Re: 異世界大戦記7 ( No.87 ) |
- 日時: 2010/09/28 21:47:47
- 名前: カイナ
- ヴィヴィオが攫われたことにより平常心を失っていた氷牙は三十分ほど経ってからようやく落ち着きを取り戻し、それからメンバーは話を始める。
エリー「さて、いきなりあいつらの襲撃が来てうやむやになっていたが、私達はこれから現実世界へと向かいたい」
氷牙「俺達はこの世界に残る。この世界も危険だし、民間人の護衛もしなければいけないからな」
カイ「俺はカノンノを助け出ぐふっ!?」 エデン「あはは〜ごめんね愚息が」
エリーの言葉に氷牙が続くとカイがさらに言うがその頭を目にも止まらぬ速さでエデンがぶん殴り、カイが傷みに悶えている間にエデンが笑みを浮かべながら謝罪する。するとエリーが首を横に振って答えた。
エリー「いや、むしろ私達からもカノンノとシェリーを助け出すチームを出したいところだ。あいつが一体何をするつもりなのか、それを探る必要もあるしな」
カイ「俺は救出チームに入る……仮に駄目だと言われても勝手について行く」 エデン「……悪いけどここは諦めて、カイってカノンノが関わるともうものすっごい頑固だから」
エリーの言葉を聞いた直後カイがそう言い、それにエデンが苦笑しながら言うとエリーはしょうがないとため息をついてそれを許可する。するとレオが言った。
レオ「俺達もカイについて行こう。なんだかんだでカノンノやアドリビトムにゃ何度か世話になってるしな……ちょっと待っててくれ」
レオの言葉にメリオル達が頷き、次にレオはそう言うと腕輪を操作する。すると腕輪の宝玉が光りだした。
レオ「ウェルツ、俺らのポケモンを転送頼めるか?」
エリー「……え、ポケモン持ってるのか?」
レオ「ああ、まあ一応一人六匹は。気になるならピカチュウに聞いてみてくれ、証言してくれるはずだ」
レオの言葉にエリーが驚いたように聞くとレオは苦笑ながらに頷き、すると腕輪から声が聞こえてきた。
ウェルツ[よし、全員集めた。今から転送する]
その言葉の直後レオ達に手の中に六個ずつモンスターボールが現れる。そしてボールをつけるベルトも転送されるとレオ達はそれを慣れたように腰に巻いていった。
エリー「というより、お前達なんでそんな技術を?……」
レオ「ああ、俺らのパトロンだよ。ジンっていただろ? ハッキングしてきた」
エリー「あ! 忘れていた!! あれのせいで僅かばかり司令部が混乱したんだぞ!?……まあいい、しかし、そんな組織があるんなら何も――」 レオ「俺ら一般人を使って調査しなくてもって言いたいんだろ?……詳しくは言えないけどあいつらにはあいつらの掟がある。あいつらの種族、時空族はここを始め様々な時空を影ながら管理し、異変が起きた場合それを解決する。しかし時空に異変が起きた時その異変に時空族が関わっていない限り直接関与することは許されないんだ」
エリー「何故!?」
エリーの言葉にレオがそう説明を始め、一段落するとエリーが驚いたように尋ねる。それにレオは腕輪を見せながら言った。
レオ「あいつらの技術は科学技術、魔法技術、どちらをとってもこことは比べ物にならないほどだ。もしその技術が何かのミスで流出してしまったらそれこそ時空の異変を起こしかねないからな。それゆえにあいつらは異変が起きた時空の住人、例えばここデジタルワールドの場合はデジモンに協力を要請し、間接的に手助けする。それしかできないんだ……で、それじゃ効率が悪いから俺達は彼らの技術について絶対の黙秘を条件にバックアップを受けつつ傭兵としてあいつらに雇われてるってわけ。あいつらが動くのはその時空に本来ないはずのものがその時空にできている時……」 エリー「私達の基地も分類されるんじゃないか? デジタルワールドにガンダムだぞ?……」 レオ「ああ大丈夫大丈夫。その時空に本来存在しないものによってその時空に異変を起こす。その時にあいつらが動くんだから……これで異変を解決しようともあれど異変を起こそうって気はないんだろ? だったらギリ問題ない」
レオの説明を受けたエリーが心配そうに呟くとレオは笑みを浮かべながら返し、それにエリーはほうと呟く。
レオ「俺らは時空に異変が起きている時別の時空の存在の力を借りて動くことも許されている。要するに今起きてる異変の解決のため本来ここに存在しないポケモンの力を借りる事も許されてるってわけ、んでその異変の原因の一端になりそうなメフィストを追うのがそういうのの言い訳に一番手っ取り早いってわけ」 エリー「……分かった、任せよう」
レオの説明を聞いたエリーははぁとため息をついて返し、レオはどうもと微笑み返す。
氷牙「リィンフォース達も同行させよう、さて後はどうするか……」
氷牙はそう進言した後きょろきょろと辺りを見回した。 ―――――――――――――――――――― 一応レオ達のバックアップを行っている種族、時空族についても小難しく説明しましたが要するに彼らは直接異変解決に手は貸せないためレオ達を手を借りて間接的に手を貸していると考えてください。んでレオ達のポケモンは異世界大戦記設定集その2のものを使います。ブラックとホワイト知らないからそこのポケモンは使いません。
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.90 ) |
- 日時: 2010/09/29 06:36:01
- 名前: 孝(たか)
- かれん「あの…私達はどうしたら…?」
プリキュアの一人、水無月かれんが声をかけてきた。
氷牙「そうだな…19人もいるんだ。3チームに分けようと思えば出来るだろうしな…さて、どうしたものか…」
つぼみ「あの!でしてら、私達は現実世界の方へ行きます!」
氷牙「理由は?」
つぼみ「現実世界には、後二人のプリキュアが居ます!」
そう、19人と言っても、約二人はプリキュアではない。
本当のプリキュアは、後二人、現実世界に居る。
氷牙「キュアサンシャインと、キュアムーンライトか?」
えりか「やっぱり、知ってるんだ…」
氷牙「まぁな…先程調べてもらったが……どうやら現実世界も、並行世界と融合しているらしくてな…お前らの世界も融合している。」
つぼみ「じゃぁ…」
氷牙「あぁ。お前達の仲間が居る可能性は高い。となると…現実世界、捜索組、居残り組の三つの内、現実世界に行くのは、つぼみ、えりか。他に候補はいないか?」
なぎさ「なら、私達が行くよ!」
ほのか「そうね。私も、それが良いと思います」
ヒカリ「はい。」
氷牙「ふむ…そうだな。戦闘経験が圧倒的に少ないハートキャッチ組に対して、最も戦闘経験が豊富なマックスハート組をつけるのは妥当な所か…次は、カノンノ、シェリー、ヴィヴィオ、六星王捜索組だが…」
美咲「私達が行くよ!」
舞「はい。絶対、探し出して見せます!」
氷牙「だとすれば…フレッシュ組と、GOGO組が残るわけだが…多い方がいいし、フレッシュ組に手伝ってもらおう。ホホエミーナを使えば、更に増えるだろうからな?」
ウェスター「任せろ!あの譲ちゃん達は、俺達が必ず探し出す!」
サウラー「任せてくれ。」
のぞみ「じゃぁ、私達は、此処で待機って事?」
氷牙「ま、そうなるな…だが、厳しい戦いになるのは間違いないからな…お前達には修行してもらうかね…あぁ、そうだ。お前達には、これを渡しておこう。」
そう言って、氷牙はプリキュア達一人一人に麻袋を一袋ずつ手渡した。
えりか「何これ?」
氷牙「仙豆」
エリー「おいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?なんでそんな物持ってるんだ!?」
氷牙「作った。俺の長年の夢の一つ!!!某七つの玉を集めるアニメに出てきた奇跡の回復アイテム!その名も仙豆!!漸く完成したのさ!!と言う訳で…そら!」
ピンッ!!
指弾で仙豆をエリーの口めがけて弾く。
エリー「もがっ!?コリコリ…む?これは……イチゴ味?」
氷牙「うむ。ただの豆では味気ないと思ってな。虹の実を使って味は調整させた!一粒一粒、違う味にしておいた。」
エリー「確かにな。回復薬とは言え、味気ないのはな…お。治った!!」
氷牙「フハハハハ…薬学師氷牙の名に、不可能は無い!!」
現実世界行き…ハートキャッチプリキュア&ふたりはプリキュアMaxheart組
捜索組…フレッシュプリキュア+α&ふたりはプリキュアsplashstar組
居残り組…yesプリキュア5GOGO組
プリキュアはこのように分けました。
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.94 ) |
- 日時: 2010/10/03 10:27:13
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「………ここしばらく、[ドットハック・リンク]やらのゲームの攻略に勤しんでいる間に…なんて事をぉおおおおおおおあああああああああああ!!?(血涙)」
・ ・ ・
勇輝「(…僕、どうなっちゃったんだろ…?身体が全然動かない…。……ああ、思い出した。僕…、殺されちゃったんだ…。)」
果てしなく暗い闇の中で、勇輝は目を覚ました。しかし、Dゼロに破れ腹部を貫通されたうえにデモンベインを半壊され、奪われてしまった。
彼は、完全に敗けてしまった。絵美里達の静止を聞かずに動いてしまったから、自分は死んでしまったのだ、と………
勇輝「(…お父さん…ごめんなさい…。僕、駄目な子だった…、お父さんを探したくて、色んな異世界を旅して来たのに…全然僕は弱かった…。一人じゃ、何もできないんだって、今更気づいた…。…ああ、だんだん…眠く…なって…)」
ジャリッ…
勇輝「(?…足音…。誰…?)」
不意に砂利を踏む音が聞こえ、残った力を振り絞って目を開ける勇輝。誰かが勇輝の目の前に立っていた。逆光で顔がよく見えなかったが、恐らく男だろう。[彼]は勇輝にこう問いかけた。
???「…貴様は、それでいいのか?四聖獣騎士が一人―[朱雀の騎士]よ。貴様の力の源は、まだ[己の根底]に眠っている。それを強く呼び起こして見よ。さすれば、貴様は生きながらえる。[朱雀の剣]を会得し、真の覚醒をする事ができるぞ?」
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.95 ) |
- 日時: 2010/10/03 11:54:19
- 名前: ミクニップ
- 知るか。それと、これまで更新途絶えてた元貴様主催の大会も書いとけ。
エリー「それにしても問題は真田幸村だけだな・・・」 カイ「?何故ですか?」 エリー「考えても見ろ。元々あやつは戦国時代の武将だぞ?・・・そんな奴に現代日本なんぞ見せたら混乱する。だから私の所には流石に入れない方が得策だ」 ミハル「あ、確かにそうですね。・・・あれ?じゃあ僕は何処ですか?」 エリー「お前は私の部下だろうが。だから来い。ついでに言えば、ボーボボと言う名の粗大ゴミ供・・・彼奴らはビュティと心太と田楽以外要らん。むしろ居てほしくないし居てるだけで迷惑だ。目障りだ。アイツらを同行させる位なら自害する方がよっぽどマシだ」 ミハル「そ、そうですか・・・(酷い言われようです・・・)」 エリー「さらについでだが、機動六課とルイギ達は必須だ。六課はオールラウンドな奴等が多いし救助作業も可能。ルイギの能力も使い用によっては役に立つしな。デジモンチームは・・・流石に現在の状況を考えれば居残り組に入るな」
その頃・・・
[ダークパレス]
ダーク・パレス・・・ 力を欲し、闇に堕ちた者達のみが集う世界・・・ 時に裏切り、時として滅亡すら当たり前の世界「オヴォロロロロロロ!!」
説明の途中で何だか吐瀉物撒き散らす音が聞こえ、何だか禍々しい雰囲気ブチ壊し。そしてこの世界の医務室で、案の定その主犯が居た。
02「おい、汚いから吐瀉物撒き散らすな馬鹿者。ほら、洗面器がある。これにしろ」 Dゼロ「ぅぇぇ・・・んなこといってもよぉ・・・うぶっ」
おぼろろろ・・・
あの後合流した02に呪詛を解呪してもらったのはよかったが、その副作用で風邪にも似た症状に脅かされているダークゼロ
02「・・・というか、何故あのような真似をした?流石にやり過ぎではないか?」 Dゼロ「煩ぇよ・・・。そんなの俺の勝手だろうが・・・」
頭に氷嚢乗っけ、フラフラとした足つきながらも何とかベッドの上で横たわるダークゼロ。
02「・・・四聖獣に恨みがあるのは解るが、あまり無茶はするな」 Dゼロ「ケッ・・・」
02心配を舌打ちで返すダークゼロ。
Dゼロ「・・・まぁ良い。今は暫く休みますか・・・彼奴には色々と『利子』付けたしな」 02「・・・『利子』?」
ダークゼロの言ったある言葉を聞き逃さない02。
Dゼロ「ああ。彼奴の土手っ腹打ち破った時にさぁ、餞別代わりに『彼奴の朱雀としての能力を7割以上奪ってやった』んだよ。真の力なんざ開放されたら厄介だしな」
そう言って取り出したのは、内部に淡い真っ赤な炎が宿った水晶である。
Dゼロ「もしあの野郎が真の力を開放する場合、『力を9割以上制御できなきゃ無理』だからな」 02「・・・それがお前の言う復讐の一環か?」 Dゼロ「いんや?こんなのは入り口すら入ってねぇよ・・・俺の復讐は、あの聖職者面した、偉そうに言うだけしか脳の無い獣供から全て奪ってからだっての」
憎々しげにそう呟きながら、ダークゼロは黒い小さな箱を取り出すと、その中に水晶を入れ、何重にも封印を入れる。
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.99 ) |
- 日時: 2010/10/08 19:49:34
- 名前: ミクニップ
- 所でていとさん。一回消しましたけどデイルはどういう登場がいいですか?それと場所も。自分的には現実世界にしたいと思いますけど?とりあえずこれ見たら返答お願いします。
スバル「あの〜・・・さっき保護した子はどうしますか・・・?」 エリー「ん?ああ〜・・・単身でMSに突っ込もうとした馬鹿たれか?とりあえず鎖で縛ってアウムドラかヴォーテクスの倉庫にでも放り込んどいてくれ。とりあえず雑用にでも使うから」 スバル「は、はぁ〜・・・」
あまりにも適当な返事に困るスバル。
氷「・・・いいのかそれで?仮にもソイツ民間人だろうが」 エリー「構わん」
しかも即答である。
トウマ「・・・おい、じゃあ俺は何処だよ?」 エリー「ん?誰だお前?」
完全にトウマの存在を名前ごと忘れてたエリー。
トウマ「ちょ、忘れないでくれよ!?俺だよ、トウマ・ラインゴット!!名前言うの忘れてたけど、ちゃんとピチュー達と一緒に居ただろうが!?」 エリー「トウマ・・・?あ〜。そういえば居たなぁ、名前は知らんかったが、お前トウマと言うのか。あんまり出番見てないから忘れていたぞ。」
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.103 ) |
- 日時: 2010/10/09 09:57:12
- 名前: ていと
- 試験中だが、書かざるを得ない!!
レイデスト「・・・・・・んあ?」
レイデストが目を覚ます。 そこはまるで、倉庫のような場所。
レイデスト「・・・・・・何がどうなって・・・・・・ハッ!?確か俺あの野郎にぶん殴られて・・・・・・って、なんじゃこりゃあっ!?」
彼は今、鎖で縛られているのだ。驚くのも無理はない。
レイデスト「(やっぱ、あいつらも敵・・・・・・?いや、なんか違うような・・・・・・)ち、とりあえず情報が少なすぎる。何とか脱出しねえと・・・・・・!」
鎖に何とかして触れることに成功すると、
レイデスト「変われ・・・・・・!」
鎖を紙に変化させる。 それを引きちぎり、全身を自由にした後、鎖を銃に変形させた。 ドアに近づき、そっと外をうかがう。
レイデスト「さて・・・・・・。脱出劇といきますか」
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.104 ) |
- 日時: 2010/10/09 12:38:49
- 名前: ミクニップ
- エリー「・・・よし、大体決まったな」
小隊編成が決まり、とりあえず紙に書いてみるエリー。
エリー「先ずは私と凛の現実世界班は、機動力に長けた機動六課とポケモンチームを主体に、マリオファミリー、ハートキャッチ&Maxheart組(プリキュアAチーム)、ルイギ一味、そしてトウマが同行する」 ルイージ「バランスは良いと思うけど・・・火力や人数が少し少ない感じがするなぁ・・・」 エリー「あんまり火力を高くすれば被害も増大するからな。救助するつもりが逆に救助の妨げになっては本末転倒だろう?それに途中で救出班とも合流するんだから結局同じだろう」
氷牙「俺と鏡夜率いる異世界班は、オールラウンドなカービィチームとリンクチーム、対デジモンとしてデジモンチームを主体に、ボーボボ一味、白き翼、真田幸村、プリキュア5GOGOが残る」 トウマ「意外にこの部隊が一番人数多いな・・・」 氷牙「現状況では、この世界では何が起こっても不思議じゃあ無いからな。それに民間人の保護を入れてもこれで妥当か少し少ない方だと思う。それに彼奴、さっき言ってた問題児を勝手にこっちに組み込んだらしいしな」 鏡夜「そうだね。さっき聞いたんだけど、カービィ君の所からも援軍が来るらしいし、少しは大丈夫かな?」
レオ「・・・そして、俺が部隊長として率いる救出班だが・・・・。これには臨機応変な対応ができるアドリビドムチームと俺達を主体に、リィンフォース率いるAUデバイスチーム,フレッシュプリキュア+α&splashstar(プリキュアCチーム)が同行する」 カイ「・・・俺らの所が一番少ないが・・・、目的が救出である以上は妥当な数だな」
リィンフォース「・・・あの〜、実は先ほど、創造主氷牙のご子息が到着したとの報告が・・・」 エリー「ん?アイツ等来たのか。じゃあ私の所に無理矢理でも来させよう」 氷「・・・大丈夫なのか?神鈴だって居るんだぞ?」 エリー「大丈夫だ。鏡夜の協力が必要だがな・・・。おい鏡夜、もし彼奴に会ったらこの台詞を大声で読んでくれ」
そう言って渡したのは1枚のメモ。そしてそれを見た鏡夜の顔は真っ青になる。
鏡「・・・ねぇ、本気でやらせる気なの?」 エリー「当然だ。こうでもしなければアヤツは同行しないと思うからな。別に良いだろうが此れくらい」 鏡「・・・いっぺん殴るよ?」 エリー「だったら倍返しで蹴りとばす。それか凛にチューするぞ?」 鏡「・・・良い度胸だね?それを言った以上は覚悟してるんだよねぇ?」 エリー「ハッ、貴様が怖くて中佐なんざやってられるか。万年寝太郎が、たまには真面目に仕事しろ。そして当たり前みたいに他人に仕事押し付けるな。倍返しで送りつけんぞ?」
よっぽど言いたくないらしいな、書かれてた台詞・・・
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.105 ) |
- 日時: 2010/10/10 00:41:43
- 名前: カイナ
- エデン「よっし、それじゃ準備を整えましょう! 私も張り切っちゃうわよぉ!!」
???「別にいいぞ、貴様は張り切らずとも」
エデンのノリノリな言葉に突如聞き覚えのない声が聞こえ、エデンはぎくっとした様子で声の方を見る。そこには背が高い金髪の男性が立っていた。なんというかその覇気からは魔神というにふさわしいようなオーラが怒りとともに吹き出ている。
エデン「あ、あら〜……ダオスちゃん……」 ダオス「帰るぞ。貴様がいないと負のマナ変換や輪廻転生の管理が進まん」
エデンが後ずさりをしながら呟くとダオスは素早くエデンの右腕を掴みながら言い、それを聞いたエデンはげっとなりながらもえーっとと考え、すぐに答えを打ち出した。
エデン「い、いや私がいないとカノンノちゃんの救出が――」 カイ「――構いませんよダオスさん、とっとと連れ帰ってください」
エデンの言葉を遮る勢いでカイが答え、エデンがえーっと嫌そうな顔を見せると彼はジト目で続けた。
カイ「確かにあんたは戦力になるってのは分かってる。だがな、そのせいで俺らの世界に帰ったらそこが負にまみれていたなんてなったら洒落にならねえだろうが!!!」
まごうことなき正論だ。一応エデンはこんなでもカイ達の世界―テイルズオブザワールドの生命を司る存在。そんな彼女が今私用で世界を空けている、それ自体が既に問題である。
カイ「とにかくダオスさん、とっとと連れ帰ってもう世界樹に幽閉しといてください。超合金製の首輪と鎖つけても構いませんよ?」 ダオス「考えておこう……さあ、帰るぞ」 エデン「わー待っていや〜……」
カイの言葉にダオスは呆れたような表情で言い、時空転移を行う。エデンも嫌だ嫌だと駄々をこねるような声を出していたものの強制帰還という形になってしまった。
カイ「ったく」 氷牙「話はすんだか? じゃあ、それぞれの準備が終わるまで一時解散しよう」 エリー「物資が必要なら言ってくれ。出来る限りで手配する」
エデンが消えていったところを見ながらカイが悪態をつくと氷牙がそう言い、エリーも続ける。それを聞いたメンバーは頷いてそれぞれの準備をし始めた。カイも準備をしようとしたいところだが何気に既に刀の調整も万全だし苦無や手裏剣等消費系の忍び道具やアイテムも補充は終えている、ぶっちゃけた話準備は既にほとんど終えていた。
カイ(アイテムの確認でもすっかな……)
そう心中で呟きながらカイは船内を歩く。すると話し声がふと耳に入った。
カイ(レオさん?)
話し声の主はレオと彼の使っているらしき魔物――確かポケモンといっていた――だ。彼らは何かを話している。
アブソル「ブゥ、ブソッ!」 レオ「ああ、久々に力を貸してもらうぜ……なるべくなら力を借りたくはなかったがな」 ドラピオン「ピオッ?」 レオ「俺らの勝手にお前らを巻き込むわけにもいかねえだろ?」 エルレイド「レイレイッ!」 レオ「覚悟していたこと? ま、そりゃそうだわな……とにかく、こっちもなりふり構っていられる状況じゃなくなった。あいつらには掟は遵守するって決まりがあるが俺達はそれに縛られることはない……使えるものはなんでも使ってやるさ」
レオは自身の仲間である三匹のポケモンと会話をしており、それを聞いたカイはふっと気配なくその場を離れる。そして誰もいなくなった辺りでそっと血桜を抜いた。
カイ「なりふり構わない、使えるものはなんでも使う……つっても、俺が使えるのは……」
カイはそう呟きながらぎゅっと血桜を握り締める。さっきメフィストとの戦いで自分は何も出来なかった、無力だった。それは分かっている、分かっているからこそ辛い状態だった。
カイ「カノンノは辛い目にあってるかもしれないのに……俺は、何も出来ないのか?……」 エリー「いつまで落ち込んでるんだ?」
カイがうつむき座り込んで泣きそうな声で呟いている後ろからエリーが声をかけ、カイは驚いたように立ち上がって弾かれたように距離を取る。と突然エリーがカイに四つの赤と白のボールを投げ、カイはそれを反射的に受け取って眺め回す。
カイ「これ、レオさんが使ってた……」 エリー「モンスターボールという。中には一匹ずつポケモンが入ってる、まあ正直即戦力とは言い難いがな……お前の技量に合わせて厳選、相談した。そいつらはお前に協力するそうだ」
カイが驚いたように呟いているとエリーが説明、それを聞いたカイはきょとんとしていたが途端に僅かに身体が震えだし、突然だっと走り去っていく。それを見たエリーはやれやれと呆れたような表情を見せていた。そしてカイは適当な空き部屋に潜り込むとモンスターボールを調べ始める。そして真ん中についていたスイッチを押すとボールが開き、中からポケモンが飛び出した。
カイ「わっ!?」 ???「キ、キャモキャモ」
カイは驚いたように目をぱちくりさせ、中から出てきた緑色のイモリが二足歩行になったようなポケモンはカイに一枚の紙を渡す。
カイ「キ、モ、リ……お前の名前か?」 キモリ「キャモ! キャモキャモ!」 カイ「えっと、他のも出せって?」
カイの問いにキモリはこくこくと頷いてボールを指差し、カイはキモリの言葉を考えながらさっきと同じようにボールの開閉スイッチを押す。それとともに三体のポケモン――それぞれ両手がカマになったような虫、クモの子供、蝉の幼虫のような奴ら――が出てきてキモリはそれぞれを指差しながらさっきのように紙を手渡す。
カイ「えっと、両手が鎌みたいなのがストライク、クモがイトマル、蝉の幼虫みたいなのがツチニン……分かった、名前は覚えたよ……で、その……手伝ってくれるのか?」
カイはそれぞれを見ながら紙に書かれている名前を反芻し、よしと頷きながら言う。それから少し自信なさげに彼が問うとキモリ達はこくんと頷いた。
カイ「でも、俺はこういうのが本職じゃないし、迷惑をかけるかもしれない……」 キモリ「キャモキャモ!」
カイはまだ自信なさげに呟くがキモリは彼の肩を叩きながら声を出し、また紙を取りだす。それを読んだカイは驚いたように目を見開いた。それには[自信を出せ]と書かれており、筆跡は誰だか分からない、けどカイはそうだよなと頷いた。
カイ「自信を持つ。そうだ、ディセンダーは不可能知らず、不可能を可能とする事が出来るんだ……皆、これから迷惑かけるかもしれないけどよろしく頼む!!」
カイは笑顔を見せながら改めてキモリ達に向けて言い、それに彼らはこくんと頷いて返した。 その部屋の外では何者かがそれを聞いてふっと笑っており、カイが出てくる前にとでもいうようにそいつは部屋の前を去っていく。しかしドアの前にはモンスターボールが一個置かれており、その中のピンク色の子猫みたいなポケモンは一通の手紙を持っていた。[カノンノを助け出したらプレゼントでもしておけ。こいつの了解は得ている]と書かれた手紙を。 ―――――――――――――――――――― さて、真面目になりふり構っていられる状況じゃなさそうだし俺のとこのキャラの空気化を防ぐためにも少しこっちの考えを曲げてカイにもポケモンを使わせるようにしときました。ちなみにこれ以上のメンバーをカイに持たせる気はないのでよろしくお願いしますね?一応最後に描写したポケモン――エネコも一時カイの所有ポケモンとするので。
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.106 ) |
- 日時: 2010/10/10 01:50:36
- 名前: 孝(たか)
- 鏡夜「氷牙、暇なら少し手伝ってくれる?」
氷牙「何をだよ。俺は俺で忙しいんだぞ?勇輝の治癒も多少時間がかかるしな」
鏡夜の頼みに渋る氷牙。
鏡夜「その勇輝君に関わる事なんだけど…」
氷牙「ん?」
鏡夜「これを見て。」
氷牙「デモンベイン…こらまた随分とバラバラだなぁ…」
デモン『我が勇輝を止められていれば、この様な事にはならなかったのだがな…』
鏡夜「勇輝君の自業自得とはいえ…Dゼロもそれなりの実力者みたいだしね…あのアモンのマスターになっている事だけはあるよ。」
氷牙「アモンの!?……それで?手伝いってのは…デモンベインを魔改造でもすんのか?」
鏡夜「察しがいいねぇ…デモンベイン自体結構頑丈な作りだけど…アモン程ではないし…またこんな事があったら、僕は"勇輝君を見捨てるかもしれない"ね」
己を過信し、その挙句に己が武器を大破させてしまった勇輝に軽い怒りを覚える鏡夜。
氷牙「……勇輝が過信ねぇ…それで?一体どんな魔改造を施す気なんだ?」
鏡夜「そりゃぁ…とりあえずはオリハルコンを使用して地盤を固めなきゃ。」
氷牙「そこは基本だろ…他には?」
鏡夜「君の防御魔法を組み込むとかは?そうすれば暴走した勇輝君を鎖で雁字搦めに…」
氷牙「S根性丸出しだな…まぁいいが…どうせなら…アレをアレしてコレコレこうしたらどうだ。」
鏡夜「あぁ〜盲点。それなら、カクカクシカジカ」
氷牙「マルマルウマウマにすれば…」
鏡夜「それで行こう!!」
氷牙「やれやれ…今日は忙しくなりそうだ…」
|
Re: 異世界大戦記7 ( No.107 ) |
- 日時: 2010/10/10 10:01:20
- 名前: ミクニップ
- カービィ「・・・・・・」
アロン『・・・どうしたカービィ、何か考え事か?』 カービィ「・・・え?あ、うん。ダークゼロとアモンの事でちょっとね・・・」
いくら敵とはいえ、ダークゼロのらしくない行動を聞いたカービィは、その行動に疑問を募らせていた。
アロン『確かに、いくらあやつが悪しき力を持つ者でも、今回の行動はいささか分からんな・・・』 カービィ「うん・・・。普段の彼奴なら、雑魚なら普通に無視してるからね・・・殺すまでのは至らない筈だけど・・・」
だけど瀕死にまで追い込んだ。そう言い切り、再度考え出すカービィ。
氷「カービィ、考えるのは良いが、今は時間が無いぞ?」 カービィ「あ、うん。分かったよ」 アロン『ああ、すまぬな氷牙』 氷「あ、ちょっと待て」
氷牙に言われ、一時私考を中断し、アウムドラに乗り込もうとするカービィ。しかし乗り込む寸前に氷牙に止められ、メモを見せられる。
氷「・・・なぁ、この中で持ってるのは内科?わけてほしいんだけど・・・」 カービィ「え?う〜ん・・・これとこれ以外は持ってるけど・・・、この3つ以外はちょっと数が足りないから無理かな〜?・・・で?何に使う訳?」 氷「ああ、実は斯く斯く云々でな・・・」 カービィ「・・・そうか。でも、流石に勇輝君も悪いと思うけど・・・?」 アロン『そんな事を言うでないぞ?一応手伝ってやれば良いではないか』 カービィ「う〜ん・・・わかったよ。で?どういう事する訳?」 氷「ああ、それらを使って魔改造でもしようと思ってな?」 カービィ「へ〜?・・・わかった。ちょっと待ってね、今持ってないから」
つぼみ「ほあ〜〜・・・」 ほのか「ふぇ〜〜〜・・・」
エリーに連れられ、新型艦が置かれている場所までやってきた現実世界メンバー達。その中で何名かは、新型艦の存在感に魅了されていた。
エリー「ふむ、驚いたか?次元艦『アースラ』級及び『シノノメ』級をベースに、ミネルバのVPS装甲を参考に、私の世界で独自に開発したバイオメタルの装甲と、同時に開発に成功した超高出力エンジン『ノワール・エンジン』を使用した、試作型高機動戦艦・・・通称『ヴォーテクス』だ」 ピチュー「そらまたえらいモンを・・・。上層部の奴等が知ったらどうなるか・・・」 エリー「安心しろ、私もその上層部の人間だ。とりあえず乗り込むぞ」
エリーに言われ、とりあえず乗り込む一同・・・
エリー「・・・よし、募る話は後だ!あと少しでここも崩壊する!全員早く入れ!」
『はい!』
エリーに言われ、手早くヴォーテクスとアウムドラの中に入る一同。
ヴォーテクス・[メイン・フロア]
士官1「積荷のチェックは済んだか!?」 運搬員「ハッ!すべて運び込みました!」
士官2「おい!全エンジンの機動確認はしたか!?」 オペレーター「はい!何時でも発進可能です!」
兵士「誰か!!俺の代わりにこれ運んでくれ!!」 『それは自分でやれぇ!!』
エリー達が入った直後、目の前で慌しく兵士達が走り回っていた。そしてエリーは辺りを見舞わし、一人のオペレーターに話しかける。
エリー「おい、今からでも発進は可能か?」 オペレーター「はい!ヴォーテクス、アウムドラ各艦、直ぐにでも発進できる状態です!」 エリー「よし。それなら準備が終わり次第、直ぐにでも脱出するぞ」 オペレーター「了解!」
敬礼を済ませ、すぐさま立ち去るオペレーター。そしてエリーは振り返り、連れてきたクルーたちを整列させる。
エリー「では、これからお前らには一時指定された部屋に向かってくれ。部屋には先ほど渡された用紙に係れたナンバーと同じプレートがある。それを見て、そこで待機してくれ。なお、現在はこの戦艦は慌しい状況で、しかも人員が他の所に出回ってて少ない。もしこの中ですこしでも手伝いたいと思う奴は、部屋で支度した後で、2階エリアにある私の部屋に来い!良いな?」
『はい!』
エリー「良い返事だ。じゃあ解散!!」
アウムドラ[難民用ルーム]
ぽぅ・・・
このか「はい、直ったえ?」 女の子「ありがとう!お姉ちゃん♪」
こちらは、アウムドラで避難した人たちが使っている大広間。血の匂いと呻き声が聞こえる中、医療技術や治療魔法を持った者たちは、いそいそと仕事をしていた。
このか「は〜い、この調子でドンドン直すえ〜!!」 ビュティ「皆さ〜ん!大丈夫ですから安心してくださ〜い」 明日菜「次の人どぞ〜!」
|