Re: 異世界大戦記7 ( No.27 ) |
- 日時: 2010/07/25 03:47:51
- 名前: 孝(たか)
- カイナさん……名前間違えてますよ。輝二と輝一ですよorz
それから、ラジエイ・フォートレスが地下秘密基地だって忘れてませんか?
不法侵入以前に、見つける事すら出来ませんよ。
カイ達の居る所とは全くの反対方向にて…
『あはははははははははははっ!!!消えろ消えろ消えろ!!!』
『ぐっちゃぐちゃにしてやんよ!?』
ババババババババババババババッ!!!!!
MSに乗ってマシンガンを乱射する反乱軍。
一般人の少年「うわああああっ!?」
それに巻き込まれたのは一般人の少年だった。
マシンガンの乱射による弾に驚き、転んで足を挫いた様だ。
『あぁん?ガキか?』
『ヒヒヒ…おうおうおう、足を挫いて痛そうにしてんなぁ?安心しな、今からどデカイ鉛玉で痛みを感じる前にあの世に送ってやんよ』
『怨むなら、ここの温い隊長を怨むんだな?ギャハハハハハハハハハハハハッ!!!!』
三体のMS…ザク、グフ、ドムに乗る下賤な輩。
その三体は…
『『『あばよ♪』』』
一斉に少年に向けて銃弾を放った。
ドババババババババババババババババッ!!!!!
一分程撃ち続け、銃声が止み、砂塵が舞う。
『ヒヒヒヒヒ…あん?生命反応が三つ?』
『あ?気のせいだろ?』
『いや、確かに三つだ…』
煙が濛々と立ち込めていたが…それが晴れると…
氷牙「…………」
右手を掲げ、シールドを張って銃弾を防いだ氷牙が立っていた。
氷牙の瞳には、怒りの感情しかない。
氷牙「貴様ら…今、何をした?」
『あん?結界魔導師か?』
『これだけの銃弾を防いだってこたぁ、SS級か?』
『けっ…これだから高位の魔導師は腹が立つ』
氷牙「……我を無視するとはいい度胸だな?」
『ヒヒヒヒヒ…反乱に使っているMSは特別でなぁ…強力なAMF発生装置を搭載してんのさ…魔導師なんざ怖かねぇぜ!』
ベラベラと自分達の乗るMSの性能を聞いてもいないのに話し出す。
氷牙「……そうか…よもや、こんな時に反乱を起こすとはな…」
『ギャハハハハハ!!!俺達はこの時を待っていたからな!!』
『あぁ!!やっとあの温い隊長に、一泡吹かせられるんだからよ!?』
『『『あはははははははははははははははは!!!!』』』
揃って高笑いを始める三体。
しかし…
氷牙「何勘違いしてるんだ?」
『『『ははははははははは…あ?』』』
氷牙「俺が言っているのは…俺達が居る時に、反乱何ぞ起こすお前らに…呆れていると言っているんだ。」
『は…ははは…はははははははははっ!!!!!思い上がるな!?この強力なAMFが三つも重ね掛けされている状況で、まともな魔力行使ができ「ぐしゃっ!!」るとで…も?』
ザクに乗っているパイロットが音に反応して対応が鈍る。
音の発生地に視線を向けると…
鏡夜「……………」
無表情の鏡夜がヴェルグガオルでザクの右腕を粉微塵に斬り砕いて立っていた。
『……は?』
鏡夜「貴様らは…何人の者を殺した?」
『さ、さぁな!いちいち覚えてるわけねぇだろ!?』
鏡夜「…そうか…ならば…シネ」
シュンッ!!!
眼にも止まらぬスピードでヴェルグガオルを縦に一閃した。
『…あ?』
ズズズ…
ザクのパイロットの視界が、左が上に、右が下に行くようにズレていく…
パイロットは、斬られた事に気付いた時には…身体が真っ二つになり、断末魔の悲鳴を上げる事なく、ザクと共に爆散した。
『『ひっ!?』』
信じられ無かった…目の前の人物は、MSを二メートルを超える大剣だけで真っ二つにした事が…何より、殺傷設定で攻撃してきた事が…
管理局は非殺傷設定を順守するクリーンな組織とされている。
だが、目の前の男…鏡夜は何の躊躇いもなく斬り伏せた。
氷牙「強力なAMFがあるからなんだと言うんだ?魔法が効かないのなら敗北は無いとでも思ったのか?…愚かな…魔法が効かなければ物理的に破壊してしまえばいい…それにな…AMFは、効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するだけの代物…ならば…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
鏡夜「その魔力結合が…」
鏡夜の右手と…
氷牙「分解される以上の速さで…」
氷牙の左手から…
鏡夜「再結合し続ければ」
重力系攻撃魔法…
氷牙「良いだけの話だ!!!」
超重力の圧力が…
鏡夜「消え去れ」
氷牙「貴様らに、永遠の死を…」
「「グラビティ・ブレイク!!!」」
放たれた。
『『ウギッ!?いぎゃあああああああ…』』
グシャッ!!メキメキメキメキメキ……ベキンッ!!
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!
残っていたグフとドムは、跡形もなく押し潰され、爆散した。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.28 ) |
- 日時: 2010/07/25 19:21:09
- 名前: ていと
- レイデスト「(うわ、また派手な音が・・・)」
こっそり歩いているレイデストは思わず首をすくめた。 ばれないように、こっそり、慎重に歩く。 銃を持つ手が震える。足が思うように動かない。 そのとき。 ズシンという音。 思わず振り返ると、そこには一体のMS。 どう考えても見つかっている。
レイデスト「クソッ!!」
猛ダッシュ開始。 当然、マシンガンの弾幕が飛んでくる。 何とか別の建物の影に逃げ込むが、そう長くもたないことはわかっていた。
レイデスト「・・・・・・ッ!!」
瓦礫から、拳大の破片一つを手に取り、つぶやく。
レイデスト「・・・バーストモード」
破片が、鈍く、赤く輝く。
レイデスト「・・・喰らってろ!!」
投げつけた次の瞬間に、破片は爆発した。 しかし、その程度で倒れるとも思ってはいない。すぐさま、また走り出した。 そして、交差点で地面に触れ、地雷に変化、また走る。 之を繰り返して、彼は無我夢中で走り続けた。
レイデストは自分がカイやスバルらがいる場所に向かって走っているなど、知るはずもなかった。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.35 ) |
- 日時: 2010/07/27 13:43:28
- 名前: ていと
- レイデスト「んあ!?あっちにも誰かいる・・・っ!?しかも、MSつきか!いらないおまけだッ!!」
猛ダッシュ中のレイデストは、顔を軽く青ざめさせた。 もともと、体力はそう多くない。 異能の力は、付け焼刃にも等しいのだ。
レイデスト「(だああっ!!見たところ、あの人らもMSの味方には見えないがッ!!ただ単に身内でけんかしてるだけかも知んないし!そんなところに俺割り込んだらぜってーフルボッコだって!)」
走りながら、何とか頭をフル回転させる。
レイデスト「(いや、MSじゃないからやっぱりあいつらの敵か?いやでも・・・・・・!)だああっ、どうかMSの敵であってくれっ!!南無三ッ!!」
覚悟を決め、カイやスバルの元へ駆けていった。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.36 ) |
- 日時: 2010/07/30 21:18:53
- 名前: カイナ
- カイナ「すみませんが少々というかかなり無茶な手法、軽くチートみたいな手段使ってレオ達をラジエイ入りさせてもらいます♪」
―――――――――――――――――――― エリー「ふんっ!」
エリーの操るストライクガンダムのアーマーシュナイダーがジンの装甲を捉えて切り裂き、その隙に背後に回った別の機体に向けて素早く振り返りながらビームライフルを撃つ。
エリー「予想より数が多いな……全員散開! 絶対に民間人に犠牲を出すな!」 「エ、エリー隊長!」
エリーがガンダムを操りながら指示をしていると突然通信が入った。声の感じからして緊急のものだ。
エリー「どうした!?」 「コンピュータに侵入者です! 凄まじい速度でハッキングを――」 ??「失礼します、隊長と呼ばれた相手の回線にハッキングしました」
通信相手の画面にノイズが走り、そう思ったらそこに別の人間が表示される。黒い髪を短髪にした幼さの残る少年、見た感じ15歳程度だろう。その姿を見た瞬間エリーが尋ねる。
エリー「なんだ貴様は!?」 ジン「俺の名はジン」
見事に今戦っている反乱兵士の使用機体と同じ名前だ。しかしそんな事を言っている場合ではない。
エリー「いきなりなんだ!?」 ジン「おっと、そっちが反乱軍との戦闘中ってのはハッキング中の盗聴で了解しています。俺はそちらに保護されているライ、アルフの関係者です。半ば事後承諾で申し訳ないですが一時的にここの障壁を人が通れるぎりぎりの一部分のみ解除させてもらえないでしょうか?というかやります」 エリー「そんな事承諾できるか!?というか何でお前みたいなガキがここのメインコンピュータにハッキングできるんだ!?」 ジン「ガキって……俺数え年で750歳なんだけど……ま、いっか。技術に関しては企業秘密、トップシークレットなので。そちら、戦力的に数が不足してるでしょ?ここのすぐ上の地上にはレオさん、メリオルさん、エルフィが待機しています。彼らならここを打開できる力がありますよ?」 エリー「あいつらが……分かった。ただしその隙に侵入者を入れたらただじゃおかん」 ジン「はい。その時はライとアルフを煮るなり焼くなる好きにしてください。んじゃ」
ジンは軽く笑いながらそう言うと通信を切り、エリーはなんなんだと呟く。ちなみに通信中にもしっかり敵機の撃墜を行っているのは流石だろう。するとまたジンから通信が入った。
ジン「ご協力感謝します、障壁を張りなおしました。その間のバイタルサインを見る限り障壁解除中の侵入者はレオさん達の組のみで間違いありません。ただレオさん達に連れが二人ほどいるそうなのでそれはそちらで確認をお願いします」 エリー「分かった」
ジンのすらすらとした説明を聞きながらエリーは頷き、説明を終えると共に通信は切れた。それを確認してからエリーは再度敵機を見る。
レオ「流石だな、空間転移が行えないほどのセキュリティを持つ要塞にあっさり侵入できた」 メリオル「後でエリーさんに説教されても文句は言えないけどね」
一方居住エリアの端っこ、さっきの操作でレオとメリオルはそう話し合っていた。するとそこにライとアルフ、エルフィが合流する。
レオ「来たか……んじゃ行くぞ。転送開始!」
レオは確認すると腕輪をつけた右腕を掲げながら声をあげ、メリオルも同じように右腕を上げる。それと共に腕輪についた宝玉が光だし、レオ達五人の背後に巨大な機影が浮かび上がった。
エリー「ふっ!」
アーマーシュナイダーがジンを斬る。するとその次の瞬間ストライクの足元に光線が着弾、なんとかかわして光線が飛んできた方を見るとそこにはこっちに銃口を向けているビームライフル装備のジンの姿があった。
「もらった!!」 メリオル「おっと!」
盾を構えられる前に撃つとばかりに反乱兵が叫ぶがその直前ジンのビームライフルが弾け飛び、さらにそこにもう一体の機体が踏み込んでジンの両腕を素早く斬る。
エリー「なっ!?」 メリオル・エルフィ「「援護します」」
ストライクの横にいたのは長いライフルを構えた見たこともない機体。その機体から入った通信から見るとそのパイロットはメリオル、もう一体はエルフィというところか。その姿を確認するとエリーは最初に言った。
エリー「お前達の知り合いらしき奴にメインコンピュータにハッキングされたんだが」 メリオル「ごめんなさい、後でよく言っておきます。でも今はそれよりこいつらよ」
エリーの言葉を聞いたメリオルは引きつった笑みを浮かべながらぺこぺこと頭を下げ、その後くすっと笑いながらそう続ける。それを聞いたエリーはふっと笑ってアーマーシュナイダーを構えなおした。
ライ「邪魔邪魔ぁ!死にたくなかったら下がって下がって!!」
一方別の、両手に一本ずつの刀を構えた機体に乗ったライはそう声を上げながら走っていき、一気に二体のジンに肉薄する。そしてその二体が連射してきたマシンガンの弾を軽くかわすと右手の刀を構えた。
ライ「らぁっ!!」
右手の刀がマシンガンごと右腕を切り取り、さらに左手の刀がもう一体のマシンガンを斬り潰す。そして二刀を構えなおすともう一本の腕を切り取った。
「早い……」 アルフ「あの程度で早いなんて寝言を言わないでください」 「!?」
別の兵士が呟く後ろでアルフの乗った機体からそう声がし、兵士は驚いた表情をしながらそっちにマシンガンを向ける。しかしそこには誰もいなかった。
アルフ「遅いですよ」 「なっ!?」
さっきまで向いていた方向、つまり今の背後からアルフの声がし、直後マシンガンが吹き飛んでその次にジンの頭部に小銃が突きつけられた。そしてジンの頭部と続けて左腕を撃ち抜く。
アルフ「これで武装解除は完了っと」
そう呟くと共にアルフの乗っている機体の姿が消える。そのジンに乗っていた反乱兵は未だに何が起こったのか分からないというような表情を浮かべていた。
「な、なんなんだあいつら!?」 「厄介な援軍が来やがったなくそっ!!」 レオ「ぎゃあぎゃあわめいてる暇があったら、状況打破の方法でも考えろっての!」
二体のジンに乗った二人のパイロットが叫んでいるとそこにレオの乗っている機体が一気に切り込み、手に持った大剣で一体のジンをパイロット席を切らないぎりぎりの一線を横にぶった切る。
「なっ!?」 レオ「遅いっ!!」
続けてもう一体のジンの身体を斜め十字に斬る。この太刀もやはりコクピットだけは切らないように調整されていた。
レオ「安心しろ。俺達は軍人じゃない、ただの傭兵だ。無益な殺生はしない……ただここのお偉いさんに引き渡すから今の内にくだらない弁明でも考えてろ」
そしてレオはコクピットでそう呟いた。でもまだまだ反乱兵士は多く残っている。 ―――――――――――――――――――― カイナ「なんかすいません、書いてたらノッてきて……めっちゃ長くなってしまいました……本当……ごめんなさい。 あとすっごい言いにくい提案なんですが……今回のジンの障壁解除の隙に新たな侵入者が入り込んできたネタは止めてくださいね?……こちらが不都合って言うか心痛むんで……」
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Re: 異世界大戦記7 ( No.37 ) |
- 日時: 2010/07/31 01:51:53
- 名前: ミクニップ
- その頃・・・
聖ヴィ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドガッドガッ!!
六弐「ぜぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ザシュッ!!ドガンッ!!
一方此方は、氷牙よりも少し離れた場所で戦っているヴィヴィオ・聖王モードと六星王・弍号機。二人は息の合ったコンビネーションプレイにより、相当なまでに身長差があるMSも、彼らの前では鉄屑同然になっていた。
『糞っ!!こいつ等強いぞ!?』 『ば、化けモンかよ!?』
あまりにも強い二人を見て驚愕する反乱兵。そんな彼らを見て二人は余裕な感じで挑発していた。
六弍「ほらほらほら!もっと強いのは居ないの!?」 聖ヴィ「楽勝だね♪」
『グッ・・・!言わせておけば・・・!』
兵士の一体が二人の挑発がかんに障り、そのまま発砲しようとする。が・・・
ヒュッ!!シュカカカカッ!!
「ぐぎゃああああああ!!!?」
聖ヴィ・六弍『!?』
突如、何かが音速を超えるような勢いで風を切り、ヴィヴィオと六星王の周りにいた兵士達は細切れの肉片となる。そして二人の目の前に人が現れた時、まるで心臓に直接鉄杭を突き刺したかのような悪寒が襲う。
??「・・・役立たずはこれだから困りますねぇ・・・」
まるで呪詛を呟くかの如く・・・切り裂かれ、肉片となった兵士達を侮蔑し、踏み歩きながら・・・まるで怨念・・・否、悪意そのものの集合体とでも思わせるかのように・・・黒とダークグリーンという2つのカラーリングで、全身を覆うローブと禍々しい形の鎧で身を包み、両手の指に4本ずつ、ピアノ線よりも細い、知がべっとりと付着した糸を垂らしながら・・・顔に不気味な一つ目が描かれた仮面を被った青年・・・アグニムが実子、スカリエッティや鏡夜ですら、その歪みきった思想に恐怖するS級時空犯罪者・・・邪魂祭司・メフィストが其処に存在した。
六弍「・・・・・・」
この世で自分らが最も出会いたくない最悪の相手に遭遇してしまった冷や汗を描きながらも、何とか構える。
メフィスト「・・・おや?誰かと思えば・・・聖王の出来損ないと成り損ないの戦士ではないですか・・・?」
二人の存在に気づき、糸に付着した血を舐めとりながら、メフィストは彼らの方を向く。
メフィスト「ふむ・・・此処に存在する兵士どもを利用し、邪魔な存在たちを子の場で纏めて消去しようと思っていたが・・・これは好都合ですねぇ・・・」
口元を醜く歪め、狂気の笑みで彼らを見つめるメフィスト。
メフィスト「・・・丁度今研究している事で、聖王の力が必須・・・ここで捕えるのが得策でしょうねぇ・・・」
そんな言葉を聴き、反射的にヴィヴィオを下がらせる六星王。しかしそんな彼らを見ても、メフィストは表情一つ変えない。
メフィスト「おやおやおや・・・随分と気の早い騎士ですねぇ・・・安心して下さい、私は手を出しません」
そう言って数歩下がるメフィスト。そして・・・
メフィスト「ですが、私の代わりに、この子たちが貴女方を血祭りに上げますよ?」
パチンッ!メフィストが指を鳴らし、その場に消えた途端、彼の左右にゲートが出現。片方のゲートからは、腹部に巨大な華を着けた、両腕が鞭となっているヤモリを連想させるモンスターが、そしてもう片方からは・・・
聖ヴィ「!?」
そう、もう片方から出現したのは、先ほど氷牙の能力で異次元に飛ばされた筈の、爬虫類型のサイボーグモンスターであった。
フレファシア・・・メフィストが巨大な人食植物『グラトニーフラワー』と爬虫類型の獣人を合成させた超魔獣。両腕の鞭と口から発せられる火炎弾が武器。腹部のグラトニーフラワーは第二の口でもあり、様々な生物を捕食する事が出きるが、逆に弱点でもある。
グノフブス・・・異次元生命体・スフィールがワニと次元生物を合成させて出来た超魔獣。知能はさほど高くは無いが、口と両手の甲から発射されるミサイル型の魔力弾は強力。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.38 ) |
- 日時: 2010/07/31 09:30:45
- 名前: ていと
- 場面変わってとある部屋。
一人の少年が椅子に座り、写真を眺めていた。 写っているのは、子供と、その両親。 この少年・・・デイルの、かつての、家族だった。 父親は死んだ。戦争で。 母親は体が悪い。そうそう治せない難病らしい。 だからこそ、自分が何とかしないといけない。いない父親の分まで。
デイル「待っててください・・・母さん。俺がんばって、きっと・・・楽にして見せますから」
デイルは一人、つぶやいた。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.40 ) |
- 日時: 2010/07/31 20:40:25
- 名前: ミクニップ
レイデスト「おおおおおおおお!!!」 スバル「え、ええ〜〜!!?」 カイ「な、何だ!?」
突然銃を持ってMSに突進してきたレイデストを見て驚くスバルとカイ。
スバル「こ、コラ君!!何してるの!?危ないから!!」 レイデスト「そんな事言っても!こっちだって必死なんだよ!!」
あまりの事に面食らいながらもレイデストを止めようとするスバル。それでも行こうとするレイデストを見て何を思ったのかカイは彼の前まで来ると・・・
ズドムっ!!
レイデスト「ぐえぇ・・・!?」
彼の腹に鉄拳を入れ、そのまま気絶させる。
スバル「ちょ、ちょっとカイ君!?いきなりそれは無いと思うよ!?」 カイ「いや、何だか面倒臭そうな感じだったんで。これ、保護って事でいいよな?」
淡々と言いながら、気絶したレイデストを担ぎ上げるカイ。果たしてこれを保護と言って良いのか・・・そう思いながらもスバルは苦笑しながら、念話で自分の相棒に話しかける。
スバル『こちらスターズ3、敵と交戦中に民間人を保護。ごめんティア、今から氷牙さんの所に行きたいんだけどMSが邪魔で・・・』 ティアナ『分かったわ。こっちが片付き次第、エリオ達に頼んでみるから何とか持ち堪えて』 スバル『うん、わかったよティア・・・ってうぇぇ!?』 ティアナ『ど、どうかしたのスバル!?』 スバル『えっと〜・・・御免ティア。援護は要らないみたい・・・』 ティアナ『はぁ?それってどう言う意味よ?』 スバル『な、何ていうかその・・・』
ティアナの疑問を他所に、歯切れ悪く呟くスバル。それもそうだ、だって・・・
ルイージ『喰らえ!必殺パワー!サンダー・ブレークッ!!』
バジバジバジッ!!
『ぎゃああああああああああ!!!?』
だって目の前には何時の間に現れたのか、ルイージが乗ったグレートマジンガーが交戦しており、かなりの数であった筈のMS舞台は必殺技であるサンダー・ブレークで一網打尽にされていたんだから・・・・
スバル「・・・これ、どうやって説明すればいいんだろうね?」 カイ「・・・俺に聞かないでくれ」
こめかみから冷や汗を滴らしながら、スバルとカイは暫くの間そんな光景を目の当たりにしていた。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.41 ) |
- 日時: 2010/08/01 22:16:43
- 名前: 孝(たか)
- その頃……
氷牙「貫け!!」
氷牙は30の核鉄を頭上へと投げた。
そして…
氷牙「俺の武装錬金!!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!!!!!
落下してきた核鉄を全て殴りつけた。
すると…
ドバババババアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
触れた核鉄が次々に武器へと変形しながら多方向へと直進していった。
剣、斧、槍、ギロチン、刀、拳、長槍、大剣、大槍、大刀、チャクラム、風魔手裏剣、苦無、千本、鉄針などなど、様々な武器が乱舞する。
チュドオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!
周囲の反乱軍の乗るジン30体を一瞬にして爆散させた。
氷牙「……ターン。」
着弾した武器が氷牙の下へ飛来し、核鉄へと戻った。
その近くでは…
鏡夜「……だあああああああああああああああっ!!!!!!」
大剣ヴェルグガオルを大上段に構え、一気に振り下ろす。
チュドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!
その一振りだけで前方にいたゲルズゲー10体を、シールドごと衝撃波で叩き斬った。
鏡夜「リング・ウェポン…愛染&凱亜。」
ヴェルグガオルを指輪に戻し、愛刀の二振りである愛染と凱亜を顕現する。
鏡夜「疾!!」
その場から霞の様に消え去り、次に別の場所に現れた途端…
チュドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!
ザムザザー40体を軽く斬って捨てた。
『バ…化け物…』
それは反乱軍の誰かが言った…次の瞬間。
鏡夜「………ニヤリ」
口元を歪(ゆが)め、歪(いびつ)な笑顔をその機体に送った。
『ひ、ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?!』
慌てて逃げ出すスラッシュザクファントム。
だが…
鏡夜「どこへ行くのかな?」
SZFが声のする場所…己の右肩にメインカメラを向けると…
鏡夜「僕から逃げられると思っているの?」
鏡夜 微笑みの死神が居た。
『!?!?!!?!?!?!!』
200メートルの距離を1秒にも満たぬ速度で追いついていた。
『ひっ!?い、いやだ…死にたく…』
鏡夜「…君はそう言って泣き叫んだ者を一度でも助けたのかな?」
『た、助けた!!本当だ!!だ、だから!!』
鏡夜「そう…じゃぁ…ドウシテココニイル人達ハ君を睨んでイルノカナ?」
地獄の底から響くような声色で鏡夜は問うた。
鏡夜「……輪廻の環から外れよ…愚かなる咎人よ…」
シュパンッ!!!
愛染&凱亜が迸った。
そして…
ピシピシ…ガラガラガラ…
爆発せずにスラッシュザクファントムがバラバラに切り裂かれた。瓦礫の山となったスラッシュザクファントムから、どす黒く汚れた夥しい血がゆっくりと流れだしていた。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.42 ) |
- 日時: 2010/08/02 10:23:27
- 名前: カイナ
- 一方また別の地点、次々と撃墜されていく仲間達に反乱兵二人は顔を見合わせると逃げ出そうとザクを動かす。
アルフ「逃がさないよ」 「「ひぃっ!?」」
しかしそうはさせないと巨大な二つのブースターをつけている機体が二体のザク目掛けて突進し、それを見た二人は必死に形相で銃を撃つ。しかし休む事無く連射されているそれをアルフの乗った機体は軽くかわしながらむしろスピードを上げながらザクに突進していく。
アルフ「インフィニティゼロ高速戦特化仕様、ソニックフォーム。そんな攻撃当たらない!」 「「う、うわああぁぁぁっ!!!」」
まるで化け物でも見たような悲鳴を上げて二体のザクは銃を捨て逃げようとするがその前にアルフがザク二体の前に立つ。
「く、くそぉっ!!」
一体のザクがやるしかないと覚悟を決めたのかビームアックスを取り出すがそれは振り下ろされる前にビームサーベルの仕込まれた足による蹴りで腕が切り取られ、さらにアルフは片手を地面につけるとまるでカポエラの技のごとく回転してザク二体を蹴りつけた。そしてザク二体が倒れると二丁拳銃をザクに向ける。
「「ひぃっ!!」」
パイロットの二名は両腕で顔を覆うように守り、直後二丁拳銃が発砲される。しかしそれは一発たりともコクピットなどには着弾せず、両手両足を撃ち抜く程度に止められていた。しかし恐怖からかパイロット二名は気を失っている。
アルフ「よし」
アルフはこれで一安心と微笑むと二人一緒に戦っているライとエルフィの機体の方を見、背後のブースターを点火して一気にそっち向けて飛んでいった。
メリオル「はああぁぁぁっ!」
メリオルの乗った機体は腰のホルスターに収められていた二丁拳銃を素早く引き抜くと三百六十度に八方、敵機全ての両腕やメインカメラのついた頭部を吹き飛ばす、
「舐めんじゃねえ!」
頭部こそ吹き飛ばされたものの両腕と武器は無事だったブレイズザクファントムがアックスを振りかぶってメリオルに襲い掛かる。しかしその次の瞬間アックスがビームで弾けとび、ブレイズザクファントムのパイロットはそれの飛んできた方を見る。さらにビームが飛んできている、それを確認した瞬間ブレイズザクファントムのパイロットはビームを両肩の盾で防いだ。
レオ「ちっ、なら」
さっきビームをライフルを使って撃った機体のパイロット―レオは攻撃が防がれたのを確認すると舌打ちをしてライフルに力を込める。そしてさっきより何回りか大きくなったビームを撃ち込んだ。
「何度やっても無駄!?」
笑いながらブレイズザクのパイロットはそれを防ごうとするが、ビームはブレイズザクの左肩を貫通、爆発を起こした。
「なっ!?」 レオ「何が無駄だって!?」
驚いたのもつかの間、さらにレオが大剣を振り上げて襲い掛かってくる。それを視認するとブレイズザクのパイロットは右肩の盾で剣を防ごうと試みる。
レオ「無駄だ!」
しかしその刃は盾を無理矢理断ち切り、さらに返す太刀がブレイズザクのコクピットを斬らないぎりぎりの位置を横に一閃する。
レオ「お前らに死の安息なんて与えられない。今の内の相手の同情をひくようなくだらない言い訳と弁明でも考えてろ。あと遺言も忘れんな」
レオは大剣を肩に担いでブレイズザクのパイロットにそう言い残し、メリオルと背中合わせになると反乱兵を見眺めた。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.43 ) |
- 日時: 2010/08/02 18:02:54
- 名前: ていと
- よし、うんじゃ、氷牙たちと合流するまで、レイデストは待機します、気絶させられてるし。よろしく
・・・起き上がるタイミングがわからんゆえに・・・
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