表情を見せる。

エデン「……なるほどね、ちょっと借りるわ」

エデンはAUDと影桜を適当な台に置き、その二本の刀に手をかざす。すると二本の刀が光を放ってお互いに引かれあうように動き出し、やがて二本の刀は光の中で重なり合う。そしてエデンがパチンと指を鳴らすと光が弾け、その中から影桜が現れた。

エデン「これでよし、そのAUDとやらの能力を影桜に吸収させといたわ。影桜の形状ならカイも使い慣れてるしね。もちろん遺伝子、固有マナ等の面々でカイ専用に調整もしてるわ」
鏡夜「へぇ……っていうかあなた何者?」
エデン「一つの世界の創造主たる女神ですが何か?」

エデンの説明に鏡夜が微笑を浮かべながら返し、尋ねるとエデンはふふふと笑いながら言う。するとその次の瞬間エデンの頭を除いた身体中が氷に包まれ、エデンはへっと呆けた声を出す。すると彼女の前に身体が少しぼろぼろになったダオスとその横には氷の精霊――セルシウスが立った。

ダオス「捕まえたぞ貴様……こうなれば手段は選ばん、氷付けにして身動きとれんまま世界樹に持っていく」
セルシウス「無礼は百も承知だがこちらにはあなた様より高位の女神、マーテル様の命令がある」
エデン「あ、あはははは……マーテルちゃんがいるんだから私一人いなくたって……」
ダオス「世界の負をマナへと変換するのは貴様の役目だろうが!? らちがあかん、セルシウス、このまま連れて行くぞ」
セルシウス「承知」

ダオスとセルシウス、エデンが一通り言いあうとダオスはエデンを氷付けにしたまま時空転移を行う。それを見たカイは深くため息をついた。

鏡夜「……大変だね、君も」
カイ「……ありがとうございます」

鏡夜が労うように言うとカイはそう呟いて影桜を手に取り、鞘に収めた。
Re: 異世界大戦記7 ( No.121 )
日時: 2010/10/21 21:44:25
名前: ミクニップ

レオ「・・・さて。そろそろ行くから準備しな」
『はい!』


[???]


…ここは何処なのかな…?

暗くて…寒くて…そして息苦しい…そして何だか頭も痛い…

…此処は嫌だな…カイは何処だろう…?

『…!…ん!』

…あれ?誰かが私を呼んでる…?この声は…



カノンノ「ん・・・んぅ・・・」
ヴィヴィオ「あ、気が付いた!」

目覚めたカノンノが最初に見たのは、心配そうに顔を覗き込んでいるシェリーとヴィヴィオ。そして薄暗い牢獄とうつらうつらと見張りをしている兵士であった。

カノンノ「えっと〜・・・此処は何処・・・?」
ヴィヴィオ「えっとー・・・簡単に言えば、私たちは捕まったって言えばいいのかな?」
シェリー「・・・ん」

どうやら現在私たちは捕まって、ここに入れられたみたいである。ぼんやりと記憶も蘇ってくる。

カノンノ「そっか・・・。私、あの時攫われたんだ・・・っ・・・」

現状を理解するも、突然鈍い頭痛が走り、また座り込んでしまい、心配した二人は彼女を支える。

ヴィヴィオ「あう、あんまり無理しない方がいいよお姉ちゃん」
カノンノ「うん・・・。そうだね」

心配しているヴィヴィオの気遣いに対し、優しく微笑むカノンノ。そんな時・・・

???「お?やっと起きたのか?」
???2「何だか魘されてたぞー?大丈夫かー?」

ふと、恐らく見張りらしい、先が剣になっているホッピングにまたがった、仮面と赤いローブを着けた、声音と身長から見ても子供にしか見えない人物と、何だろう・・・黒くて丸い何かに大福みたいな白い足を取り付けてみた、可愛い顔をしたコミカルなモンスターがこっちを見ている。

カノンノ「えっと〜・・・君達・・・誰?」

どう答えていいか分からなかったが、とりあえず名前を聞いてみる。

ヘイパー「僕の名前はヘイパーだ!お前達の監視をしている!」
エヌゼット「僕はエヌゼットだぞー!お、お前ら何か怖くないぞー!」

何だかこちらを見て必死に胸(?)を張ってみる二匹を見て少し表情が和らぐカノンノ。

カノンノ「えっと・・・ヘイパー君にエヌゼット君・・・だっけ?」
エーヌ「本当は僕の名前はエーヌで、しかも女の子だぞー。とりあえずこっちで呼んでほしいぞー」
カノンノ「じゃあエーヌちゃん?ここはどういう所かな?」

まるで小さな子供をあやすように聞いてみるカノンノ。それに心を許したのか、二体の子供モンスターは口を開く。

エーヌ「うん。此処は02さまやカジオーさまが根城にしている[ダーク・パレス]だぞー!ちなみにお前達は、メフィストに連れられてここの地下2階の独房だぞー」
ヘイパー「あいつはお前たちを気に入ったみたいだ。何だかお前たちを実験動物にしたいとか言ってた」
シェリー「実験・・・動物・・・」

滅茶苦茶不穏な単語を聞き、最悪な予想を始める3人。何だかシェリーは真顔で赤面してるみたいだが・・・(きっとルイギの影響で妄想が豊にでもなったんだろう)そして妄想を終えたカノンノとヴィヴィオは青ざめると、そのまま格子に身を乗り出す。

カノンノ「えっと〜・・・、無理だと思うけど、もしよかったら出してほしいな〜?」
ヘイパー「無理だな」
エーヌ「お姉ちゃんはいい奴だから僕等も出したいぞー。だけどそんな事したら僕等はカジオーさまたちに怒られちゃうぞー。僕等も仕事してるんだぞー」

無理なのはやっぱり思ってたが、やっぱり断られる。

ヴィヴィオ「う〜ん・・・。どうしよう・・・」

どうやって脱出するか考えるヴィヴィオ。そんな時・・・。

コツッ、コツッ、コツッ・・・・

???「・・・どうだ?捕虜の様子は?」

突然、巨大な剣を背負った赤い鎧騎士と付いてくるように数人の兵士がやってくる。

ヘイパー「こ、これはケンゾール様!!はい。捕虜は全員目覚めました!ケンゾール様はどうして来たのですか!?」
ケンゾール「カジオー様と02の命令でな。俺はこの人間三体を連れていく事になったのだ」
ヘイパー「は!?しかし、この3名を連れてきたのは紛れもなくメフィスト様では・・・・?」
ケンゾール「構わん。とにかく牢を開け」

かしこまりました。そう言って二体はすぐさま錠前を取り、格子を開く。

ケンゾール「・・・悪いが、一緒に来てもらうぞ?人間」

多勢に無勢と判断し、止む終えず彼らと同行する事になった・・・。


ラジエイ・外


神音「はぁ・・・はぁ・・・、しつこい・・・!」

忘れていたが、あれからゴキモンとか相手にしてた神音達。どんどんわいて出てくる奴等に何だか嫌気が刺してくる。

ランファ「諦めませんわ!!これを突破しなければ、私や鈴ちゃんは殿方とハネムーンを実行できません!!」
神鈴「この先に鏡夜兄様が・・・!負けたくない・・・!」

しかも隣では二人が意気投合してるし。何だかある意味幸先が思いやられる・・・。そんな時


『・・・あ〜、あ〜、てす、てす・・・。お〜い、其処で突っ立ってる馬鹿3人。其処で呆けてる阿呆3人だ』


・・・何だろう、突如の其処から微妙な殺意がこみ上げる。

『実は今日、ちょっとした嫌な事があってな?私は今、妙に不機嫌だったりする』
ムルムクスモン「な・・・なんだ?このやる気のなさそうな声は・・・?」

あまりにもダルそうな声を聞いて呆気にとられるデジモン軍団。

『しかも今日は厄日と来た。家の馬鹿旦那供が浮気してるとか言う噂聞くわ、友人助けようとして怪我するわ、その後も此処に吹っ飛ばされてまた重傷負うわ、そして最後には基地までズタボロにされるわ・・・本当についてないな今日は!あっははははは!!!』

何だかヤケクソな思いがヒシヒシと来る。それと同時に嫌な予感まで伝わってくる。

『そして今度はこのデジモン供だ。それでだな・・・』

一息置いて再度喋ろうとする声の主。そして・・・


『とりあえず、主砲でもぶっ放すから其処をどけ』


刹那・・・、雷鳴が轟くかの如く、極太い、青白いビーム砲が地面から発射され、断末魔と共にゴキモン達(ちゃっかり避けてる魔王達)が巻き込まれて消滅していく。そしてそれと同時に、恐らく先ほど撃ったと思われる鉄の巨大戦艦・・・ヴォーテクスが姿を表す。


エリー「お〜、これまた予想通りの威力だ」
ミハル「何してるんですかエリーさぁん!?」

一方此方はヴォーテクスのブリッジ。其処の艦長席ではエリーが何だか爽快な顔で外を見ており、隣に居たミハルは彼女にツッコむ。

エリー「む?何ってアレだ。目の前の壁が邪魔だったから主砲で突破したまでだが?」
ミハル「いくらなんでも無理矢理過ぎですよ!?あそこにはまだ神音さん達が居るじゃないですか!?」
エリー「大丈夫大丈夫。どうせ彼奴らの事だから避けてると思うし、それに当たっても普通に生きてるだろうしな此位」
ミハル「イヤイヤイヤ!?何ですかその根拠!?」
ユザレ『…猪突猛進とはこういう奴を言うのか?』

単純なのか天才なのか・・・。はっはっはと笑う上司(エリー)を見ながら呆れる部下(ミハル)とデバイス(ユザレ)。
Re: 異世界大戦記7 ( No.123 )
日時: 2010/10/29 00:03:07
名前: ミクニップ

その頃・・・


周りをヘイパーに囲まれ、ケンゾールを先頭に廊下を歩くカノンノ達。

カノンノ「・・・私達をどうするんですか?」
ケンゾール「今から貴様らは、我が偉大なる主君カジオー様と謁見するのだ。ありがたく思え」
カノンノ「カジオー・・・?」

恐らく名前だと思うが、今一知らないカノンノ。それを見た、先程の子供ヘイパーは説明する事にした。

ヘイパー「カジオーさまは僕ら武器達が住む『武器帝国』を統率するお方だ!僕らの中でも謁見が許されるのはケンゾール様とかかなり偉い人物だけなのだ!」
ヴィヴィオ「へぇ〜?つまり『武器の王様』って事?」
ケンゾール「そうだ。そしてカジオー様のご子息である『ファメール様』や側近である『溶鉱炉様』も然り。あの方々も、我らの世界では偉大なお方なのだ」
???「いえいえ、私はそんなに偉くは無いですよ?」
ケンゾール「否!!貴方様ほどのお方が偉大はそうは居ません!!・・・って、え?」

突然聞こえた、優しげな女性の声を聴き、右隣を振り向くケンゾール。其処には赤銅色の長い髪をしたメイド服姿の綺麗な女性が微笑みながら立っており、それを見たケンゾールとその部下は慌てて膝をついた。

ケンゾール「こ、これは溶鉱炉様!?何故このような場所に!?」
溶鉱炉「あ、はい。実は紅茶の葉を切らしてしまって・・・、新しいのを倉庫から探していた所です」
ケンゾール「そ、そのような侍女のような事は部下に任せます!?溶鉱炉様にやらせるなど恐れ多い事!!」
溶鉱炉「あ、気にしないでください。私は好きでコレやってますから」

し、しかし・・・。あまりにもやんわりしてる溶鉱炉に対してわたわたと慌てるケンゾール。それを見ていたカノンノ達は唖然としている。

溶鉱炉「・・・あら?」

そんな中、ようやくカノンノ達の存在に気が付き、彼女らの前までやって来て顔を近づける溶鉱炉。髪の毛は何か良い匂いがしている。そしていきなり顔を近づけられて戸惑っているカノンノを見た溶鉱炉は、まるで子供を見るような微笑ましい笑みを浮かべる。

溶鉱炉「あらあら。こんな可愛いお客様がいらしてたのですね?」
カノンノ「え!?あ、いやその・・・」
溶鉱炉「あ、自己紹介が遅れましたね。私、主であるカジオー様の側近及び侍女をしています、溶鉱炉と言います」
カノンノ「あ、こちらこそ宜しくお願いします」

お辞儀する溶鉱炉に釣られるカノンノ。

ヴィヴィオ「・・・この人が溶鉱炉・・・さん?」
ケンゾール「そうだ。このお方こそ、我ら武器の源である鋼を産みだし、我々を創造なさってくださった『武器の母』・・・溶鉱炉様だ」
溶鉱炉「大袈裟ですよケンゾール。私はカジオー様が居なければ唯々溶けた鉄を吐き出すだけの存在でしかありませんから」
ケンゾール「滅相もございません!!貴方様の生み出した鋼はまさに芸術そのもの!!其処らの駄鉄などよりも最高の輝きを持っておりますぞ!!」

何だか話がズレてきている感じがする。

溶鉱炉「あ、所でケンゾール。この子達はどうしてこのような場所に居るんですか?」
ケンゾール「ハッ!私はカジオー様の命により、先ほど捕えたこやつらをカジオー様の所まで連れていく所です」
溶鉱炉「あ、でしたら私も同行いたしましょう。ちょうど私もカジオー様の所へ向かう途中でしたし。何より、私はこの子達のお話も聞いてみたいですわ」
ケンゾール「と、言いますと?」
溶鉱炉「実を言いますと私、ファメール様やミリファさん達以外のお方とお話したことがありませんの。ですから、たまにはこういう子達とお話したいんです」
ケンゾール「さ、左様ですか・・・。わかりました、では一緒に行きましょう」
溶鉱炉「はい♪じゃあ色々聞かせて下さいね?」
カノンノ「え?あ、はい・・・」
シェリー「・・・ん」

何だか突然ほのぼのとしたムードになり戸惑う3人。

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