Re: 異世界大戦記7 ( No.62 ) |
- 日時: 2010/09/16 22:41:18
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙「あれは…ティアナ達か!」
氷牙はエリーの放送を聞いてから近くでまだ戦闘を行っている方へと足を向けた。
そこには、ティアナとギンガがある二人組と対峙していた。
氷牙「…なっ!?」
ティアナ「氷牙さん!加勢してください!多分、私たちではこの人達の相手は難しいです。」
氷牙「なんで…」
ギンガ「氷牙さん?」
氷牙「なんで、お前達が此処に居るんだ?」
ティアナ「氷牙さん?あの二人と知り合いですか?」
氷牙の様子にティアナ達は疑問を覚える。
氷牙「何を言ってるんだティアナ…そこに居る男は…お前が一番知っているはずだろう!ギンガも、そこの女の事は良く知っているはずだ!」
ティアナ「それはどういう…」
男「それ以上は言わないでください。氷牙さん」
女「今、その子達に私達の存在を知られる訳には…」
氷牙「ざけんな!?いいから答えろ!なんでお前達が此処に居るんだ!?クイント・ナカジマ!!ティーダ・ランスター!!」
ティアナ「……え?兄、さん?」
ギンガ「……お、母…さん?」
「「…………」」
名を呼ばれた二人は観念したように、バイザーを外す。
ティアナ「そん…な…」
ギンガ「なん…で?」
ティーダ「大きくなったな…ティアナ」
クイント「元気そうで何よりよ…ギンガ」
方や男はティアナの死に別れた兄。
方や女はギンガ、そしてスバル姉妹の死に別れた母親。
ティーダ・ランスターとクイント・ナカジマだった。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.66 ) |
- 日時: 2010/09/18 20:27:17
- 名前: ミクニップ
- ギンガ「・・・どういう事なの・・・?何で死んだ筈の母さんが・・・!?」
クイント「御免ねギンガ・・・これには深い訳が・・・」
自分を見て驚いているギンガを不憫に思ったのか、少し悲しそうな感じの微笑みを浮かべるクイント。だが・・・
ギンガ「何で死んだ母さんがスバルと同じような年になってるの!?」
ドガシャァァァァン!!
あまりにも予想外な発言に、その場に居た全員は転ける。確かによく見てみれば、面影が少し残る顔つき姿と良い見た目といい、スバルとそう変わらない姿である。それはそうなのだが・・・些か雰囲気ぶち壊しである。
氷「そっち!?死んだ母親を見た第一発言がそれかよ!?確かに何故か若返ってるけど、今はそっちじゃねぇだろギンガ!?」 ティアナ「落ち着いてギンガさん!それも気になりますけど、今はそれどころじゃないですって!?」 ギンガ「な・・・何で母さんがスバルと同じような年に・・・?そんなの普通あり得ない筈・・・はっ!!まさか何かロストロギアの影響で若返ったんじゃぁ・・・!?」 氷「戻ってこいギンガぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
あまりにも突然な事によって現実逃避したギンガを怒鳴る二人。
その頃・・・Dゼロサイド
カッカッカッカッ・・・
Dゼロ「チッ・・・、雑魚相手にしてたら迷っちまったぞオイ・・・!」
あれから迎え撃つ兵士を薙ぎ倒しながら、瞬歩で戦場と化した住宅街を疾走するダークゼロ。そんな時・・・
シュッ!
勇輝「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 Dゼロ「っ!!」
ギンッ!!
突如物陰から、デモンベインを振り上げた勇輝が登場し、そのままダークゼロに襲いかかるも、透かさずDゼロもベルフェゴールでデモンベインを弾き返して距離を取る。
勇輝「逃げようたってそうは行かないぞ・・・!」 Dゼロ「チィッ・・・!こんな時に・・・ん?」
思わぬ伏兵をみて舌打ちするDゼロ。だが彼は、勇輝が何処か焦りを覚えているのを感じる。
Dゼロ「(・・・呼吸が少し荒いな・・・このガキ。何か焦ってるのか?)」 デモン『勇輝・・・どうした?何時もよりもキレが落ちているz「大丈夫だよ」?』 勇輝「大丈夫、僕は何時も冷静だよ・・・!」 デモン『しかし・・・』
全く冷静に見えない勇輝を見て不安を覚えるデモンべイン。そして勇輝はそのままダークゼロに襲いかかる。
勇輝「はぁぁぁぁぁ!!!」 Dゼロ「チッ・・・!」
ガキィンッ!!ガギンッ!ガギンッ!!
かなり威力のある勇輝の斬撃をベルフェゴールでいなすDゼロ。そんな時、彼はある違和感を覚える。
Dゼロ「(オイオイ何だよこりゃぁ・・・、威力が有るだけで全く不愉快な攻撃じゃねぇかよ・・・それにこの感じ・・・)おいガキィ。こんなんで攻撃してるつもりかよ。こんなのガキの遊び以下じゃねぇかよ」 勇輝「ッ!!何だとぉ!?」
シュッ!!ドガッ!!
勇輝「ぐぁ!?」 デモン『勇輝!!』
Dゼロの挑発にのってしまい、隙を疲れて蹴り飛ばされる勇輝。しかし、それでも何とか体制を立て直す。
デモン『勇輝、ここは一旦引け!でなければお前の体が「五月蝿い!!」!?』 勇輝「あんな奴・・・僕一人で倒す!!」 デモン『バカを言うな!!死ぬぞ!!オイ勇輝!!』
デモンべインが必死に止めようとするも、勇輝はそれをも聞かず、再度闇雲に剣を振るう。
アモン『・・・さっきから鬱陶しいな。おちおち眠れないぞ』 勇輝「黙れぇぇぇぇ!!!」
アモンの何気ない一言でさらに怒りのボルテージが上がり、勇輝は後ろに飛び、両腕を前に突き出して巨大な黒い火球を生み出していく。しかも、よく見ればその髪は真っ黒く変色していた。
Dゼロ「オイオイオイ・・・!やっぱりテメェは朱雀の・・・!」
核心を持ち、慌てて回避しようとするダークゼロ。だが、途中で何かを見つけたのか、そのまま立ち止まり、勇輝が居るのとは反対の位置に走り出す。
デモン『よせ!勇輝!!その力を使うな!!』 勇輝「五月蝿い!!!僕は・・・、僕は強いんだ・・・強いんだぁぁぁぁ!!!」
バシュゥゥンッ!!チュゴァァァンッ!!
火球が発射され、それがダークゼロの背中に直撃し、大爆発を起こす。それにより辺りの建物は融解し、植えられていた木々も死の炎によって腐って消滅してしまい、黒い炎だけがチリチリと広がる。
デモン『ぁぁ・・・何て事を・・・』 勇輝「はぁ・・・はぁ・・・やった・・・やったぞ・・・!」
あまりの惨状に言葉を失うデモンべインに大使、勝利を核心し、笑みを浮かべる勇輝。だが・・・
シュゥゥゥゥ・・・ボォォォンッ!!
勇輝「!?」
突如、強大な炎が上がり、黒い炎が消し飛んでしまう。そしてその中央には体中に深い火傷を負い、焼け爛れてしまった右腕をぶら下げながら、頬に火傷を負いながらもマントに包まれている何かに笑っているダークゼロが居た。しかもそのマントに包まれていたのは・・・
「アンッ!アンッ!」
Dゼロ「・・・よお。大丈夫かよ、ガキ共」
二人の少年少女と一匹の子犬であった。そう、ダークゼロが見たもの・・・それは、自分の後ろで、戦火から捨てられていた子犬を連れて逃げようとしたこの二人が偶然居たため、自分でも考えられないうちにこの二人と1匹を庇ったのであった。
少女「あ・・・ありがとう・・・」 Dゼロ「あ?何だよ急に。別に俺はただドジってここまで来ちまっただけでよぉ・・・」 子犬「くぅ〜ん、くぅ〜ん」 Dゼロ「イテテ!?オイオイ!そこはあんまり舐めんなよ!」
戯れついて火傷を負った頬を舐める子犬に対し、何とかなだめるダークゼロ。
Dゼロ「さぁさぁ。いい子は早くどっか行った行った!こっから先はR18指定のグロさ1000%の大人の時間だしよ!」 少年「うん・・・!有難う。ヒーローの叔父さん!」
そう言い残し、二人は走り去る。しかし途中で子犬は少女の腕から抜け出すと、そのままダークゼロの足元まで寄ってくる。
Dゼロ「・・・俺はヒーローじゃねぇよ。クソッタレの悪党だっつーの」
懐いてしまった子犬の頭を撫でると、小さなゲートを召喚して子犬を転送し、そのまま勇輝に向かい合う。
Dゼロ「さてと、とんだ邪魔も消えちまった訳だ。・・・こっから先はマジの殺し合いだぞコラ」 勇輝「ッ!?」
振り返ったダークゼロの目を見た勇輝は一瞬恐怖した。背筋が凍り付き、足が振るえ、息もしずらくなる・・・死ぬ、頭の中で何度もその言葉が鳴り響く。未だに睨みつけるダークゼロの右目は、まるで地獄の業火の如く・・・いや、それすら遥に凌駕するほどの・・・
勇輝「あ・・・ああ・・・ヴぉぅえぇ!!」
ばしゃばしゃぁっ!!
吐いた。ダークゼロの放つプレッシャーに耐えきれずに吐いてしまう勇輝。しかしダークゼロはベルフェゴールを構え・・・
ザシュッ!!ブシャァァァァッ!!
それは一瞬であった。ダークゼロが消えたかと思えば、右腕が吹き飛び、目の前にダークゼロが出現する。そして遅れて鮮血が迸り、さらに遅れて激痛が走る。
勇輝「ぐ・・・うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」 デモン『ゆ、勇輝ぃぃぃぃ!!!』
あまりの激痛に、右腕のあった場所を抑えようとする勇輝。しかしそれすら許さず、ダークゼロはさらに一閃・・・
ドシュンッ!!ブシャァァァッ!!
勇輝「がぁぁぁぁぁぁあ!!!?」
傷口を抑えようとした左腕すらも切り落とし、さらに鮮血が走る。
Dゼロ「・・・お前、朱雀に選ばれた奴か?」
激痛に悶える勇輝に対して語り始めるダークゼロ。しかし勇輝は激痛が酷すぎて聞こえない。
Dゼロ「・・・お前の主人(朱雀)によく言っておけ・・・」
瞬間、突如としてダークゼロの回りに、先ほどよりも黒い・・・まるで暗黒の世界に存在するのではと思う位の炎がダークゼロを包み込む。その時、激痛で失いかけた意識の中、ほんの一瞬だけ見えた・・・
Dゼロ「『黒き朱雀は蘇った』ってなぁ!!!」
ダークゼロの焼け爛れた右腕が漆黒の炎で包まれる中、その右肩に光る、切り傷で×が入った黒い朱雀の紋章を。
ドシュンッ!!バシャァンッ!!
それは、あまりにも呆気なかった。炎に包まれたダークゼロの拳が勇輝の腹に突き刺さり、鮮血を飛ばしながら貫いた。そしてそれらはダークゼロの顔にかかるも、瞬時に蒸発してしまう・・・
勇輝「ぐ・・・ぁぁ・・・」
バシャッ・・・
勇輝の口からドス黒い血の塊が零れ落ち、それが地面に落ちたと同時、ダークゼロは彼の腹から無理やり拳を抜き取ると、近くの壁に無造作に放り投げて激突させる。
Dゼロ「・・・一生寝てろ、無能の三下が」
勇輝をまるでゴミでも見るかのような目で見てそう吐き捨て、その場を去るダークゼロ。後に残ったのは、地面に突き刺さり、ダークゼロの放った技で半分原型をとどめていないデモンべインと、全く動かず、壁に無造作に打ち付けられた、両腕の無い、腹に巨大な穴を開けた勇輝だけであった・・・
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Re: 異世界大戦記7 ( No.67 ) |
- 日時: 2010/09/23 00:31:30
- 名前: 孝(たか)
- Dゼロ「ふん…さて、さっさとここから立ち去…」
ドシュッ!!
Dゼロ「がぁッ!?な、何が…」
Dゼロは斬り落とされた右腕を見て、すばやく左手で右肩を止血するように抑える。
チャキ…
鏡夜「ねぇ…今、何をしたのかな?」
愛染と凱亜を逆手に持ち、両腕を交差させてDゼロの首筋を両側からホールドする。
Dゼロ「ちっ…厄介な…」
鏡夜「質問に答えなよ…勇輝君に、何をしたのかって聞いてるんだ。」
Dゼロ「突然襲われたから反撃しただけだ。それの何が悪い」
鏡夜「それは君が逃げようとしたからでしょう?突然襲われて反撃する程度なら、壁にでも縫いつけるだけで事足りる筈だよ。」
Dゼロ「…………」
Dゼロは何も答えない。
鏡夜「とりあえず、子供達を救助してくれた事には礼を言うけど…勇輝君にした仕打ちは許されるものじゃないよ?彼は朱雀の四聖獣騎士だけど、そこらのヒヨッコと何にも変わらないんだ…正当防衛どころか、過剰防衛で罪に問われる。」
Dゼロ「ちっ…」
鏡夜「とりあえず……勇輝君の代わりに、その腕…貰うよ?」
ズシャッ!!
Dゼロ「ぐあああっ!?」
残ったDゼロの左腕も斬り落とす鏡夜。
鏡夜「お腹の風穴だけは勘弁してあげるけど…君はもう逃がさない。」
ドス!!!ズブブ…
Dゼロ「がっ!?ぐぅぅああああっ!?き、貴様…何を!?」
凱亜で腹部を貫き、次いで自身の腕をねじ込んだ。
余りの激痛に絶叫を上げるDゼロ。
鏡夜「ちょっとばかり氷牙の神薬をね…直接胃に埋め込ませてもらったよ…僕の"呪詛"付きでね…僕から半径1キロ以上離れると…………になる。」
Dゼロ「!?!?」
Dゼロにしか聞こえない声で詳細を呟く鏡夜。
その結果の余りの恐怖に、Dゼロは傷の痛みを忘れ、茫然自失となる。
鏡夜「これは…僕の仲間に手を出した報いだよ…精々後悔するんだね…デモンベイン。勇輝君はまだ息があるよね?」
デモン『あ、あぁ…かろうじてだが…だが、いくら朱雀の騎士でも、そう長くは…』
鏡夜「そう…全く…まさか修羅道に落ちかけるとはね…やれやれ…唯でさえ今は大変な時なのに…」
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Re: 異世界大戦記7 ( No.68 ) |
- 日時: 2010/09/23 09:59:21
- 名前: ミクニップ
- Dゼロ「(オイオイオイ・・・!何つー奴だよ!!人の体にそんなもん埋め込みやがって・・・!まぁ俺が悪いのは確かだが・・・・とりあえず)おおおおおおおおおおおおお!!!」
デモン『!?』
鮮血が吹き出しながらも、突然叫び出すダークゼロ。すると鮮血は嘘のように止まり、流れ出た部分も黒い煙になる。そしてその煙は切り落とされた腕と肩をつなぐと、まるで縫合するかのように繋がれ、ブスブスと嫌な音を立てながらも、まるで何もなかったかのように繋がってしまう。
鏡「へぇ〜・・・?再生能力ねぇ〜・・・?」 Dゼロ「ヘッ!!俺の本来の体の殆どは煙の集合体のみたいなもんだ。切っても何どでも繋がるぜ?(・・・まぁ核狙われりゃあどうしようもねぇけどな・・・しかもこれマジで痛ぇんだよなぁ・・・)さらにだな・・・でりゃぁ!!」
ドズンッ!!ズリュッ・・・!!
鏡「!」 デモン『な!?』
何とダークゼロはそのまま、自身の腹に無理やり右手をツッコミ、そのまま自身の胃を引きずり出す。
Dゼロ「・・・・・・・・!!」
グシャァッ!!ブチブチブチッ!!ジュァァァァ…!!
何と、彼はあろうことか、自身の胃を握りつぶし、そして引き千切ったのである。しかも中から胃液が流れ出て彼自身の腕を焼くも、彼はそれでも平然としていた。
デモン『しょ、正気か貴様!?いくら呪詛を埋め込まれたとは言え、自身の胃を引き千切るなどありえん!?』 Dゼロ「はっ!!こちとらてめぇら何かより長生きしてんだよ!!これくらいしなきゃ呪詛取り除いて再生できねぇんだよ!!(いってぇぇぇぇ!!?マジでイテェ!!幾ら再生できてもこりゃぁやり過ぎたぁ!?正直02の奴呼んで解除して貰った方が手っ取り早かったぜ・・・!!(泣))」
やせ我慢して心の中で半べそ欠いてるダークゼロさん。そんな時、再度地震が起こる。
Dゼロ「っチ!!こりゃあ早く逃げねぇよやべぇな・・・!あの野郎、俺らまで巻き込むつもりかよ・・・!?」 アモン『待て!それよりもコイツとの決着を・・・!』 Dゼロ「ざけんなよコラ!!状況考えろや!!」
こんな時にまで戦おうとするアモンに怒鳴るダークゼロ。
Dゼロ「ちっ・・・オイ、鏡夜だっけ?良い事教えてやんよ」 鏡「・・・?」 Dゼロ「邪と憎悪に塗れし祭司の子、狂気と邪の力で氷の魔の王と白き天使より虹の姫を奪う。しかしそれすら飽き足らず、祭司の子、大樹より生まれし風の守護者から光の子を、獣の力を持ちし男より兵器の力を持つ少女をも奪うであろう・・・だとよ」 鏡「!!」
ダークゼロの謎の言葉を聞いた鏡夜は、まるで信じられないとでも言うような顔で硬直し、その隙にダークゼロはゲートを召喚する。
Dゼロ「・・・早く行ってやった方が良いぜ。手遅れになる前にな」 鏡「ま、待て!!」
ゲートに入ったダークゼロを止めようとする鏡夜。だがそれよりも早くゲートは閉じていく。
Dゼロ「それとよぉ、デモンベインつったか?すまねぇが朱雀とその他おまけの聖獣に言っといてくれ」 デモン『?』
閉じていく直前、ダークゼロはデモンに伝言を頼む。
Dゼロ「『俺から大事なのを奪い、そして裏切った分、俺はテメェ等を不幸にする』ってな」
そう言い残し、ゲートはそのまま消滅し、ダークゼロもまんまと逃げる。そしてそれを見た鏡夜は、デモンベインと勇輝、そして千切れた勇輝の腕を抱えると、血相変えて走り出す。
デモン『お、おい!?どうしたんだ!?』 鏡「・・・これから君たちを連れていく。だけど途中で寄る所があるから後免ね」
そう言って走りながら、鏡夜は先ほどダークゼロが言っていた言葉を思い出す。
鏡「(・・・アグニムの子供がヴィヴィオとカノンノちゃんとシェリーを攫う・・・?だとしたら早く行かないと・・・!!)」
胸にこみ上げる不安を感じながら、自身を父と呼ぶ子の下へと走り出す。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.69 ) |
- 日時: 2010/09/23 13:23:13
- 名前: 孝
- 鏡夜「それにしても……僕の呪詛があの程度で解ける訳ないじゃない……今頃は……ククククク……」
デモン『あの……一体何が起きるんだ?』
鏡夜「ん?大したことじゃないよ?……ただ、僕から離れてる間、死ぬ程の"痒み"に襲われるだけ。解呪は僕か氷牙しかできないよ。あれは僕や氷牙の魔力を練り固めた神薬だからね。他の人が解呪したりすると……ククククク♪」
デモン『………ど、どうなるんだ?』
鏡夜「……………聞きたい?後悔しても知らないよ?実はね」
デモン『いい!やっぱいい!聞きたくねぇ!!』
その鏡夜のあまりの笑顔に恐怖する魔剣だった。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.70 ) |
- 日時: 2010/09/23 15:28:09
- 名前: ミクニップ
- Dゼロ「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!?痒!?痒い!?」
案の定、痒みに襲われてますDさん。
Dゼロ「おおおおお!?痒いぜオイ!?この痒み、2年前にどっかのクソガキのイタズラで刺された宇宙蚊よりマシだが超かいぃぃぃぃぃぃぃ!!?というか地味に達悪いとコレェェェェ!!?」
宇宙蚊・・・本名、プロキティス・モスキート。開拓惑星に生息する全長30cmの巨大な蚊で、血は吸い取られないが、癌などの病原体を自身のエネルギーとしている益虫である。・・・ただし、刺された後は、専用の虫さされ薬が無ければ、2ヶ月は洒落になんないくらいの痒みが遅う。ある意味では恐ろしい蚊である。
Dゼロ「カイカイカイカイカイカイカイカイカイ・・・ってあ。この呪詛、昔同じの喰らった事あったな・・・確か彼奴が調べて書いてた奴に・・・」
そう言って取り出したのは『呪詛大全集』と書かれたノート。ある奴が書いた本である。
Dゼロ「えっと・・・あ、あったあった。何々・・・?・・・ふんふん・・・『特定の人物以外が解除すれば、解呪はできますが1週間はさらに頭痛や腹痛にも苛まれます』・・・うん。こんな呪詛作った奴、絶対暇人だったんだろうな・・・あ、少しこの痒み慣れてきた」
そう言ってノートをしまうダークゼロ。というか慣れるの早!
この後、クイントがとりあえず撤退し、ヴィヴィオ、カノンノ、シェリーが攫われ、その後基地がメフィストの攻撃で消滅すし、エリー&凛が現実世界に、氷牙と鏡夜が民間人達をエリーが指定した場所まで連れていき、そしてQちゃん、カイ、6つ子達が密かに敵のアジトに侵入するというのを考えてます。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.71 ) |
- 日時: 2010/09/23 18:35:00
- 名前: 孝
- その瞬間
ドクンッ!!
Dゼロ「ん?ギャァァァァァァァァァァッ!?油断した!?慣れた途端に更に痒みが増したぁぁぁぁぁ!?」
ガリガリガリガリガリガリ!!!!
Dゼロ「うぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?痒い痒い痒い痒い痒い痒い!!」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!!
その頃……
鏡夜「ヘクチ。」
デモン『どうした?』
鏡夜「誰か僕のことを暇人って言った気がする」
デモン『くしゃみ?でどんな噂されたのかわかるのか?』
鏡夜「だいたいわね。……さて、急いで戻ろうか?勇騎君の治療は氷牙でないと無理だろうし……君の修復もしないといけないし」
デモン『できるのか!?』
鏡夜「出来ない事はしない主義だよ。なんなら魔改造でもしてあげようか?」
デモン『い、いや、いい』
鏡夜「拒否権は無いけどね…安心しなよ……多分自我は残るから」
デモン『多分って!?ちょ!やめろ!お願いします!やめてください!?』
鏡夜「だから拒否権はない。大丈夫、大丈夫。立派な魔剣にしてあげるよ………取り敢えずは、……を……して……したら……だから」
デモン『ちょ!?重要な所だけ端折らないでもらえるか!?我の話も聴けぇぇぇぇぇぇぇ!?』
デモンベインの嘆きが響き渡るのだった
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Re: 異世界大戦記7 ( No.74 ) |
- 日時: 2010/09/26 22:00:39
- 名前: ミクニップ
- Dゼロ「ぬぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?あんにゃろぉぉぉぉぉ!?何でこんな無駄に地味な呪詛なんざ選んだぁぁぁぁぁ!?今度会ったら見てろぉぉぉぉぉ!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
斬鬼「・・・おい。そろそろ撤退しないとヤバいぞ?」 クイント「・・・ええ。分かってるわ」
斬鬼にいわれ、止む終えずゲートを召喚して撤退しようとするクイント達。
ティアナ「待って兄さん!!話を聞いて!!」 ティーダ「・・・済まないティアナ。今は話す事はできないんだ・・・」 ティアナ「そんな・・・」
事情が事情なため、冷たく突き放す事しかできずに歯噛みするティーダ。
クイント「後免ねギンガ・・・でも、時が来れば話せるわ。それまで辛抱してね・・・」 ギンガ「母さん・・・」
最後に言葉を残し、クイントとティーダは斬鬼と共にゲートを潜る。
氷「ティーダ、クイント・・・一体お前たちに何が・・・?」
同時刻
ズリュゥゥッ!!ガシッ!!
聖ヴィ「!?キャァァァァァ!!?」 六弐「!!ヴィヴィオちゃん!!」
突如、ヴィヴィオの後ろからゲートが出現し、そこから無数の触手が伸びてヴィヴィオを搦め捕り、そのまま引きずり込もうとする。しかしそれに気が付いた六星王は彼女を掴み、離すまいと必死に踏ん張る。
六弐「ぬぎぎぎぎぎ・・・・・!!」
ズ・・・ズズ・・・・
触手の力が強く、段々引き込まれていくヴィヴィオ。
青『フォルテ兄!このままじゃ僕等も巻き込まれるよ!?』 六弐「解ってるよ!!だけど離したらヴィヴィオちゃんが・・・あ」
そんな時、フォルテが何かを思いつく。
六弐「・・・ごめん皆。何か思いついちゃった」 オレンジ『・・・え?』 桃『・・・まさか、お兄ちゃん・・・』
何だかヤバい予感がし、そのまま硬直する兄妹たち。そしてそれは的中し・・・
六弐「このまま一気につっこむよ!!!うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
『やっぱりぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!?』
嫌な予感が的中し、何と六星王はヴィヴィオとともにゲートに突っ込み、そのままゲートは消滅する・・・そしてその時、一緒に何かが入ったにも関わらず・・・
ゴゴゴゴゴゴ・・・
エリー「クソッ・・・!揺れが激しくなってるな・・・!オイ!民間人の避難はどうした!?」 『はい!全員の乗り込みを確認!!何時でも発進可能です!』
発着場
『解った!じゃあ可能ならすぐにでも発進しろ!!私も終わり次第すぐにそっちに行く!!』 兵士「はっ!!」
民間人の搭載を完了し、すぐにでも発進可能になっているアウムドラ。その前では、先ほどからミュウツーとタイタスの激戦が繰り広げられていた。
ザッ!!
タイタス「フハハハハハ!!良いぞ、そのイキだ!!貴様こそ我の価値を見出せれる!!」 ミュウツー「・・・生憎、私は人に価値を着ける程偉くは無い」 スクナ『主!ユニゾンで一気に・・・!』 スクナがカタをつけようとユニゾンを提案したその時であった。
ブロロロロロロ・・・・!!
タイタス「?何だ・・・?」
アウムドラのエンジンが作動し、滑走路まで動き出す。
ミュウツー「よし、どうやら民間人の搭乗が完了したみたいだな・・・後は・・・」 タイタス「・・・五月蝿い蝿だな」
その音を不快に思ったのか、タイタスは右手をアウムドラに向ける。
ミュウツー「!!貴様っ!?何を・・・」 タイタス「力無き者よ・・・消えろ!!」
ビシュゥゥゥンッ!!
タイタスの右腕から、赤黒いレーザーが発射される。そのコースは間違いなく直撃であり、当たれば大惨事である。
ミュウツー「クッ・・・!!」
それを見たミュウツーは、慌ててテレポートする。そしてレーザーの前で出現し・・・
『プロテクション!』
バシュゥゥゥゥゥンッ!!ジュッ!!ジュジュッ!!
ミュウツー「ぐ・・・ぉぉ・・・!!」 スクナ『主ぃ!!』
すぐさまプロテクションを展開してアウムドラを守る。だが、それでも守りきれず、右肩と脇腹、左足に流れ弾が被弾する。
ミハル「ミュウツーさん!!・・・はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 タイタス「っ!?」
それを見たミハルはタイタスに向かって攻撃し、油断したタイタスはミハルの攻撃を避けきれず、右腕を切断されてしまい、そこから血飛沫が出る。
タイタス「クッ・・・!?その力・・・まさか・・・!?」 ミハル「はぁ・・・はぁ・・・」
ミハルの持つ剣を見て共学するタイタス。暫くして冷静になるも、すぐさま天井に穴を開ける。
タイタス「・・・貴様、何者だ?」 ミハル「・・・ミハル・・・ミハル・ヒイラギだ・・・!」 タイタス「そうか・・・どうやら我は貴様にも興味が沸いてきた。また会おう。」
そう言い残し、タイタスはそのまま自身が開けた穴へと消える。
ズブッ!!
カノンノ「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 カイ「っカノンノ!?」
突如、カノンノの悲鳴が聞こえ、それを聞いたカイはバネの様にカノンノの元へと向かう。
ずぶ・・・ずぶずぶ・・・
カノンノ「い・・・いや・・・いやぁぁぁ・・・!」 シェリー「う・・・・ぅぁぁ・・・・!」 カイ「カノンノ!!」 ルイギ「シェリー!?」
カイ達が悲鳴を聞きつけて見てみれば、何とカノンノとシェリーが突如として地面から出現したドロドロとした黒いものの中に引き込まれようとしていた。そしてそれを見たカイとルイギは彼女らを助けようと近づくが・・・
パシンっ!!
ルイギ「おべぇ!?」 カイ「ぐぁ!?」 メフィスト「困りますねぇ。あなた方には用は無いのですよ?」
突如目の前にメフィストが出現し、右手に持った鞭で二人を吹き飛ばす。
セシリア「お前は・・・メフィスト!?」 メフィスト「おやおや?誰かと思えば、出来損ないの時の勇者となり損ないの人形達ではないですか」
彼らの姿を見て、侮蔑を込めた目で嘲笑するメフィスト。その間にもカイは起き上がる。
カイ「テメェ・・・!一体何者だ!!カノンノをどうする気だ!!」 メフィスト「おやおや、これは失礼」
カイの怒鳴り声を聴き、少しオーバーなリアクションで答える。
メフィスト「我が名はメフィスト。この世に生を受ける時に帝王となる事を義務付けられた存在・・・。この娘には私の知らない力が存在しますからねぇ、興味深い研究対象としてそこの成れ損ないの生物兵器と共に捕獲しようとしただけですよ?」 ルイギ「この野郎!!言わせておけば!?」 カイ「カノンノはテメェの道具でも研究材料でも無い!!今すぐ開放しやがれ!!」 メフィスト「それはできない話ですねぇ。何といっても、私は一度手にした物は飽きるまで手放しませんから・・・アハハハハハハ!!」
憤怒の形相となった二人を見て狂ったように高笑いするメフィスト。それを聞いて堪忍袋の尾が切れた二人は同時に攻撃するが・・・
ガキィンッ!!ゲシッ!!
カイ「何!?」 ルイギ「ごげぇ!?」 メフィスト「何ですかその攻撃は?」
ドカッ!!グニュッ
カイ「ぐぅ!!」 ルイギ「ぐぇ!?」
メフィストに吹っ飛ばされ、ルイギの腹の上に着地するカイ。
メフィスト「さて・・・そろそろ此処はあと数分で消滅しますから・・・そろそろ私は退散させていただきますね」 カノンノ「いやぁぁぁぁ!!カイ!!カイィィィィ!!」 シェリー「ルイギ・・・!ルイギぃ!!」
ゲートを召喚し、そのまま退散するメフィスト。そしてカノンノ達も闇に飲み込まれていく。
カイ「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ばよん!!
ルイギ「はぎゃぁぁぁ!!?」 ミュウツー「!!待て!!ちぃッ!!スクナ!!頼む!!」 スクナ「御意!!主!!」
ルイギを踏み台にし、そのまま閉じかけていたゲートに入ってしまう。それを見たミュウツーはスクナに命じてカイと同行させる。が・・・
リィンフォース「私も行きます!!」 ミュウツー「何!?待てリィンフォース!!オイ!!」
ミュウツーの静止も虚しく、カイたちを心配したリィンフォースは、そのまま閉じる寸前にゲートに入ってしまう。
ミュウツー「・・・何ということだ・・・」
残されたミュウツーはそう呟き、辺りには沈黙が広がる。
あ、この後メフィストの攻撃で崩壊する寸前に全員新型艦に乗り込むのを考えてます。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.75 ) |
- 日時: 2010/09/27 16:49:07
- 名前: カイナ
- カノンノを攫った相手――メフィストを追ってゲートへと突っ込んでいったカイ、彼はその中を黒い影のような巨大鳥――影幻術・鳥を使って猛スピードで飛んでいた。そしてカノンノとシェリー、そしてメフィストを見つけると影鳥を蹴ってそのスピードを利用して一気に飛び出した。
カイ「カノンノを返せぇっ!!!」 メフィスト「しつこい者だ……」
カイは怒号と共に鋭く素早い抜刀斬りを見せるがメフィストはそれをなんなく防ぐと右手をカイに向け、それと同時にカイは何かに吹っ飛ばされた。
カイ「がっ!?」
素早く影鳥がキャッチしたもののそれがなかったらどこまで吹き飛んだか分からない。影鳥に伝わった衝撃の強さがそれを物語っていた。
リィンフォース「カイさん!? 大丈夫ですか!?」 カイ「がっ、あっ……カ、ノンノ……」
リィンフォースが慌てて呼びかけるがあまりの威力にカイの意識が耐え切れなかったのか意識が混濁している。まあそれでもカノンノの事を考えてるのは流石と言えようか。するとメフィストは一旦足を止めて振り返る。
メフィスト「追いかけられても厄介ですし……ここで仕留めておきますかねぇ」
そう言うと共にその場に数多くのモンスターが現れ、スクナとリィンフォースはすぐにカイをサポートしつつ構えを取る。しかしその数の多さから考えるとカイを守りながら戦うというのは難しそうに思えた。そして一気にモンスターが襲い掛かってくる。
???「消えなさい」
その次の瞬間辺りに光の雨が降り注ぎ、モンスターは一瞬で全滅する。それにスクナとリィンフォースが驚いたように無言になり、メフィストもなんだと表情を歪める。それと共にその場に見たところ二十代前半かの美しい女性が姿を現した。
カノンノ「エデンさん!!!」 エデン「久しぶり、カノンノ……なんて言ってられる状況じゃなさそうね。そこのあなた、すぐに二人を解放しなさい、そうすれば女神の慈悲で許してあげる……嫌と言ったら、実力行使よ?」
女性の姿を見た瞬間カノンノが歓声のような声を上げると女性―エデンは柔和な笑みを見せて挨拶した後珍しくキリッとした表情になってメフィストに言う。そしてその最後の言葉と共に虚空から槍を取り出し、構えた。
メフィスト(……あいつらなんて比べ物にならない覇気……まともにやりあえばやられますね……)
メフィストはエデンの覇気を受けながらも冷静に判断、そして素早くさっき以上の数のモンスターを呼び出した。
エデン「交渉決裂!! 二人とも私の子供をよろしく!!」
スクナ「はっ!……あれ?」 リィンフォース「子供!?」
エデンの言葉にスクナは頷いた後違和感に気づき、リィンフォースが声を上げる。しかしその頃にはエデンは槍を手に数多くのモンスターをなぎ払っていた。その実力は圧倒的、モンスターはあっという間に数を減らしていく。
スクナ「氷牙さん、鏡夜さんと同等?……」
思わずスクナはそう呟いていた。そして十秒も経たない間に何百体といただろうモンスターは全滅、しかしエデンはくっと表情を歪めていた。
エデン「逃げられた……」
メフィストの姿がない。さっきの囮のモンスターに手間取っている間に逃げられてしまっていたのだ。それにエデンはくっと唸った後ふわっと二人の元に戻ってくる。
エデン「ごめん、逃げられちゃった……久々に本気出したのに……」 スクナ「いえ……あの、子供って……」
エデンの言葉にスクナは首を横に振った後そう呟いてカイを指差す。するとエデンはこくんと頷いた。
エデン「うん、私の実子。あ、私はエデン。テイルズオブザワールドっていう世界の言わば世界そのものって存在で、カイは私が直々に生み出したディセンダーって言うの。生まれた年月で言っちゃえばカイはまだまだ赤ん坊よ、私だってもう何万歳ってお婆ちゃんだし」
エデンはにこにこと笑いながらそう言い、スクナとリィンフォースははぁと呟く。それからエデンはまた言った。
エデン「見失っちゃったしこれ以上の追跡は不可能ね。このゲートの先、かなり入り組んでるから後を追うのも面倒よ……一旦戻りましょ?」
スクナ「も、戻りましょって……私達がくぐったゲート、閉じてるんですが……」
エデン「え? 駄目駄目、あのゲートの先はこの騒ぎで崩壊しかけてるし……あの人達新型艦とかいうのに乗り込むみたいだからそっちに行きましょ?」
リィンフォース「行きましょ、って……そんな簡単に」
エデン「楽勝楽勝。はい、ちょっと近くに来て」
エデンのあっさりとした言葉にスクナが返すと彼女は首を横に振って返した後そう続け、それにリィンフォースが言っているとエデンはまたそう言う。そしてエデンの言葉に従って二人はエデンの近くに寄り、気絶しているカイもエデンが背負う。そしてエデンが何かの呪文を唱えると彼女らの姿は一瞬で消えていった。 ――――ー――――――――――――――― ちなみにエデンは世界そのものと言っても過言ではない存在、ゆえにその力の強大さとコントロールによって今の状況でも他の世界に影響を与えずにある程度の時空転移が行えるという設定です。そうでもしないとこっち新手が出せませんので……あ、でもせいぜいいけて五人、それ以上は不可能です……何かの媒体を介して巨大なものを中のもの達ごと転移させるってのなら可能かもしれませんけど。 あ、それとエデンは普段本気は出しませんけど本気を出せば氷牙、鏡夜に匹敵する力の持ち主という設定です。二人が魔王神という別格レベルなのは承知していますがエデンとて一つの世界の女神、それ相応の実力を持っていますゆえ。まあ彼女は本来後衛なので前衛でガチにやりあえば二人に負けます、多分。
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Re: 異世界大戦記7 ( No.76 ) |
- 日時: 2010/09/27 18:22:24
- 名前: ミクニップ
- だったらミカエルの友人又はマスター&クレイジーの仕事仲間(同期)でも良いん
じゃないですか?
シュンッ!!ドスっ!!
ルイギ「ぐぇ!?」 エデン「ほい、到着♪」
ルイギの上に着地し、お茶目にVサインを決めるエデン。その後にリィンフォース達も出現し、それを見たミュウツー達はポカンとしていた。
ブライト「・・・あの〜、誰ですか?」 エデン「やっほ〜、私はエデン。カイ(この子)のお母さんでぇ〜す♪」 セシリア「あ、こちらこそ・・・」
子供っぽいエデンに苦笑する一同。そんな時・・・
エリー「お前たちぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
ギギギギギギギ!!ドガシャァァァァァァァン!!!
ルイギ「いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
突如、部下にジープの運転を任せて、ルイギを跳ね飛ばし、エリーが叫びながらやってきた。しかもさらに怪我の数が増えている
エリー「大丈夫だったかお前達!!怪我は・・・怪我はしてないか!?」
『いや怪我してるのはアンタだ!?』
狼狽えているエリーの言葉にツッコミを入れ、慌てるエリーを落ち着かせる一同。そしてその後、氷牙達とも合流し、とりあえず情報交換することにした。
スバル「そんな・・・嘘でしょギン姉!?」 ギンガ「本当よ・・・この目でハッキリと見たわ・・・」 スバル「そう・・・」
母が生きてる事に、嬉しいやら悲しいやら、複雑な表情をするスバル。その隣では・・・
氷牙「そんな・・・ヴィヴィオ、ヴィヴィオぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ヴィヴィオが攫われたという報告を受けて嘆く氷牙。
すみません。実はこの後チームを3つに分けようかと思ってます。
・現実世界に戻る班・・・エリー、凛、ポケモンチーム、神音、神鈴、プリキュアAチーム、
・カノンノ達を救出し、現実世界班と合流する班・・・カイ、リィンフォース、AUデバイスチーム、ヘルパーズ(一部)
・魔法世界に残り、民間人の護衛をする班・・・氷牙、鏡夜、プリキュアBチーム、ボーボボ一味、白き翼、カービィ
この3つです。他は決めてませんし、大体こうしたと思ってますけど・・・いいですか?
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