Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.1 ) |
- 日時: 2009/10/08 09:53:42
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- さて、その頃[暗黒四神将]達は………
[???]
そこは、メイガス・グループのアジトとは比べ物にならない規模の[基地]らしき場所。 その中の集会場の様な部屋の中には、多くの人ならざる者達がひしめき合っていた。
その部屋とは別の場所でガラス越しにそれを見ている人影が三つ。ウィスターら[暗黒四神将]である。
ウィスター「…ガリウスから連絡がありました。[今回だけは見逃して上げますよ?しかし、次は絶対に取り逃がしませんから…ね?]との事です…。」 カーリー「それって単に、逃げられちゃったんじゃないの〜?バッカだ〜♪」
グレイス「こら、カーリー。…それで、これからはどうするつもりだ?アジトはすでにガリウスが爆破したが、恐らくデータは[六星王]の操縦者が手に入れてしまっている…。如何にしても、始末しておかねばならないんじゃないか?」 ウィスター「ええ…ですが、これからはそれに構う暇が少なくなるくらい忙しくなるので…それに…」 グレイス「それに?」 ウィスター「とある魔界で発見し、捕獲しておいたあの[恐竜]です…。何故、[恐竜]があの様な魔界にいたのか…それにその恐竜は[生命反応がないのに動いている]んですよ…。身体の一部を拝借して調べたところ、ある[ウィルス]が原因でゾンビと化している様です。」
カーリー「…恐竜ゾンビ〜?」 グレイス「恐らく、どこかの異世界の技術者が作った[細菌兵器]に感染した様なものだろう。…そんなものをどうするんだ?」 ウィスター「ええ、後で培養・研究をして…それがどの様に生物をゾンビに変えていくのか、実験台を募って調べてみようかと…。これもまた[究極の存在]へ近づく為の研究…ですからね♪」
グレイス「…ところで、先遣部隊の件だが…」 ウィスター「戦闘の総指揮権は、あなたとカーリーに一任します。私とガリウスはこれから、しばらくの間研究に集中していたいので…失礼。」
グレイス「…了解した。[魔装八騎衆]達にそう伝えておく。…あと、[うちの技術で黄泉帰りし、お前が交渉して協力を引き受けてもらった闇の勢力]の者達にも、一応伝えておくぞ?」 ウィスター「ええ。それと最後に、[これからはグレイスとカーリー、そして[魔装八騎衆]の命令に従って行動をする様にせよ]と伝えておいてください…。」
カーリー「は〜い♪」
・ ・ ・
一方、その頃のゼロムは………
[[首都]ヴァ―ミリア・噴水広場]
そこは首都の憩いの場として人気があり、休息の場としても丁度良い場所である。そのベンチの一つにゼロムと彼の財布を取り返してくれた神父が並んで座っていた。
ゼロム「神父さん…あの…さ、さっきはありがとうございました。」 神父「いえ、困った時はお互い様です。…そういえば、お互いまだ自己紹介してませんでしたね?私はラキウス=フォーレンスです。」 ゼロム「あ…ぼ、僕はゼロム=シュバイツァーです…。」 ラキウス「えっ…あなたはまさか、あの有名な騎士の家系[シュバイツァー家]の…!?」
ゼロム「え、ええ…まあ…。と言っても僕は養子ですけど…」 ラキウス「それでも、まさかここでその息子さんに逢えるとは…これも神のお導きですね…。これからどうすんです?」 ゼロム「…ええ、まずはとにかくお金が要り様で…ギルドに行って依頼をこなそうかと…。ここに来る途中で、お金と食糧をいくらか盗られてしまって…」
ラキウス「それは、災難でしたねぇ…。ですが、きっといい事ありますよ?」 ゼロム「…でも、僕ってよくよく不幸な目に遭いやすいんです。…その後も猪の群れに追い回されたりするし…」
次第に闇がゼロムの背中を覆い、人魂が飛び交う様になっていく。それを見て、さすがにラキウスは苦笑するしかなかった。そこに、飲食店にいたテンバ達三人が通りかかった。
テンバ「おっ?そこにおるんは、さっきスリに遭うた坊ちゃんかいな。」 ゼロム「え?…だ、誰ですか?」
テンバ「わてはテンバ。いくつもの異世界を行商しながら旅しとるモンですわ。」 ルイギ「へえ〜、確かに不幸体質な奴だな?まあ、運良く財布を取り戻せて良かったじゃねえか。あ、ちなみに俺は[不死身のルイギ]だ。よろしく♪んで、こっちは俺の養子にして娘のシェリー。」 シェリー「…こんにちは…。」
ラキウス「…そこの灰色の髪のあなた…、かなり色欲に塗れていますね?」 ルイギ「ん?…そうゆうてめえこそ、どっか昔の俺と似たようなニオイがすんだよなぁ?」
テンバ「まあまあ、こないなトコで口喧嘩すんなや。周りの人等に迷惑」
テンバがそう言いかけた瞬間………
噴水広場の中央に複数の魔法陣が現れた。
テンバ「…へっ?」 ルイギ「て…転移陣!?(だが…ネクロス・グループのとは違う…何だこれは!?)」 ゼロム「え?え!?ななな何ですか、これっ!!?」
シェリー「…ふ〜…!!」 ラキウス「…何やら嫌な魔力を感じます…。一体あれは…」
その魔法陣から出て来たのは、黒い装甲を纏った者が十名。その前に立つのは二体の異形の者だった。突然の来訪者にゼロム達はもちろん、周囲の観衆は驚愕の色を隠せなかった。
黒い装甲の者達は、共通して四本指の鋭いかぎ爪を持ち、顔には中央部分に黄緑色のカメラアイが付いているだけ。恐らくは兵士と思われる。 彼等を率いる様に立つ二体の異形は、顔は一つ目で両者とも右側にセンサーらしき機械を取り付けている。身体の方も生物と機械が混ざっている様な容姿をしている。その両手には二本のかぎ爪状の指しかない。
???1『目標次元世界に到着。データによれば、ここは[ヴィルワース]の中心地にしてこの世界を纏める王国の首都[ヴァ―ミリア]と断定。』 ???2『周囲に生命反応多数。人間が大多数だが、一部獣人や魔族も含まれる。どうやらこの次元世界は、[ネクロス・グループ]の支部が存在する世界の様だ。』
「な、何なんだあいつらは…!?」 「何て不気味な連中なの…!?」 「おい、騎士団はまだか!!早くあいつらをとっ捕まえてくれよ!?」
・ ・ ・
忠「すいませんが、この続きも書かせて下さい…。勝手かもですが、お願いします!!」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.2 ) |
- 日時: 2009/10/08 11:27:37
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ???1『…喧しい連中だ…。(だが、我々の任務はこの次元世界の侵攻・及び拠点候補地の散策…。向こうが手を出さん限りは…)』
???2『とにかく、我等の目的の遂行が最優先。まずは…この首都の中枢となる城を攻め落とすか…。』
「!?…城を…攻め落とす…!!?」
異形の者の一人の発言に驚く民衆。あまりにも馬鹿げた言動と多くの者は思っていた。
ゼロム「(…な、何を言ってるんだ…この人達…!?そもそも彼等は一体…)」 ルイギ「…あ〜あ〜、何か俺らよくよくこうゆうのに出くわし易いのな…?」 テンバ「なはは… みたいやな…。」 シェリー「…ふ〜…!!」
ゼロム「えっ…?あ、あの…お二人はあの人達の…知り合いですか?」
ルイギ達の言葉に反応し問いかけるゼロム。
ルイギ「…んー…知り合いっつーか、あいつらは俺やシェリーと同じ[生体兵器]。…つっても、多分あれは[人造戦士]っぽいな…。」 テンバ「…ホンマにルイギやシェリーとおると、よくよくこうゆうトラブルに巻き込まれ易いなぁ〜…。で、どないする?」 ルイギ「決まってらぁ…。氷牙や勇輝達なら、黙って見過ごす訳ないだろう?」
ラキウス「もしや…彼等と戦うのですか…!?」 ルイギ「そういうこった。だから、お前等二人はそこでギャラリーになってな?あっという間に片付けてやる。」
シェリー「…頑張る…!!」 ゼロム「いくら何でも、相手の数が多すぎます!!」 テンバ「まあ、わてらこうゆうのは慣れとるし。」 ゼロム「…じゃあ…、僕も一緒に戦ってもいいですか…?僕は、これでも[剣士]です。まだ実戦経験は少ないですが…。それに…、[悪を見逃す事]なんてできませんから。」
ルイギ「…はっ、なら油断すんなよ!?(なんか、性格がディアスに似てるなこいつ…。)」 テンバ「ほな、わては見物にでも…」
ガシッ!!
そう言って観衆の中に逃げ込もうとするテンバを逃がさぬ様に捕まえるルイギ。 その様子はかなり手慣れている様だった。
ルイギ「阿呆。逃げようたって、そうはいかねえぞ?お前も少しは、体力鍛える為に動けよ!?」 テンバ「…え〜…!?」 ラキウス「…では、私も加わってもいいでしょうか…?これでも、破戒僧なので…戦闘もできますよ?」
そう言って、ラキウスは懐から二丁の拳銃を取り出し構える。それを見て、テンバの目の色が変わった。
テンバ「おおっ!?その拳銃、魔導具やないか!!しかも、かなりアンティークな価値の付く代物でっせ!?」 ルイギ「銃使いって事ぁ…やっぱあんた、元はスラム街の出身か…。」 ラキウス「…過去についてはあまり詮索しないでくれませんか?それに…」
ラキウスが銃口を向けた先には、異形の者達。すでにこちらに気づいている様だ。
???1『…ほう、我々と敵対する気か…。ならば、こちらも相応の対処はさせてもらう。』 ???2『[マッド・ソルジャー]。彼の者達に制裁を与えよ…殺しても構わん…』
マッド・ソルジャー『ギギッ!!』
ラキウス「向こうもやる気みたいですし…。」 ルイギ「んじゃ、やりますか?」 テンバ「…あ〜も〜、こうなりゃ魔導具で応戦やー!!どっからでもかかって来んか〜い!?」 ゼロム「…[風精剣技]正統後継者…[ゼロム=シュバイツァー]!!行きます!!」
・ ・ ・
忠「さて、純一くん達はどうなったでしょうか…?ミクニさん、お願いします♪」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.3 ) |
- 日時: 2009/10/08 13:59:29
- 名前: ミクトラン二世
- ん・・・・ココは・・・・・
そうか・・・・・たしか俺変な場所に何故かいて・・・・それから変なおっさんに破壊者とか言われて・・・・それから雷堂が現れて・・・・・そして俺は・・・・・
??「あ!眼を覚ましましたよ!士君!!」 ?「そうみたいだな」 純一が最初に起きて見たものは、さっきまで自分がいた鏡の部屋では無く、中央に脚立付のカメラが置かれた洋風の部屋で、自分はどうやらそこにあったソファで寝てたらしいが、体のあちこちに包帯や湿布が張られていた。まだズキズキ痛む。 純一「・・・・ここは?」 ??「ココは光写真館です」 おそらく俺の看病をしていたと思われる女性が話しかけてくる。 純一「!!琴子とあの子は!?」 ふと、俺は2人の事を思い出し、辺りを見回す。 ?「ああ、お前と一緒にココに飛ばされた奴の事か?それならお前の隣に寝かせている。安心しろ」 そう言ってトイカメラをぶら下げた男が隣で寝ている2人を指差す。 純一「そうか・・・・・ん?飛ばされた・・・・?」 ?「お前は光と一緒にココに現れたんだ。覚えてないのか?」 純一「ああ・・・・俺も何だかよくわかんねぇんだ・・・いつの間にかココに居たみたいで・・・・そういえばアンタ名前は?」 ?「?俺か?」 純一「俺は純一。アンタは?」 ?「ああ、俺の名前は・・・・」
?「俺の名前は門矢士、通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。」
それが俺、弥生純一と流離の仮面ライダー、士さんとの出会いであり、俺達の旅の始まりでもあった。
第1話「純一始動!!BASARAと恋姫の世界!!」
ちなみにストーリー名は各作品を例にして作ってます。あ、それと新しくリトルバスターズ(エクスタシー込み)も入れてもらってもいいですか?ハルヒとらき☆すたの融合世界に入れたいのですが・・・
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Re: [ディスガイア・オルタナテ ( No.4 ) |
- 日時: 2009/10/08 17:09:28
- 名前: 孝
- ディケイド、らき☆すた、リリカルなのはを中心にした二次を思い付いたので、近々投稿します。
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.5 ) |
- 日時: 2009/10/08 17:41:13
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「…すんません、[リトル・バスターズ]は買ってないので、分かりません…。[ハルヒ]と[らき☆すた]なら分かりますが…その二つは世界観的に…どうかと…[ハルヒちゃんの憂鬱]とかなら…では、こちらはゼロム君編の続きをば!!…あと、孝さん…。それ、私的にかなりカオスな事になりそうです…。今更ですが…」
・ ・ ・
M・S(マッド・ソルジャー)『ギギギィーッ!!!』
鋭い爪をたてて、一斉に襲い掛かる10体のマッド・ソルジャー。
ルイギ「…数的に一人につき二体ずつ相手にするってのはどうよ?」 ゼロム「…頑張ってみます!!」 シェリー「…分かった…!」 テンバ「…ハア…しゃーないな…。人狼化して速攻で倒すかー?」 ラキウス「では、それぞれ各個撃波…という事で…!」
???1『([マッド・ソルジャー]は、我ら[アポカリプス・ナイツ]の人造兵士の中でも下級だが…そこらにいる者達に負ける程、弱くはない。)』 ???2『我等を甘くみると、後悔するぞ!?』
・ ・ ・
[ゼロム・サイド]
M・S1『シャアッ!!』 ゼロム「[風精剣技]…柔式・壱の型[烈風]!」
ブォンッ!!
M・S2『ギギィッ!!』
ブォンッ!!
マッド・ソルジャーの爪による攻撃を容易くかわすゼロム。もう一体の方の攻撃も、容易に回避している。
ゼロム「(戦いの中で大事なのは、常に状況を見据えて…平常心を保つこと…!集中が途切れたら、視野が狭まり、勝てる勝負も勝てなくなる…。)」
M・S1、2『ギガァアアッ!!!』
今度は左右からの同時攻撃が、ゼロムに襲いかかる。だが………
ゼロム「…柔式・弐の型、[颪(おろし)]!!」
ビュビュンッ!!
すると、一瞬のうちに剣身で爪の軌道をそらして受け流した。そして、その隙を彼は逃さなかった。
ゼロム「…剛式・弐の型[嵐]!!!」
ヒュババババババッ!!!
まさに名の如く、怒涛の連撃でマッド・ソルジャー二体の身体を細切れにしたのである。
M・S1、2『ガ…ガ…』
チュドドォオオンッ!!!
ゼロム「…ふう、やった…。でも、まだ安心できない…!!」
・ ・ ・
[テンバ・サイド]
テンバ「ウォオオオオオン!!…さあ、即効でキメさせてもらうぞ!?」 M・S3,4『ギギッ!?』
目の前で人狼化したテンバに一瞬驚いたような動作をするマッド・ソルジャー。そこを見逃す彼ではない。
テンバ「一気にいくぜ!?[フェンリル・ラッシュ]!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!
人狼族の身体能力を最大限に駆使して、パンチ・キックをM・Sの身体に連続で打ち込みまくる。それにより、その衝撃で各部パーツがヘコみ身体が崩れていく。
M・S3,4『…ギギ…ガ…!!』 テンバ「これで、打ち止めだぁーっ!!!」
ドギャァッ!!!
ズドドォオオオオンッ!!!
止めとばかりに、上空へと蹴り上げる。そして、数瞬後に二体は上空で爆散した。さすがのテンバも、疲れの為か人狼化を解除する。
ポンッ!
テンバ「…あ〜しんど。後はルイギ達にまかせまひょか?」
・ ・ ・
[ルイギ・サイド]
ルイギ「…ん〜、こいつら…[ネクロス・グループ]製のとはどことなく違うなぁ〜?まあ、こういうのは向こうの目玉野郎達しか喋る事も出来んだろうし…」
M・S5,6『ギギギ…!!』
ルイギ「まとめてスクラップだ!![キメラ・アーツ]でいくぜ!?」
そう言って、ルイギは何やらカンフーのポーズの真似をして構える。
M・S5,6『シャアアッ!!』
隙だらけのルイギに襲い掛かるM・S二体。だが、これもルイギなりの作戦だった。彼が、不死身だからこその………
ルイギ「[ビースト・ラッシュ]!!」
いきなり右腕をゴリラの腕―[コング・アーム]に変えての右ストレートをカウンター気味に打ちこむ。そこへ追い打ちとばかりに両脚を[ガゼル・レッグ]で連続蹴りを喰らわせて二体を上空に舞い上げた。 そこから自らもジャンプして、[タイガー・アーム]による連続ひっかきを加え、止めに[エレファント・レッグ]で落下速度を加えての踏みつぶし。
M・S5,6『…グガガ……ガ…』
チュドドォオオンッ!!
ルイギの[エレファント・レッグ]の下敷きになったまま爆発。
ルイギ「っしゃあ!!どうよ…俺の強さを!?」
・ ・ ・
[シェリー・サイド]
シェリー「…ふうう〜…!!」
M・S7,8『ギギギギ…!!』
猫の威嚇の様に唸るシェリーと、構えを崩さずにジリジリと横に少しずつ動くマッド・ソルジャー。
シェリー「…[ネオキメラ・ボディ]…!!」
ジャキコンッ!!!
M・S7,8『!?』
シェリーは己の右腕を、両刃のビーム・ソードに変化させてM・S二体に突っ込む。それに多少驚くも、その一閃を回避する二体。
シェリー「…[ネオキメラ・ボディ]…[メタルメデューサ・ヘアー]…!!」 しかし、シェリーは自らの髪を蛇の如く操って二体を空中で捕らえる。そして、そのまま髪を伸ばして全身を包みこんで、絞め潰す。
メキメキメギギギ…!!
M・S7,8『グぐガギ…ギギ…!?』
グシャッ!!ドドォオオンッ!!
圧殺のうえに、爆散したM・S。もちろん、金属化しているので髪の毛に対したダメージはない、そして、元の長さに戻していく。
シェリー「…ブイ…♪」
・ ・ ・
[ラキウス・サイド]
ラキウス「…話し合いで解決する様な相手では…、ありませんね…。」 M・S9、10『ギギ…!!』
二丁拳銃を構えて対峙する一人と二体。先に動いたのは…マッド・ソルジャーだった。
M・S9『シャアアアッ!!!』
一体がラキウスの後方へまわり込み、もう一体がラキウスに飛び掛って来る。しかし、銃を使う彼に対しては………
ラキウス「…何と、無謀な動き…。神よ、この者達にせめてもの情けを…[ピアシス・バレット]!!」
ババンッ、バァアンッ!!!
瞬時に両サイドに銃口を向けて、確実に二体の顔の中央―人中に命中させた。それにより、二体は地に倒れ伏していく。
それを確認し、離れるラキウス。数瞬後に二体は爆散した。
チュドドォオオンッ!!
ラキウス「…ふう。これで、向こうの方達を除いて全員倒しましたね。…さて、どう動くんでしょうか…?(この爪じゃない…。[あの男]の爪はちゃんと指先にある…しかし、こいつらはあの時のと同じ姿…なら、彼等の組織を追ってみれば…我が師の…師父の敵は見つかるかもしれない…!!)」
・ ・ ・
忠「…で、できた…。ここで純一君編に戻します…ミクニさん。よろしくお願いします…。」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.7 ) |
- 日時: 2009/10/08 22:41:51
- 名前: ハイパーカイザー
- そんなバトルが起こっていたとき観衆の後ろで、バトルを観察している者がいた。
スカイ「へ〜え。あいつらやるな。」 ソウル「だが、あの少年はまだ戦闘慣れしていないようだな。」
そう、この世界へゲートを通じてやってきたスカイ、ソウル、瞳であった。
瞳「・・・それよりも、銀河たちは大丈夫かしら・・」
だが、そこに銀河たちはいなかった。
スカイ「大丈夫だろ、俺たちがいなくても死線を潜り抜けてきたんだから。」
と、瞳を安心させる一方でスカイは銀河たちがいなくなった時を思い出していた。
スカイ(・・・ゲートを抜けた瞬間にどこか跳ばされたのか?・・・そういえば、あの壁みたいな物・・・士が使っていたのとそっくりだったが・・・まさな。) ソウル「どうした?」
急に考え始めたスカイを見て、ソウルが声を掛ける。
スカイ「なんでもないよ。」
と、言ったが内心はやな予感がぬぐえていなかった。
スカイ(・・・三人とも、無事でいろよ・・・)
そう思い、スカイは再びバトルの様子を観察し始めた。
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.8 ) |
- 日時: 2009/10/08 23:56:19
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ???1『少々敵の戦力を侮っていた。…だが、ここからはそうはいかんぞ?我ら[デス・キラー]が相手をしてやる。』
ルイギ「はっ、先に子分けしかける奴等は大抵小悪党って決まってんだよ!?」
デス・キラーA(アタッカー)2『果たして、そうかな?』
「おい、見ろよ!?」 「騎士団が来たわ!!」 「おーい、あいつらをとっ捕まえてくれ〜!!」
そこに、騒ぎを聞きつけたのか軍馬に跨った騎士の集団がやって来た。首都の防衛隊の様である。
騎士隊長「どうやら、あの者達が騒ぎの源凶か…。確か、報告では黒い鎧の様な者達が10名いたはずだが…」 隊員「おそらく、彼等が倒したのでしょう。」
D・キラーA1『どうやら[融合材料]を探す手間が省けたな…。』 D・キラーA2『その様だな。幻想界は、物質界の様な文明の利器が少ないのが難点だが…ここは、あの者達の武具と軍馬で我慢するか…。』
テンバ「…?あいつら、何する気や?」 シェリー「…いけない…!!」
D・キラーA1、2『[ハイブリット・ユニゾン]発動!!ターゲット補足![騎士団の武具]+[軍馬数頭]!!』
すると、瞬時に二体のデス・キラーの両腕が黒く細い触手に変化し、騎士団に降り注いだ。
騎士隊長「うわああっ!?な、何だこれは!!」 隊員「わああああああ!!?」
D・キラーA2『人間の生命力と比べれば、軍馬などの訓練された動物の方が上だからな…。食い殺しはしないが、武具は[融合材料]として頂く。』
数瞬後、黒い触手が騎士団から離れる。しかし、軍馬と武具類は吸収されてしまったらしく、騎士隊員達は裸同然の姿でその場に晒されてしまった。
騎士隊長「ひいいっ!?恥ずかしい〜!!(///)」
「きゃあああああ(///)!!いや〜!!?」 「何なんだありゃあっ!?軍馬や武具は何所行った!!」
ルイギ「おいおい…。あの目玉野朗の触手が巻きついた所が吸収されるなんて…」 ラキウス「一体彼等は、何を…!?」
すると、今後は自らを黒い触手で包み込み始めた。黒い球体へと化し、数瞬後に内側からだんだん形が形成されていった。
ヒトの上半身、下半身は馬。その身体は鎧の様な機械的な装甲で覆われており、その姿まさしく[ケンタウロス]のそれの様である。
D・ケンタルナイト1『…これが、我ら[デス・キラー]シリーズの能力[ハイブリット・ユニゾン]にて生まれ変わった融合魔獣[デス・モンスター]である!記念すべき第一号である我等の名は、[デス・ケンタルナイト]とする!!』 D・ケンタルナイト2『お待たせした。…さあ、貴様等の戦闘データを採取させてもらうぞ?我等の[創造主]のために…』
シェリー「…ふうう〜…!!!」 テンバ「んななな…!?」 ルイギ「う〜わ…っ、んなのありかよ…!?」 ラキウス「どうやら、ほんの一瞬でも油断したら…殺られそうですね。」 ゼロム「くっ…!!」
・ ・ ・
忠「…できました。あと、[デス・ケンタルナイト]の紹介も書き込んでおきます…。」
[融合魔獣[デス・モンスター]]
[アポカリプス・ナイツ]の人造戦士[デス・キラー]シリーズに与えられし能力、[ハイブリット・ユニゾン]で特定の機器や動植物を黒く細い触手―[ブラック・コード]で絡め取って吸収・融合する事でできる人造魔獣である。 取りこんだ機器と動植物の属性・特性の両方を備えており、組み合わせ次第ではかなりの強敵となり得る可能性もある。 ちなみに、[デス・キラー]シリーズによって融合材料や戦法に違いが生じる。
[デス・ケンタルナイト] [騎士団の武具類]と彼等が駆る[軍馬数頭]を吸収・融合する事でできる融合魔獣bO1。 人馬騎士の様な姿で、元の姿のなごりである目玉と[ハイブリット・センサー]が鎧の胸部に残っている。 軍馬のスタミナとその脚力が生み出す機動力・鎧の防御力と両腕を変質させてできる騎士用の武具を用いての攻撃力を高い次元で備えており、主にヒット&アウェイの戦法が得意。 武装は、突撃槍やタワーシールド、長剣やクロス・ボウガンなど様々である。
忠「…以上です…。眠い…」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.9 ) |
- 日時: 2009/10/12 19:58:26
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- D・ケンタルナイト1『それでは…行くぞっ!!』
二体のD・ケンタルナイトの一体は、両腕を突撃槍とタワーシールドに変えて…ゼロム達めがけて、突進した。
ドンッ!!
ルイギ「ぬおわっ!?」 テンバ「だっはー!!?」 シェリー「っ…!?」 ラキウス「くっ…!」 ゼロム「うわああっ!!」
いきなりのD・ケンタルナイトの突撃に、瞬時に身を翻して回避する一同。そのまま一体は広場周辺の建物に突っ込んでいった。
ドガアアッ!!!ガラガラガラ…!!!
「ひえええ…!?」 「なな、何てスピードだ…。まともに喰らったら、骨折どころじゃねえぞ!?」
観衆も、僅差で避けたため怪我人は皆無だったが…
ルイギ「ひゃー、今のはなかなかの突進だったな…。まあ、氷牙と比べりゃ遥かに劣るがな…?」 テンバ「…何や、とても嫌な予感がするんやけど…」
シェリー「っ!?…危ないっ!!」
何かを察してシェリーは右腕を盾に変えて防ぐ。その正体は、矢だった。もう一体のD・ケンタルナイトが自らの腕をボウガンに変えて放ったものである。
シェリー「…〜!!」 D・ケンタルナイト2『こちらは二体いる事を、忘れないで欲しいな…。それに、あれぐらいで死ぬ様な我らではない…』
ドォオオンッ!!
「きゃあああっ!!?」 「む、無傷で出て来たぁー!?」
ゼロム「嘘…!?」 ラキウス「以外に頑丈な身体ですね…。」
D・ケンタルナイト1『それはそうだ。融合材料の持つ[特性]ゆえの防御力だ…それにそこの少年は実戦はあまり経験がなさそうだな?…戦いを甘く見ては困るな、異世界の者達よ?』
ドドドド…!!!
そう言って、再びゼロム達めがけて走って来るD・ケンタルナイト1。しかし、その前にゼロムが立ち塞がった。
ルイギ「おいおい、危ねえぞっ!?」
ゼロム「…確かに僕は、実戦経験はあまりないです…。でも、誰かがあなた方の様な悪人を止めなきゃダメなんです!だから僕は…!!…柔式・壱の型、[烈風]!!…壱・弐…二重の型[突風]!!!」
瞬時に軌道を読んで回避した後、二つの剛式剣技の合わせ技―風の魔力に回転を加えて剣身に纏わせての神速の突き―をD・ケンタルナイトの胸部めがけて放ち…貫いた。
D・ケンタルナイト1『が、ああっ!!?(よ、予想以上の魔力の練りと剣の技量…それに実戦経験がないにも関わらず、この身のこなしは…一体…!?…しかしこの人間の魔力の質は…何だ…!?…人間ではなく…、[魔族]!?姿は限りなく人間なのに…人間のこいつに何故、魔族の魔力があるの…だ…)」
今のが致命傷となったのかD・ケンタルナイト1は動かなくなり、地に倒れ伏す。そして、身体から多少の火花が出ており、直に爆散する事だろう。
ゼロム「や…やった…!」 ルイギ「アホッ!!早く離れろ!?それにまだ、もう一体いるんだぞ!」 テンバ「だあー!!?」
ドドドドドッ!!!チュドドォオオン!!
すぐにその場から離れ、爆発と降り注ぐ矢から身を守った一同。
D・ケンタルナイト2『…予想以上の戦闘データが取れた…。どうやら、貴様等の実力を侮っていたのは確かな様だ。だが、これで貴様達は我等に目をつけられた事になる…。どの異世界に行こうとも、必ず貴様等の命を奪う…。我等の創造主は、貴様等の存在を許さないだろう…』
ゼロム「………」 ラキウス「…ちょっと待って下さい。あなた方の創造主は一体誰なんですか!?それに、あなた方は一体何者ですか…?」
D・ケンタルナイト2『…いずれ分かる事だ。…今日より貴様等は、我等の計画の反乱分子とみなす。どこに逃げ隠れしようとも、我等に目をつけられたからには…覚悟するがいい…!!』
ピ―――!!
ゼロム「えっ!?な、何何っ!?」
D・ケンタルナイト2『上層部に連絡。任務失敗、これより機密保持のため、自爆モードに入ります。30秒後に、直径2km範囲の対象全てを吹き飛ばします。』
ルイギ「うげっ!?そっち不利になったら、捕まる前に自爆ってか!!」 テンバ「あかんあかん!!人生無駄に命散らしたらあかんてー!?」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.10 ) |
- 日時: 2009/10/12 21:02:47
- 名前: ハイパーカイザー
- ???「そうはさせん・・!」
ドン!
その声と同時に、銃声が鳴り響いた。
D・ケンタルナイト2『・・・!!馬鹿な、自爆が!?』
D・ケンタルナイト2が叫んだと思うと、30秒を過ぎたのに爆発が起こらなくなった。
テンバ「な、なんや・・?」
テンバはその声と銃声がした方向に視線を向けると同時に、人影・・・スカイが飛び出す。
スカイ「はあ!!」
D・ケンタルナイト2に向かって、電磁警棒を振り下ろし電撃を走らせる。
D・ケンタルナイト2『ぐっ!』
すぐさまスカイから離れるD・ケンタルナイト2。
D・ケンタルナイト2『な、何者だ・・・?』
と、そこにソウルもスカイの隣に立った。 その手には、対人用携帯銃があった。
スカイ「何だって良いじゃねえか。それよりも人を巻き込むことだけは良しとしないがな。」
スカイがそう言い放つ。
D・ケンタルナイト2『・・・ならば貴様らも死ぬがいい!!!』
ボウガンでスカイを狙うD・ケンタルナイト2。
ラキウス「危ない!!」
そうラキウスが叫ぶと同時に、スカイが右手を前にだすと・・・
スカイ「エレメンタル火!ファイヤー!!」
スカイの右手から火が放たれた。
D・ケンタルナイト2『無駄だ!!』
すぐさまタワーシールドを構えるが・・・
D・ケンタルナイト2『・・・!なにっ!』
はじき返すどころか、そのまま受けてしまう。
D・ケンタルナイト2(馬鹿な!タワーシールドは魔法をはじき返せるはず・・・!)
D・ケンタルナイト2が戸惑っている間に、スカイがゼロム達に声を掛ける。
スカイ「大丈夫か?」 ルイギ「あ、ああ・・・」 ソウル「スカイ、これ以上は厳しくなるぞ。」 スカイ「わかってるって。」
スカイとソウルはD・ケンタルナイト2に向き直る。
スカイ「いくぜ!」 ソウル「ああ!」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.11 ) |
- 日時: 2009/10/12 21:17:53
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- D・ケンタルナイト2『(こいつ等は一体、何者…!?データにない者達ばかりだ…。くっ、自爆が叶わん以上は退くしかない!!)』
そう思い、スカイ達の攻撃で多少ダメージを負っている身で駆け出し、その場を去るD・ケンタルナイト2。
「きゃああっ!?」 「こっちに来たぁっ!?」
D・ケンタルナイト2『退けっ!!』
ドドドッドドドッドドドッ…!!!
観衆を押しのけ、首都の外へと走りこんでいく、
ルイギ「逃がすか。…[キメラ・ボディ]=[ガゼル・レッグ]!!街やがれぇ〜!!!」
ドヒュウンッ!!!
すかさず自らの脚を変化させて後を追うルイギ。そして残った面々にこう告げた。
ルイギ「お前等はシェリーの言う通りに後をついてってくれ!!」 テンバ「はいな。…頼んまっせ、シェリー?」 シェリー「…うん…。」
ゼロム「えーと…これは一体、どういう…?」 ラキウス「あなた方は、一体…何者ですか…!?」
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